ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4590547
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

【富士山】盆休みに富士山に登ってみた(御殿場ルート)

2022年08月15日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:46
距離
20.3km
登り
2,428m
下り
2,422m

コースタイム

日帰り
山行
8:24
休憩
0:22
合計
8:46
4:02
4:02
37
4:39
4:40
80
6:30
6:33
26
6:59
7:01
9
8:06
8:06
84
9:30
9:33
29
10:02
10:02
33
10:35
10:35
8
11:24
11:24
69
12:33
12:33
6
12:39
12:39
1
12:40
ゴール地点
※下山後にログが伊豆岳で停止していたことが判明。下りのログは手入力とらくルート入力で追加。再計算すると後で追加した地点の項目が表示されるが、元のデータの時刻が消えてしまう。仕方なく時刻は手入力した。
天候 晴れのちガス
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御殿場口新五合目駐車場
マイカー規制なく入れる。第一から第三まであるが、第一はバスとタクシー用、一般は第二と第三。24h、無料。登山口前に自販機、バス停、登山届、検温。第一の下に新しいトイレ有。電波は余裕で入った(ドコモ)。夜な夜な人の動きありあまり寝られなかった。車中泊するなら出入口の近くに停めない方が良い(基本)。歩いて10分ほど登ったところに大石茶屋という店がある。
コース状況/
危険箇所等
写真で説明の通り砂地、ザレが大半で体力が消耗される。登りと下りの道(大砂走りルート)が分かれている。下りの道を登ることも可能だが、砂が深く恐らくかなりしんどいと思われる。ブルトーザー用の作業道が交錯するが、立ち入り禁止の看板があるので見落とさなければ間違えることもない。各小屋にはトイレがあるが、有料で300円、強烈なにおい。
予約できる山小屋
御殿場口新六合目・半蔵坊
御殿場口七合四勺・わらじ館
標高1440mの御殿場口新五合目第二駐車場を出発。満車。下に第三駐車場があるが込み具合は不明。昨日の夜から登り始めている人たちがいたがどういうプランなのだろう。騒がしくて寝られなかった。
2022年08月15日 03:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 3:45
標高1440mの御殿場口新五合目第二駐車場を出発。満車。下に第三駐車場があるが込み具合は不明。昨日の夜から登り始めている人たちがいたがどういうプランなのだろう。騒がしくて寝られなかった。
第一駐車場の鳥居から登り始める。こんな時間にも検温をする人がいた。どんな意味があるのだろうか。とにかく寝不足と頭痛が心配だったが、実際これは後々苦しむことになる。わざわざ前日早くに到着したのに意味がなかった。
2022年08月15日 03:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 3:53
第一駐車場の鳥居から登り始める。こんな時間にも検温をする人がいた。どんな意味があるのだろうか。とにかく寝不足と頭痛が心配だったが、実際これは後々苦しむことになる。わざわざ前日早くに到着したのに意味がなかった。
ほどなく大石茶屋。まだ開店前。
2022年08月15日 04:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 4:02
ほどなく大石茶屋。まだ開店前。
空が白み始める。気温は18度くらいか。風はほぼない。飲料を1.5L持ってきたが結局飲んだのは半分くらい。
2022年08月15日 04:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 4:23
空が白み始める。気温は18度くらいか。風はほぼない。飲料を1.5L持ってきたが結局飲んだのは半分くらい。
次郎坊付近。山頂は登りではずっと見えていた。こうしてみると近く感じるのだが。見えている道は下り用の大砂走ルート。帰りに通過する。
2022年08月15日 04:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 4:42
次郎坊付近。山頂は登りではずっと見えていた。こうしてみると近く感じるのだが。見えている道は下り用の大砂走ルート。帰りに通過する。
標高2000mから見上げる富士山頂。まだ標高差が1776mある。この時点でちょっとおもってたよりきついなという印象。
2022年08月15日 04:50撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 4:50
標高2000mから見上げる富士山頂。まだ標高差が1776mある。この時点でちょっとおもってたよりきついなという印象。
ご来光。富士山には樹木がないので山頂以外でも見れるんですよ。
2022年08月15日 05:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 5:05
ご来光。富士山には樹木がないので山頂以外でも見れるんですよ。
朝日を浴びる富士山頂。登り初めからずっと砂場のような道を登る。場所によって深さにばらつきがあるので出来るだけ足場の良いところを選んでいく。
2022年08月15日 05:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 5:06
朝日を浴びる富士山頂。登り初めからずっと砂場のような道を登る。場所によって深さにばらつきがあるので出来るだけ足場の良いところを選んでいく。
新六合目にある半蔵坊。地理院地図では五合目。この次が六合目である。
