猛暑の御前山
- GPS
- 06:14
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,288m
- 下り
- 1,490m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 6:11
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に整備良好。鋸尾根は多少岩場があります。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図
コンパス
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
ストック
水筒
時計
非常食
緊急保温シート
着替え
ツェルト
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
GPS
|
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感想
【うっかり記録を削除したため再掲】
7月下旬をコロナ感染で棒に振った。感染ルートははっきりしている。会社の歩く会の一泊旅行で、マスクもせずに宿の部屋で開いた2次会。参加した1人が酷い鼻声だった。ご当人は翌日も元気いっぱいで「アレルギーです」と言っていたが、帰りの電車で咳き込みだし、翌日コロナの診断。その2日後までに当方含め残り10人全員が陽性となった。自業自得と言うほかない。
7月初旬に4回目接種を済ませていたおかげか、幸い症状は3日間の微熱と喉の痛みで済んだ。ただ、10日間の自宅療養は免れず、すっかり運動不足となってしまった。
禁足が解けた8月になっても天候不順で出かけられない。ようやくリハビリがてら軽い山登りとして週末に行く計画を立てたが、突然現れた台風のせいで山の日に前倒し。その名に反しておよそ山登りにふさわしくない酷暑に辟易した。
出だしからついていない。西国分寺駅で乗り継ぐ中央線快速が遅れ、混むので避けたかったホリデー快速に乗ることになってしまった。幸い混雑は大したことなく、奥多摩湖方面のバスも先発臨時便に座ることができた。
ダム脇のトイレに寄り、傍らの無人の交番に計画書を提出して出発。ダムを渡った先の登山口のベンチで数人が準備していた。いきなり尾根伝いの急登が始まる。暑いし、息が上がって軽装のハイカー風の若い二人組に追いつけない。先月の鳳凰三山の時と比べて明らかに脚力が落ちた感じだ。植林帯に入っていくらか傾斜が和らぎ、休憩中の二人を追い抜いた。瞬発力はいけないが、持久力はまだ残っていたらしい。
1時間ほどでサス沢山。展望台があり、説明によると奥多摩湖越しに遠く見えるのは大菩薩嶺の山並みとのこと。直線で20勸幣紊△襪呂困世、意外に近く見える。
ここから軽く下って登り返すと標高が1000mを超え、微風も吹いていくらか暑さが和らいだ。緑がまぶしい道を同じく1時間ほど歩いて惣岳山。小広い頂上で展望はないが、ここまでくればあともう少しだ。
樹間からチラリと台形の頭をした山が見え、確認すると富士山だった。本当にここしかないというビューポイントだが、どんな形であれ富士山が見えると何か得したような気分になる。行く手の方を透かし見ると、もう御前山山頂は一投足の所にあった。
3、4人が休憩する静かな山頂で木陰のベンチを一つ占有し、昼食にする。暑いのでカップめんは抜きでお握りを食べようとしたが、小虫がまとわりついて食べ物を出すどころではない。汗が収まったところで虫よけ織物スコーロンのフードパーカを羽織り、顔には虫よけを塗ってようやく弁当にありついた。
たっぷり休んで出発。避難小屋方面へ降りる道は立派な木段が整備されていた。冬の軽アイゼンで痛めつけられなければいいのだが。奥多摩駅方面へ向かう登山路から100mほどそれて避難小屋のトイレを借り、同年配の男性の後を追うように出発。ここから大ダワまでは、小さなアップダウンの続く長い尾根道となる。
右下に林道が見えてからなおひとピーク越えて、やっと大ダワのトイレの屋根が見えた。林道を渡り、トレランの女性を先に通して鋸尾根に向かう。いきなり道が二手に分かれて面食らうが、左の木段は尾根通しの道、右はその巻道で、5、60m先で合流するから問題はない。
鋸尾根へは100mほどの登り返しで、最後には急な梯子段もあるので、暑さの中で疲れてきた身には結構つらい。尾根に出てからの微風でいくらか生き返る思いがした。さらに少し登り返して尾根を進むと三角点ピーク。ここから急降下となるので一休みした。
この先はほぼ下り一辺倒だが、時間的にも標高的にもますます暑くなるのが憂鬱だ。後ろから外国語らしい女性の声が聞こえる中を出発。案の定、汗がとめどなく流れ始めた。天狗のピークで休憩しようとしたが日向は暑くて耐えられず、岩場を下った先の尾根道でリュックを下ろして汗をぬぐった。
先ほどの声の主の若いガイジン女性2人が抜いて行った。2人目は少し疲れた様子だが、ほとんど汗をかいていないようなのが羨ましい。こちらはズボンまで汗に濡れ始め、このままでは電車に乗るどころではなくなるので、風のない植林帯を速度を落として進む。
ようやく林道から愛宕神社前に達すると、件のガイジン女性たちが案内板の前で逡巡していた。「奥多摩駅?」と聞くと頷くので、「タダシ、ナガイ、コワイ、カイダンアルヨ」と英単語を並べて脅したうえで先導した。途中、小さな五重塔に歓声を上げたので「パゴーダ」と解説(神社の塔だけど)。肝心の180段以上ある直線急階段では、2人目が遅れていたので「アシモトチュウイ」と伝えて先行した。
下り切って振り向くと、元気な方のガイジンさんが駆け降りる勢いで追って来るので驚いた。2人目の方は尋常に?手すりにつかまってそろそろ降りている。この先は迷う道ではないのでお別れし、一足先に登山口へ降り立った。
それにしても暑い。橋を渡ったところで汗を拭い、ゆっくり奥多摩駅へと向かった。手近なもえぎの湯に寄ろうか?とも考えたが、駅まで歩く間にまた汗をかきそうだ。やっぱり、いつもの河辺駅前温泉梅の湯のお世話になろう。
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