烏帽子岳〜野口五郎岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜黒部五郎岳
- GPS
- 33:36
- 距離
- 49.8km
- 登り
- 4,287m
- 下り
- 3,985m
コースタイム
- 山行
- 2:16
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:24
- 山行
- 14:34
- 休憩
- 3:43
- 合計
- 18:17
- 山行
- 10:17
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 12:15
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
七倉から折立へ北アルプスを横断する縦走をしました。
車を1台折立に置き、もう1台で七倉山荘に周り、スタートです。
当初の計画は水晶岳や双六岳、槍ヶ岳まで足を伸ばしてもいいかもと思っていましたが、体力や時間を考えて、山行中に計画変更しこのルートになりました。
登り始めのブナ立尾根はさすがの急登です。夜中に登り始めたため、そもそもその尾根にたどり着くまでの濁沢を渡る橋を見逃したため、しばらく彷徨って探しました。
烏帽子小屋まで順調に高度を上げ、小屋に荷物をデポして烏帽子岳へ。山頂であたりが明るくなってきました。この日は台風一過だったため、烏帽子小屋に着くくらいまで雨が降っており、雷で空も光っていました。
夜が明けてからは天候が急速に回復しました。
烏帽子小屋〜野口五郎岳はなだらかな尾根で歩きやすいです。三ツ岳付近で5羽の雷鳥に、野口五郎小屋手前で7羽の雷鳥に出会いました。撮影会を開いてしまったため、計画時間を大幅にオーバーし始めます‥
野口五郎岳に着く頃にはすっかり晴れました。
野口五郎岳〜水晶小屋まではアップダウンが多く、けっこうタフなルートです。その先にある水晶小屋でちから汁を食べて体力回復です。
ワリモ岳を越えて鷲羽岳に着いた頃に日の入り間近になりました。360?見渡す限りの平野や谷間に雲が溜まり、すべての方角が雲海となり、その雲海に沈む夕陽を鷲羽岳の山頂から堪能しました。アーベントロートも最高でした。
鷲羽岳〜三俣までの下りは浮き石も多いため注意です。
夜は星を堪能し、星の撮影会も開催しました。
2日目はまずは三俣蓮華岳に登ります。そこから黒部五郎小屋までが思ったよりコースが長く、標高もずいぶん下げます。ここの区間でも2羽の雷鳥に会うことができました。
黒部五郎小屋付近は人も少なく静かで、ヨーロッパの山岳地帯のような雰囲気が漂います。また、黒部五郎岳のカールは美しく、個人的には立山や木曽駒ヶ岳よりも大好きな雰囲気でした。
黒部五郎岳〜太郎平小屋までは、ゆるやかですが兎に角距離があるため、意外と進みません。
太郎平小屋を出発できたのが結局17時を過ぎてしまいました。
折立のゲートを通るためには2時間で下るしかないですが、日も暮れてきているため、8分目くらいのパワーで頑張ります。8km、標高差1000mの長い下りをラップを刻みながら降りていきます。最終的にはほぼピッタリ2時間で下山できました。
太郎平小屋〜折立は三角点より上は整備されていて歩きやすいですが、下部は登山道のえぐれがひどく、ぬかるみや滑りやすい土が露出したところも多いため、慎重に行くのがベストです。スピードと安全のバランスをうまく取ることが、ゲートの時間に間に合う秘訣です。
最後に、今回の山行は荷物が重いこともあり大変でしたが、すばらしい景色というご褒美をもらえ、大満足でした。
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