南八ヶ岳 (阿弥陀岳から硫黄岳)
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- GPS
- 10:37
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,980m
- 下り
- 1,961m
コースタイム
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 10:38
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ayuhoさんからのお誘いで、前夜発日帰りの山に行くことになった。ayuhoさんの山友達のnakazu-tobazuさん、masaさんも誘っているとのこと。北杜市大泉にあるmasaさんの別荘に宿泊する関係から、行く先甲斐駒の案もあったが南八ヶ岳に絞った。ayuhoさんの当初案は桜平起点の赤岳-根石岳周回ルートだったが、前夜4人集合しての協議で美濃戸口から御小屋尾根を登り、阿弥陀岳から硫黄岳へ巡る最終案となった。
宿泊地を4時起き、全車3台で出発し、道の駅小淵沢からnakazu-tobazu車に4人乗車して美濃戸口へ。ほぼ予定通りの5時直前に徒歩出発となった。
別荘地の坂を歩いて御小屋尾根の登山口へ。別荘地内の道案内は親切で迷わなかった。樹林の登山道に入り、なんとなくの呼吸でNishidenが先頭になる。Nishidenには、ayuhoさんは何度も一緒に山歩きしている間柄だが、他2人は初めて。2人共バリバリのトレイルランナーで、彼ら本来のペースには付いて行けないに決まっている。Nishidenのペースで進ませてもらったが、彼らが退屈するほどには遅くなかった様で一安堵。
御小屋山からは稜線の道となって、権現岳方面が眺められ、空の青が濃く、澄んでいる。次第に目指す阿弥陀岳が大きく持ち上がってくる。不動清水は稜線から5分とあったが立ち寄らなかった。森林限界上に出て、赤岳稜線の小屋からの下山者とすれ違うようになり、間もなくハシゴ・鎖の難場(西の肩の岩場)をこなすと阿弥陀岳山頂に着いた。出発して3時間と少し、大変順調なペースだ。
nakazu-tobazuさんは気象予報士の資格を持つ人で、天候推移や雲の動きの解説をしてくれる。東側の、赤岳・横岳の背後には雲が沸き上がり、雨雲に発達する気配はあると。まだ当分大丈夫だが、地蔵の頭まで進んで進退を決めようと話し合った。
慌てることはないだろうと、稜線歩きを満喫するペースで、随時小休憩も入れながら進む。中岳を超え、行者小屋から文三郎尾根を合すると赤岳直下の岩場、前後に他の登山者もいるが、互いに干渉するほどではなく、滞りなく赤岳山頂に到達。Nishidenには2018年10月以来の赤岳。
混んでいるので補給程度で赤岳を後にする。山頂から見下ろせた赤岳天望荘を過ぎると地蔵の頭。稜線には雲がかかったり飛んだりだが、時刻は10時、まだまだ持つだろうと横岳に向けてGOサインとした。
横岳領域の、数あるピークを越え、トラバース道を行き、杣添尾根分岐を過ぎて奥の院に「横岳2830m」の道標がある、そこで一休み。前方の眺めは硫黄岳方面のなだらかな起伏に替わっている。但し奥の院直下の岩場が最後の難所。
硫黄岳より手前、台座の頭の辺りの礫地が、それはそれは見事なコマクサの大群落。Nishidenはこれをここで見たのは初めて。後立山蓮華岳のものと肩を並べるだろう。株の密度はここが上かも知れない。それを過ぎると硫黄岳山荘があり、本日最後のまともな登りで硫黄岳山頂領域へ。ここも大勢休憩しているが、それ以上に面積が広いので問題ない。硫黄岳の爆裂火口が鮮烈、横岳・赤岳・阿弥陀の並びが圧巻だ。最後の大展望を堪能したら赤岩の頭へ下ろう。
赤岩の頭から下は直ぐに樹林帯、風もなくなって涼しさが薄れるが、猛暑日予報の下界の暑さには程遠い。ひたすら下って沢と出会うと間もなく赤岳鉱泉。冷たい水が無料で汲め、小屋のベンチで最後のまともな休憩、おやつタイムとした。
後は消化試合的に北沢の道をゆるゆる下って行く。美濃戸山荘より手前で林道となり、美濃戸山荘から直ぐに駐車場のある赤岳山荘となるが、僕らはさらに、美濃戸口まで歩くのだ。さすがに長く感じたが美濃戸口の八ヶ岳山荘で無事行動終了。車に乗ったらポツポツ雨が降って来た。
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