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Yamareco

記録ID: 479584
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ハイキング
蔵王・面白山・船形山

蔵王

2014年07月06日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.0km
登り
574m
下り
897m

コースタイム

蔵王山頂駅8:50→9:40ワサ小屋跡→9:50熊野岳→馬の背→10:45刈田岳10:55→11:55大黒天→12:20刈田岳→13:00避難小屋→14:00ワサ小屋跡→14:55イロハ沼→15:30樹氷高原駅→蔵王山麓駅→蔵王温泉バスターミナル16:20→17:05山形駅
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(7月5日)23:30新宿西口住友ビル→(6日)6:10山形駅6:50→7:24蔵王温泉バスターミナル→蔵王山麓駅8:30→樹氷高原駅→蔵王山頂駅

山交バスの時刻表
http://www.yamakobus.co.jp/rosenbus/jikoku/frame/zao-onsen.html

蔵王ロープウエイ(割引券をコピーして行きましょう)
http://zaoropeway.co.jp/
コース状況/
危険箇所等
特に危険なところはないと思います。

ただ、樹氷高原駅〜ワサ小屋跡は、道が消えているわけではありませんが、あまり人は通らず、笹が生い茂っているところもあるので、気を付けてください。

山形駅近くのお店で「冷やしラーメン」を食べました。名前のごとく、スープも麺も具も冷たいラーメンです。山盛りのもやし、シナチク、干しエビ、玉子、チャーシューがのっていて、とても美味しかったです。
「開運の鐘」思いっきり鳴らしました。
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「開運の鐘」思いっきり鳴らしました。
熊野岳頂上
雲に邪魔されて、遠くの山は見えませんでした。
雲に邪魔されて、遠くの山は見えませんでした。
正面?から近づいてみます。
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正面?から近づいてみます。
刈田岳頂上
横からの御釜。
大黒天に近づくと見えてくる、御釜の背中(?)
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大黒天に近づくと見えてくる、御釜の背中(?)
下は濁川源頭部の渓谷。
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下は濁川源頭部の渓谷。
ロバの耳尾根入口からの御釜。
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ロバの耳尾根入口からの御釜。
ワサ小屋跡の分岐にあった。
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ワサ小屋跡の分岐にあった。
イロハ沼へ向かう道。ここからは熊野岳、市内も見えて楽しく歩けますが、
イロハ沼へ向かう道。ここからは熊野岳、市内も見えて楽しく歩けますが、
下るにつれて、少し荒れてきます。
下るにつれて、少し荒れてきます。
ですが湿原は気持ちがいいです。イロハ沼。小さい沼が点在しています。
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ですが湿原は気持ちがいいです。イロハ沼。小さい沼が点在しています。
熊野岳が見えます。
熊野岳が見えます。
オノエラン。馬の背。
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オノエラン。馬の背。
ミヤマオダマキ。馬の背。
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ミヤマオダマキ。馬の背。
コマクサ。大黒天付近。
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コマクサ。大黒天付近。
たっぷり咲いています。
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たっぷり咲いています。
ウラジロヨウラク。刈田岳〜大黒天。
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ウラジロヨウラク。刈田岳〜大黒天。
???。刈田岳〜大黒天。
???。刈田岳〜大黒天。
ベニバナイチヤクソウ。刈田岳〜大黒天。
ベニバナイチヤクソウ。刈田岳〜大黒天。
ハクサンチドリ。刈田岳〜大黒天。
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ハクサンチドリ。刈田岳〜大黒天。
コマクサ。ロバの耳尾根の入り口付近。
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コマクサ。ロバの耳尾根の入り口付近。
アカモノ。ワサ小屋跡〜イロハ沼。
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アカモノ。ワサ小屋跡〜イロハ沼。
イソツツジ。ワサ小屋跡〜イロハ沼。
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イソツツジ。ワサ小屋跡〜イロハ沼。
???。ワサ小屋跡〜イロハ沼。
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???。ワサ小屋跡〜イロハ沼。
トキソウ。イロハ沼。
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トキソウ。イロハ沼。
腰掛の松。観松平にある15本の、名前が付けられた五葉松の一つ。
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腰掛の松。観松平にある15本の、名前が付けられた五葉松の一つ。
おまけ:だだちゃ豆を干したもの。次の山行に持っていこう!
おまけ:だだちゃ豆を干したもの。次の山行に持っていこう!