2022年08月15日 06:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 6:00
新六合目にある半蔵坊。地理院地図では五合目。この次が六合目である。
ルート上の小屋にはバイオトイレがあったが、どれも強烈なにおいを発していたが、あるだけありがたい。有料300円。小銭の準備を。
2022年08月15日 06:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 6:00
ルート上の小屋にはバイオトイレがあったが、どれも強烈なにおいを発していたが、あるだけありがたい。有料300円。小銭の準備を。
山中湖と丹沢の山々。山中湖の奥のとがった山は大室山でよさそう。
2022年08月15日 06:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 6:02
山中湖と丹沢の山々。山中湖の奥のとがった山は大室山でよさそう。
ずっと見上げてきた宝永山の標高を越えた。帰りに立ち寄る。
2022年08月15日 06:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 6:33
ずっと見上げてきた宝永山の標高を越えた。帰りに立ち寄る。
標高3000mから見上げる富士山頂。七合目の手前。だいぶリアルになってきたが、睡魔で頭がふらふらである。あと776m、まだ776m。
2022年08月15日 06:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 6:54
標高3000mから見上げる富士山頂。七合目の手前。だいぶリアルになってきたが、睡魔で頭がふらふらである。あと776m、まだ776m。
登山客を多く目にするようになってきた。さすが富士山、登山者のバリエーションが豊富だ。下の駐車場から上がってきた人はどのくらいいるのだろうか。
2022年08月15日 07:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 7:17
登山客を多く目にするようになってきた。さすが富士山、登山者のバリエーションが豊富だ。下の駐車場から上がってきた人はどのくらいいるのだろうか。
ようやく岩がちな足元になり砂利は減ったのだがザレが出てきて足場を選ぶ。下りではしりもちをついている人が結構いた。
2022年08月15日 07:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 7:20
ようやく岩がちな足元になり砂利は減ったのだがザレが出てきて足場を選ぶ。下りではしりもちをついている人が結構いた。
赤岩八合館。地理院地図では七号九勺。八合目はまだ少し上。
2022年08月15日 07:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 7:45
赤岩八合館。地理院地図では七号九勺。八合目はまだ少し上。
宝永山があんな下に。右手の山塊は愛鷹連峰。その奥は伊豆半島の山々。
2022年08月15日 07:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 7:45
宝永山があんな下に。右手の山塊は愛鷹連峰。その奥は伊豆半島の山々。
八合目。ルート上には営業していない山小屋、廃屋などもいくつか見られたので注意。寝不足による不調と睡魔がきつすぎる。空気の薄さの影響もあるのだろう。
2022年08月15日 08:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 8:05
八合目。ルート上には営業していない山小屋、廃屋などもいくつか見られたので注意。寝不足による不調と睡魔がきつすぎる。空気の薄さの影響もあるのだろう。
ここからラストの九十九折れ。追い抜く登山者はみんな死にそうな顔をして登っている。自分も似たようなものだったが、仙台から観光で来たネパール人二人組と話をしていたら突然寝不足が解消。足の運びが見違えるようになった!!
2022年08月15日 08:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 8:12
ここからラストの九十九折れ。追い抜く登山者はみんな死にそうな顔をして登っている。自分も似たようなものだったが、仙台から観光で来たネパール人二人組と話をしていたら突然寝不足が解消。足の運びが見違えるようになった!!
そして山頂噴火口縁に到着。最期は余力があった。ネパールの人はサンダルの人が大きく後れて到着。。
2022年08月15日 09:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 9:10
そして山頂噴火口縁に到着。最期は余力があった。ネパールの人はサンダルの人が大きく後れて到着。。
こちらからも火口が良く見える。ここでネパールの人がいきなりライブ配信を始め、富士山について説明させられた。視聴者4人。
2022年08月15日 09:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 9:11
こちらからも火口が良く見える。ここでネパールの人がいきなりライブ配信を始め、富士山について説明させられた。視聴者4人。
彼ら二人と別れ山頂へ向かう。何回目、いつぶりだろうか。
2022年08月15日 09:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 9:18
彼ら二人と別れ山頂へ向かう。何回目、いつぶりだろうか。
剣ヶ峰では写真撮影の列ができていたが10人くらいで意外と少なかった。自分はちゃんとした記念写真はいらなかったので列に並ばず、遠くから自撮りして下った。
2022年08月15日 09:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
8/15 9:28
剣ヶ峰では写真撮影の列ができていたが10人くらいで意外と少なかった。自分はちゃんとした記念写真はいらなかったので列に並ばず、遠くから自撮りして下った。
