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記録ID: 4851107
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

御池岳 〜 ゆっくり秋色の時間、錦秋のT字尾根から草紅葉の台地へ

2022年10月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:06
距離
11.8km
登り
841m
下り
832m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:51
休憩
1:15
合計
7:06
7:01
13
小又谷駐車場
7:14
7:15
50
8:05
23
8:28
8:29
35
9:09
9:10
32
9:42
9:48
8
9:56
9:57
13
10:10
7
10:17
10:18
2
10:20
7
10:27
10:33
2
10:35
10:36
8
10:44
26
11:10
12:05
11
(ランチ休憩地)
12:16
14
12:30
12:31
58
13:29
13:30
37
14:07
小又谷駐車場
天候 晴れ(風強い)
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場:小又谷駐車場。広い(第2もあり)。トイレあり。
コース状況/
危険箇所等
・ T字尾根:基本的には明瞭な道が付いている。一部、落ち葉でわかりにくい区間はあるが、尾根の中心を行けば大丈夫。
・土倉岳〜ノタノ坂〜小又谷:ノタノ坂からの下りはやや荒れ気味。滑りやすく、高巻き区間があり、やや注意。
御池林道の君ヶ畑集落を抜けて小又谷駐車場。かなり山奥ですが、大きな駐車スペースとトイレがあります。
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御池林道の君ヶ畑集落を抜けて小又谷駐車場。かなり山奥ですが、大きな駐車スペースとトイレがあります。
林道を10分ちょっと進むとT字尾根の登山口。「飛び出し坊や」が目印です。
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林道を10分ちょっと進むとT字尾根の登山口。「飛び出し坊や」が目印です。
スタートは杉林をガツンと登ります。道は明瞭です。
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スタートは杉林をガツンと登ります。道は明瞭です。
植林地は長くは続かず、広葉樹の森へ。秋の高い空に、ほのかに色付いた木々。上空はかなり強い風が吹いています。
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植林地は長くは続かず、広葉樹の森へ。秋の高い空に、ほのかに色付いた木々。上空はかなり強い風が吹いています。
徐々に秋色の密度が高くなって行きます。紅葉に朝の光が当たって鮮やかです。
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徐々に秋色の密度が高くなって行きます。紅葉に朝の光が当たって鮮やかです。
風格のあるブナの木を見上げて。モザイク模様の黄色が好き。
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風格のあるブナの木を見上げて。モザイク模様の黄色が好き。
紅葉は黄色が主体ですが、所々では赤色も。
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紅葉は黄色が主体ですが、所々では赤色も。
P878は平らな小広場になっています。ここからは「T字」の横棒部分で、比較的平坦になります。
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P878は平らな小広場になっています。ここからは「T字」の横棒部分で、比較的平坦になります。
このあたりからは最高の紅葉の中を進みます。下草がなく、手入れされた公園のような雰囲気です。
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このあたりからは最高の紅葉の中を進みます。下草がなく、手入れされた公園のような雰囲気です。
木々の間から山頂部のテーブルランドが見えました。
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木々の間から山頂部のテーブルランドが見えました。
秋色で溢れています。
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秋色で溢れています。
モミジの紅色。
P918の広場。ここが「T字」の交点です。上が開けているので、明るい光が差し込んで気持ちいい空間。
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P918の広場。ここが「T字」の交点です。上が開けているので、明るい光が差し込んで気持ちいい空間。
地面を埋め尽くした落ち葉に木々の影が映って、いい雰囲気。フカフカの感触も好き。
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地面を埋め尽くした落ち葉に木々の影が映って、いい雰囲気。フカフカの感触も好き。
「T字」の縦棒部分に入ると一旦下り基調。こちらも明るい道で、紅葉が映えます。
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「T字」の縦棒部分に入ると一旦下り基調。こちらも明るい道で、紅葉が映えます。
ちょっとした岩場や細尾根になっている箇所もありますが、危ないところはありません。
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ちょっとした岩場や細尾根になっている箇所もありますが、危ないところはありません。
大きく景色が開けるとボタンブチの絶壁が見えました。風が強くて、雲が速いスピードで流れて行きます。テーブルランドからグラデーションになっている紅葉がいいです。
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大きく景色が開けるとボタンブチの絶壁が見えました。風が強くて、雲が速いスピードで流れて行きます。テーブルランドからグラデーションになっている紅葉がいいです。
紅葉のいいところを切り取って。
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紅葉のいいところを切り取って。
切り立った岩壁と紅葉。
