丹沢主脈/焼山登山口〜蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳〜大倉
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- GPS
- 11:00
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 2,182m
- 下り
- 2,186m
コースタイム
天候 | 曇り〜晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
三ヶ木で乗り換え 3番乗り場【三56】7:40発月夜野行き ¥330 焼山登山口7:57着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ヒル見かけませんでした。 ・丹沢山周辺に黄色い毛虫が多くいて、踏まないようにずっと下を見て歩いていました。 ・梅雨時に大雨が降りましたが、特に危険個所などはありませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
鈴 1
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 2 500ml
ティッシュ 2
ポリ袋
バンドエイド
タオル 2
携帯電話 1
計画書
雨具 1 上着のみ
防寒着 1 長袖シャツ1
水筒 1 350ml
時計 1
非常食 各種
ゼリー 3
カメラ 1
ヒル除け塩 1
suika 1 チャージ忘れずに
現金 山小屋泊ができるくらい
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感想
ひとのすなる丹沢主脈日帰り縦走を一度してみむとて、行ってまいりました。南から北へ、それとも、北から南へ?ルートはいずれにしても、本数の少ない北側のバスの時刻に縛られてしまいます。考えた末、焼岳⇒大倉と決めました。帰りが大倉ならば、バスは遅くまで出ているし、渋沢までなら歩けなくもないからです。
6月中に予定していましたが、1ヶ月も遅れてしまいました。大雨が降ったり、雷注意報が出ていたり、と決断が付かなかったからです。バスも、土日祝日ならば30分ほど早い便があります。7月初めならば、日の入りが10分近く遅いので、合わせ技で40分行動時間が稼げたでしょう。元々、私のペースでは一日で歩ききるかどうかぎりぎりなので、この40分は大きかったかも。
それはともかく、焼山に登るならば、朝のバスは1本きりです。昨秋、時刻表を見間違えてこれを逃してしまい、三ヶ木のバス停で茫然としてしまいました。タクシーならあるよと言われても、歩きに来たのにタクシーには乗れまいと思い、三ヶ木⇒焼山登山口までバス通りをぽてぽてと1時間ほど歩きました。青野原集落に趣があり、その時は歩いて良かったと思ったのですが、今回は絶対にバスに乗らねばならぬ。不安でどきどきしました。
幸い、今回は問題なく登山口まで到着。バス停近くの公衆トイレをお借りして準備を整え、そこの神社に一礼していざ出発。すると、登山道入口で声をかけてくださった年配の女性がいました。「あそこへ(と山の方を指して)登るの?一人で?えらいねぇ」。文字にするとありきたりになってしまいますが、折り目正しい、しかも、相手に窮屈さを感じさせない、存在そのものが美しい人。きっと、日ごろの心の持ちようがそもそも違うのでしょう。今日はこの人にお会いできて、計画通り登れなくとも大満足。
そう思いながら、焼山へ。けれども、蒸し暑くて3歩登っては写真を撮り、水分補給をし、意味なく小休止。梅雨が明けたとは言え、湿っぽいのは、写真を見ても分かります。ナメクジ、ギンリョウソウ、キノコ類。ジメジメお好きなものばかり。とは言え、有難いことに、ヒルは1度も見かけませんでした。
登るにつれ、道も乾いてきて、陽も差して来ました。やれやれ。焼山・黍殻山のピークはパスして、先を急ぎます。そう言いつつも、建て直した黍殻避難小屋には是非行ってみたく、寄りました。綺麗で明るく清潔で素敵です。縦走逆コースを行くとき、ここに泊まらせていただくのも良いかなと思いました。寝袋さえあれば、虫も少なそうです。
焼山から姫次まではアップダウンも少なく、気持ちの良い木立の道が続きました。「東海自然歩道最高標高地点 1433m」の木標があり、ということは、蛭ヶ岳山頂まであと200m余り登れば良いのだな、などと考えます。なまじ賢しらに計算などしたため、この後、姫次から釣瓶落としに下る道を見て、脱力。前回の様子を覚えていなかったのですね。あ〜、山頂までどんどん差が開いていく〜。
