槍ヶ岳
- GPS
- 34:37
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 2,569m
- 下り
- 2,561m
コースタイム
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 11:57
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 8:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
係員の説明では、昨日から満杯のままで車の出入りは殆ど無し。 鍋平無料駐車場を推奨され、向かうと十分空いていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は整備されていて特に問題は無いが、 千丈分岐点〜飛騨乗越の間は、急斜面で石が堆積しているので、 落石注意。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
---|
感想
新穂高の無料駐車場P5に前日18:30頃到着したが、何と満車状態!
2018/8/10の昼頃に来た時は最盛期でもまだ余裕があったので、
3連休の昨日今日天気は雨で、余裕で駐車できると思い込んでいた。
入口でどうしようかと思っていたら、係員がやってきて状況を説明してくれた。昨日から車の出入りは殆ど無く、今の時間帯では待っても無駄。
他の駐車場は2種類あり、鍋平の無料駐車場と6時開門の有料駐車場で、有料は時間的に除外。
駐車場案内図を貰い、鍋平無料駐車場P8に着いて、じっくりと地図を眺めると登山口迄の経路は、H1200mからH1250m迄舗装路を登り、其処からH1085m迄急斜面の登山道を下る。CTは30分となっていたが、標高差からは40分掛かると思われた。計画の出発4:00より早出して帳尻合せする事になった。
林道終点の白出沢出合に着く頃には、明るくなっていてライトは消した。
水場は槍平小屋と最終水場で、槍平小屋は蛇口が開きっぱなしで沢山流れていて、数口飲んだ。
最終水場H2250mで3口程飲むと、冷たくて旨かった。
登り始めから2L担いだが、槍平小屋まで一切飲まなかったので、1L持てば十分だった。
最初の休憩は、槍平小屋の先のH2140m付近で、8:35-9:00だった。
此処迄はCTより早く順調だったが、この先から一気に調子が悪くなった。
初めに、胃に食べ物が入って血が内蔵に集中し、頭の血が不足する起立性低血圧の症状が出た。倒れるとまずいので、適当な場所で体を横にして休んだら、ある程度回復した。
しかしその後も足に力が入らず、GPSログから[H2320m9:30-9:35?とH2400m9:51-10:04]の辺りで、短時間に休憩を入れた。
一瞬、登れないかもと頭をよぎったが、時間が早かったので、休み休み登れば何とかなると楽観的に考えて歩き始めた。以降も短時間に繰返し休憩[H2670m11:00-11:15,H2820m11:51-12:10,H3010m12:48-13:00]を入れた。
振り返って原因を考えると、その理由は、珍しく選択したアーモンドで、消化が遅く、エネルギーになるまで時間が掛かり、筋肉に渡すエネルギーの一部を内蔵が使った為、エネルギー補給の積りが消費して枯渇寸前の状況になったと思われる。
加えて、足指が攣り始めたのは、多分、エネルギーやミネラルが足に回らなくなった為か?
