魅了‼️大沼鏡に名月とトムラウシ山が…。リベンジ石狩岳&忠別岳


- GPS
- 32:01
- 距離
- 64.0km
- 登り
- 3,633m
- 下り
- 3,630m
コースタイム
- 山行
- 11:41
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 12:16
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:32
天候 | 9/10快晴 9/11快晴 9/12晴後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
去年、大チョンボした石狩岳を何としても登りたいというのが、今北海道遠征の最大の目的だ。だが出発時では林道が通行止めで、台風通過後の倒木の状況によって開通するとのことであった。心配だがどうすることもできない。成り行き任せ!
そこでペテガリを先に登り、沼の原登山口に向かった。前日に開通した林道は国道から10kmの砂利道。夜中に走ると心細くて非常に不安だった。登山口に着くと駐車場は8割方埋まっていた。なんだ心配することなかったと思った。しかし人気の登山口だな。
【1日目】
沼の原までは急登もなく案外早く到着できた。沼の原は大雪は勿論石狩岳の眺めもいい。
今日は石狩岳にピストンして沼の原と石狩岳の鞍部にテン泊予定であった。それは鞍部前後の藪漕ぎでCTが2.5hとなっていたからだ。だから鞍部までテントを担いでいった。しかし藪は刈払われ快調に歩けた。ただ鞍部にTS地はなく、水場への目印もない。どうも山地図が古すぎたようだ。最新版を買いたいがなかなか買えない懐事情もある(T_T)笹刈りのおかげでずいぶん楽に歩けた。笹の根っこを見ると猛烈な笹薮が予想され、ここが刈られてなかったら断念したかもしれないと思った。ありがとうございます。
荷物を鞍部にデポして再出発した。ニぺへの登りは最初は笹が覆いかぶさった道だが、急登の半ばあたりから眺望が得られた。登り切るとヤセ尾根があった。ここから山頂は結構遠く時間がかかった。ただどこも眺めがよく快適だ。
石狩岳最高峰は狭い。大チョンボした山頂の方が眺めも良く休憩場所によい。ともかくリベンジは果たし、赤線も繋いだ。
山頂には沢登りの方が休憩していて、鞍部の笹刈りが数年前に行われ以降は沼の原から日帰りの人が増えたと教えてくれた。そういえば2組の人に追い抜かれたな。時間的にきついが十分可能だ。
さて今晩は鞍部に泊まるか、頑張って戻って沼の原で泊まるかと迷った。ともかく戻った時間で判断しようとなった。
戻ると15時でハードだが沼の原に戻れそうだ。ここではテントを張る場所がない。こんなことなら沼の原に荷物を置いてきたのにと後悔した。そして今山行一番きつい2時間の歩きが始まった。兎に角きつい(T_T)沼の原への実質h100mの登り返しが。どこでもいいから早くテントで寝たいとの思いだけ。
クタクタで大沼TS地に到着し、ようやく重荷を下ろした。湖畔の砂地でいいTS地だ。100張りでも可能なほど広い。
【2日目】
ぐっすり寝て、暗いうちにテントから顔を出すと中秋の名月がトムラウシの左上に光っていた。それが大沼に逆さに映っていた。うわ〜‼凄い天体ショーだ。
下船して直接来ていたら。鞍部に泊まっていたら。晴れていなかったら。などいくつかの偶然が重なり、この光景を見ることができた。これを奇跡と言わずに何んというのか。次第に明るくなって月は消えた。
すれ違った登山者から大沼は逆さトムラウシを映す鏡で大沼鏡というと教えてもらった。大沼鏡とはうまいこと言うな。
重荷と疲労から標高差400mの緩い登りなのにきつい。CT通りで五色岳に到着した。その後もペースは上がらず疲れ切ってヒサゴのコルに着いた。荷物をデポして身軽になったのに体は重い。岩の上を歩くルートで道が分かりにくい。5年前はよくこんな道を雨ふりに歩いたものだと感心した。
山頂は快晴で360°の大展望。南に十勝岳、日高山脈。北に旭岳。こんな素晴らしい展望だったのか!
帰路はやっぱり迷った。岩の上だと踏跡が残らないし、ピンテも見つけられなかった。疲れていてヒサゴ沼の小屋が遠かった。
【3日目}
朝は晴れていたが、次第に曇るとの予報だった。まっすぐ下れば午前中に下山だが、勿体ないので忠別岳に寄ることにした。特徴的な山で遠くからでもよくわかる。大雪山をちょっとでも長く楽しみたい。後ろ髪を引かれながら木道を歩き下山した。
充実した超満足の3日間であった。
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