鳳凰三山●南御室小屋テント泊 夜叉神峠から
- GPS
- 18:41
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,270m
- 下り
- 2,300m
コースタイム
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:27
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 2:56
- 合計
- 12:13
◯スマホでの記録
・19日(土)
総距離: 7.93km(4.9マイル)
合計時間: 6:28:24
移動時間: 4:27:20
・20日(日)
総距離: 16.29km(10.1マイル)
合計時間: 12:13:04
移動時間: 10:25:57
天候 | 7/19(土) くもり時々雨 7/20(日) 晴れのちくもり一時雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
夜叉神峠の駐車場に駐車(約20台/100台) ※通行止めの情報 夜叉神峠から先はマイカー規制がされています また、斜面崩落のためにバスも運休しています 山梨交通のホームページにて最新の情報をご確認ください http://yamanashikotsu.co.jp/ ちなみに夜叉神峠のゲートにいた係員の話では、斜面の上部で崩壊があったとのことで、路面の損傷は少なかったものの危険箇所が落ちきっていないため除去する作業を進めているが時間がかかりそう、らしいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◯道の状況 ・夜叉神峠登山口から南御室小屋までの間で危険な箇所はありません。ひたすら森の中の道を登っていくだけで、急登もないかわりに眺望もありません。飽きるかも。 ・薬師岳の手前の砂払岳で森林限界を越えたとたんに素晴らしい眺望が広がります。それまではガマンの登山道です。 ・薬師岳から観音岳への稜線歩きは、観音岳から地蔵岳の間に比べてアップダウンも少なく、景色を満喫しながら歩けます。 ・観音岳と地蔵岳の間にいくつかあるピークを越えるのと、戻ってきた時の観音岳への登り返しで体力を使います。体力や時間のない場合は地蔵岳や甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳が見える観音岳まで登って帰るのが良いかも。 ・トイレは夜叉神峠小屋、南御室小屋、薬師岳小屋にあります。なかでも夜叉神峠小屋のバイオトイレはキレイでオススメです(笑) ・水場は南御室小屋にしかありません。どうしてもという場合には夜叉神峠小屋か薬師岳山荘で購入しましょう。 ・登山ポストは夜叉神峠登山口にあります。 ◯南御室小屋のテント場について ・小屋で使用料500円を支払い、荷札をもらったらテントの見やすい場所に付けます。 ・全体的に平坦な地形、地面は砂礫または草地でペグが刺さります。 ・おいしい湧き水が豊富に流れていて無料で使えます。 ・トイレは独立式の個室トイレが複数あり、男性用の小用トイレも別個にあります。 ・小屋の自販機でビールを買いましたが、冷えていませんでした…(350缶で600円)。湧き水を使って冷やしたほうが美味しいでしょう。 ・当日の利用者は20張ちょっと。ガイドブック等には50張程度とありました |
写真
感想
◯感想
さて、今季初のテント泊は初めての南アルプスです。
行き先は鳳凰三山、当初は青木鉱泉からの周回ルートの計画でしたが、夜叉神峠からに変更しました。
金曜日の夜に出発して、同行のお友だち二人をピックアップしつつ中央道を西へ。
夜叉神峠の駐車場に着いたのが午前4時でした。
真っ暗な中、駐車場にはすでに20台ぐらいの車が。
連休中なのでもう少し混雑しているかと思ったのですが、そうでもありませんでした。
通常はここからバスに乗り換えて北岳へ行くのですが、広河原へ行くバスが斜面崩落で運休しているために、奈良田に向かっているからだと思われます。
純粋に鳳凰三山を目指す人しか今の夜叉神峠には来ないのでしょう。
車中で仮眠をとって6時頃から支度をし、7時頃スタート。
今回のメンバー二人にとっては初めてのテント泊、今日の目的地はテント場の南御室小屋までなので焦らずゆっくり登ります。
テント場に着いたのが午後1時、休憩をたくさん取りながらも約6時間登りっぱなしでした。
標高差にして1000メートルとちょっと、テントを背負っての登りはなかなかのものでした。
小屋でテントの手続きをして、いざ設営。
他人のテントはムズカシイですが、無事に設営完了。
お昼ごはんとともに宴会が始まりました。
小屋の自販機でビールを購入、飲んでみたら「冷えてな〜い」
湧き水で冷やすことをオススメします・・・。
ダラダラと宴会が続くうちに日没が近づいてきましたが、辺りが暗くなる前に撃沈してしまった私でした。
とても静かな夜でした。
隣のテントから響く高らかな「寝息」を除けば。
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翌朝は午前3時起床、4時出発で鳳凰三山の縦走。
薬師岳をめざして歩いている途中に日の出となりました。
最初に視界が開けた砂払岳、正面に北岳がドーンと見えて感動!
