ツツジ満開、富士満喫!大菩薩嶺→滝子山→笹子雁ヶ腹摺山(秀麗富嶽十二景6座)
- GPS
- 12:23
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 1,892m
- 下り
- 2,866m
コースタイム
福チャン荘 3:20
雷岩 4:02
大菩薩嶺 4:08
賽の河原 4:31
大菩薩峠 4:41
石丸峠 5:03
小金沢山 5:49
牛奥ノ雁ヵ腹摺山 6:18
黒岳 7:05
白谷ノ丸 7:15 (朝食7分)
湯ノ沢峠 7:47
大蔵高丸 8:13
ハマイバ丸 8:32
米背負峠 9:03
大谷ヶ丸 9:21
滝子山 10:17
曲沢峠 11:10
大鹿峠 11:31(昼食9分)
お坊山 12:19
米沢山 12:56
笹子雁ヶ腹摺山 14:06
登山口15:03
笹子駅 15:29
天候 | 晴れ→曇り→雷雨→晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
自家用車(中央自動車道→フルーツライン→大菩薩ライン→上日川峠第2駐車場) 【復路】 JR中央本線(笹子駅15:34→塩山駅) タクシー(塩山→上日川峠駐車場) 自家用車(上日川峠駐車場→相模湖IC) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★道の状況★ 【上日川峠→大菩薩嶺→石丸峠】歩き易いハイキングコース、危険箇所なし 【石丸峠→湯ノ沢峠】地図にはササヤブありとあるが、それほどではない。道は良く整備されており歩き易い。古い地図には白谷丸→湯ノ沢峠間で道深えぐれ歩きにくいとあるが、道が付け替えられおり、笹の切り株が残っていて転倒すると危険。刺さったら穴あきます。 【湯ノ沢峠→米背負峠】お花畑、つつじも奇麗。歩き易いです。 【米背負峠→滝子山→大鹿峠】樹林帯がメインです。滝子山→曲沢峠は軽い崩落ありますが通過に困難はありません。 【大鹿峠→笹子雁ヶ腹摺山】アップダウンがあり心折れるコース。米沢山→笹子雁ヶ腹摺山は鎖場あり ★駐車場★ 上日川峠の第二駐車場のトイレの近くに駐車。 ★登山ポスト★ ロッジ長衛荘の前にあり。 ★飲食店★ 帰りに相模湖ICで下りて高尾の『ごん助』で囲炉裏焼きの食事をしました。宴会の下見。 ★トイレ★ 上日川峠、福チャン荘、介山荘、湯ノ沢峠 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
ガイド地図 1
保険証 1
ペットボトル500ml 2
ティッシュ 1
救急セット 1
携帯電話 1
計画書 1
雨具上下 1 GTX
防寒着 1 ソフトシェル
手袋 1
ストック 1
ビニール袋 3
時計 1 高度計、気圧計
非常食 1
ザック(8L) 1
ハイドレーション2L 1
朝食 1 パン
昼食 1 パン
行動食 5 ジェル
現金
カメラ 1
手持ち懐中電灯 1
GPS 1
レスキューシート 1
ナルゲンボトル0.4L 1
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感想
★行動の記録★
【上日川峠→大菩薩峠】
『ロッジ長衛荘』のポストに計画書を投函して3時過ぎに出発。ナイトハイクでいきなり登山道だと暗闇へ突っ込む恐怖感あるが、今日はアップ代わりの舗装道路で足取りも軽い。『福ちゃん荘』で小休止。シェルをザックにしまい『唐松尾根』にとりつく。夜が白々と明けてきて小鳥のさえずりが聞こえる。『雷岩』に着くころにはヘッドランプ不要になり、『大菩薩嶺』をサクッと往復して先を急ぐ。道幅広く傾斜も緩い完璧なハイキングコース。ケルンがいくつも立つ『賽の河原』を通過して『介山荘』へ着く。宿泊客が日の出を見物に出てきており挨拶をかわした。ここまでは快調。天気も良さげ、忘れ物もなかったし今日はついているという感じで先へ進む。
【大菩薩峠→湯ノ沢峠】
前半は朝の富士をドーンと正面に見ながら気持ちの良い下り基調の道。勿論『小金沢山』と『牛奥ノ雁ヶ腹擦山』への登り返しはあるが下りの勢いで登りきってしまう感じ。景色が良いのでそれだけテンションが上がっている。日の出前スタートで良かった。これだけ見えれば大満足という感じ。『黒岳』は展望ないので、少し先の『白谷丸』で朝食。虫が五月蝿いが仕方がない。『富士山』を見ながらパンをかじる。『湯ノ沢峠』までの下りは笹ヤブを刈り込んで道が付け替えられている。転倒すると笹の切り株がグサッと刺さりそうで踏みつけて慎重に歩く。『湯ノ沢峠』には車が7台駐車してあった。水場は確認しなかったがトイレは奇麗。避難小屋は泊まっている人がいると悪いので覗かなかった。
【湯ノ沢峠→滝子山】
