黒部五郎岳●折立から日帰りピストン●ガッツリ歩いた32kmの旅●climb


- GPS
- 13:16
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 2,332m
- 下り
- 2,319m
コースタイム
4:50三角点
5:45五光岩
6:20太郎平小屋
7:51北ノ俣岳
8:41赤木岳
10:38黒部五郎山頂
12:24赤木岳
13:08北ノ俣岳
14:12太郎平小屋
14:50五光岩
15:39三角点
16:26無事下山
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
料金:1900円。 工事個所が何箇所かありました。片側交互通行で5分くらい待たせられる信号もあります。 折立には、かなりの駐車場、トイレ、テント場があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●折立登山口〜太郎平小屋 小屋手前に残雪が残りますが、まったく問題ありません。 ルート上で迷うような箇所は、ありません。 ●太郎平小屋〜北ノ俣岳 北ノ俣岳手前に長い残雪区間あり。 ガスっている時は、方向を見失いやすいと思う。 ●北ノ俣岳〜黒部五郎岳山頂 赤木岳前後の区間で残雪あり。 短いですが、やはりガスっているとルートロスの可能性あり。 五郎ノ肩から黒部五郎小屋へは、案内板で稜線ルートを推奨されていました。(カールルートは、残雪で不明瞭だそうです) 全般的に良く整備されていました。 北ノ俣手前にあるはずの飛越新道との分岐が分かりませんでした。 アイゼンなど必要な箇所はありません。 踏み跡などなかったのでガスっていたら注意です。 下山後は、いつもの白樺ハイツに行きました。 有峰のゲートを通過するとすぐです。 この温泉は、源泉掛け流しで濃度も濃いのでお気に入りです。 http://www.shirakaba-toyama.com/ 登山ポストは太郎平小屋になります。(登山相談書設置) |
写真
感想
金曜日に天気予報を見て7/12(土)は、台風一過で快晴だと知る。
今年に入って、残雪期は目標(笈ヶ岳・初雪山)を立てて登ったが、夏山の目標が希薄であった。
昨年は、6月に槍ヶ岳に行った事で前半戦のハイライトとすると今年は、いまだに何にも無し。
前週、harukacciさんが、称名滝から立山山頂まで登られた事に触発して、ガッツリ歩く事を熱望する様になった。
色々考えてみると、近場でまだ行っていない「黒部五郎岳」がピッタリあてはまる。
日帰りでのレコは、大半が飛越新道からで今年に関しては、Sanchan33さんのレコが記憶に新しい。
個人的には、後出しで同じルートを辿るのは面白くないと思い、最近見た事のない「折立」からの日帰りにチャレンジしてみました。
折立からだと有峰林道がネックになる。
この林道のゲートは、AM6:00〜PM8:00しかOPENしていない為、早朝スタートを切るならば前日入りする必要がある。
金曜日PM7時に自宅を出て慌てて林道ゲートへ車を走らす。
途中、コンビニで晩飯・翌日の食糧を購入してゲートインしました。
折立に着くと、車は僅か10台程度しかいない。
その中でも人の気配がする車は、3台位でした。
早々にビールで晩飯を流し込み、PM10時には爆睡でした。
夜中に寒さで目が醒める。寝袋で寝てましたが車の中なので冷え込んでました。
浅い眠りではありましたが、AM3時に起床する。
早々に準備をしてAM3:40に出動する。
ヘッドライトを点けてましたが、一時間位でライトが切れる。
その後、点いたりでイライラしていたら周囲は明るくなってきました。
後で確認すると電池は、新品だが本体を見ると電池の周辺が腐食していました。
汗などで傷んできたのかもしれません。
4年ほど使用しましたが、残念です。
先日は、カメラを落としたりで出費がかさむ。
この結果、明るい時間に下山できないようであれば、小屋泊まりの選択肢が発生する。(なんとか頑張らねば、また小屋泊の出費が…笑)
太郎平小屋まで来るとガスガスで視界が10m位の状態でした。
もしかしたら天候的に荒れてくるのではないかと疑心暗鬼になる。
太郎平小屋で風が強く寒くてレインを着用する。