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切り立った岩壁と紅葉。
ゴロ谷に向かって流れ落ちるような紅葉。
ゴロ谷に向かって流れ落ちるような紅葉。
T字尾根のコルから谷底の紅葉を見下ろして。
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T字尾根のコルから谷底の紅葉を見下ろして。
まだまだ続く秋色の尾根。
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まだまだ続く秋色の尾根。
テーブルランドまで最後の登り中。もうひと踏ん張り。
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テーブルランドまで最後の登り中。もうひと踏ん張り。
最後はなかなか急です。足掛かりが少ないので、ふくらはぎに来る登りです…
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最後はなかなか急です。足掛かりが少ないので、ふくらはぎに来る登りです…
一気に高度が上がりました。振り返ると鈴鹿の山々が広がっています。近くの目立つ三角の山は天狗堂。
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一気に高度が上がりました。振り返ると鈴鹿の山々が広がっています。近くの目立つ三角の山は天狗堂。
あの先がテーブルランドだ、って雰囲気でわかるので、ちょっと足早になります。最後はやや不明瞭なので、下る場合は注意ですね。
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あの先がテーブルランドだ、って雰囲気でわかるので、ちょっと足早になります。最後はやや不明瞭なので、下る場合は注意ですね。
スタートから2時間半で御池岳の山頂台地に到着。「テーブルランド」の所以、平らな草原が広がっています。いやいや、これは素敵な場所ですね。
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スタートから2時間半で御池岳の山頂台地に到着。「テーブルランド」の所以、平らな草原が広がっています。いやいや、これは素敵な場所ですね。
一面に広がる草紅葉を抜けて、ボタンブチ方面に向かいます。
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一面に広がる草紅葉を抜けて、ボタンブチ方面に向かいます。
広々とした公園のようで気持ち良すぎます。窪地のドリーネもあわせて、唯一無二の雰囲気を作っているように思います。霧氷の輝く冬にも絶対来てみたくなりました。
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広々とした公園のようで気持ち良すぎます。窪地のドリーネもあわせて、唯一無二の雰囲気を作っているように思います。霧氷の輝く冬にも絶対来てみたくなりました。
ここは特に名前は付いていないようですが、T字尾根から見えた岩壁ですかね。
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ここは特に名前は付いていないようですが、T字尾根から見えた岩壁ですかね。
見下ろすとT字尾根の形が良く分かりますね。
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見下ろすとT字尾根の形が良く分かりますね。
ひっそりと幸助の池。青空を映し出して静かな空間でした。
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ひっそりと幸助の池。青空を映し出して静かな空間でした。
奥の平の見上げて。このたおやかな斜面の風景、好きすぎます。ずっとここに居たいぐらい。
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奥の平の見上げて。このたおやかな斜面の風景、好きすぎます。ずっとここに居たいぐらい。
ボタンブチまで来ました。鞍掛峠方面から来た登山者で賑わっていました。ちなみにT字尾根で会ったのは1組だけでした。
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ボタンブチまで来ました。鞍掛峠方面から来た登山者で賑わっていました。ちなみにT字尾根で会ったのは1組だけでした。
ボタンブチから見下ろす紅葉。綺麗の一言。
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ボタンブチから見下ろす紅葉。綺麗の一言。
思いっ切り逆光だけど、鈴鹿の山並みを一望。一番奥に見えるのが御在所岳、雨乞岳。
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思いっ切り逆光だけど、鈴鹿の山並みを一望。一番奥に見えるのが御在所岳、雨乞岳。
パッチワークのような紅葉。
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パッチワークのような紅葉。
ここも鮮やかな秋色。
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ここも鮮やかな秋色。
ボタンブチのすぐ隣にある天狗の鼻。大岩に跨って写真を撮る人たちで賑わっていたのでスルー。
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ボタンブチのすぐ隣にある天狗の鼻。大岩に跨って写真を撮る人たちで賑わっていたのでスルー。
テーブルランドを満喫しちゃったので、山頂踏まなくてもいいかなと思ったけど、いちおう行きます。
テーブルランドを満喫しちゃったので、山頂踏まなくてもいいかなと思ったけど、いちおう行きます。
天狗堂と紅葉。
ボタンブチから10分ほどで御池岳の山頂です。写真だけ撮って、先に進みます。
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ボタンブチから10分ほどで御池岳の山頂です。写真だけ撮って、先に進みます。
奥の平へ。このあたりは植生保護?の柵があります。
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奥の平へ。このあたりは植生保護?の柵があります。
北側には少し霞んでいますが、伊吹山などの眺望。
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北側には少し霞んでいますが、伊吹山などの眺望。
奥の平に到着。こちらまで来る人は少ないようで静かです。何もないけど、それもいい。
