【富士山】盆休みに富士山に登ってみた(御殿場ルート)


- GPS
- 08:46
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 2,428m
- 下り
- 2,422m
コースタイム
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 8:46
天候 | 晴れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
マイカー規制なく入れる。第一から第三まであるが、第一はバスとタクシー用、一般は第二と第三。24h、無料。登山口前に自販機、バス停、登山届、検温。第一の下に新しいトイレ有。電波は余裕で入った(ドコモ)。夜な夜な人の動きありあまり寝られなかった。車中泊するなら出入口の近くに停めない方が良い(基本)。歩いて10分ほど登ったところに大石茶屋という店がある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
写真で説明の通り砂地、ザレが大半で体力が消耗される。登りと下りの道(大砂走りルート)が分かれている。下りの道を登ることも可能だが、砂が深く恐らくかなりしんどいと思われる。ブルトーザー用の作業道が交錯するが、立ち入り禁止の看板があるので見落とさなければ間違えることもない。各小屋にはトイレがあるが、有料で300円、強烈なにおい。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
盆休みの富士山はどれだけ混雑しているだろうかと期待と不安があったが、そこそこの天気にもかかわらず、この日はそれ程人が多いという感じではなかった。それでも登山客のバリエーションが豊富で苦しい登りも飽きることがなく楽しく登れた。頭痛など体調不良が残念だったが、お盆の富士山を満喫できた良い山行であった。
※以下長くなったので読まないでください。
盆休みは何をしようかと考えていたら三日経ってしまっていた。このままではいけないと思い、ヤマテンでとても良い予報が出ていた富士山に久しぶりに向かうことにした。マイカー規制もなく標高差が大きいことから登山客もすくないだろうという理由で御殿場ルートを選んだ。
前日17時頃に御殿場口駐車場に到着。以前来た時にくらべてトイレや駐車場がかなり整備されていた。ここは登山客だけでなく、観光客も多く立ち寄るようだ。22時頃になるとすでに登り始める登山客と思しき人達が動き出す。この晩、不幸にも頭痛が発生し、周囲の物音も合わさってよく寝られなかった。寝不足にならないように早めに寝た意味が全くなくなってしまった。
4時前に出発。登り始めてずっと砂場のような場所を進んだ。傾斜は大したことないが場所によっては歩きづらく、すぐにしんどくなった。寝不足はかなりパフォーマンスを下げた。小屋が現れ始めた新六合目(五合目)あたりでは眠気も酷くなりふらふらの状態になった。脚が重く歩幅が限界まで小さくなった。
終盤の八合目以降の九十九折れで仙台で自動車修理のアルバイトをしているというネパール人二人組と出会う。このころはとにかく睡魔で倒れそうだったのでたまたま通りがかった彼らに声をかけてみたのである。たどたどしい日本語で理解が難しかったが、彼らの話によるとどうやら昨夜10時頃に富士宮口から登り始めたが、濃霧のためルートを間違え宝永山へ登ってしまい、そのまま御殿場ルートを登って来たということらしかった。ちなみに一人はサンダルだった。ここで不思議なことが起きた。突如眠気が嘘のように吹き飛んで脚の運びが復活したのである。人との会話で眠気が抑えられたというレベルではなかった。ある瞬間から切り替わったのである。
そのおかげで最終版は特に苦労することなく火口縁に到達。ネパール人の彼らと別れた後は最高峰へも比較的元気にたどり着き、めでたく富士山登頂となった。盆休みに富士山なんて激混みで大行列と思っていたが全くそんな感じではなく拍子抜けだった。御鉢巡りは一転してガスと風の中となった。神社でお守りを買った後、頭痛が心配だったのですぐに下り始める。七合目からは今回の目的の一つ宝永山に向かって大砂走ルートを選択。宝永火口に到着したころにちょうどガスが上がって来て全体を覆い隠すところだったが、なんとかギリギリ見ることができた。富士宮口方面からも結構な人が上がってくるのが見えた。
さて、後は下山するのみ。大砂走りの下り道は一直線で一気に下ろうと思っていたが、砂走りを実際にやってみると楽しいのは最初だけですぐにしんどくなる。そして悪いことに頭痛が悪化し始めた。下山して酸素が濃くなっているはずなのにその恩恵は全く感じられなかった。次郎坊の手前ぐらいで途中で大勢の外国人登山客とすれ違う。時間もすでに昼を過ぎており、みんな軽装だったので一体どいう計画だったのだろう。この集団の列は大石茶屋まで断続的に続いていたのでかなりの人数だった。砂走りで脚の感覚がおかしくなり、固い場所がうまく歩けないという現象が発生。恐らく、トランポリンをやると固い場所でうまくジャンプできなくなるのと同じような理由からだろうか。富士山では色々と不思議な現象が起きる。
頭痛が辛すぎてヤバくなったころになんとか御殿場登山口に到着。無事下山の余韻に浸る暇もなく頭痛薬を飲んで車の中に倒れこむ。シューズを脱いだら靴の中が火山灰のような細かい砂礫で真っ黒になっており、靴下を脱ぐと足も黒くなっていた。いろいろと体調不良が重なりまたしても辛い山行となってしまったが、計画通り往復出来てよかったと思う。これで盆休みは何もしなかったというつまらない人にならずに済んだ。富士山にありがとうといいたい。
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