東赤石山〜西赤石山〜別子銅山跡
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- GPS
- 10:32
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,492m
- 下り
- 1,497m
コースタイム
天候 | 快晴→ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体に整備の行き届いた道 東赤石山〜八巻山は比較的安全だが八巻山〜石室越は本格的な岩場でルート不明瞭 |
その他周辺情報 | 下山後はマイントピア別子で入浴 |
写真
感想
前日は新居浜市民の森にてキャンプし、朝4時に出発。
筏津〜東赤石山までは気持ちよく登りやすい道が続き、早々に山頂に立つ。特に西方向に開けた展望が素晴らしく、以前歩いた笹ヶ峰〜石鎚山の稜線もよく見えた。紅葉は今ひとつだがちち山、西赤石山付近は中々のもの。
東赤石山〜八巻山の正規ルートはあまり難しくない様子だが、稜線上の岩峰にいちいち登っていたのでかなり時間をとってしまった。八巻山〜石室越はルートファインディングも難しく上級者向けの岩場をフルに楽しめた。
前赤石山も標高差はわずかながら登り・下りとも充実した岩場ぶり。ただ、下り(前赤石〜物住頭)にあったロープの根本は極めて心もとない固定だった。下りであれば根本が見えているので分かるが、登りでは頼りにしないよう気をつける必要がありそう。
物住頭、西赤石山は残念ながら北面からのガスで展望はいまいち。道は土坂気味だが斜度がそこまでキツくはなく、気持ちよく歩ける。
そして東赤石山の登りからここまで、足元の岩のほとんどが輝石を含むかんらん岩のため、日光を受けると非常にキラキラと輝いて目を楽しませてくれる。他に時々ごろりと巨大な長石の塊も落ちている。
西赤石山から銅山越まで下り、そこから南面へ降りるとすぐに別子銅山の遺構がそこここに現れる。案内看板を頼りに山中を右に左に行き来したが、急傾斜の谷間に巨大な石積みがいくつも並んで平坦地を作り出している光景は中々のもの。所々の案内看板には過去の写真が載せられており、かつては文字通り山中一面に建物が並んでいたことがわかる。谷川にせり出した巨大な鉱滓の塊などもあり、人間がこの鉱山に傾けたエネルギーが感じられる。
遺構が途切れるとすぐに日浦登山口に辿り着く。そこからは車道歩きを経て筏津の車に戻り、マイントピア別子に向かった。
マイントピア別子では入浴し、併設されている軽食屋で夕食をいただいた。遅い時間だったためメインのレストランは鉱山鉄道や観光坑道と同じく閉まっていた。
思っていた以上にボリュームたっぷりの岩場、壮大な規模の銅山遺構と満足できる山行だった。東平地区や端出場地区などの遺構も改めて見学に行きたい。
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