滝子山-大谷ヶ丸
- GPS
- 08:12
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,358m
- 下り
- 1,249m
コースタイム
8:25 稲村神社
8:35 桜森林公園
8:37 寂しょう荘入口分岐
9:08 道証地蔵
9:17 浜立山分岐
11:12 鎮西ヶ池
11:16 滝子山
11:21 滝子山・三角点峰
12:28 アモウ沢乗越
13:38 大谷ヶ丸
14:16 コンドウ丸(金洞丸)
14:35 曲り沢峠
14:50 大鹿山・景徳院分岐
14:55 大鹿山
16:09 景徳院入口バス停
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
すみ沢ルートの一部が崩落による倒木のため、 一部寸断されていますが、倒木を迂回して避ける踏み跡があります。 足場パイプ製の橋が曲がって川面に触れていますが、 渡河は可能です。 |
写真
感想
計画では、南八ヶ岳を予定していた週末ですが、
連れが急遽仕事となり、延期。
とはいえ登山の予定そのものは個人的に延期する理由が見当たらず。
色々考え、昨年北岳に共に登った友人の様子をメールで窺いました。
予定はなく、登山にも乗り気でした。
希望を聞くと、「沢の流れを楽しめる山」。もちろん沢登ではなく。
よくよく考えると随分贅沢な要望ですが、私の登山歴から紐解けば
そのメニューは幾つか考えられます。
まず奥多摩定番の、川苔山。これはもう飽きるほど登っているので却下。
続いて丹沢檜洞丸。こちらは車で行くにはかなり面倒というか、
まあ八ヶ岳よりは近いですけどそういう感じも少なく、
久しぶりの登山としては過去に登っていますし、やっぱり却下。
思い出したのは、小金沢連嶺の南端、滝子山。
趣深い山ながら、まだ単独で一度しか登っておらず、
一瞬にして決定。
但し、笹子から登ってそのまま降りてくるのは詰まらない。
折角ですから、少し小金沢連嶺を行けるところまで行こうと決めました。
8時頃、笹子駅到着。
登山しないとバチが当たる快晴を享受すべしと、甲州街道を東へ。
早速汗だくになるような強烈な日差しの中、登山口へ向かいます。
幸い湿度が低く風も冷たく、日陰さえ選べば何の苦もなく快適でした。
これは沢沿いルートを選択したことにもよるでしょう。
水量も豊富で、各所で沢の水を汲んで飲み放題。
冷たくて甘くて美味しい水で、川苔川の味ともまた違う、名水ですね。
涼しげな沢の心地よさを堪能しながら尾根筋へ。
尾根からは、高原の涼風が心地よい、防火帯の道。
カラマツ林を抜ける乾いた風で、強い日差しながらもこれまた快適。
生憎、富士山はもう雲隠れでしたが、迫る大谷ヶ丸に沸き上がる雲、
エゾハルゼミの涼しげな鳴き声に包まれて、気分も上々でした。
連れはかなり久しぶりの登山で、かなり息が上がっていました。
やっぱり2か月以上間を空けると、体の衰えは顕著に出ますね。
時間もエスケープルートも充分確保されているので、
ゆっくりのんびりでいいから確実に、と言い聞かせて進みました。
滝子山山頂は、狭いのに相変わらず人が多く、人気を窺わせます。
低山にしては豊富なルート。楽しみ方も多様ですし、
山慣れた健脚者も楽しめる、面白い山ですね。
ベテランと初心者が入り乱れて、見知らぬ者同士の会話も弾みます。
天気のお陰で、金峰山の五丈岩や雲取山、富士山周辺の山々を拝めました。
昼食を済ませた後、取り敢えず大谷ヶ丸を目指してみます。
このルートは、すみ沢ルートとの合流から先は、急激に踏みが弱くなります。
灌木の生い茂る自然林を抜けると、徐々にカラマツ林へ。
カラマツ林になると勾配も少なくなり、かなりなだらかな快速ルートへ。
ここも涼風に恵まれ、難なく大谷ヶ丸に到着。
大谷ヶ丸は眺望のない小ピークですが、涼しいカラマツに囲まれ、
休憩には申し分ありません。こういう低山の雰囲気は、私は大好きです。
その後の尾根道も、深い自然林が続き、植生の変化を楽しみながら進みました。
道中には、つぼみのフタリシズカに咲き残りのヤマツツジ、
まだ緑色のマムシ草など、なかなか楽しめました。
さて、下山道。
色々悩みながら進んだのですが、結局無難な大鹿峠からの下山を選択。
何せ久しぶりの連れに些かの不安も、与えるべきではないでしょう。
以前使った、送電線の管理道なら負担も危険も最小限で済みます。
意図した通り、無事に景徳寺に降りられました。
史跡の武田勝頼の墓前と本堂に拝謁し、バスに乗りました。
帰りは、中央線を一駅。勝沼のぶどうの丘へ。
白ワインとコース料理を堪能して帰りました。
彼には少し負荷の大きいハードルートでしたけど、
北岳を制した技術と装備は持ち合わせていますから、
特に心配もしていませんでした。
問題なのは、体力だけです(笑)
むしろ衰えを自覚してもらえれば、こまめに山に足を運ぶ意義も、
改めて汲み取ってくれるでしょう。
山も体も、素直なものですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する