2022年08月15日 09:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 9:29
最高地点から見た火口。なかなかの迫力である。底は標高3535m。この後すぐにガスが沸いて見えなくなる。
2022年08月15日 09:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 9:30
最高地点から見た火口。なかなかの迫力である。底は標高3535m。この後すぐにガスが沸いて見えなくなる。
これまでとは一転し、御鉢巡りはガスと風の中での歩きとなった。まつ毛が濡れる。
2022年08月15日 10:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 10:03
これまでとは一転し、御鉢巡りはガスと風の中での歩きとなった。まつ毛が濡れる。
さすがに下りは早い。しかし、ゴロゴロした礫が多いので、足場の選択に注意する。登ってくる人たちは相変わらずみんな死にそうな顔をしていた。
2022年08月15日 10:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 10:43
さすがに下りは早い。しかし、ゴロゴロした礫が多いので、足場の選択に注意する。登ってくる人たちは相変わらずみんな死にそうな顔をしていた。
オンタデの群落を行く。
2022年08月15日 11:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 11:01
オンタデの群落を行く。
七合目から大砂走ルートへ進み、宝永山を目指す。少し砂走ってみたが疲れてすぐにやめた。
2022年08月15日 11:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 11:10
七合目から大砂走ルートへ進み、宝永山を目指す。少し砂走ってみたが疲れてすぐにやめた。
宝永山への美しいルート。
2022年08月15日 11:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 11:14
宝永山への美しいルート。
ガスが沸いてきてしまい、宝永火口の壁面を急いで撮影。この後見えなくなった。
2022年08月15日 11:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 11:20
ガスが沸いてきてしまい、宝永火口の壁面を急いで撮影。この後見えなくなった。
宝永山山頂。山頂碑の周りがベンチになっており、かなり撮影がしずらかったが気にせず撮らせてもらった。
2022年08月15日 11:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 11:24
宝永山山頂。山頂碑の周りがベンチになっており、かなり撮影がしずらかったが気にせず撮らせてもらった。
こいつがちょくちょくいた。
2022年08月15日 11:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 11:25
こいつがちょくちょくいた。
さて、大砂走りは一直線、一気に下るぞと思いきや頭痛が悪化していた。またまた頭痛に悩まされることに。これ下りの写真なんだが登りにしか見えない。
2022年08月15日 11:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 11:43
さて、大砂走りは一直線、一気に下るぞと思いきや頭痛が悪化していた。またまた頭痛に悩まされることに。これ下りの写真なんだが登りにしか見えない。
ガスが濃くなって異空間の様相。人が影も少なく不思議な感じ。この時間帯に登ってくるトレランの人がいた。ここを登る気力がすごい。トレーニングかな。そろそろうんざりしてきた。
2022年08月15日 11:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 11:56
ガスが濃くなって異空間の様相。人が影も少なく不思議な感じ。この時間帯に登ってくるトレランの人がいた。ここを登る気力がすごい。トレーニングかな。そろそろうんざりしてきた。
次郎坊で登りルートと交差し、右手に登り登山道が並行する。大勢の外国人観光客グループが登っている。200人ぐらいはいただろうか。これが下り専用とは分かっていないようだったが、この時間帯にどこへ向かう?
2022年08月15日 12:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 12:10
次郎坊で登りルートと交差し、右手に登り登山道が並行する。大勢の外国人観光客グループが登っている。200人ぐらいはいただろうか。これが下り専用とは分かっていないようだったが、この時間帯にどこへ向かう?
最後の直線は少し足場が硬いところもあったのだが、砂場を長く下りすぎて脚の感覚がおかしくなったせいか、固い場所がうまく歩けないという不思議な状態に。
2022年08月15日 12:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 12:13
最後の直線は少し足場が硬いところもあったのだが、砂場を長く下りすぎて脚の感覚がおかしくなったせいか、固い場所がうまく歩けないという不思議な状態に。
大石茶屋。こちらにも大勢の外国人観光客が。東南アジア系の人たちかな。
2022年08月15日 12:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 12:33
大石茶屋。こちらにも大勢の外国人観光客が。東南アジア系の人たちかな。
ゴール。降りてきても頭痛が辛くて達成感を味わう余裕なし。
2022年08月15日 12:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
8/15 12:39
ゴール。降りてきても頭痛が辛くて達成感を味わう余裕なし。

