甲武信ヶ岳 (上り:大弛峠・国師ヶ岳、下り:徳ちゃん新道)時間切れバス乗り遅れ
- GPS
- 08:34
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 913m
- 下り
- 2,162m
コースタイム
天候 | 曇 時々 弱雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://eiwa-kotsu.com/timetable/ohdarumi-line.php 復路 : タクシー(西沢渓谷入口 → JR塩山駅 所要時間20分 6,000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】ガレ場・ザレ場・痩せ尾根など:徳ちゃん新道 【小屋】甲武信小屋・大弛小屋(ともにテント場あり)。西沢渓谷付近の山小屋は休業中。 【トイレ】大弛峠、甲武信小屋、西沢渓谷 【登山ポスト】西沢渓谷登山指導所。大弛峠側では見当たらなかった 【飲食店】西沢渓谷入口 道の駅みとみ |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
GPS
帽子
グローブ
|
---|---|
共同装備 |
ファーストエイドキット
カメラ
|
感想
奥秩父山塊のヘソと言われるだけあって、山頂までのアクセスがネックとなり、これまで空白地帯となっていた甲武信ヶ岳。自家用車を持たない私にとって、路線バスの運行時刻がうまくいかず、当初は徳ちゃん新道から入り、甲武信山荘で1泊して、雁坂峠を下るルートを計画していたが、大弛峠まで運行する路線バスが開通したことを聞きつけ、さらに日帰りしている人もいて、急遽計画変更。三連休の初日もしくは中日に行きたいと思っていたものの、あいにく両日とも天気が悪い予報。徐々に回復するだろうという感をもとに、中日の今日に決行。
「日本百名山」を記した深田久弥によると、「コブシという名前のよさ―歯切れのよい、何か颯爽とした山を思わせるような名前をその理由に挙げている。実際は、甲州・武州・信州の国境の接点に位置するのがその名の由来という。よくありがちな「三国山」「三国岳」よりも、確かに洒落ている。さらにコブシ(辛夷)が咲き乱れていると最高なのだが、実はシャクナゲが多く自生している。今日も僅かに咲き残っていた。
また、この山麓に、信濃川・荒川・富士川の源流域があり、どことなく惹かれるものがある。しかし今回は時間の関係でどれも立ち寄ることができなかった。もう少し時間をかけて歩き回ると、その奥深さを体感できるかもしれない。
西沢渓谷から徳ちゃん新道または近丸新道を経由して1泊2日のコースが一般的なのだろうが、今回はちょっと楽して大弛峠から下りメインのルートを選択。が、これでも予想以上に時間を喰い、バスに乗り遅れるハメになってしまった。まあ、車を持っていれば、あるいはタクシーを使えば、日帰りも可能だが。
時間を要した理由は、主稜線の上り下りの多さ。一つ一つのアップダウンの高低差はそれほどではないが、視界が開けない単調な樹林帯の山道を延々と歩くのには、少々閉口気味。そして甲武信ヶ岳山頂を過ぎ、戸渡尾根に入るとこれまた長い急坂を下ざるを得ず、足膝に負担がかかる。
東京から比較的近いとは言え、そして天気に恵まれなかったとは言え、百名山の割には登山者が少ないのにはビックリ。帰りに乗った、おしゃべり好きのタクシーの運転手も、今まで経験したことがないほど登山者が少ないと、嘆いていた。
終バスの時刻をずらしたり、途中に休憩所や売店を設けたり、工夫の余地はたくさんあろう。が、自然に囲まれ、ひっそりと自分のペースで歩け、自分なりに魅力を発見できる、通好みの山があってもいいと思う。そして、全体を振り返ってみると、意外に変化があって楽しめるコースだった。ただ、バスの時間を気にしながら、急かされるように先を急がなければならないのは、逆にストレスを溜め込む結果になってしまった。テントを背負って、奥深い奥秩父山塊の主稜線を縦走するのも乙というものだ。
ちなみに、行きの大弛峠行きのバスに乗り込んだ登山者は6名。私以外は、全員金峰山方面へ向かったようだ。確かに、金峰山まで2時間30分。ピストンしても、あるいはそのまま瑞牆山荘へ縦走してもいい。
帰宅して、今回の標準コースタイムを再確認してみると、上り6時間、下り4時間の計10時間。ひとつの先例だけを自分の都合のいいように思い込んでしまったことが、今回の反省点。タクシー代も交渉して、多少値引いてもらったが、最初から日帰りが無理とわかっていれば、甲武信小屋に1泊して、雁坂峠経由で下るゆとりある工程を組んでいたほうが、楽しめたかもしれない。登山口付近の宿泊所や避難小屋の有無、タクシー運賃などもあらかじめ調べておいたほうがよさそうだ。もう少しじっくりと下調べをしてから登ることにしよう。
【本日のトラックレコード】
平面距離 16.4km
沿面距離 17.3km
記録時間 08:34:09
最高高度 2602m
最低高度 1109m
累計高度(+) 1539m
累計高度(-) 2834m
hide12さん、こんにちは。
私もバス運行開始から考えていたコースでしたが・・・
マイカーで、峠⇔甲武信ピストンの方のレコから検証すると
なかなか手ごわいコースのようで、思いとどまってました。
最初から急ぎ足で歩いて、徳ちゃん新道の途中からは小走り。
それでバスにギリギリ間に合うかな、が私の結論でした。
足を痛めたり、体調不良・バテなどペースダウンはアウトですね。
今回のhide12さんのような縦走のレコは少ないですよね。
定かな記憶ではないですが、2件ぐらいあったでしょうか。
何れも余裕でバスに間に合っていたかと思いますが、
明らかに走っていると思われます。
分類はハイキングでしたが、トレランに限りなく近い?
他の方々のレコを参考に研究してますが、微妙なコースですね。
せめてバス時刻をあと30分遅くしてくれたらと思います。
yamaheroさん コメントありがとうございます。
トレランが好きな人は確かに走るのもいいかもしれませんが、普通のハイキングを楽しみたい私にとっては、バスに間に合わせることが目的となってしまい、精神衛生上よろしくないですよね。もう少しゆっくりと自然を堪能しながら歩きたいですね。
西沢渓谷入口BSから徳ちゃん新道・近丸新道いずれのコースを経由して山頂までの往復標準所要時間は約10時間(ちなみに、大弛峠〜甲武信ヶ岳〜西沢渓谷入口も10時間)。
となると、やはりバス会社としては始発便を1時間早め、さらに最終便を1時間程度遅らせるなどの努力が欲しいところです。そうすればバスでアクセスする人が増え、賑やかになると思うのですが。(もっとも、盛夏のこの時期で連休だと北アルプスなどのもう少し遠方で高山を目指す人が多いのかも。シャクナゲの咲く時期や紅葉の時期は、この山も登山者は多そうです。)
ちなみに現状では、西沢渓谷入口から塩山駅行きの最終便は15:40発ですが、山梨市営バスの山梨市駅行きの16:25が最終です。東京方面の人には多少遠回りになりますが、それを利用するという手もありますが。ご参考までに。
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