大日岳&奥大日岳縦走と雷鳥沢で至福のキャンプ!
- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 1,512m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
天候 | 25 曇のち晴れ(室堂~雷鳥沢キャンプ場&室堂一周散策) 26 快晴(大日三山ピストン縦走) 27 雨(雷鳥沢~室堂) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪ところどころあり。朝は凍結しているところもあるので、不安な方は軽アイゼンを。 奥大日岳~大日岳の間は見た目はたおやかな稜線だが、意外にアップダウンあり。妻は術後の関係でやむなくワンピースであるが、ここは基本的にちゃんとした山スタイルでどうぞ。 |
その他周辺情報 | 雷鳥沢キャンプ場(一人一泊\500) 雷鳥沢ロッジの温泉は一人\600. |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
金曜日休みで3連休。
例年であればそれっーとどこか縦走しているが、妻がまだ術後であるので、そう無理はできない。
でも東京は家にいたたまれない位の猛暑である。
そうだ!雷鳥沢でキャンプしてずっと行こう行こうと思っていながら未踏だった大日連山へ行ってみよう。
今年の夏は妻が手術後であり、まだ無理はできないため、いつもの山歩きは無理と思ったので、下界キャンプ用に衝動買いしたタープもまだ使ってないし。これも使ってみよう!
雷鳥沢位までだったら妻の荷物も持てるであろう、と思ったが、なぜか自分のものだけで90リットルザックはパンパンになり23kg。術後でウェストベルトが閉めることができない妻に12kg背負わせてしまった。
妻は「雷鳥沢までだったらこれぐらい全然平気。どうにでも持っていける」と気合い十分。でも術後の影響で、ザックのウエストベルトが傷口に触って痛いとのこと。
そしてアルペンルートを乗り継いで室堂。
初日は天気が良かったら、いつもの雄山から別山までの立山縦走歩きをしようかと思っていたが、稜線ガスガスであり急速に行く気を失い、まっしぐらに雷鳥沢へ向かい、テント設営。ここは何回かキャンプしているが、賑やかなグループも多いテン場なので、今回は入念に立地選定。
そして川沿いの景色最高の1等地をGET!(但し、その代わり水場とトイレはやや遠め)
そして今回衝動買いしたタープをどこに張るか試行錯誤を繰り返し、最終的に今回はテントに半ばかぶせる形の庇みたいにして設営することにしてみた。
そのうちに晴れてきたが、雷雨を警戒してこの日はのんびり散策することにする。
ということで、散歩に出かけ、みくりが池ホテルで白エビラーメン、白エビお造り、ソフトクリームなど食べまくり、室堂のノースフェイスで買い物し、みくりが池や緑が池、地獄谷等々の室堂めぐり。
チングルマがたくさん咲いており、立山の青空に映えてすばらしかった。
あとはまたテン場に戻ってまったり。
この日、午後立山は青空になったが、大日連山の上の雲・ガスがとれることはなく、明日の天気に期待。
翌朝。空が明るくなった4時40分テン場出発。
未踏の大日連山なのでワクワク。ピストンにせよ滝に下りて周回するにせよCTで10時間となっているので4時に出ようと思っていたが、忘れ物して戻ったりでややスタート時間が予定より遅くなった。
たくさんの人が剱御前へ向かって歩いて行ったが、大日連山へ向かう人は殆ど無し。乗越の稜線に出るまでに3人ほど抜いた後は、貸切となった縦走コースを気持ちよく歩く。
稜線に出れば右手に剱を見ながらの気持ち良い稜線歩き。
いや、正直こんなによいルートだとは思わなかった。そこそこ残雪があり、朝は凍結している部分もあった。が、チングルマがそよぐ気持ちのよい稜線歩きをしているうちにあっという間に奥大日岳に着いてしまった。
最高の眺望と最高の景色。しかも貸切。槍穂や薬師も輝いている。
さて、ここから大日岳へ向かう。
遠くから見た目は実にたおやかな稜線であるが、梯子や鎖のある岩場などのある結構変化に富んだコースであった。
それでも雲の平にそっくりな日本庭園、野口五郎から真砂付近に似た白っぽい岩の続くところ、五色ヶ原のようなのびやかな木道、などが次々と現れ、踊り歩いているうちに大日小屋到着。ここまで3時間しかからなかった。
ここでジュースを買って補給。大日小屋は小さいが感じのよい小屋であり、ここからの眺めは最高と聞いていたが、本当に最高であった。
正面の剱を初めとして、白馬や朝日など、いつもと違った角度からみえて素晴らしい。ベンチが一つしかないので混雑時は争奪戦が予想されるが、本日は貸切で使わせて頂いた。
