湖畔登山口〜竜ヶ岳〜石仏コース(雨ヶ岳は撤退)
- GPS
- 03:19
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 695m
- 下り
- 690m
コースタイム
- 山行
- 3:09
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 3:13
天候 | ほぼ晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
キャンプ場内地図では「入口」隣の「広場」となっている場所で、「登山者用」などの用途は示されていない。5時20分の到着時に既に駐車していたのはキャンプ場目的や湖のレジャー目的と思われます。下山時にはSUP?のボードが多く見受けられました。 無料。 100台となっていますが区画も無くただ広い。 トイレはありませんが、登山口に向かう途中にキャンプ場内のトイレがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口(湖畔登山口、石仏コース)を示す案内はあり竜ヶ岳山頂往復は問題無し。 但し、これまでの経験で一番深い笹ヤブで竜ヶ岳の先から途中撤退となりました。 湖畔登山口から最初の1時間は広い斜面を大きく九十九折れにひたすら登る。途中から赤布や踏み跡が薄いが登り方向に注意を払えば迷うことは無い(落ち葉が多い季節は更に踏み跡が分かり辛くなり難易度が上がるかもしれません)。 標高1300m辺りから笹ヤブ、傾斜面の笹ヤブは山側の張り出しを避けすぎると滑落のそれがあるので注意が必要。笹を意識し過ぎずに、足元確保重視で進んだ。途中足元も見えず、また、ストックで前方をかき分ける密度を超えた場所はすり足で進むしかなかった。 竜ヶ岳から雨ヶ岳に向かう指導標が山頂に見当たらなかったが、雨ヶ岳方向の笹ヤブに足を踏み入れたところに指導標がありました。 計画では、端足峠経由で雨ヶ岳で三角点ゲット、戻って竜ヶ岳手前から富士山方向のBRに入って「北ノ平ノ頭」の三角点ゲットの予定でした。 足元さえ見えない笹ヤブなので、BRはもちろん雨ヶ岳も諦めて、端足峠まで下って東海自然歩道で割石峠とエスケープしようと思って進みましたが、端足峠までの平面距離三分の一程度の場所でルートを見失い。進行方向の背丈のある木々は下った斜面に向かっているため、ルートの分からない笹をかき分けてこれ以上下るのは危険と判断し竜ヶ岳山頂に戻りました。 <ヤマレコで詳細に状況確認していなかったことを大反省> 下山は、石仏コースを下りましたが、1250m位までは笹のトンネルでしたが、特に石仏のある広場から下は比較的広い登山道となり危険個所はありません。 どちらから登っても笹ヤブのトンネルはあるものと諦めて下さい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料2.5リットル
笛
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ストック
地図(地形図)
コンパス
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ツェルト
カメラ
ココヘリ
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感想
以前から計画していた、本栖湖キャンプ場から竜ヶ岳〜雨ヶ岳〜竜ヶ岳手前BRの計画時間10時間弱。最近の不安定な天候の合間を縫って実行に移しました。
結果は、ヤマレコの記録や山頂付近の状況を十分に確認していなかったこともあり、足元も見えない笹ヤブを進む技量が無く、途中撤退となりました。
山と高原地図で実線だったことからリアルな記録の確認を怠ったことが敗因です。
本日の成果は「竜ヶ岳登頂のみ」となります。
本栖湖キャンプ場の広場=駐車場から竜ヶ岳の湖畔登山口に向かいます。5時半スタート。
登山口から途中までは遊歩道も交わりますが、30分程登った先は完全に登山道となります。
広い斜面を九十九折れに登って行きます。
階段や土留めなど人工物もあり登山道を見失うことは無い状況が続きますが、標高が上がると人工物が無くなりやや踏み跡が薄くなりますが、上方に向かって目を凝らして順調に高度を稼げます(落ち葉の多い季節や、雨で濡れると踏み跡判別の難易度が上がるかもしれません)。
そして、登山口から1時間弱登った標高1300m辺りから笹ヤブが始まります。最初のうちは登山道が見えていましたが、途中、足元が見えない(ストックでかき分けることさえ拒絶する)区間もあり慎重に歩を進めます。濡れないようにとか、顔が埋没しないようにといった余裕は無く、笹の中の登山道を見失わないようにすることが最優先として進み15分程で「石仏コース」との合流点で目の前が開けました。
その直前には山頂までの笹原を一望でき、富士山を捉えることが出来るスポットがあり、「笹ヤブが足元の見える程度でびしょ濡れになることも無ければ、何と素晴らしい場所なのだろう」と思いました。
合流点からは10分弱で山頂に到着、そこだけ笹が無い広場になっていて、テーブルが3つ設置されていました。
山頂にあった各方位を示す標識は「八ヶ岳」や「駿河湾」といった遠方を示すもので、次の目的地「雨ヶ岳」を示すものがありません。
先にテーブルで休まれていた方にお聞きするとキャンプ場から竜ヶ岳までは良く来るが、そこから先は行ったことが無いとのこと。指し示してもらった雨ヶ岳の方向は私の認識とも(GPSとも)合っていたので、その方向の踏み跡に足を踏み入れ、直ぐに「端足峠・雨ヶ岳・毛無山」の指導標がありました。ガスで覆われたままですが、足元は見える状況だったので先に進みますが、次第に足元が見えない状況に・・・徐々に下っているので土留めを兼ねた階段状の段差が現れるようになり(ただし目視出来ないので)すり足で足元を探りながら進みます。笹原の凹みが明瞭なうちは良かったのですが、周囲の景色が本格的下りを表すころには凹みも不明瞭になり、数分間は突破口が無いかと周囲を見回しましたが、自身の技量ではこれが限界。この笹ヤブで滑落などで笹の中に埋没することになったら発見も困難(ココヘリは装備していますが)と判断し、撤退することとしました。
撤退を決めて戻り始めると不思議なことにガスが晴れて青空が見えて来ました。
途中、再び姿を現した富士山をカメラに収め山頂に戻ると、先ほどの先行者の方が下山されるタイミングでした。私は、いったん休憩を取り、行動食を摂ってから下山しました。
分岐からは「石仏コース」を下りました。1250m位までは笹ヤブ(時には足元見えず)は変わりませんでしたが、富士山を真正面に見ながらの下山コースなので時々景色が開けて富士山が良く見えます。そういう意味では、林間コースの湖畔登山道よりもこちらがお勧めかと思います(特に下山方向で)。
石仏が設置されている広場には展望所があり富士山絶景ポイントになっています。
ここから下は笹ヤブに迷わされることもなく、広めに整備された緩やかな登山道を軽快に下ることが出来ます。
青少年スポーツセンター辺りから声が聞こえ始めても中々登山口に到着しませんが(最後は九十九折れ登山道)、撤退したことから4時間弱の登山でしたので体力的にも余裕があり、既にパンツも乾いていましたので、終わりよければすべて良しと自身に言い聞かせる登山でした。
反省を生かして下調べの充実を図り、雨ヶ岳には後日再チャレンジします。
詳しいご説明に脱帽ものです。これからの山行のバイブルにさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
ヤブだらけで心細い中、山頂でくつろぐomiominoさんの姿に助けられました。
ありがとうございました。
雨ヶ岳を残してしまったので、またいつか再チャレンジします。
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