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奥の平に到着。こちらまで来る人は少ないようで静かです。何もないけど、それもいい。
ボタンブチ方面の斜面を見下ろして。いやー、この開けた風景、やっぱりいいです。
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ボタンブチ方面の斜面を見下ろして。いやー、この開けた風景、やっぱりいいです。
そのままテーブルランドの東側に抜けます。
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そのままテーブルランドの東側に抜けます。
P1194の小ピークを越えると、また広々とした空間に出ます。
P1194の小ピークを越えると、また広々とした空間に出ます。
テーブルランドの淵に立つ存在感のある一本木。ここが「東のボタンブチ」かと思ったけど、もう少し奥でした。(未踏です)
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テーブルランドの淵に立つ存在感のある一本木。ここが「東のボタンブチ」かと思ったけど、もう少し奥でした。(未踏です)
藤原岳が良く見えます。鉄塔の立つ頭蛇ヶ平のあたりの紅葉も綺麗ですね。
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藤原岳が良く見えます。鉄塔の立つ頭蛇ヶ平のあたりの紅葉も綺麗ですね。
時折、強い風が吹き抜けるけど、思っていたような爆風ではなく、秋のテーブルランドを満喫できました。流れる雲と一緒に草原に落ちた影も動いて、どこか情緒的な空間。快晴の空の風景よりも好きかも。
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時折、強い風が吹き抜けるけど、思っていたような爆風ではなく、秋のテーブルランドを満喫できました。流れる雲と一緒に草原に落ちた影も動いて、どこか情緒的な空間。快晴の空の風景よりも好きかも。
風を避けられる岩陰でランチタイム。今回のメニューは「豚キムチのホイル焼き」です。美味しくできました。
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風を避けられる岩陰でランチタイム。今回のメニューは「豚キムチのホイル焼き」です。美味しくできました。
デザートはハロウィン仕様のピスタチオプリン。
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デザートはハロウィン仕様のピスタチオプリン。
ランチ場所からの風景。なんか最果て感があっていいです。
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ランチ場所からの風景。なんか最果て感があっていいです。
1時間たっぷりお昼休憩した後、下山します。藤原岳を横目に見ながら。
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1時間たっぷりお昼休憩した後、下山します。藤原岳を横目に見ながら。
下山は土倉岳からノタノ坂を経由して戻ります。
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下山は土倉岳からノタノ坂を経由して戻ります。
これでテーブルランドとお別れです。なんだか名残惜しい気持ちもします。
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これでテーブルランドとお別れです。なんだか名残惜しい気持ちもします。
下山ルートは正面の土倉岳から左側の尾根です。
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下山ルートは正面の土倉岳から左側の尾根です。
土倉岳の手前から御池岳を振り返って。テーブルランドからの降り始めはザレ気味の激下りで、スリップ注意でした。
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土倉岳の手前から御池岳を振り返って。テーブルランドからの降り始めはザレ気味の激下りで、スリップ注意でした。
土倉岳からの尾根も気持ちのいい紅葉の中を進みます。
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土倉岳からの尾根も気持ちのいい紅葉の中を進みます。
逆光気味ですが、黄色で溢れています。
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逆光気味ですが、黄色で溢れています。
もう少しで植林帯に入るので、最後の紅葉を楽しみます。
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もう少しで植林帯に入るので、最後の紅葉を楽しみます。
巨大猫さんの下を通ります。強風で送電線がヒューヒュー鳴いていました。
巨大猫さんの下を通ります。強風で送電線がヒューヒュー鳴いていました。
鉄塔下から最後の眺望。
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鉄塔下から最後の眺望。
ノタノ坂に向かって植林地をジグザグと下ります。
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ノタノ坂に向かって植林地をジグザグと下ります。
茨川廃村との分岐点のノタノ坂には、真っ赤な紅葉が。
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茨川廃村との分岐点のノタノ坂には、真っ赤な紅葉が。
ノタノ坂から小又谷への下りはやや荒れ気味。滑りやすく、高巻き箇所もあって、やや緊張感がありました。
ノタノ坂から小又谷への下りはやや荒れ気味。滑りやすく、高巻き箇所もあって、やや緊張感がありました。
堰堤まで下りて来ると、登山道はお終い。鉄製の橋は底が抜けている部分があってちょっと危険。端っこの支柱部分を踏んだ方が良さそう。
堰堤まで下りて来ると、登山道はお終い。鉄製の橋は底が抜けている部分があってちょっと危険。端っこの支柱部分を踏んだ方が良さそう。
廃林道の洗い越しは水量あるので、靴が水没しそうだったので、河原に下りて渡渉しました。
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廃林道の洗い越しは水量あるので、靴が水没しそうだったので、河原に下りて渡渉しました。
テーブルランドから2時間で小又谷の駐車場に帰還。自分以外は計4台でした。
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テーブルランドから2時間で小又谷の駐車場に帰還。自分以外は計4台でした。