ここでパンを食べ、景色を楽しんだ後、大日岳へ。
さて、ここで思案。時間が早いため滝に下って周回もできるが、太陽は照り返しているし、まさに猛暑。下りではあるもののあまり標高を下げたくない。こんなピーカン快晴の日は、剱立山を見ながらやはり稜線を歩きたい、ということで来た道を戻ることに。
しかし、この後気温はグングン上がり、太陽が照りつけているのに樹木の陰さえない稜線では照り返しがすごくて暑いのなんの。しかも奥大日岳までは登り基調。奥大日デカイし・・・。
行きは鼻歌歌いながら歩いていたが、帰りは暑さでモーローとしながら奥大日へ。
熱中症対策のため、頂上で靴を脱ぎ、風に吹かれてクールダウンに入る。景色を眺めながらまったり休憩。
その後雷鳥沢まではまたジリジリと照りつける太陽の下、下山にかかる。
奥大日までのピストンの方や大日小屋泊まりの団体などと登ってくる人が多くなってきたが、皆さんめちゃくちゃ暑そう。
熱中症になりかけのように歩いている年配の方もいて、ちょっと心配になった・・・。
お昼に雷鳥沢へ戻り、温泉(一人600円)に入ってサッパリしてアイスを食べた後は、午後中まったりタープの下でのんびりごろごろ。
タープが涼しい日陰を提供してくれ、その下で寝そべって涼しい風に吹かれ、何よりも端っこの最高のロケーションに張ったので、他のテントなどの人工物が全く見えず、素晴らしい景色一人占めするという贅沢!!
寝転がった足の先には真っ青な空と立山連山しか見えないという現実離れした世界。
そのうちに、我々のテントのそばまでカメラを持って現れ、「いや、ここは最高だな・・・」と言っては景色を撮影して戻っていくという人が増えてきた。そんなテン場中の人がうらやむロケーション。
目の前は川なので、そこにテントを張られる心配は無いし。
心ゆくまで満喫。
が、翌日は現在の天気からは想像もできないが「雨」予報。しかし、明日は室堂に戻るだけだからまあいいか。
しかし妻が、「タープは陽が落ちたらもう用はないので今日のうちに撤収しておいた方がいいよ。明日の朝もすぐ出立できるし」ということで夕陽落ちるのと同時にタープ撤収。
翌朝起きだしてみるとガスガスではあるがまだ雨は降っていない。でもできるだけ早いうちに室堂まで行っておくにこしたことはない。
始発は7:45であるが、そそくさとテント撤収。
それでも室堂のホテル立山まであと100mのことで雨が降ってきた!
ターミナルにかけこむ。
その後モノスゴイ雨となったため、まさにラッキーでした。
ということで雷鳥沢キャンプ場で今までで一番いい場所をGETして最高の景色を満喫し、ここのテン場で夜うるさくなかったのは初めてだったし、想像していたより100倍良かった初踏の大日連山の縦走も殆ど貸切で満喫できて、大満足の週末終了。
タープもこういう真夏の快晴の天気だと非常に活躍すると感じた。
コメント
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ぺんさん こんばんは^^
立山室堂、雷鳥沢を拠点にマッタリした時間…
ほっこりレコ。天候にも恵まれて羨ましい限りです
奥様も12圓離競奪を担がれて 久しぶりの感覚を楽しまれたと思います
つま先に広がる「最高の贅沢」!
久しぶりに室堂に足を向けたくなりました
奥大日岳から素晴らしい風景を届けて戴きありがとうございました
焦らず、着実に ですかね
おかげさまでまったりほっこりしてきました
まあ、室堂から雷鳥沢はすぐですから術後の妻でも荷物持てました。
が、腰に荷重がかけられないので、1時間以上は持てないとのこと。
naotosasさんでしたらここからやはり劔ですね
姉さんが、静かだから・・・心配していましたよ。
流石にペンさんご夫婦。
BCは良いところを選びましたね〜
大日岳はいつも気にしてましたが・・・来年残雪期に行こうと
思ってます。
ミクリヶ池のレストラン・・・あんなにメニュー豊富なんですね 炙りサーモン丼1つ下さい〜
また・・・室堂行きたくなりましたよ。
大日連山、実に良かったです!
みくりが池ホテルのメニューは見るだけでも涎が。。
でもレストランは昼のみ14時までの営業ですのでご注意を。
carolさんもnaotosasさんとおなじく、ここからは劔ですよね
ぺん妻さま、どんどん回復されてますね
良かったです
でもワンピースで大日三山(なのにものすごい高速歩行 )って、なんか周りの人のびっくりした顔が目に浮かぶようです
大日三山、うちもすごい行きたくて、同じく雷鳥沢でテント張ってのんびり行きたいな〜と思ってます(うちは別に手術したわけではないんですけど、のんびり山行希望です )
そしてそして、前にぺんさまにお勧めいただいたモンベルの3人用テント、ついに買ってしまいました!