感想

 蔵王の御釜のポスターが目に入った。「そうだ、蔵王に行こう。」ただ、JRの思い通りになるのは癪なので、長距離バスを使うことにする。(単にビンボーなだけ)都市間を結ぶ長距離バスのターミナルで、登山の格好をしていたのは私だけだった!ディズニーランドの袋を持った若者とバスに乗り込むことになるが、3列シートのバスは足台もあり、登山バスより快適である。(寝られるかどうかは別の話だが)

 早朝に山形駅に着き、バスに乗って蔵王温泉に向かう。登山客は私を含め4人ほど。蔵王温泉バスターミナル駅から10分ほど歩き蔵王山麓駅に着く。ロープウエイの始発が出るのが8時30分なので、しばらくそこで待つ。うつらうつらしていると、社員が挨拶の練習をして朝礼を始める声が聞こえた。

 蔵王山頂駅を出ると、青い空と、地蔵山、三法荒神山、そして熊野岳が目に入ってくる。緑が眩しい。「開運の鐘」を鳴らし、巨大なお地蔵様に手を合わせて、熊野岳に向かう。小さい石が敷き詰められている道は歩きやすく、迷うこともない。ワサ小屋跡を通り過ぎ、砂礫の道を登っていく。避難小屋との分岐を過ぎ、岩がゴロゴロした道を登りきると熊野岳山頂に着く。青空と入道雲が夏らしさを演出していたが、東北南部の主要な山々は雲に隠され、鳥海山(たぶん)がチラリと見えただけだった。

 熊野岳の山腹に沿って下り、刈田岳へと向かう。馬の背に出ると、御釜が目に入ってくる。灰褐色のぽっかりと開いた穴に、たっぷりとした緑の水。宇宙人が出てきそう。目が離せず、よそ見をしながら歩いていたら、パタンと転んでしまった。膝と頭が地面にぶつかる音がする。周囲の人が駆け寄って助け起こしてくれたが、転んだ幼子のように、しばらく茫然としてしまった。今でも、どうしてそうなったのか分からない。夜行バスで疲れていたのかもしれない。

 それでもめげずに刈田岳へ向かい、さらに大黒天に進む。石造りの刈田岳避難小屋の脇に続く登山道へ入り、階段状の道をしばらく下る。剣ヶ峰からは御釜を横から見ることができる。よく見ると御釜の上(五色岳)を歩いている人がいた。羨ましい!!
 さらにガレた道を行くと、濁川源頭部の渓谷が見え始める。足下が深くキレ落ち、そこから、グッと五色岳の岩肌がそそり立つ。壮観な光景だ。
 もうそろそろ刈田岳へ戻ろうかな、と思っていると、一人の女性が座りながら一生懸命写真を撮っている。コマクサだ!今年初めて見る。私も夢中でシャッターを切る。ここのコマクサは北アのコマクサより、大きくて野性味があるような気がした。

 再び刈田岳へ戻り、お手洗いに行って膝の様子を見ると、べったりと血が出ていて腫れていた。ぶつけた頭もこぶになっていて、触ると痛い。まずい。ゆっくり歩くことにする。

 馬の背を通り過ぎた後、ロバの耳尾根の方へ少し入り、御釜を別の方向から見てみる。この辺りにもコマクサが咲いていた。
 
 コマクサと御釜にさよならを言い、ワサ小屋跡へ下って、イロハ沼へ向かう左の道へと進む。しばらくは地蔵岳の山肌に沿った道が続き、上山市や熊野岳も見える。次第に道は荒れて、両脇に生える笹が鬱陶しい。不安になった頃に、イロハ沼が現れる。小さい沼が点在する湿地全面に、キンコウカが咲き、遠くに熊野岳のとがった山頂が見える。気持ちがいい〜さらに木道を歩いていくと、観松平に出る。五葉松の老大樹があることから、この名がついたらしい。
 それから5分も歩かないうちにスキー場に出る。斜面を適当に下って、樹氷高原駅へと向かった。

 紅葉が綺麗なころに、また行ってみたい。

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