食べ物の選択で、まさかこんな状態に陥るとは考えもしなかった。50年の登山で初めての経験。
ヨタヨタしながらでも何とか稜線の飛騨乗越に到着できてホッとした。
後で足指が攣る原因を調べると[筋肉疲労][電解質不足]等があり、予防方法はミネラルを含む食べ物で、わかめ、アーモンド等が良いとなっていた。丁度その2種を夜と朝にも食べていて、翌日には回復していたのは、それが理由かも。只、夜は遅くまで足指の攣り症状が残っていた。
失敗の原因は、一番に朝食から6時間何も食べなかった事で、3時間後には補給すべきだった。
二番目に消化吸収の良いものと併用すべきで、干し葡萄等が良い。
結局、アーモンドは行動中に食べるのは全く相応しくない食べ物だった。
改めて調べると、普段食べている柿の種、干し葡萄、チョコレート、飴の即効性が高かった。
槍ヶ岳山荘で幕営地の受付すると、幕営地はA-Z?と1-4xの2種あり、自分は番号Hの場所で、英字の場所としては終りの方だった。数字の場所はまだ沢山空いていたと思う。
番号Hへのメインの道が分かったのは数回歩いた後だった。
水は有料で、0.5L/100円を1.5L買って、夜朝で1L強使った。
テントを設営して、休憩しながら自問自答した。
天気予報は外れる可能性があるので、天気が良い今の山頂に登っておこうと考えて出発した。
体調は今一だけど、渋滞気味なので、都合よく休みながら山頂到着。
天気が良くて全周眺望良好で、遠くは富士山まで良く見える。
一体何年振りか全く覚えていないが、今回で5回目と思う。
丁度其処で親子3人Gで9才の子供が北鎌尾根を登ってきていた。
山頂の記念写真を撮り、暫く周囲を眺めて満足したので、下山開始。下りは登りの半分だった。
午後4時過ぎに夕食を食べて、日没を待ったが、西側に雲が多くて殆ど色付きも無く終った。
夜は寒いかもと思って羽毛服を羽織ったら、暖かくてぬくぬくだったが、下半身はズボンだけで特に寒く感じなかったので、もしかすると寝袋だけで十分だったかも知れない。
翌日起床時刻4時では、オリオンが見えていて、期待通りの天気だった。
念の為、雨雲予報を確認しても全く雨雲無し。天クラは晴れ予報に変っていた。
体調は、疲れは残っているものの昨日の症状は完全に消えていたので、計画通りに御来光目的でヘッドランプを点けて登り始めた。不思議な事に、前方にライトが全く見えず、どうして誰も登らないのかと訝ったが、昨日登ったばかりで、ルートは分かっているので、黙々と登った。
手袋を着けずに登ったら、鉄梯子が結構冷たくて、一寸後悔したが、何とか登り切った。
今日はCTの1/2未満で、薄っすらと汗を掻いた。結局、自分が今日のトップバッターで、直後に登って来た人から、僕の姿に勇気付けられて登る事ができたと感謝され、嬉しくなった。
御来光前には10人程が登ってきて、全員が御来光待ちした。雲の上に完全に出たのが5:35。今日はそれ程色鮮やかではないが、充分満足出来た。
数分後には、周囲の山々が朝焼けに染まり始め、穂高稜線の東斜面が良い色になった。
一人の人が西側を見て、あっ影槍ヶ岳と声を上げたので、見ると、尖った槍ヶ岳の影が見えた。
何度か見ている内に、濃淡の影が出来ていて、濃い影が60度の鋭角で、薄い影が120度の鈍角に見えたが、理由は思い付かない。
6:05頃には、大部分の稜線に日が当り昼間の色に戻ったので、十分満足して、幕営地に戻り、テントを撤収して下山開始から1時間程は高い雲が多くなったが、その後は徐々に回復した。
槍平小屋迄は比較的調子よく下って来たが、其処から下は、緩傾斜で小さなUPDOWNが多くなり、距離が長く段々とダレて来た。花が少し残っていたので、気を紛らわせた。
見た花は、イワツメクサ、チングルマの果穂、ミヤマキンポウゲ、サンリンソウ?、センジュガンピ、葉の3裂形状が特徴のハクサンカメバヒキオコシ、漸く同定できたゴマナ?、赤紫ゲンノショウコ、線香花火の様な花?、xxxアザミ、ノコンギク。
穂高平小屋傍の林道屈曲点から近道があったので利用したが、感覚的にはUPDOWNが多く今一。
登山口から鍋平駐車場への登り返しが分かっているけど急登で緊く、ゆっくり歩いたがそれでも汗を掻いた。
昨日今日共に上天気で、無事に下山出来て感謝。実にいい山だった。
帰宅して晩御飯を食べて風呂に入り、体重を測ったら何と20代の体重53.5kgに減っていた。たった2日間だけど、吃驚する効果!
翌日は、久し振りの筋肉痛で、体がギクシャク。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する