蔵王
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 574m
- 下り
- 897m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
山交バスの時刻表 http://www.yamakobus.co.jp/rosenbus/jikoku/frame/zao-onsen.html 蔵王ロープウエイ(割引券をコピーして行きましょう) http://zaoropeway.co.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところはないと思います。 ただ、樹氷高原駅〜ワサ小屋跡は、道が消えているわけではありませんが、あまり人は通らず、笹が生い茂っているところもあるので、気を付けてください。 山形駅近くのお店で「冷やしラーメン」を食べました。名前のごとく、スープも麺も具も冷たいラーメンです。山盛りのもやし、シナチク、干しエビ、玉子、チャーシューがのっていて、とても美味しかったです。 |
写真
感想
蔵王の御釜のポスターが目に入った。「そうだ、蔵王に行こう。」ただ、JRの思い通りになるのは癪なので、長距離バスを使うことにする。(単にビンボーなだけ)都市間を結ぶ長距離バスのターミナルで、登山の格好をしていたのは私だけだった!ディズニーランドの袋を持った若者とバスに乗り込むことになるが、3列シートのバスは足台もあり、登山バスより快適である。(寝られるかどうかは別の話だが)
早朝に山形駅に着き、バスに乗って蔵王温泉に向かう。登山客は私を含め4人ほど。蔵王温泉バスターミナル駅から10分ほど歩き蔵王山麓駅に着く。ロープウエイの始発が出るのが8時30分なので、しばらくそこで待つ。うつらうつらしていると、社員が挨拶の練習をして朝礼を始める声が聞こえた。
蔵王山頂駅を出ると、青い空と、地蔵山、三法荒神山、そして熊野岳が目に入ってくる。緑が眩しい。「開運の鐘」を鳴らし、巨大なお地蔵様に手を合わせて、熊野岳に向かう。小さい石が敷き詰められている道は歩きやすく、迷うこともない。ワサ小屋跡を通り過ぎ、砂礫の道を登っていく。避難小屋との分岐を過ぎ、岩がゴロゴロした道を登りきると熊野岳山頂に着く。青空と入道雲が夏らしさを演出していたが、東北南部の主要な山々は雲に隠され、鳥海山(たぶん)がチラリと見えただけだった。
熊野岳の山腹に沿って下り、刈田岳へと向かう。馬の背に出ると、御釜が目に入ってくる。灰褐色のぽっかりと開いた穴に、たっぷりとした緑の水。宇宙人が出てきそう。目が離せず、よそ見をしながら歩いていたら、パタンと転んでしまった。膝と頭が地面にぶつかる音がする。周囲の人が駆け寄って助け起こしてくれたが、転んだ幼子のように、しばらく茫然としてしまった。今でも、どうしてそうなったのか分からない。夜行バスで疲れていたのかもしれない。
それでもめげずに刈田岳へ向かい、さらに大黒天に進む。石造りの刈田岳避難小屋の脇に続く登山道へ入り、階段状の道をしばらく下る。剣ヶ峰からは御釜を横から見ることができる。よく見ると御釜の上(五色岳)を歩いている人がいた。羨ましい!!
さらにガレた道を行くと、濁川源頭部の渓谷が見え始める。足下が深くキレ落ち、そこから、グッと五色岳の岩肌がそそり立つ。壮観な光景だ。
もうそろそろ刈田岳へ戻ろうかな、と思っていると、一人の女性が座りながら一生懸命写真を撮っている。コマクサだ!今年初めて見る。私も夢中でシャッターを切る。ここのコマクサは北アのコマクサより、大きくて野性味があるような気がした。
再び刈田岳へ戻り、お手洗いに行って膝の様子を見ると、べったりと血が出ていて腫れていた。ぶつけた頭もこぶになっていて、触ると痛い。まずい。ゆっくり歩くことにする。
馬の背を通り過ぎた後、ロバの耳尾根の方へ少し入り、御釜を別の方向から見てみる。この辺りにもコマクサが咲いていた。
コマクサと御釜にさよならを言い、ワサ小屋跡へ下って、イロハ沼へ向かう左の道へと進む。しばらくは地蔵岳の山肌に沿った道が続き、上山市や熊野岳も見える。次第に道は荒れて、両脇に生える笹が鬱陶しい。不安になった頃に、イロハ沼が現れる。小さい沼が点在する湿地全面に、キンコウカが咲き、遠くに熊野岳のとがった山頂が見える。気持ちがいい〜さらに木道を歩いていくと、観松平に出る。五葉松の老大樹があることから、この名がついたらしい。
それから5分も歩かないうちにスキー場に出る。斜面を適当に下って、樹氷高原駅へと向かった。
紅葉が綺麗なころに、また行ってみたい。
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