感想

盆休みの富士山はどれだけ混雑しているだろうかと期待と不安があったが、そこそこの天気にもかかわらず、この日はそれ程人が多いという感じではなかった。それでも登山客のバリエーションが豊富で苦しい登りも飽きることがなく楽しく登れた。頭痛など体調不良が残念だったが、お盆の富士山を満喫できた良い山行であった。
 
※以下長くなったので読まないでください。
 盆休みは何をしようかと考えていたら三日経ってしまっていた。このままではいけないと思い、ヤマテンでとても良い予報が出ていた富士山に久しぶりに向かうことにした。マイカー規制もなく標高差が大きいことから登山客もすくないだろうという理由で御殿場ルートを選んだ。

 前日17時頃に御殿場口駐車場に到着。以前来た時にくらべてトイレや駐車場がかなり整備されていた。ここは登山客だけでなく、観光客も多く立ち寄るようだ。22時頃になるとすでに登り始める登山客と思しき人達が動き出す。この晩、不幸にも頭痛が発生し、周囲の物音も合わさってよく寝られなかった。寝不足にならないように早めに寝た意味が全くなくなってしまった。

 4時前に出発。登り始めてずっと砂場のような場所を進んだ。傾斜は大したことないが場所によっては歩きづらく、すぐにしんどくなった。寝不足はかなりパフォーマンスを下げた。小屋が現れ始めた新六合目(五合目)あたりでは眠気も酷くなりふらふらの状態になった。脚が重く歩幅が限界まで小さくなった。

 終盤の八合目以降の九十九折れで仙台で自動車修理のアルバイトをしているというネパール人二人組と出会う。このころはとにかく睡魔で倒れそうだったのでたまたま通りがかった彼らに声をかけてみたのである。たどたどしい日本語で理解が難しかったが、彼らの話によるとどうやら昨夜10時頃に富士宮口から登り始めたが、濃霧のためルートを間違え宝永山へ登ってしまい、そのまま御殿場ルートを登って来たということらしかった。ちなみに一人はサンダルだった。ここで不思議なことが起きた。突如眠気が嘘のように吹き飛んで脚の運びが復活したのである。人との会話で眠気が抑えられたというレベルではなかった。ある瞬間から切り替わったのである。

 そのおかげで最終版は特に苦労することなく火口縁に到達。ネパール人の彼らと別れた後は最高峰へも比較的元気にたどり着き、めでたく富士山登頂となった。盆休みに富士山なんて激混みで大行列と思っていたが全くそんな感じではなく拍子抜けだった。御鉢巡りは一転してガスと風の中となった。神社でお守りを買った後、頭痛が心配だったのですぐに下り始める。七合目からは今回の目的の一つ宝永山に向かって大砂走ルートを選択。宝永火口に到着したころにちょうどガスが上がって来て全体を覆い隠すところだったが、なんとかギリギリ見ることができた。富士宮口方面からも結構な人が上がってくるのが見えた。

 さて、後は下山するのみ。大砂走りの下り道は一直線で一気に下ろうと思っていたが、砂走りを実際にやってみると楽しいのは最初だけですぐにしんどくなる。そして悪いことに頭痛が悪化し始めた。下山して酸素が濃くなっているはずなのにその恩恵は全く感じられなかった。次郎坊の手前ぐらいで途中で大勢の外国人登山客とすれ違う。時間もすでに昼を過ぎており、みんな軽装だったので一体どいう計画だったのだろう。この集団の列は大石茶屋まで断続的に続いていたのでかなりの人数だった。砂走りで脚の感覚がおかしくなり、固い場所がうまく歩けないという現象が発生。恐らく、トランポリンをやると固い場所でうまくジャンプできなくなるのと同じような理由からだろうか。富士山では色々と不思議な現象が起きる。 

 頭痛が辛すぎてヤバくなったころになんとか御殿場登山口に到着。無事下山の余韻に浸る暇もなく頭痛薬を飲んで車の中に倒れこむ。シューズを脱いだら靴の中が火山灰のような細かい砂礫で真っ黒になっており、靴下を脱ぐと足も黒くなっていた。いろいろと体調不良が重なりまたしても辛い山行となってしまったが、計画通り往復出来てよかったと思う。これで盆休みは何もしなかったというつまらない人にならずに済んだ。富士山にありがとうといいたい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:198人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 富士・御坂 [2日]
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 富士・御坂 [日帰り]
富士山御殿場口ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 富士・御坂 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5
ハイキング 富士・御坂 [日帰り]
富士山御殿場日帰りピストン
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら