今年登る山 大谷崩から山伏(2014m)、大谷嶺 実にきつかった
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,329m
- 下り
- 1,327m
コースタイム
6:49 大谷嶺登山口(登山届記入、ポストあり)
7:11 扇の要
8:48 新窪乗越
10:11 山伏(休憩 写真 大福 お茶)
11:36 新窪乗越(納豆巻き お茶)
12:39 大谷嶺(梅おにぎり お茶 浜松の三人組の方とお話し)
13:00 大谷嶺出発
13:38 新窪乗越(どら焼き お茶 ポカリ)
14:31 大谷嶺登山口
14:36 大谷嶺登山口駐車場
天候 | 晴れ 富士山方面は雲がかかっていた。 山伏山頂で16度 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜新窪乗越 基本は、ガレ道、江戸時代の地震により崩壊した石の中の登山である。石は滑り足を載せると容赦なく崩れていく。また大きい岩もあるため登山靴必須。スパッツがあるとよいだろう。また、滑りやすいためダブルストックをお勧めする。 新窪乗越〜山伏 基本的には樹林帯の中の尾根道ハイキング。しかし、高尾山〜陣馬山のようなゆるりとしたものではなく、30m登っては30m下るような累積標高が伸びるような尾根である。 2箇所ほどロープ場があるが、そんなに難しくはない。 山伏山頂より、山伏登山口に少し歩くと富士山がしっかり見える場所がある。 新窪乗越〜大谷嶺 こちらの方が厳しい、100mのアップダウンをひっきりなしにさせられるような感じだ。ロープがついているところも多い。ロープとダブルストックを頼りながら丁寧に登りたいところだ。すれ違いが難しいところもある。 下山後の温泉 静岡梅が島新田温泉「黄金の湯」 PHが9.2ということで、皮膚の表面(いわゆる「あか」)が溶けてぬるぬるする温泉。入っていて気持ちが良い。設備も清潔で700円は高いと思えなかった。 |
写真
感想
2014m、山伏、今年登る山・・・。私が最初この山のレポートを見たのは4月中旬である。それいらい、今年中に登るぞと意識していた山である。そして、調べていくうちに大谷崩のことを知り、山伏登山口からの往復から、大谷崩を登る計画へとシフトした。本当は八紘嶺にも往復したかったが、時間の都合で止めた。私は急登やガレ場は苦手である、しかも道迷いのおかげで大分時間をロスし足を使った、大谷嶺までで精一杯だったのである。
金曜日に仕事を終えてから車を出し、新東名の清水PAで仮眠。朝4時台に出発し新静岡で降りて向かうがそこからが結構長く、登山口にたどり着いたのは6:30頃。急いで準備をする。大学生らしき若者6人組が私の前に登り始める。(登山口で写真を撮る、途中抜きつ抜かれつ・・・いいなあ男女登山)
基本的にはガレ場である。
大谷崩では向かって左側にトレースがついているが、私はそれを見つけられず大谷崩の真ん中を登ってしまう、一歩一歩足がめり込み、石で滑る「何だこりゃ・・・」前方を行く6人組の足さばきはスムーズなのに・・・体重か?と思う。しかし左にトレースを発見しそこを登り始めると快調であった。カモシカの死体があったようだが登りでは気付かなかった(下りで見つけた・・・合掌)。
息を整えるために写真を撮りながらゆっくりゆっくり登っていく・・・。
大谷崩は1707年の宝永の大地震をきっかけとして崩れだし、1709年の記録に初めて報告された。その後急激に土砂が崩壊し、120,000,000立方メートル、ダンプ20,000,000杯分の土砂が流れたとされており、現在は日本三大大崩として知られている。
息を整えながら大谷崩を登ると新窪乗越である。ここを左に行くと、安倍奥の盟主「山伏」、右に行くと大谷嶺、八紘嶺、七面山(日本二百名山)に行くことができる。休んだ後、先ずは山伏に向かおう。
私がたどりつくと同時に休んでいた大学生6人組が山伏に向かう。
山伏までは基本的に快適な尾根道である、しかしアップダウンは結構あり、ロープ場も2箇所ほどある(いずれもロープに頼らなくても通過は可能である。)そこで渋滞していた6人組の後ろに付き、6人組の休憩とともに先に行かせていただく。その後は快調に歩き、山伏にたどり着く。頂上には山頂標示がたくさんある、山梨県の山頂標示は「山伏岳」となっているが、「岳」に×がしてある。山頂でソロのベテランさんと話をさせていただく、山伏登山口からの道路の状況、展望場所、南アルプスの山ビルの状況・・・。山伏避難小屋まで行けば水場があると知っていたが、3リットル担いできてあと2リットル残っているので補給の必要がないと判断し、写真をいろいろとって大福を食べて山頂を後にする。
下り際に6人組とすれ違い、展望場所について話す。
来た道を快調に尾根歩きを楽しみ、新窪乗越にたどり着く、この時点でもう八紘嶺はあきらめている1時間早かったら行っただろうなあ・・・。ガレ場の登りで時間と足を使ったからなあ・・・もう足があまり残っていない。
競馬の逃げ馬が直線になって足が無くなり全頭に抜かされていくような足取りで大谷嶺に向かう、そう、まるでツインターボ(古いが)のように。
大谷嶺までの道は山伏に向かうよりも荒れていて、アップダウンが激しく半分近くロープが張ってある。そこを10歩ごとに息を入れながら前に進んでいく、川口浩探検隊が核心部に迫るようなBGMが頭の中に流れ始める・・・。最後の急登を越え大谷嶺にたどりつく。ここから、2kmで八紘嶺だが、往復4kmを歩こうとは思わなかった。
浜松から来たベテラン3人組さんと話をする。浜松付近の山、南アルプス南部の登山適期、丹澤の話。3週間前に登った毛無山の話。3人組さんは、これから山伏に行くそうだ、多分4時ごろの下山となるのでしょう。
私も下る、さすが下りは早い。一気に下っていく、大谷崩もトレースをたどっていったので快調に下ることができた。何度も登場した大学生6人組が休んでいる横を通り過ぎた、そのまま一気に登山口にたどり着いた。本当に下りはあっけない。
その後、温泉に入り新東名を通って、山伏の余韻に浸りながら帰宅した。いい山だったと思う。
八紘嶺は七面山からピストンでそのうち行ってみたい。笊ヶ岳、南アルプスは奥が深い。行ってみたい山がどんどん増えていく。
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