甲斐駒ケ岳、黒戸尾根 日帰り

2014年07月26日(土) [日帰り]

• GPS: 10:34
• 距離: 21.0km
• 登り: 2,704m
• 下り: 2,704m

コースタイム

登り　神社4:23〜山頂10:26　　6時間3分
下り　山頂11:05〜神社16:30　 5時間25分

天候

晴れ、猛暑。山頂付近は雲多く、下山時の2000m近辺はガスの中

アクセス

利用交通機関：

自家用車

竹宇駒ケ岳神社

コース状況／危険箇所等

初心者目線です、危険がいっぱいです。
今日の一番の危険は、気温でした。汗の量が尋常ではありませんでした。

道迷いの心配はありませんが、七丈小屋の先の鎖、岩場は段差も大きく、注意が必要です。
この道を歩く人は鍛えられた人が多いので、「危険はありません」と言う人が多いかもしれませんが、「危険」の表現度合いは人によって様々なのを感じました。

七丈小屋のトイレはとてもきれいです。200円を小屋の方に支払います。
蛇口から出っぱなしの水は100円で汲み放題。冷たくてとても美味しいです、帰りにたっぷり頂きました。
バッジは販売していませんでした。

写真

7/26 23:21

神社駐車場奥のこの造形物が登山道入り口の目印です。登山道のハードさとはかけ離れた表情をしてます。

7/26 4:23

安全を祈願して出発！

7/26 4:25

神社の奥、左手にある吊橋を渡って。

7/26 5:03

すぐに空は白けてきて、ヘッドランプはスタート直後しか使いませんでした。

7/26 5:08

いつの間にか日が高く登ってます。既に大汗。

7/26 5:24

序盤は気持ちのいい歩き易い普通の登山道ですが、今日は何だか出だしから調子が悪く、息苦しくて仕方ありません。

7/26 5:37

笹の平分岐。ここまで1時間20分。

7/26 5:41

平和な道が続きます。

7/26 6:29

途中、少しだけ開けた場所があり、左側に鳳凰と富士が見えました。みんな最初に写真を撮るポイント。

7/26 6:38

刃渡。左側は木々の合間に落ちたら奈落の底です。
空は真っ青！

7/26 6:40

下界は雲の下。

7/26 6:51

梯子が始まります。

7/26 7:16

でも、まだ平和な道も。

7/26 7:24

五合目小屋跡まで100mくらい標高を下げます。帰りに登ることは考えたくありません。

7/26 7:29

五合目小屋後に到着。呼吸は苦しくなる一方、とりあえず七丈小屋を目標にして、頑張ります。

7/26 7:30

頂上は、あの山の上にちょっとだけ見える白いところかなぁ？

7/26 7:33

垂直に近いはしごをいくつも登って。。。

7/26 7:43

多少、気の休まる道もあります。

7/26 7:44

石碑、石像、祠がいくつもあって、修験の山であることを強く印象付けられます。

7/26 7:45

仏様にすがるように、はしごにすがります。

7/26 7:52

これも写真で見たことのある橋です。左手に細いロープがあるだけ、絶対コケられません。

7/26 7:52

山頂は全く見えず。。。深く考えずに、七丈小屋を目指します。

7/26 7:55

苔むして、かなり古そうだけど、昔の人はこれを下界から担いで上がったのかな。

7/26 7:56

7/26 7:56

ハァハァ。本当に苦しかった。

7/26 8:07

七丈小屋だー。ここで休んで体力回復だ。

7/26 8:29

テント場からの景色です。
日陰のスペースでパンとおにぎりを食べ、十分に休みます。でもアブが邪魔でした。

7/26 8:55

再び登り始め、振り返ると八ヶ岳がきれいでした。

7/26 8:58

山頂はどこに？

7/26 9:02

7/26 9:08

両手を使って登って行きますが、フラフラで超スローペース。

7/26 9:13

八合目に到着。遥か彼方に見えるのが山頂か？着く気がしません。

7/26 9:14

何も考えずに、ただ一歩一歩、休み休み登りました。

7/26 9:14

いつのまにやら山頂らしきものが見えてきました。

7/26 9:22

暑い、日影が欲しい。

7/26 9:29

山頂を見失う。

7/26 9:29

有名な目印だ。でもまだ登るんだよな。

7/26 9:33

日光から逃げて岩陰に回り込んだら遭難の碑。神妙な気持ちになります。気を付けないと。