逆に、ものすごく長いと感じていた蛭ヶ岳山頂付近の階段はそれほどでもなく、その時の体調などによって道の印象も大きく左右されるのだなぁと思いました。
蛭ヶ岳山荘でトイレを拝借し、スポーツドリンクを購入しました。トイレの有難さはもちろんながら、山で水分を補給できるのもとても有難いです。ここまでで、既に1L以上飲んでいました。私の体力では、初めから持てるのは2Lが限界のように思われます。¥500は一見高価なようですが、山上で常に用意してくださっている労力に心より感謝いたします。
さて、準備を整えて出発。ここからは、どこまで行けるか、もしくはどこに泊めていただけるかを考えながら、時計とにらめっこしつつ歩きます。
丹沢山に近づくと、黄色の体に黒い縦筋の入ったイモムシを多く見かけました。集中していた場所では、丸太でできた階段の丸太1本にもれなく1匹、場合によっては2・3匹取り付いています。ほとんどが地面でなく丸太部分にいるのは、日が陰り、気温が下がって来たからでしょうか。幸い、7cmくらいと大きく、色も目立つので、踏まないように下を向いて歩いて行きます。よくよく気を付けているつもり、でも、恐ろしくて、後ろは振り向けません(-_-;)
このイモムシ、体色に個体差があって黄色が鮮やかなものはなかなか美人です。でも、写真は撮りませんでした。こんなに沢山いるのだから、調べれば何の幼虫だかすぐ分かると思ったのです。けれども、意外とすぐには分からず、竹や笹を食草としているタケカレハの幼虫ではないかと結論づけるまでには、イモムシ毛虫の写真をたっぷり堪能させていただきました。ちょっと、体がカユイ(^_^;)
丹沢山から先もときどきいるので、地面ばかり見ながら歩いていて、ふと気づいたら、地図を落としてしまっていました。少し後戻りしてみましたが見つからず、先を急ぐので諦めました。ゴミになりますね、済みません‥。
計画では、16:00までに丹沢山に着けない場合はみやま山荘、17:00までに塔ノ岳に着けない場合は尊仏山荘にお願いして泊めていただく予定でした。しかし、どちらも、予定より僅かに早めに着いたので、迷いつつも先に進みました。
塔ノ岳では、大倉へ降りようとすると、山荘の方が声をかけてくださいました。「真っ暗になるのは何時ですか?」とお聞きすると「7時です。今5時ですから、滑り込みセーフですね」と言ってくださいました。迷っていたので、有難かったです。「セーフ」という言葉で安心しましたし、「滑り込み」という表現で、気が引き締まりました。
私は、いつもは鍋割山から二俣か寄へ、もしくは、表尾根三ノ塔からヤビツ峠の方へ降ります。けれども、今日は急いで下山しなければなりません。ひたすら、岩と階段の続く大倉尾根を下りました。6時ごろから、念のため、ヘッドランプを装着しておきました。そして、山荘の方の言葉通り、7時ごろに陽が沈み、大倉登山道入口に帰着。ぎりぎりまで足元が良く見えたので、ヘッドランプはほとんど不要でした。それでも、すぐに使える準備があるという安心感は重要だったと思います。
急いでと言いつつも、少しも早くはなかったのですが、根性なしの足の裏が痛くなり、自宅の最寄駅からは歩かずバスに乗ってしまいました。
今回は達成できるか、初めから微妙なプランでした。距離を歩くのは大丈夫だろうと思っていましたが、時間が間に合うかどうか。本当に「滑り込みセーフ」でした。尊仏山荘さん、ご心配をお掛けしたかもしれません。申し訳ありませんでした。44625歩。
私は秦野市民なので同様のコースを今年4月に初めて歩きました。一昨日も大倉〜丹沢山のピストンをしましたが、丹沢はこの時期やはり暑いですね。一昨日はみやま山荘さんの温度計では午前11時頃で約26度でした。多分この時期歩いていたら、私も同じ時刻頃大倉に着いていたことでしょう。本当にお疲れ様でした。
コメントをいただき、有難うございますm(__)m
丹沢山で26度ですか。そう言えば、小屋泊まり逆コースの方にお会いしましたが、「昨日(23日ですね)はもっと暑かった」とおっしゃっていました。昨日は午後曇って、この時期にしては楽に歩けたのだと思います。
4月に歩かれたということは、日没までの時間が1時間も短いですね!私の足では、とてもとても間に合いません‥。
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