夏の北ア・父子ツアー前哨戦:乗鞍岳(畳平より山頂稜線逍遙)
- GPS
- 05:13
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 481m
- 下り
- 474m
コースタイム
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 5:04
天候 | 朝方曇り、のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・窓口 or 自動機にてチケット買い、バス停前に並ぶ方式(大人往復3,300円/午前7時過ぎの2番バスは出発15分前ぐらいでほぼ満杯、増発便あり) ・帰路は毎時5分発の下りバスに並んだ順で乗車(増発便あり;出発10分前ぐらいには列に並ぶべし、との案内あり)、畳平発最終は16:30発 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・剣ヶ峰までのコースはいずれも歩きやすく整備され、特段の不明瞭・危険箇所ナシ ・頂上小屋直下から剣ヶ峰山頂までは、基本的に時計回りの一方通行(一部逆行するハイカーあり、初心者が多いせいか「登り優先」の原則も守られず、落石・スリップ注意) ・剣ヶ峰山頂までのメインルートや大黒岳への登山路周辺、コマクサ群生地多数。コースロープ外は立入禁止(写真撮影はズームで!) |
その他周辺情報 | 乗鞍高原観光センター近くに日帰り温泉多数。車で林道を8kmほど入った白骨温泉エリアにも、日帰り入浴可・野趣タップリの温泉複数あり(日帰り入浴受付終了の時間が比較的早い温泉も多く、営業時間等要事前チェック) |
写真
感想
今年のお盆休み、長男と休暇を合わせ、小屋泊まりの北ア南部ツアーを企画。張り切っておニューの登山靴を調達したムスコ殿の足馴らしのため、当初は登山口(新穂高温泉)に程近い「お手軽三千m峰」乗鞍岳への寄り道ハイクを計画したものの、南海上に突如発生した想定外の台風により急遽日程変更。台風接近前の「山の日」に乗鞍岳を日帰りハイク、一旦帰宅して台風をやり過ごした後、再度新穂高温泉へ向かうことに。数日の間に往復500km余りを行ったり来たり、というムダの多い行程となりますが、変更の利かない貴重な夏季休暇期間、自然が相手ではやむを得ません…〈溜息〉。
お盆休み入口にしては比較的スムーズに中央道を駆け抜け、前夜遅くみどり湖PAにて車中泊。2時間強の短い仮眠の後、松本から通い慣れた国道158号を走り抜け、朝6時過ぎには約8年ぶりの乗鞍高原バス乗り場に到着します。久し振りに行動制限ナシの夏休みということもあってか、周囲の車のナンバーを見ると関東・関西など文字通り日本各地から集まってきており、さすがメジャーな百名山、全国区の人気を実感します。ちょうどこの日は「山の日」の祝日、朝7時過ぎの2番バスは満員のハイカーを乗せ、増発便も出る盛況ぶり。早朝は雨・ガス模様の生憎の天候ながら、バスはいつしか雲の峰を突き抜け、西方には雲海の上に浮かぶ八ヶ岳〜南ア〜中央アルプスの大展望。ガイドさんによれば、この日の朝がここ数日で一番の眺望の由。これも日頃の精進と信心のお陰か、と自己満足しつつ、程なく涼風吹き渡る標高2,700m超の畳平バス停に到着します。身支度し乗鞍本宮に安全登山と家内安寧を参拝の後、午前8時過ぎより早速高山逍遙開始です。
コース中詳細は本文+写真キャプション記載の通り、朝イチで登頂したお初の小ピーク、大黒岳はメインルートを外れていることもあってかハイカーも少なめ、登山路の途中には夥しい数のコマクサ群生地も出現して、早くもテンションアップ。15分弱で登り着いた山頂からは、昨夏親子で苦労して登った笠ヶ岳やその奥の北ア中核部・水晶岳などが、モクモクと雲の湧く北ア方面で頭一つ抜きん出てしっかり姿を見せてくれ、父子揃って大いに満足。その後も進行方向左手の大展望を楽しみながら、気持ちの良い3,000m級の稜線歩きが続きますが、登山者メインの領域に入る肩の小屋から先は、押し寄せる老若男女のハイカーで登山道は次第に大混雑。強風吹きすさぶ蚕玉岳の鞍部を越えると、ついに登山者の列が剣ヶ峰山頂まで繋がり、中央道・小仏渋滞さながらに数分おきに停止と前進を繰り返す「ベタ渋滞」状態に…。通常なら10分強で登り着けるはずの絶頂までの区間に何と40分近くを要し、奥宮参拝や記念撮影を慌ただしく終えて早速下山にかかります。
途中、絶景ポイントでオバサマパーティに囲まれつつ弁当昼食を済ませ、下りはスリップ・落石防止に注意しながら、「追い越し車線」も使って登りの倍速以上のペースで快調に前進。余裕を持って午後2時過ぎ発の下山バスの列に並び、車中爆睡の後、白骨温泉で野趣溢れる露天風呂での日帰り入浴を楽しんで、充実の日帰りツアーを終えました。小生通算4回目の乗鞍岳は、好天に加えて山の日という格好のお日柄!?もあってか、過去記憶にない凄まじい大混雑ぶりでしたが、「初乗鞍」のムスコ殿も、お手軽に雄大な展望と高山逍遙の楽しめるこの山域には大いに満足したようで、何よりでした。おろしたての登山靴の履き馴らしも無事完了、あとはお盆休み直撃・迷惑千万な夏台風のスムーズな通過を待つのみです…。
[2022年8月12日、satonao記す]
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