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Yamareco

記録ID: 467253
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ハイキング
大台ケ原・大杉谷・高見山

大杉谷から大台ヶ原へ。澄んだ水と新緑に癒された山旅。

2014年06月14日(土) ~ 2014年06月15日(日)
 - 拍手
GPS
25:55
距離
19.0km
登り
2,289m
下り
1,020m

コースタイム

6月14日(土)
大杉谷登山口バス停12:05〜12:55京良谷出合〜13:30千尋滝(昼食)13:45〜14:25シシ淵〜
14:40ニコニコ滝〜14:50新平等クラ吊橋〜15:20桃の木山の家(泊)
6月15日(日)
桃の木山の家06:35〜06:55七ツ釜滝〜07:30崩壊地〜07:40光滝〜08:00与八郎滝〜
08:15堂倉滝〜09:10堂倉避難小屋〜10:00シャクナゲ平〜10:45日出ヶ岳(昼食)11:15〜
(大台ヶ原周遊)〜14:00大台ヶ原駐車場
天候 6月14日 晴れ時々曇
6月15日 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR紀勢本線「三瀬谷」駅下車、徒歩10分の道の駅「奥伊勢おおだい」より、宮川ダムの
大杉谷登山口行きバス(要予約)にて入山。
下山は、大台ヶ原より近鉄吉野線「大和上市」駅行き奈良交通バス利用。
その他登山ルート、宿泊等、「大杉谷登山センター」のウェブサイトが詳しい↓
http://www.oosugidani.jp/index.html
コース状況/
危険箇所等
登山バスは宮川ダム湖畔の登山センターで一時停車。トイレと登山ポストがあります。
登山口にもトイレと登山ポストそして東屋があります。ここの駐車場スペースは乗用車10台分ほどでしょうか。

危険箇所にはほとんど看板、鎖が整備されています。が、油断せずスリップ、沢への滑落に注意して下さい。滝の高巻き箇所は多くが切り立っているので慎重に。

新名所?崩壊地は圧巻です。岩一つでも今また落ちてきたら・・・速やかに通過しましょう。

堂倉滝から沢を離れ、日ノ出ヶ岳までほぼ尾根道の登りです。上りは問題ないかと思いますが、小屋の方の話では、下りでの迷いが時々あるとのこと。

谷を抜け、日ノ出ヶ岳まで登り切ったときの達成感は最高です。
特急「ワイドビュー南紀」で三瀬谷駅着
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特急「ワイドビュー南紀」で三瀬谷駅着
大杉谷登山口行きバス。この日は2台出ました。
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大杉谷登山口行きバス。この日は2台出ました。
宮川ダム湖畔の登山センター。隣にトイレ、登山ポスト有り。
宮川ダム湖畔の登山センター。隣にトイレ、登山ポスト有り。
登山口に着きました。バスの運転手さんありがとう!
登山口に着きました。バスの運転手さんありがとう!
宮川第三発電所。左の砂利道を抜けます。
宮川第三発電所。左の砂利道を抜けます。
大日付近。エメラルドグリーンの水面に吸い込まれそう。
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大日付近。エメラルドグリーンの水面に吸い込まれそう。
くるりん?
京良谷出合付近
何本か吊橋を渡ります。
何本か吊橋を渡ります。
千尋滝の東屋。滝を眺めてパンを頂きました。
千尋滝の東屋。滝を眺めてパンを頂きました。
千尋滝。目にしたとき、思わず「カッコいい〜」の声が。
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千尋滝。目にしたとき、思わず「カッコいい〜」の声が。
石清水、美味しゅうございました。
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石清水、美味しゅうございました。
こういう所も。ちょっと気を引き締めれば事故は減るものです。
こういう所も。ちょっと気を引き締めれば事故は減るものです。
たくましく咲くツツジ。
たくましく咲くツツジ。
シシ淵。奥にニコニコ滝が見えます。泳ぎたい・・・
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シシ淵。奥にニコニコ滝が見えます。泳ぎたい・・・
ニコニコ滝
新しく掛け替えられた平等吊橋。
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新しく掛け替えられた平等吊橋。
桃の木山の家に到着!
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桃の木山の家に到着!
今日の泊まりは50名ほどでした。まだまだ余裕。
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今日の泊まりは50名ほどでした。まだまだ余裕。
沢を眺めてまったり、ゆったり。
沢を眺めてまったり、ゆったり。
いただきまあす!
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いただきまあす!
朝靄の中、出発!
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朝靄の中、出発!
シャキンとするね。
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シャキンとするね。
七ツ釜滝
薄桃色の可憐なユリに見とれる。
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薄桃色の可憐なユリに見とれる。
崩壊地が見えてきました。
崩壊地が見えてきました。
岩一つ一つがデカイです(゜_゜;)
ペンキマークに沿って速やかに越えましょう。
そんなに登るわけではありません。
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岩一つ一つがデカイです(゜_゜;)
ペンキマークに沿って速やかに越えましょう。
そんなに登るわけではありません。
与八郎滝
堂倉滝で小休止。しばしぼんやり。
ここからは尾根道なので水のチェックを。
堂倉滝で小休止。しばしぼんやり。
ここからは尾根道なので水のチェックを。
頑張って登ります。
頑張って登ります。
登り切ると大台林道へ飛び出します。
登り切ると大台林道へ飛び出します。
林道をちょっと歩いて、またすぐ左の登山道へ入ります。堂倉避難小屋が見えています。
林道をちょっと歩いて、またすぐ左の登山道へ入ります。堂倉避難小屋が見えています。
粟谷小屋への分岐。林道をそのまま歩いても小屋へ行けます。
粟谷小屋への分岐。林道をそのまま歩いても小屋へ行けます。
シャクナゲ坂。花の頃は素晴らしい眺めでしょうね。
シャクナゲ坂。花の頃は素晴らしい眺めでしょうね。
シャクナゲ平。ここからは傾斜が緩やかになります。
お腹が空いたので行動食を頂きます。
シャクナゲ平。ここからは傾斜が緩やかになります。
お腹が空いたので行動食を頂きます。
ボク、ドラえもん!
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ボク、ドラえもん!
1,500m付近で杉林から自然林に変わりました。
シロヤシオが残っていました。
1,500m付近で杉林から自然林に変わりました。
シロヤシオが残っていました。
おお!唯一残っていたシャクナゲ。
おお!唯一残っていたシャクナゲ。
日ノ出ヶ岳山頂に飛び出しましたよ。
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日ノ出ヶ岳山頂に飛び出しましたよ。
バスの時間までだいぶあるので、大台ヶ原を散策することに決定!
バスの時間までだいぶあるので、大台ヶ原を散策することに決定!
ということで、大蛇瑤芭辰鵑任ました。
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ということで、大蛇瑤芭辰鵑任ました。
のんびり歩いて新緑を満喫。水と緑に万歳!
のんびり歩いて新緑を満喫。水と緑に万歳!