しかし小屋を出て30分もしない内にガスが抜けてくる。
北ノ俣岳へ向かうルートで小さな池塘多数あり、異世界に来たような錯覚に陥る。
北ノ俣岳に到着した時には、すっかり快晴でした。
ここから見る北アルプスの山々は、見事としか言いようがなく、ここで帰っても良いくらいでした。
しばらく朝飯を食べながら見とれてしまいました。
北ノ俣から黒部五郎までは、アップダウンがあり辛かったです。
距離的に6kmくらいあり、五郎ノ肩への急登は心が折れそうになりました。
しかしながら、もっと辛いのは下山時です。
いくつものピークは、行っても行っても出てくる感じで、珍しく足がツリそうになりました。
本日、最初に会ったのが(肩まで誰とも会わず)、五郎ノ肩でルート案内図を設置されていた、「黒部五郎小屋」スタッフ3名の方でした。とても礼儀正しく、気さくな方達でいつか訪問したいと思いました。
太郎平小屋〜山頂で会った人は、前述の3名
山頂〜太郎平小屋で会った人は、11名でした。(11名のうち8名は、北ノ俣山頂までの登山者)
梅雨明けすると入山者も増えるのでしょうが、まだ静かな山域でした。
本日、黒五への日帰り登山者がもう一名いらっしゃられました。
その方は、飛越新道からで泥濘が激しく途中まで長靴で登ったと仰られました。
展望的には、黒五山頂までは左手に赤牛岳・水晶岳を常に見て、下を見ると雲の平があります。
北ノ俣山頂から高山方面を見ると、黒部五郎・笠ヶ岳・乗鞍岳・御嶽山の4連星が連なり見応え満点です。
肩まで上がると槍穂高方面も良い感じでした。
下山時は、陽に当たる薬師岳・剱岳・大日三山・鍬崎山など地元富山の山が見えて楽しめます。
個人的には、太郎平小屋〜北ノ俣の区間の池塘・木道の湿原風な箇所がお気に入りになりました。
この周辺は、飛越新道から来るのもアリですね。
本日の食糧は、ランチパック2袋・よもぎ饅頭1個・どら焼き1個・おにぎり1個・ウィーダインゼリー2個
ドリンクは、お茶1L・ポカリ1L・ファンタオレンジ500mlでした。
ドリンクは、2L準備してましたが帰り際に1L太郎小屋で水を分けて頂きました。
お金を払おうとしましたが、マスターが要らないと言われました。(この場をかりてですが、ありがとうございました。)
長くて疲れましたが、晴れていたので大満足です。
山は、晴れていてなんぼですね。
次回は、泊まりでカールの周遊も含めたプランを練りたいと思います。
コメント
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terachan さん、おはようございます。はじめまして
雰囲気が伝わってくる気持ちのいい写真の数々
見てると思わず行きたくなりますね
しかも32km。すごいですねー
お疲れ様でした
いやはや32km、お疲れ様でした(^_^;)
遂に日帰り実現ですね、おめでとうございました(*^◯^*)
昨日は快晴の空の下、指を加えて下界にて軽いジョギングしながら、久々に姿を表した薬師岳を眺めておりました^^;
予報通りの天気になり、眺望も素晴らしいですね(^_−)−☆
私もいつか目指したくなりました^^;
今日はゆっくり休んで下さいね(^_^)
はじめまして。コメントありがとうございます。
近くの薬師岳と比較すると人が少ないエリアですね。
この山域が日本最後の秘境と言われるのも納得しました。
距離も長いのですが、景観的に得られるものも多いと思います。
機会があれば是非北アルプスへ。
コメントありがとうございます。
あまりにも長いので途中で嫌気がさしました。
晴れていなかったら途中で撤退していたかもしれませんね
しかし、終わってみると充足感で一杯です。大満足です
改めて北アルプスの魅力を再確認しました。
近いので地の利を生かして、もっと色々なプランを考えてみます。
来週は、3連休なのでharukacci さんのレコも楽しみにしております。
いつも、拍手をありがとうございます。
私も同日に黒五へ行きました。
時間的に、赤木岳付近の雪渓上ですれ違ったと思います。
私は、青いTシャツに白のタオルを頭に巻いてた者です。
世間は狭いと実感です(笑)
取り急ぎ、ご挨拶まで
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