『湯ノ沢峠』から先は花鑑賞の区間。シロヤシオはもう完全に散った後だったがツツジには間に合った。オレンジがかった花は見事。植生を荒らさないように設けられた柵が植物を守っている。あと2週間くらい早ければもっと色々な種類の花が楽しめたのかも知れない。長いだけの縦走だと飽きてしまうが富士山と併せて目の保養になった。お花の先は再び樹林帯へ入る。気温が高いので少しの日陰でもありがたい。『大谷ヶ丸』と『滝子山』は標高はそれほど変わりないが一旦さげて登り返すのでかなり足にくる。滝子山頂には3名、2名は挨拶した後すぐ下山して行ったが、1人の方と話し込んだ。『大菩薩』の方を指してあれ奥多摩ですかねと尋ねられたので、あれは『大菩薩』で、朝出発してあの稜線をたどってきましたと答えた。えーそんなことできるのですかと地図をしげしげと眺め驚いていた。大菩薩は塩山からバスという先入観があったらしい。
【滝子山→笹子雁ヶ腹摺山】
『滝子山』からの下りではたくさんの人とすれ違う。皆ツツジや富士山目当てなのだろう。『大鹿峠』で昼食。昼食後少し雲と風が出て雨もぱらついてきた。さあどうするか。エスケープするならここが最後のチャンス。雨もパラパラだし行けそうだなと判断して先を急ぐ。『笹子雁ヶ腹摺山』(長いので略して『笹雁』)なかなかの曲者である。東から登ると『お坊山』と『米沢山』という2つの山が前衛としてどっしり控えている上に、いくつもの偽ピークがありその都度裏切られる。というより、また下って登り返すの?というある種の絶望感が湧いてくる。『笹雁』だけ登るならそんなこともないだろうが、こちらは大菩薩から遠路はるばるやって来た身。少しは考えてよ、と山にグチを言ったところではじまらない。で、とどめは雨に加えて雷。いきなりドーンという音がしたかと思うと、ゴロゴロっと来た。ストックは稜線上に放り出して。樹から少し離れて避難、と思ったが樹林帯なので周りは樹だらけ。仕方ないので太い木は避けて身を低くして雷が過ぎるのを待った。周囲を観察すると『日川渓谷』の街は晴れている。雲が広範囲に広がっていないので長くはかからないと判断し、音が止んでから行動再開。途中で雨具を出して反対方向へ行く登山者と話をした。エスケープするならやはり大鹿峠とのことだったが、雲は東へ流れているようだし笹子峠へ抜ければタクシー呼べそうだったので進むことにした。その後一度晴れたが、再び雷と強い雨。同じように退避。樹林帯なので雨は弱く感じるがそれでも雨具を着ないと濡れてしまう。着たり脱いだりで時間とられるが体濡らすわけにいかない。しばらくすると雨も止み、いつの間にか雷も去っていった。稲妻が光ったらかなり緊張したと思うが雷鳴だけだったので落ち着いて行動できた。何気に鎖場が続いたりしてなかなかハードなコース。
【笹子雁ヶ腹摺山→笹子駅】
雨が止んだ後は激下り。残り時間を計算すると甲斐大和発のバスには間に合わない。慌てることもないのでツツジを撮ったりしながら慎重に下った。下るにつれ中央高速を通る自動車の音が近づいてくる。山の中で人工物や音が聞こえるともうすぐ山行も終了と安心した気分になる。ところが最後の15分位の所で浮き石を踏んでズルッと転倒してしまう。急な場所ではなかったので怪我はなかったがやはり12時間歩いて疲労はたまっていたし、気を抜いていたのだろう。下りは要注意である。笹子駅では到着後すぐに電車が来たのでバタバタと乗り込んで塩山に向かった。
★秀麗富嶽十二景★
今回は2番、3番、4番、各2つ合計6つのピークを踏んだ。富士山は午前中の方が良く見える確率が高いという情報があったので、出発を日の出前にしたのは正解だったが、やはり日の出直後の朝日に輝く富士を秀麗富嶽十二景のどこかの山頂から見られたらもっと良かった。そのためには日帰りならスタートを1:00とか、泊まりなら介山荘に前泊する必要がある。富士を見るならいくつかの過去レコにもあるように雲が沸きやすい夏よりも空気の澄んだ冬の方が良さそうだ。もっとも冬だと日が短いので1日で回れる鑑賞ポイントは限定されるが。
★お花畑★
お花畑はもう季節が過ぎたと思いコンパクトカメラしか持っていかなかったのだが花はまだまだ咲いていた。こんなに咲いているならデジ1持っていけば良かった後悔。花を撮りにカメラ重装備で来ている登山者もいた。もっとも重いカメラで写真撮りながらだとスピード上がらないので今日の距離は歩けなかったと思う。花を撮影した後で名前をきっちり覚えたら山の楽しみが増えるのにと思いながらなかなかきっかけがない。
★反省★
ちょっと長すぎ。朝焼けの富士目的ならもっと早くスタートして甲斐大和発のバスで戻る、そのためには「笹雁」は余計だった。途中湯ノ沢峠の避難小屋で一泊すれば花の撮影もゆっくり楽しめる。
昔は裂石から上がり笹子ノ雁ヶ腹摺山まで歩いたこともありましたが、お坊山の登りがまるで絶壁に様に見えたのを記憶しています。
いまは腰痛と老化、そして嫁も同伴ということで大菩薩はスルーして何とか滝子までたどり着ければと思っています。
眺望優先なら空気の澄んだ冬場なんでしょうが、日が短いのでやはりこの時期になってしまいますねえ。
湯ノ沢の小屋泊りならもっとゆったりと歩けるんですが、あそこは週末は常連さんが別荘代わりに占拠して酒盛りしてるのでちょっと使いづらいんですよね〜。
無理せず無事に下山できるように頑張ります。
コメントありがとうございました。
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