今までのアライのエアライズ2だと、二人入ると身動きするスペースもなかったので
おニューのテント使うの、ものすごい楽しみです
広めのテント購入されたんですね!
catさんご夫婦はミニサイズのうちらと違って身長がおありですから、
2人用のテントサイズだと小さいかもですね。
広々テントでぜひ雷鳥沢から大日へどうぞ
いや〜、タイトル通りの至極のキャンプですね
抜群のロケーションでのテント設営、おみそれいたしました〜
kameあこがれの雷鳥沢でののんびりテント泊、羨望の的です。
でも2日目の標高グラフ見ると術後の痛みでワンピースで歩いている方の
歩いた軌跡とはとてもじゃないけど信じがたい
新規投入のタープも持っていって大正解でしたね
それにしても夏山2泊3日でザックが23キロと12キロって。。
どんだけ準備がいいんですか〜
いろいろと驚きのレコですが「あっ、奥様が入院される前のPenさんレコを拝見するといつも驚いてたよな〜。」となんだか勝手にうれしくなったkamehibaでした
これからもドンドン驚かせてくださいね
妻は下界にいると手術したとこが痛いとか言ってますが、
山に入ると
「全然痛くない」とか。気分の違いだと思うのですが。。
テントもこの距離だからで、フツーのところはまだ無理です。
何しろウエストに負荷かけられませんので。。。
タープ持っていけるのもここだからですよね!
本当に今回タープ大活躍でした
雷鳥沢のキャンプ場は駅から近いので、ちょっと荷物多くなっちゃってもいいかな?って思っちゃいますよね。
私が海の日連休に訪れた際は、ぱんぱんのザックに両手に大きなバッグも提げて…っていうグループもいました。テント+タープ+チェアとまるでキャンプやフェスにいるような優雅なパーティも。華やかなテン場だなあと感じました。
タープは昼寝にもってこいですね〜!あとついつい肉を焼きたくなる雰囲気も醸し出してますよ♪宴会メインの山行のときにでもまた活躍させてはいかがでしょう?
大日連山が未踏だったとは意外です!私もまだ行ったこと無いので写真にうっとりしてました〜。見慣れたお山を見たこと無い角度で見るのは気分上がりますよね〜。ますます行きたくなりました!
まだ手術の影響は残っておられるようですが新しいレコがアップされる毎に元気も笑顔も倍増倍増!な感じがして嬉しいです。また一緒に歩きたいです!
おっしゃるとおり、雷鳥沢定着型だと思うとついつい大荷物になっちゃいますね
そうなんです。大日、初めてでした。
ここにくるとやはり劔方面か五色薬師方面に行きたくなってしまいますので
しかし、こんなに大日ルートがいいと思いませんでしたので、
今までなんで行かなかったのかと思いました!
なんとなく地味そうだと勝手に思ってまして。
すごく良かったのでお気に入りルートになりそうです
雷鳥沢は最高のキャンプ場ですよね。
しっかし23kgってすごいな〜〜〜
ウチも子供が小さいとき、
デカい衣装ケースに荷物全部詰めて、背負子にのせて持って行ったことある。
(背負ったのはもちろんダンナだが・・・)
ケーブルの係のおじさんの目が点になってた
そして大日岳。
ここ、まだ私が登山始めて間もないころ、称名滝から登ったんですよ。
あまりにの急登に死にかけました。
今登るとどうなんだろうね?
滝からは下るより登る方が良さそうですよ。
今の姐さんでしたら余裕でしょう
すっかりタープの虜になりましたが、
縦走登山に持っていけないのは残念ですね
テント泊、そして縦走。そしてまたのんびり、展望独り占め。
満喫ですね。そしてすっかり山に復帰ではないですか。
まだ無理はできないのかもしれませんが、たくさん引き出しをお持ちのペン様ご夫妻ですから、こうした楽しみを続けて行かれるんですよね。
なんか、参考にさせていただきたいです。
本当にのんびりと久しぶりのテントを楽しみました
この夏はまだいつものような山行はむりですが、
のんびり楽しもうと思ってます。
暑くてもやはり青空はいいですね
ぺんさん、こんばんは。
今年は久し振りに剣沢から剱岳に登り、雷鳥平でテント泊をしようと思っています。
この場所は真砂岳方向に近いところでしょうか?
景色抜群の場所ですね♪
剣沢も雷鳥平もどちらもテン泊にはいいところですよね
おっしゃるとおり真砂に近い場所です。
水場やトイレから離れているので静かですからオススメです。
グループでしたらいいのですが、2人だとここは肩身の狭いとこですが、
今回は至福のまったり時間を過ごしました
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