感想

案外近くなのに訪れたことの無かった大杉谷。
何年か前の台風によって、登山道があちこちで寸断され、永らく通行止めが続いていた。
しかしこの春、全面開通との便りを聞き、梅雨の合間の好天を狙って向かうことにした。

予約していたマイクロバスに揺られること1時間半。正午に大杉谷登山口に到着。軽くストレッチをして歩き始める。
久しぶりの山行にワクワクする僕の前に、早速、澄んだ水をたたえた淵や白く流れ落ちる瀬が次々と現れる。
そして千尋滝が現れたときは、思わず声を上げてしまったほど感動した。

所々の沢で喉を潤しながら、上流へと進んでいく。
立ち止まって見とれたり、写真を何枚も撮って、沢や淵、滝と岩そして新緑を満喫した。

少し余裕を持って、今日の宿、桃の木山の家に到着。小屋泊は久しぶりだ。
受付をしていると、なんとお風呂があると仰るではないか!
いうことで一番風呂を頂いた。汗が流せるだけでもありがたい。

親切なスタッフの方々、冷えたビール、美味しい食事、心地良い布団、水洗トイレ等々・・・
山に来ると、日常では当たり前に思っていることが、実はとても大切で幸せなことなんだと気付かせてくれる。

実はこの小屋、関西最大級の山小屋で定員は400名近いという。
でもこの日の泊まりは50名足らず。静かな夜だった。
そういえば、偶然、テレビの取材が来ていて、クルーがあちこちでカメラをまわしていたが、黙々と撮影していてなんだか黒子みたいで可笑しかった。

次の日も良い天気。ゆっくり朝ご飯を頂いて出発する。
前の日にも増して、新緑の渓谷美に感動。気分は上々。
七ツ釜滝、光滝、隠滝、与八郎滝、堂倉滝どれも素晴らしい。
そして飛び込んで泳いでみたい淵も沢山ありました(笑)

また途中の崩壊地は、自然の破壊力をまざまざと見せつけてくれる。
岩盤が稜線から一気に崩れ落ちて谷をほとんど埋めてしまっているのだ。
落ちてきた岩は一つ一つがダンプカーくらいの大きさでヤバい。
また砂礫は谷底を上げ、この前後の区間は川が伏流になっているほどである。

堂倉滝から先は渓谷を離れ、尾根道の我慢の上り。
ただ僕は、下りよりは気を遣わないで一心不乱に行ける上りの方が好きです。(しんどいけどね)

途中、シャクナゲ坂〜シャクナゲ平の辺りは文字通り、その群生が見られます。
花の頃(5月中旬くらい?)は凄い光景だろう。出来ることなら、このまっただ中でビバークキメてのんびりしたい。

上りが緩やかになってくると、いつしか植林は自然林に替わり、シロヤシオなども多く見られるようになる。
笹の斜面が出てくると、見慣れた展望台の建つ日ノ出ヶ岳山頂に飛び出した。

展望台でどら焼きの残りを食べ、バスの時間までまだだいぶあるなあと涼みながら登山道を見下ろしていると、小屋で一緒だった方がお二人登ってこられた。
お疲れ様ですと労い、お話ししたり、写真を撮り合っているうち意気投合。一緒に大台ヶ原を散策することに。
旅は道連れです。

正木が原を越え、大台ヶ原の定番、大蛇瑤妨かった。いつ来ても素晴らしい眺め、高度感が心地良い。来て良かった!
お二人ありがとうございました!

のんびり森林浴して駐車場に着いたが、まだ余裕だった。が結局、奈良交通バスは満席になったので早目に着いて並んでおいて良かった〜

エメラルドグリーンの澄んだ谷川と水しぶきと轟音を立てる数々の滝、新緑の木々と可憐に咲く花、鳥の声に囲まれた素敵な小屋。紀伊にもこんなところがあったんだ!と嬉しくなりました。
そして、一時はズタズタになった登山道や橋を直し、掛け替え、再開通させた関係者の方々の情熱と努力に感謝と尊敬の念を感じずにはおられません。ありがとうございます。

大杉谷オススメです。是非。

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大杉谷・大台ケ原
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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