富士山―初めての富士宮ルート。白山岳と宝永山も満喫。



- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,554m
- 下り
- 1,544m
コースタイム
富士宮口山頂(駒ヶ岳)09:50/11:00
剣ヶ峰11:05/11:35
白山岳12:15/12:25
御殿場口山頂13:45
宝永山15:35/15:50
富士宮口五合目16:50
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
高尾山IC03:30 御殿場IC 水ヶ塚駐車場04:40/04:45(シャトルバスは5時から運行) ※シャトルタクシー(5時前は2割増し運賃で片道¥5000ほど) 富士宮五合目05:15 復路: 富士宮五合目17:15(17:00発は定刻前でも満席で乗れず。) ※シャトルバスは毎時00分30分の運行だったが、臨時バスがでた。(片道¥1150) 水ヶ塚駐車場18:00 御殿場IC 高尾山IC20:00 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
昨年は母親の還暦記念に富士登山をしたのだが、暴風雨のため吉田口山頂に至っただけで降りざるを得なかった。↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-317973.html
やはり剣ヶ峰に至らないときちんと登った気がしないので今回はその出直しである。
過去3回は吉田口から登ったので、今回は初めて富士宮口から登ってみることにした。
去年の登山も日帰りで計画したのだが、富士宮口五合目はその他の五合目と比べても一番標高が高いので日帰り登山としては一番確実だろうと思ったのだ。
あと、過去3回の経験からして吉田口はツアー登山が多いのでそれに辟易していたこともある。
富士宮五合目へ至るには東京方面からだと三島駅からのバスになるのだが、そのバスだと一番早くて到着が12:20になってしまう。
それだと日帰り登山は無理だ。
なので、今回は車で水ヶ塚駐車場へ行きそこからシャトルバスに乗ることにした。
高尾山ICから先月末に開通したばかりの圏央道・海老名JCT経由で東名高速の御殿場ICへ。
厚木までこんなに近いんだなぁと思う。
そして水ヶ塚駐車場には4時半過ぎに着いたが、シャトルバスの運行は5時からだと思っていたのだが6時からとのこと。
ただシャトルタクシーは24時間体制とのことで、それに乗る。
5時を過ぎるまでは2割増しで、乗っている内に5時を過ぎるとそこからは通常運賃で計算してくれる。
タクシーの運転手さんからは「本当の影富士」は、空中にできている影をいうんだと教えてもらい、富士宮五合目に到着した時間が丁度日の出の時だったので、実際その空中の影富士を見ることができた。
吉田口からの登山道は六合目まで高度をほとんど稼がずに歩く感じだが、富士宮口は五合目から直接高度を稼ぎ始める。
山頂まで真っ直ぐに登っていく感じで、感覚としては御嶽山みたいだなと思った。
途中宝永山を眺めることもできるのもこの登山道の楽しさのひとつだ。
背後には駿河湾が見えるはずなのだが…残念ながら雲海の中。
一体富士山に何回登れば駿河湾を見ることができるのだろうか…。
時間のこともあるのだろうが、ツアー登山っぽい団体には一組しか遭遇せず、渋滞も時々したが、吉田口みたいに完全に止まってしまうこともなく富士宮口山頂に至ることができた。
今度登るときも絶対こっちだなと思った。
吉田口は人が多すぎるし、登山道のギザギザが大きすぎてその分傾斜は緩やかなんだろうけれど、歩く長さが長い気がする。
富士宮口山頂(駒ヶ岳)は人は大勢いるが吉田口の山頂のように店が沢山あってごった返したという雰囲気もない。
富士浅間大社奥宮の前ということもあるのだろうか。
そして間近に剣ヶ峰が見えるのもいい。
この前剣ヶ峰に登れた5年前↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-175644.html
は時折雲に隠れるという状況だったが、今回は母親が登ってくるまでの40分間の間一度も雲が流れてくるなんてこともなく、気が急くこともなかった。
そういえば5年前は登るスピードの違いから何人かを置いて吉田口山頂で待っているよなんて言って先に数人で登ってしまったのだが、着いてみると剣ヶ峰が時々雲に隠れるのが心配で剣ヶ峰まで勝手に登ってしまったのだった。
今回は記念なので5年前にはばかばかしいと思っていた「日本最高峰富士山剣ヶ峰」の碑の行列に並んで記念写真を撮った。
並んでみたら30分ほどだっただろうか。
5年前は電子基準点の前で記念写真を撮ったのだが、まぁあれはあれで偏屈たちの記念写真としてはアリだろう。
この後が富士登山で一番の楽しみな「お鉢巡り」だ。
火口の周りを回る感じがなんだか行ったことないけど他の惑星みたいで面白い。
そして今回はせっかくなので白山岳にも登ってみることにした。
富士山のお鉢の周りには何個かピークがあるが、その中でも剣ヶ峰の次に目立つピークである。
が、お鉢巡りのコースからそれてしまっているので意識的に登らないと登れない。
白山岳は剣ヶ峰とは違った静かな山頂の雰囲気を味わえた。
剣ヶ峰から見るのとは違ったお鉢の姿もまたいいものだ。
一回りしてみると吉田口の山頂が一番ゴミゴミしている。
山小屋というよりももう海の家といったほうがいい店が乱立している。
それと対照的だったのが御殿場口山頂の少し手前の東安河原(東賽ノ河原)だ。
広々としていて静かで、ここから眺める雲海は最高だ。
本来山の山頂ってこうなんだよと富士山で登山初心者に教えることがあるのならここが一番だと思う。
富士宮ルートは登りルートと下りルートが一緒らしく、すれ違いが面倒そうなので御殿場ルートで下ることにする。
が、御殿場口五合目まで下ってしまうとそこから水ヶ塚駐車場へいくバスの本数が少ないようなので途中から宝永山を経由して富士宮五合目へ戻ることにした。
七合目砂走館を過ぎてから、下り六合の間だけ「大砂走」を体感。
確かに脛まで砂に埋もれることがあるが、思いっきり走れるしショックがないので足に優しい感じだ。
今度下るときは絶対ここだなと思った。
宝永山から見る富士山は迫力があって最高だった。
ここでもっとゆっくりしたかったのだが、この辺りから頭痛が始まった。
過去富士山でもほかの山でもチベットに旅行に行って標高5000mを超えたときでも高山病になったことはないし、頭痛だけで吐き気もないのでたぶんこれは脱水症状だなと思った。
宝永山に向かって思いっきり走り過ぎたのかもしれない。
頭が痛いだけで吐き気はないし、体も軽い。
しかも高度を下げているのだから脱水症状なんだろうけど、いずれにしても早く下りるに越したことはないので、宝永火口をものすごい勢いで下り、軽く登り六合経由で富士宮登山口へ。
水は3.5L持って行ったのだが自分で飲んだのは1.5Lだけだった。
日本のほかの山にはない高さを回数を重ねるごとになめていたのかもしれない。
バスで駐車場に戻った頃には頭痛も解消されていた。
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