甲斐駒ヶ岳
- GPS
- 10:43
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
- 山行
- 1:03
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 1:14
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 9:10
天候 | 1日目 土砂降りのち雨 2日目 晴れ時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
運賃+手荷物代 往復2,740円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
所々泥濘あり |
その他周辺情報 | 日帰り湯 バス乗り場前の仙流荘(19:30最終受付) 林道バス駐車場 5日毎に1,000円 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
夏休みを利用してモンベルの甲斐駒ヶ岳ツアーへ参加。
日々変わる天気予報にヤキモキしながら、前泊地の仙流荘へ向かった。中央道では土砂降りの中運転…、スタート前から何かと緊張を強いられる。
予定より少し遅れて仙流荘にチェックイン、フロントの温かい応対に癒される。夕ごはんのメインは岩魚の田楽と胡麻だれの蒸ししゃぶ、小鉢なども美味しく、ついつい食べ過ぎた。そういえば、素泊まりでもない、山小屋でもない宿泊は久し振りだ…。良いねぇ、ゆったりくつろげる。
朝は晴れて、集合時間まで車で準備をしながら過ごす。仙流荘で受け取ったおにぎり弁当を食べ(美味い!)て集合。1日目は1時間も歩かないので気持ちに余裕がある。…はずだった。
林道バスで北沢峠に着くと土砂降り。閉鎖されている待合所の軒下でレインパンツとジャケットを着込んだ。
歩いているうちに雨は小降りになり、いつの間にか止んだよう。まだまだ歩くかな?と思ったら、宿泊先の仙水小屋が見えた。
いわゆる乾燥室というものは無く、軒下に濡れたレインウェアを干して小屋に入る。一人一人の宿泊スペースは板で仕切られており、秘密基地の様で楽しい!おかみさんも温かい雰囲気の方で、ごはんがとても美味しかった。
トイレは水洗。行けばわかります、全く臭く無い。行けばわかります笑。
翌朝は朝食4:00、出発が4:30、トイレの不安が一番大きかったが、(良いか悪いかは置いておいて)下山まで保った。少しずつ自分の身体のリズムを掴めてきているのか⁉︎
下山は双児山側から下りるので、荷物はすべて背負う。行動時間も10時間を予定しているので、水もしっかり汲んで行く。
重い…重いぞ…駒津峰手前でかなりダメージを受けた。
話は戻って、スタート時はヘッドランプで歩き始める。暗い中、ヘッドランプで歩くのは初めて…ホントにそんな明かりで歩けるのか?と不安だったが、結構しっかり足元が見えて、不安無く歩くことができた。仙水峠手前で明るくなってきたので、ライトはオフ。峠に登り上げると朝焼けと雲海のコラボレーションが最高に美しかった。雨上がりのご褒美だ。
まだまだ眺めて居たい気持ちもあったが、仙水峠を出発!なんといっても、今日の行動時間は10時間予定。歩き通せるのか?私は…。
仙水峠から少し登って振り返ると、一面の雲海が更によく見えた。遠くに北岳が見える、と教えてもらう。あぁ、憧れの北岳…初めて(ではないか…)しっかりと視認できてテンションが上がる。富士山も見える。
時間の経過と共に、気温も上がったのか、自分が暑がりなだけなのか、背中の重さとで、自分が駒津峰から先に行けるのだろうか?と不安が頭をよぎり始める。
段差に身体を近づけて身体を持ち上げる、太腿の上に骨盤をもっていく…、さまざまなガイドさんに教わった疲れにくい歩き方を頭に浮かべながら、これは訓練、トレーニングだ、この歩き方を習得すれば楽になるのだ…と自分に言い聞かせる。
駒津峰に到着!とにかく、必要無い物をデポ!!宿泊用の荷物、バーナーとガス、あぁ、背中が軽い。復活!!
岩場や花崗岩が風化したザレ場を登る。我々が辿るのは巻道ルート。それでもまぁまぁのコースだ。所々、緊張を強いられる場所があった。山頂が近づくと太陽が暑い。歩幅を小さく、運動エネルギーを出来るだけ無駄にしないよう効率良く位置エネルギーへ変換…そんな事を考えながらザレ場を登って行く。よく写真で見かけていた2本の剣は、どうやら黒戸尾根の方にあるらしい。ガスではっきりとは見れなかったが、場所を教えてもらう。ちょこちょこ小休止を挟みながら、山頂到着!とても嬉しい!しかも、ちょうどガスの晴れ間に到着。周囲の山はあまり見えなかったが、頭上は青空。最高じゃァ!!
山頂の雰囲気を楽しみ、少しエナジーチャージをしたら、大國主命にご挨拶して下山開始。ここから駒津峰までが一番怖かった。白砂の斜面と言えば聞こえは良いが、岩の上に薄く風化した花崗岩の砂が乗っている坂道を下るのだ。転倒の恐怖にストレスで頭痛が…(メンタル弱い)。
無事駒津峰まで戻ったらお昼ご飯〜。ここからは、脚も疲れているのでストックの登場!
おかげで双児山への登り返しもさほど辛く無く、
下りへの恐怖心もそこそこに無事下山。
北沢峠からはタイミングよくバスが出て、予定よりかなり早く解散場所へ到着。お疲れ様でした〜。
さて、帰路のメインはお風呂!!今回は、諏訪湖SAのお風呂ダァ!
うーん…それにしてもフライドポテトが食べたい!マック〜マック〜、アタ!ドライブスルーでフライドポテトとナゲットGET!!
お腹も満ち足りて、諏訪湖SAへまっしぐら。
到着時は貸切状態。お湯は40〜41℃で、疲れた脚に心地良い。貸切だし、心地良いし、歌っちゃえ〜って歌い終わったら、少し後に一人脱衣所から入ってきた…。∑(゚Д゚)き、聞こえたよね?聞いた?聞いてしまったのか⁉︎あぁ、恥ずかしい。
ま、いっか〜。
今回は、身体的な満足度も精神的な満足度もかなり高い、充実した山行となったのだ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する