森林限界を抜けるまで長かった〜!
景色に見とれて写真を撮ってばかり、なかなか先に進めません。
薬師から観音までは南アルプス北部の峰々を横に見ながらの快適な空中散歩。
観音から地蔵まではアップダウンがあったり、雲が上がってきてせっかくの絶景が隠れてしまったり、気持ち的にもいっぱいいっぱい。
地蔵岳のオベリスクは見て楽しむだけにしました。
そこからの帰り道は眺望が雲に隠れてしまったこともあって、足元の高山植物にターゲットを変更。
今回も見たことがない花がたくさん!
場所だけでなく時期が違えば見られる草花も違う、当たり前のことですが毎回がとても新鮮。
帰宅してから図鑑(と酒)を片手に撮影した写真を見返して植物名を探すのが密かな楽しみになりつつる最近のワタクシであります。
テント場に戻っていい感じに乾いたテントを片付けたら、「南アルプスの天然水」を汲み、いよいよ下山です。
よく冷えた湧き水がいつでも飲み放題の、ぜいたくなテント場でした。
行きは苺平からテント場までずいぶん下った気がしたけど、帰りは意外なくらいあっさりと苺平に到着。
そこにできていた人だかりの訳は、野生のシカ。
こっちも見ながら近づくでもなく遠ざかるでもなく、しばらく佇んでいました。
その先ではおじさんが「オコジョがいるよ」と教えてくれたり、前日にはカモシカ(らしきもの)を見つけたり、動物たちも沢山いるみたいですね。
下りも急がず、ほぼコースタイム通りの4時間をかけて下山しました。
途中、便意を催した私は杖立峠から夜叉神峠小屋までを倍速で駆け下りました。
夜叉神峠小屋のトイレはバイオトイレで清潔・無臭!
ここにトイレがあって助かりましたという感謝の気持を込めてコーラ缶(250ml)を200円で購入しました。
お友だちはここで山バッジを購入していました。
下山後は飯を食う場所を探しながら甲府昭和インターを目指していたら、そのまま高速に乗りPAでご飯というw
しかし空腹は最高の調味料、あっさり豚丼と天ぷらうどんのセットはPAの軽食とは思えないくらい美味でした。
連休中日にまさかの25km渋滞というオマケが付きましたが、とっても充実した山行でした。
今日、takecho さんの写真と感想を拝見しました。
同じ山ですが、昨日は自分にとって、今までで最高の山旅を堪能しました。
青木鉱泉側からのルートは土がえぐれて、2m位の段差が延々と続きます。
膝を痛めたせいもありますが、テントを担いでではかなり時間に余裕を持たないと、私には無理かなとは思いました。
50過ぎると、自分の体力レベルを知ることだけだと思う此の頃です。
お盆には槍ヶ岳へ2泊のツアーで行きます。天気さえ良ければいいのですが。
山行計画はできるだけUPするようにします。ぜひとも機会があればご一緒しましょう。
コメントありがとうございます!
青木鉱泉側のルートは大変そうですね。
当初はそちらの予定でしたが、同行者の意見で夜叉神峠からのルートに変更しました。
歩きやすいルートでしたが距離は長かったですね。
お盆は槍ヶ岳ですか!
私はお盆の前に燕岳から常念岳まで小屋泊で縦走する予定です。
9月には、徳沢のテント場をベースに涸沢をピストンする計画です!
尾瀬にも行きたいな〜w
どこかでぜひご一緒しましょう!
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