感想

今年の秋の鈴鹿は御池岳へ。御池岳は初めてで、鞍掛峠からリスに高確率で会えるというコグルミ谷からのルートがいいかなと思ったけど、それ以上に気になっていた「T字尾根」にしました。

紅葉はちょうどいい具合の色付き。秋色で溢れていて、フカフカの落ち葉を踏む感覚も楽しく。登山者は1組に出会っただけで(少なすぎ…)、でもとても静かな山歩きができました。

「テーブルランド」といわれる山頂台地に登り上げると、こちらも草紅葉の草原が広がる素敵な場所。緩やかな曲線を描く斜面、空を行く雲、そこに流れるゆったりとした時間。いつまでもそこに居たくなるような空間でした。ボタンブチの絶壁から見降ろす紅葉も美しいの一言です。

下山の土倉岳からノタノ坂も前半は紅葉の中を歩きます。ノタノ坂から先は少し荒れていて滑りやすかったり、沢の高巻きがあったりで、多少の緊張感はありますが、難しいところはないです。疲労感も程よく、いい周回コースですね。

T字尾根は10年くらい前に有名な遭難事故があって、イメージ良くないかも知れないけど、めちゃくちゃおススメできます。東近江市が制定した「鈴鹿10座」に選ばれてから整備されたようで、道標などが設置されて道迷いなどの不安はありませんでした。道もほとんどで明瞭です。とはいえ、圧倒的に歩く人は少ないので、それに不安がないなら、ぜひ歩いてみて欲しいです。

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