武奈ケ岳(イン谷口・青ガレ・山頂・八雲が原・イン谷口)
- GPS
- 07:16
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,165m
- 下り
- 1,160m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 7:17
天候 | 曇り一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
イン谷口〜金糞峠 この区間の困難箇所は青ガレです。大きな岩が幾層にも積み重なった急斜面を登ります。足元を確認しながら慎重に進みましょう。所々に赤ペンキの矢印が書かれています。これが青ガレの登山路と言えます。 金糞峠直下の急坂に注意!しましょう。 金糞峠〜中峠 自然のままでまったく整備されていません。途中、武奈ケ岳に中峠経由より短時間で行ける道を分岐で紹介していましたが、そちらに行っても踏み跡がなく引き返してきました。 中峠直下の標高1,000mあたりから樹木の間隔が広くなりシダ類が足元の繁茂しています。 中峠〜武奈ケ岳山頂 コヤマノ岳を過ぎたあたりまで気持ちよい山道が続きます。イブルキノコバ方面からの道との合流点から山頂までガレ道です。 武奈ケ岳山頂〜八雲が原 コヤマノ岳への分岐まで来た道を戻ります。分岐から先は狭い山道を下ります。ところが八雲が原に着いたとたん広がるので、下る道が分からなくなりました。テントを張って休息を取っていた男性に道を聞くと正面の斜面道を登っていけばよいとのこと。 この八雲が原はスキー場だったらしく、よく見るとスキー場には丁度よい斜面でした。 八雲が原〜イン谷口 八雲が原から北比良峠まで自動車が十分に通過できるくらいの道幅です。 「北比良峠」の標識があるあたりにロープウェーの山上駅があったようです。スキー場を作ったものの閉鎖した。施設は撤去されたが地形はそのまま。まったく先のことを考えない経営者の資質を疑いました。 途中の大山口まで展望のない山道をひたすら下ります。気の長さを求められる下り道です。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | 台風12号の影響で降雨が心配だったので、雨具(ポンチョ)を持って行ったのはよかったです。雨はほとんど降りませんでした。 |
感想
ヤマレコを見ているとみなさんの投稿で以前から「武奈ケ岳」は一度は登ってみたい山と思っていました。今回たまたま時間があいたので、マイカーを駆って自宅の神戸市垂水から3時間半かけて麓のイン谷口までやってきました。
今回はどんな山行きになるかとワクワクしていましたが、予想通り手応え(脚応え?)のある山でした。
青ガレを登りきったあと下腿部に張りが出てきたと思ったら小雨が降りだして雨が強くなったらこの先はあきらめようかな、とも思いました。その時すれ違った男性が堂満岳から下ってきたとのことだったので、堂満岳に回りイン谷口へ下ることも考えました。とりあえず金糞峠まで行こうと気持ちを奮い立たせました。
金糞峠に到着したら雨もやみ、晴れ間も見えてきたので、折角ここまで来たのだから武奈ケ岳山頂まで行く決心をしました。
山頂では強風でガスが下から吹き上がっていましたが、10名くらいのハイカーがおられました。北方向を見ると山々の向こうに海が見えるではありませんか。方向から見ると日本海としか思えないのですが、滋賀県から日本海が見えるとは思いもよりませんでした。地図で確認すると福井県の小浜市あたりのようでした。
山頂は強風で寒いくらいだったので、そそくさと撤退しました。
その後イブルキノコバから八雲が原、大山口、イン谷口と下りましたが、標高差1,000mを降下するのは大変でした。体力ではなくいつまで続くのかという気持ちの長さを求められることでした。以前同じ比良山系の蓬莱山から下った時も同じように感じた経験があります。これは比良山系特有のことでしょうか。
日頃居住地の関係で六甲山系を登ることが多いのですが、今回六甲山とは違う山歩きができたことは収穫でした。機会があれば比良山系の違う山にチャレンジするつもりです。
buntyan さん、今日は。
「イブルキのコバ」の地名の意味は、「イブルキ」・・燻る木、つまり炭焼きの事だと思います。
「コバ」・・・木場と書き、山間の、山で伐った木を集めて置く、小さな広場、山仕事の場所、と言った意味です。
昔からこの辺の山仕事と言えば、炭焼きでした。炭焼き用の木や、薪用に集めた木を積んで、保管していたのではないでしょうか。
または、山仕事の基地と言った意味の作業場でもあったと思います。
北小松あたりでは、この「木場」で共同作業する時の歌が残っているようです。各地に残っている「歌垣」なども、これと似たものだと思います。
mesnerさん コメント投稿ありがとうございました。
「イブルキのコバ」の意味は“燻(いぶ)す木の木場”。すなわち、焼いた炭またはこれから炭焼きする木を集めて置く山間の狭隘な平地、という意味になるのでしょうか。
どうりで「イブルキのコバ」あたりは炭や木を一時的に置けるような広場になっていました。
ありがとうございました。
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