八甲田山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 973m
- 下り
- 968m
コースタイム
酸ヶ湯(9:20)→仙人岱(10:59)→仙人岱小屋(11:07−11:47)→小岳(12:16−12:25)→仙人岱小屋(12:43−15:01)→硫黄岳(15:21)→仙人岱小屋C1(15:32)
二日目
仙人岱小屋C1(7:32)発→大岳(8:17−8:21)→大岳鞍部避難小屋(8:53)→毛無岱(9:55)→酸ヶ湯(10:37)
天候 | 一日目 晴れ〜曇り 二日目 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小岳へのルートはほぼ、夏道が露出している。 毛無岱付近は夏道は出ているものの、雪解け水が激しく流れている箇所が多数あり、 少々歩きにくい。 |
写真
感想
去年と続いて今年も北八甲田で新人合宿を計画。前回と同じように天候に恵まれることを祈りつつ、今年は以前行けなかった毛無岱にもよってみることにした。
5/24 一日目
大学から酸ヶ湯までのアプローチをレンタカーを借りて行く意見も出たが、今回は二日間ということもあり、電車とバスの交通機関を使って酸ヶ湯に向かう。バスの途中、萱野茶屋でお約束のお茶三杯を飲み干し気合を入れて、いざ八甲田へ向かう。まだ朝方のせいか、酸ヶ湯にはあまり観光客が少ない。そこから見る大岳はすでに雪が少ないことを確認し、準備ができ次第出発する。読図とテープを頼りに順調に地獄沢に合流する。ここから夏道を行くか、硫黄岳スキーコースを真っ直ぐ行くか話し合うが、水場の確認を先にしたいため、夏道を行くことにする。今回は天気に恵まれ、沢を登りつつ背後を見渡すと、遠くに岩木山が見えその下に弘前市も確認できた。沢の上部では夏道がすでに出ていて、歩きやすい。仙人岱手前では、沢の片側に3メートル程の雪壁が出来ていて思わず皆シャッターを切る。
予定よりも早く仙人岱小屋に到着すると、昼食を済ませザックをデポし、身軽で小岳を目指す。取り付きさえ間違わなければ、露出している夏道に合流できる。去年に比べ雪がだいぶ少なく歩きやすいため、あっという間に山頂に着く。
遮るものがなく、目の前に高田大岳が我々よりも高く聳え立ち、今後の目標となった。天気は良いが風が強いため、早々仙人岱小屋に戻る事にする。
小岳から戻ってひと段落した後、水場を探しに行く。去年は雪で埋もれている仙人岱清水をスノーシャベルで掘り起こそうと必死に努力したが、かなり難しく断念している。今回はそのリベンジという事で90分も4人ほどで粘り続けたものの、結局断念する。水場の目印もなく掘り当てるのはかなり厳しいと思う。水は酸ヶ湯方面へ少し下った所に沢が露出しているところがあり、そこで水を確保する。
小屋に戻るが、まだ夕食をするにかなりの時間があるため、硫黄岳を往復してみることにする。しかし皆それぞれ何かしら疲れを感じているようであり、3人で硫黄岳を目指すことになり残りは小屋で休憩となった。硫黄岳は以前6月に来た時、笹薮が非常に濃いことで、小屋から硫黄岳まで3時間かかったことがあった。しかし今回は雪がまだ残っていたため、20分という早さで硫黄岳に着くことが出来た。しかし雪が残っているのは南側斜面だけで、山頂付近は笹薮に覆われていた。なんとか三等三角点と山頂標識を見つけることができ、小屋に戻る。往復30分である。
夕食はカレー雑炊である。雪解け水のため、湯を作るのにかなり時間がかかったが、なんとか美味しく食べることができた。夕方、外に出てみると先ほどと変わって濃いガスに包まれていた。明日の天候が気になるなか、早めに就寝する。
5/25 二日目
5時に起床し朝食の準備するが、やはり昨夜と同様水が冷たく湯ができるまで時間がかかる。朝は簡単に作れるラーメンを食べる。人数が多いため、麺が鍋からこぼれそうであった。できたころには、かなり麺が伸びていてボリュームを感じた。外はガスが晴れていたが、大岳の山頂部分だけは雲の中である。
少々予定よりも遅れながら出発する。大岳は途中までは残雪上を進み、夏道に合流する。風が強いためか高度が上がるほど雪がなくなる。山頂直下で急に掛かっていた雲が無くなり視界が空け、やる気が出てくる。山頂では集合写真を撮り、皆それぞれ景色などを楽しんでいた。私は個人的に興味を持つ三角点に挨拶をする。
昨日と同様、山頂付近は風が強いため長居できず下山に移る。途中から残雪が現れたため、ここから鞍部避難小屋まで尻滑りを楽しみながら下る。小屋からは夏道を行くが途中から雪が多いため、夏道を無視し雪がある沢筋を毛無岱に向けて真っ直ぐに下りる。雪に覆われている湿原地帯に入ると、夏道に合流するためコンパスで方向を確かめ、無事合流に成功。下毛無岱は雪解けが進み、湿原が露わになっている。また、雪解け水が大量に登山道を流れ、申し訳ない気持ちではあるが、木道の外を歩かざるを得ない状況であった。少々季節が早いが、かなり小さめのミズバショウを度々見ることが出来た。毛無岱を過ぎると、樹林帯を長々下り、酸ヶ湯に無事下山し合宿を終えた。
今回は一年生初めての合宿山行となったが、体力に関しては何も問題がないように見えた。その結果、行程時間が予定よりも早い場合があり、全体を通して余裕を持てたと実感する。今後の山行も期待が持てそうである。
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