前穂高・北尾根〜明神岳・主稜
- GPS
- 10:15
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,830m
- 下り
- 1,828m
コースタイム
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:15
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年は天候不順でなかなか晴れの日がない。
仕事で1日しか休日がとれないこともあるし、
日帰りで行くことが多くなるかも。
なので日帰りで行けるか検証してみた。
【設定】
仕事終了後、深夜出発して《あかんだな駐車場》にて就寝。
次の日、前穂高北尾根&明神主稜を日帰り登山して帰宅。
【各地点の設定リミット】
あかんだな駐車場5:20➡6:00上高地➡7:30横尾➡9:00涸沢
➡ 10:00前穂高・北尾根5・6のコル➡12:00前穂高・山頂
➡ 15:00明神岳・5峰➡17:00上高地
※涸沢で前穂高に進むか撤退か判断
※バス最終:17:30
※高山タクシー最終(090-3303-4813):18:45(18:00迄に連絡する)
◎せっかくなので他何点かも検証してみた。
1.冬期単独登攀の下見の為、割合簡単なルートを再確認する。
(前回は適当に登ってしまい、アイゼンでは困難な箇所を通過)
2.柔らかいローカットのアプローチシューズで長時間可能か
(僕は基本的にローカットのアプローチシューズでは登山しない)
検証シューズ:スカルパ/イグアナ
3.マウンテンハードウェアのスクランブラーザック25Lで可能か。
(アセンジョニストザック35Lの方が背中に密着し、使用しやすい)
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9月25日 AM4時 アカンダナ駐車場
車からでるとだいぶ寒かった。
空気も澄んでいて
見上げれば満点の星空だった。
秋が進んでる。
前回はトイレ行っている内にバスが行ってしまった。
今回は気をつけてなんとか始発に乗れた。
おかげで上高地には予定より20分早い5時40分着。
気温はまだまだ低く、薄手手袋をしても手が冷えた。
7時15分 横尾着
林道をうんせうんせ歩いたけど、
思ったより時間が短縮できなかった。
やっぱり林道では走らない限り、時間短縮できないんだね。
9時5分 涸沢着
予定より5分遅れだけど、焦ってバテても仕方ないので
涸沢ヒュッテのテラスでアンパンと水分を補給して休憩。
風もないし、あぁ、平和だな。
10時20分 5/6のコル
快晴、微風。天候良し。
穂高連峰が目の前に見えて気持ちいい。
予定より20分遅れてしまったけど、
18時45分最終タクシーには間に合うだろう、
そう判断してこのまま進むことにした。
5峰4峰3峰と気持ちよく登っていく。
乾いた秋晴れの空に白い雲が糸を引く。
静かな稜線。
振り返れば槍穂高連峰、彼方に立山連峰。
今日は最高の日だ。
冬期登攀の為、アイゼンでも簡単に登れそうなところを探したけど
また、何カ所かおかしなところを通ってしまったな。
下を見ればちゃんと踏み跡が見えた場所もあったな。
11時50分 前穂高頂上。
今日はずっと快晴だな。
槍穂高連峰から西穂高、焼岳、霞沢岳とぐるっと一面見渡せる。
はるか彼方には南アルプスと富士山も。
予定より10分早く着いたし、あんぱん休憩してちょっと昼寝した。
日差しは強いが風は柔らかくて気持ちよかった。
13時00分 明神2峰。
焼岳に雲海がかかり始めたけど、まだまだ快晴。
時間もだいぶ余裕がでてきた。
うまくいけば16時のバスに乗れそうだ。
ここからは縦走っぽくなってくるので、
食パン食べながら、しばし静かな縦走路を堪能した。
初秋の北アルプス。
日帰りだけど、十分楽しめたな。
来て良かった。
それでも前穂高頂上でビバークしたら、
アカンダナ駐車場でみた星空以上の星空が見えたのかな。
10月初旬にアイトレでもしよかとも思ってたけど、
なんだか今はお腹一杯だな。
ちょっと一休憩しよかな。
Ps:夕ご飯はSAにしようかと車を走らせる。
19時32分、ひるがの高原SAに到着。
ラストオーダーは19時30分。
ギリアウト。
仕方なく、刈谷SAに向かう。
21時35分、刈谷SAに到着。
ラストオーダーは21時30分。
ギリアウト。
わけわからん。
結局、最後はコンビニ弁当。
ぶっきー炸裂。
【装備の検討1:アプローチシューズ(イグアナ/スカルパ)】
ふにゃふにゃのローカット・軽量アプローチシューズ
涸沢迄の砂場とか砂利には弱いけど、それ以外は問題ない。
岩場にはめちゃ強くて、クライミングシューズのようだった。
ソールが柔らかいので、重装備の時は足の筋肉で支えなくてはいけない。
なので、使用する場面としては、軽量装備で岩場の多いとこかな。
低山で砂や土、砂利が多いとこは向かないと思う。
ここまで柔らかくてローカットのシューズで登山をしたことがないので
事前に足首と膝にテーピングをした。
【装備の検討2:ザック(スクランブラー25L/マウンテンハードウェア)】
背負い心地はアセンジョニストザック35L(パタゴニア)の方が良く、
スクランブラー25Lは少々肩が凝ったが、やがて気にならなくなった。
然程問題なく使用可能と判断
【ソロ対策】
登山計画書の提出(会社デスクの中、車のダッシュボード、登山口)
電波の入る箇所では極力、現在地と天候をLineにて友人に連絡。
また、バスの時間は気になるが、小休憩・行動食・水分はこまめに実施。
これを怠ると後々、バテてくる。
【行動中の服装】
上高地〜本村橋(5:30〜8:00):
サイマルアルパインパンツ、アクティブスキン(上)、手袋(インナー)
日があまり昇っておらず寒かった。
本村橋〜前穂高〜上高地(8:00〜16:00):
サイマルアルパインパンツ、アクティブスキン(上)
【装備】
懸垂下降用ザイル(20メートル)、ハーネス、ATC、
緊急用シュリンゲ(60僉2、120僉2、カラビナ×4)、
登山靴(スカルパ・イグアナ)、ヘルメット、
フィット靴下 、サイマルアルパインパンツ、アクティブスキン(上)、
フーディニエアジャケット(今回はXSサイズを使用)、
ナノエアフーディー、手袋(インナー・オーバーミトン)、
レインウェア(パタゴニア・ストーム10)、
シュラフカバー、 ツェルト(1人用)、
ストック(BD・ディスタンスカーボンFLZ)、 コップ、
メガネ、食料(2食分+α)、水分(2.0L) ヘッドランプ
電池、テーピング、地図、コンパス、ライター、 リップ、
ナイフ、トレペ、ウェットティッシュ、銭湯装、お金、腕時計 Myアイテム
合計重量:7.8kg(食料/水は含む;銭湯装は含まず)
※登攀道具(ザイルやシュリンゲ等)は使用せずに行けるが、
ルート間違いによる懸垂下降や救助活動等の為に必要かと思う。
※食料:90キロカロリーのアンパン×5、120キロカロリーの食パン×2
食パンはパサパサすぎて苦しい。アンパン最高。
※水分1.7L摂取(2.0L携行)
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