7/26 9:34

摩利支天と北岳、景色は最高。

7/26 9:35

僅かな日陰で少し休憩、岩の割れ目から出てくる風が冷たくて気持ちよかった。

7/26 9:44

ガスが下からだいぶ湧いてきた。山頂に着くころは景色無くなるかな？でも涼しくなればいいや、と思った。

7/26 9:44

3000m近いのに、こんなに暑いんだ。

7/26 9:46

ここの窪みに入って休みたかった。

7/26 9:48

7/26 9:53

気付けば剣の刺さった岩があんなに下に。

7/26 9:53

山頂はどこだ？

7/26 9:54

思ったよりずっと大きな岩でした。

7/26 10:02

ハイマツの絨毯。

7/26 10:06

力を振り絞って登ります。

7/26 10:11

何となく山頂っぽいぞ。人がたくさん見えてきた。

7/26 10:12

苦しくて景色を楽しむ余裕も無くなってます。

7/26 10:14

一段一段が高いんだよ。

7/26 10:20

山頂手前の駒ケ岳神社本社に到着。
お参りしてから、ここから山頂は目と鼻の先です。

7/26 10:23

少し下って、左から北沢峠からの道と合流します。

7/26 10:23

7/26 10:25

最後の一登り、山頂の祠が見えます。

7/26 10:26

やっと到着ー。

7/26 10:27

黒戸尾根から仙丈ケ岳まで日帰りした人がいたけど、シンジラレナイ！

7/26 10:27

北岳は尖がってますねー、丹沢からいつも見てました。

7/26 10:28

鳳凰三山と富士山。こちらは雲が多いけど、ずーっと下の方からその姿に勇気づけられてきました。

7/26 10:31

7/26 10:47

久しぶりに山頂でコーヒーを飲みました。
パンとおにぎりは喉を通りませんでした。

7/26 11:31

三大急登ということは、帰りは三大急くだり？

7/26 11:42

7/26 11:47

八合目まで来ました。山頂はるか彼方に。

7/26 11:57

七丈小屋が見えてきた。水、水を補給するぞー。

7/26 12:12

この先、かなりのテント装備の方とすれ違ったけど、全員張れたのか心配。

7/26 12:45

この絶壁、迫力ありすぎです。

7/26 13:05

急降下して行きます。

7/26 13:09

五合目からは登り返し。何故かこの辺りでようやく元気になってきて、ずんずん登りました。

7/26 13:19

やっとエンジンがかかってきました。遅すぎ！

7/26 13:20

パンみたいなキノコ。

7/26 13:24

マニキュアみたいに先端だけ鮮やか。

7/26 13:25

こちらはコゲパン。

7/26 13:26

ヤマツカミ

7/26 13:33

豚の角煮（この時は本当にそう見えた！）

7/26 13:34

くっついたキノコ。

7/26 13:41

雪だるまみたい。

7/26 13:54

刃渡りまで戻ってきました。いったんガスの中に入って涼しくなります。

7/26 14:34

更に標高を下げ、また陽が当たってくると猛暑復活。

7/26 16:29

ゴール。長かったです。ほんとに。

7/26 16:34

水をかぶって火照った頭を冷やしました。
無事に帰って来れました。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR200 カシオ

感想

oysam

初めて高い山に登りました。
いつも長野出張の帰りに中央高速から眺めていて、小淵沢を過ぎたあたりから見える、あまりにも存在感のある山。
その山の名前を知り、ルートをヤマレコで調べて黒戸尾根の存在を知りました。
一つの頂を目指すだけにしてはあまりにも長大でした。
持病のお薬を忘れてしまい、登り始めから息が苦しく、いつでも引き返そうと思いながらも何とか頂上まで行くことが出来ました。
他の方の、あまりの健脚振りにただただ驚くばかりです。
悔しいですが、今の自分の実力ではいっぱいいっぱいの山でした。
体調を整え、出来ればこの夏もう一度チャレンジしたいです。
※帰り道、途中から一緒に歩いて下さった方、辛いだけの最後の標高差1000mの下りがとても楽しかったです。
　本当にありがとうございました。山好きの人と山の話をするのはとても楽しいことです。
　きちんとご挨拶できず失礼しました。またどこかでお会いできますように。