記録ID: 484745
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越
越後駒ヶ岳−中ノ岳−荒沢岳
2014年07月26日(土) ~
2014年07月27日(日)
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体力度
9
2~3泊以上が適当
- GPS
- 33:24
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 3,493m
- 下り
- 3,487m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 9:26
距離 17.2km
登り 2,027m
下り 725m
2日目
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 10:28
距離 19.2km
登り 1,466m
下り 2,771m
天候 | 26日(土) 晴れのち曇り・ガス 気温 30℃前後 27日(日) ガスのち雨 気温 26〜28℃くらい 日の出 4:42 日の入り 18:58 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10台ほど止められる。車中泊は禁止とのこと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
石抱橋−明神峠(銀の道) 石抱橋の1合目から大明神の10合目まで標柱があってわかりやすい。 急坂がなく歩きやすかった。 明神峠−越後駒ヶ岳 長くきつい登りだが、近年整備された木道と階段のおかげで歩きやすかった。 50人以上の人が前後して登っていた。前駒あたりまで来ると、下りてくる人とすれ違うようになった。 越後駒ヶ岳−中ノ岳避難小屋 道ははっきりしているが、草でおおわれていて足元のよく見えないところが多い。中ノ岳手前の登りではトゲのある草も生えていた。 途中3組6人と出会った。駒ヶ岳から八海山まで縦走する人たち、駒ノ小屋から中ノ岳を往復する人たち、三山を1日で「駆け」ようとする人たち。 中ノ岳避難小屋は十分快適だった。贅沢な不満をいうと、入口にトイレが隣接しているのでやや臭った。天水タンクは満タンだった。協力金の箱があるので、昨年利用した分とあわせて用意してきた千円を入れた。ソロ2人、2人組4人の合計6人と同宿だった。ほかの人たちがまだ寝ている時間にガサガサゴソゴソと支度をして出発したのが申し訳なかった。 中ノ岳−兎岳分岐 池ノ段付近は残雪に乗らなくても通過できた。 小兎岳までは刈り払いが済んでいないが、道ははっきりしていた。数本の低木が道をふさいでいるところがあるが、左側からあっさり抜けることができた。 小兎岳の先で残雪を渡るところがある。雪はステップのきかないカチカチの状態だが、平坦でせいぜい10メートルほどなのでほとんど心配はいらない。 小兎岳と兎岳の間で、丹後山から中ノ岳に向かうソロと2人組の3人に出会った。 兎岳分岐−荒沢岳 兎岳分岐の手前から荒沢岳の手前にかけては刈り払いがされていた。 兎岳分岐から少し下ったところにかなり雪が残っていたが、雪の上を歩くということはない。道なりに下って行く方向は土が露出していて沢の始まりのように見えるが、そこが正しいコースだった。10メートル以上下ったところの笹に小さな赤テープがついていた。ガスのときには気がつきにくい。その付近で一時コースを見失った。 陽の水の幕営地はそこそこ広いので、初めてサイトを利用する場合には日没まで余裕をもって到着するようにしたい。 巻倉山から灰吹山にかけては、灰ノ又高原といわれただけあって、なだらかな道を気持ちよく歩けた。 人と行き会うことはなかった。 荒沢岳の下り 荒沢岳の鎖場の下りは、銀山平から荒沢岳を往復するコースであらかじめ経験しておきたい。今回は雨に加え、泊り用のザックの重さ、疲労もあるので、3点支持でとにかく慎重にゆっくり下った。雨でも岩はたいして滑らなかった。強い雨の中を下山したという人の記録を読んだことがあり、雨天での鎖場の下山についてはそれほど心配をしていなかった。 前瑤泙任糧根が刈り払いされていて通りやすかった。 鎖場を通過してから登山口までが意外と長かった。 誰にも行き会わず。 ブヨ 日中の稜線にはトンボが多く、羽虫などはほとんどいなかった。中ノ岳避難小屋付近にはブヨがおり、暮れ方小屋の外に出ていて2ヶ所くわれた。小屋の窓が開けられないのは残念。 |
その他周辺情報 | 駒の湯 日帰り野天風呂 500円 朝8時〜夕方4時まで受付 |
ファイル |
(更新時刻:2014/07/29 00:12)
(更新時刻:2014/07/29 00:11)
|
写真
兎岳分岐から少し下ったところに残雪があった。雪の手前には赤テープがあった。雪の上には乗ることはない。道は雪の下かと思い、笹と雪の際を進んでしまった。左手の土の上を20メートルほど下ったところに赤テープがあった。コースは尾根の北側にいくぶんずれている。
装備
個人装備 |
ヘルメット
腕時計
GPS
カメラ
ヘッドランプ
グローブ
地理院地図/山と高原地図2011年版/コンパス
ラジオ
水(3L)
食糧/行動食/非常食(3日分)
レインジャケット/スパッツ
ツェルト/ポール/ペグ/細引き
銀マット/エアマット
シュラフカバー/ウォームアップシーツ
防寒着/替靴下
アルコールバーナー・コッヘルセット
防虫ネット/ハッカ水
熊鈴/熊スプレー
ナイフ
ホイッスル
救急用品
トレッキングポール(1)
サブザック
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備考 | 水は2Lほど持って出発し、駒の小屋で3L強の容器を満タンにした。中ノ岳避難小屋では天水で湯を沸かし、翌日は寒くてあまり水を飲まなかったので、陽の水では水を補給しなかった。下山した時には1L以上の水が残っていた。 |
感想
1日目は猛暑でバて、2日目は雨で寒かった。昨年8月に越後三山を周回したときとそっくり同じパターンだったが、昨年ほど苦しくはなかった。今回のコースの方がやや楽だったということもあるが、1週間前に雨がちな巻機山で寒い思いをしたのが予防注射の効果を発揮したのかもしれない。
このコースを2日で回る日程は、たとえ天候がよかったとしても、私にとっては相当きつい。それだけに、草地や池塘のある「灰ノ又高原」のなだらかな道を進むときの気持ちのよさは格別だった。これで反対側の稜線や周囲の山々が見えたら、あるいは花の多い季節だったら、「天上の楽園」(藤島玄)ということばにも頷けるかもしれない。
越後駒ヶ岳もすばらしい山なのだろうけれど、あまりにも人が多くて落ち着かなかった。
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