北鎌尾根

2012年08月15日(水) ~ 2012年08月17日(金)

• GPS: 56:00
• 距離: 43.0km
• 登り: 3,017m
• 下り: 3,022m

コースタイム

上高地12:20⇒ババ平16:40テン泊
ババ平3:10⇒水俣乗越5:10⇒コル10:06⇒北鎌平14:56⇒槍ヶ岳15:50⇒ババ平

天候

晴れ　雨　曇り　ガス　目まぐるしく変化

アクセス

利用交通機関：

自家用車

アカンダナは　大混雑　バスも満員　さすが盆休みです

コース状況／危険箇所等

天井沢上部の雪渓が堅いので、ちょっぴり苦労しました。北鎌沢出会いで貧乏沢から来られた長野県の親子さんと気が合って、槍までコラボのチームができました。
ババ平から水俣乗越まで登り、天上沢を下って、北鎌沢をまた急登・・・
情報よりも岩の難易度は簡単ですが、ルーファイが必要です。迷路のように踏み跡があり、危ない所で途切れたり。
槍ヶ岳直下のチムニー2つは、残置スリングは無かったですが、両方とも2級程度ですので、回らずに直登する方が速いです。
予定より、少し速く槍に到着しました。祠の裏から飛び出した3人の前は、行列ができた撮影ポイントだったので、大勢の登山者さんが驚いていました。関西のおばちゃん風の方が、「あんたら、すごいわ。写真並ばんでもええ！！」と撮影してくれました。ありがとうございます。

ババ平から16時間かかってぐるりと北鎌を通って一周してきました。ちょっと疲れましたが、山でのいい出会いに感謝です。

写真

8/15 12:25

今にも雨が降り出しそう・・・

8/15 13:06

晴れ間が出た！その後　土砂降りの雨・・・槍沢ロッジで素泊まりするか、雨の中ババ平まで進んでテン泊するか、随分なやみましたが・・・

8/15 18:38

なんとババ平のテン場は、超満杯。どこも張るスペースはありません。仕方がないので水だけもらって、右岸から沢に降りてここでテント設営です。

8/16 3:29

翌朝、随分と雪渓を登ってしまい、道をロスト。左岸の崖を登り登山道に復帰。

8/16 5:11

ココからバリエーションに入ります。

8/16 5:39

この天井沢の雪渓が堅くて、滑ります(=_=)　傘がピッケル代わりになりました。

8/16 7:54

ふー、北鎌沢・・・この登りはキツイです。あっ、左方向には進まないでくださいね。それから右方向に行きすぎると詰まります。ルーファイがちょっと要ります。

8/16 8:31

長野県の親子お二人さんが、ご一緒しませんか？と誘ってくださいました。笑顔でコラボしました（＾u＾）

8/16 10:14

コルからはこんな感じが続きます。大峰のバリエーションに似ていました。

8/16 10:49

ガスに覆われた独標です。　お天気が心配です。

8/16 11:34

うわさ？の難所。残置スリングを使わなくても大丈夫な程でした。

8/16 11:36

ここから、上がるルートもありましたが・・・そのまま進んでザレ場に出て・・・やっかいなトラバース（ここは怖い）をなんとかクリア

8/16 11:44

取り付きがやや悪いです。足場が不安定でした。

8/16 11:53

ここから、稜線に上がりました。一部ショルダーを3人で乗り切りました。

8/16 11:57

踏み跡は多いですが、どれも信用はできませんねぇ・・・途中で切れて戻ったりして・・・ガスると、ルーファイが難しいです。

8/16 12:56

ガスが切れて、大槍が姿を見せました！ラッキー（＾u＾）

8/16 13:20

天気回復し、速度が上がりました！

8/16 14:34

もうすぐ、北鎌平でーす！

8/16 14:56

北鎌平です。

8/16 15:32

第1チムニーです。見た目より楽に登れます。

8/16 15:43

第2チムニーです。　ここも大丈夫です。

8/16 15:46

第2チムニーを上がった所です。ザックから飛び出しているのはストック？ピッケル？いいえジャンプ雨傘でーす。

8/16 15:52

ほーい。想定通り、この山頂祠の裏から出ましたぁー！　ここは撮影スポットで、多くの方々が並んで順番の列でしたが、皆さんが「おーっ！」って言ってくださって撮影優先を奨めてくれました。みなさまありがとうございました（＾−＾）

8/16 17:38

お二人の親子さんとお別れを惜しみながら、私はそのまんまババ平のテントまで降ります。

撮影機器：

CA002 KDDI-CA

Canon PowerShot A480 Canon

感想

jyunntarou

ずっと憧れていた加藤文太郎氏の最後の場所　北鎌尾根　に登ってみました。　夏でも体力がキツイ所でした。この場所での冬は壮絶だったでしょう・・・。

この日も、途中に救助を要請した単独さんが、レスキューされていました。顔面真っ白で歩けない状態でした・・・。
体力的には、本当にキツカッタ北鎌尾根ですが、達成感は、やはりありました。

天候が悪化しましたので独標を巻きましたから、ロープ類は一切使うことはありませんでした。
ただ、ルートファインディングの力を試される場所ですね。

ご一緒いただいた、長野県飯田市の親子様・・・ありがとうございました。
詳しくはこちらまで。⇒http://blogs.yahoo.co.jp/koubejyunntarou/folder/476722.html

コメント

ゲスト

じゅんたろうさん、楽しんでますねぇ。
ザックに刺さる傘が、個性をかもしだしてますね。
こんな人、なかなか見られないかも。

jyunntarou

Re: じゅんたろうさん、楽しんでますねぇ。
naminoriさん
あっ、なんで北鎌尾根に登るのに邪魔なでっかいジャンプ傘なんでしょう？実はイザと言うときにツェルト被ってコレを開けるのでーす（笑）　この日はお天気が安定していなくてビバークの為のジャンプ傘でした（＾−＾）　でもね、長野県の親子のお父さんが、すみません、傘借ります！って、ホールドが微妙な所で、ショルダー役をしてくれた息子さんを引っ張り上げたんですよ！役にたちましたっ！
しかし雷ゴロゴロでしたから、歩く避雷針だったかも？