ど根性ドンちゃん八ヶ岳(赤岳)に登るの巻
- GPS
- 08:51
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,377m
- 下り
- 1,368m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:51
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
東北に住むまで「蔵王」という山があるのだと思っていた。(蔵王は熊野岳を主峰とする宮城から山形の連峰。)八ヶ岳もそう。その主峰・赤岳(2,899m)に雪のシーズン前のラストワンチャン、この週末に。
ただ、私もドンちゃんも今週、公私にわたりかなり忙しくお疲れモードが大不安材料。
このところ定着した車中前泊を赤岳山荘駐車場で。美濃戸口からここまでの林道は噂通りの悪路でフリードスパイク4WDで超スローペース。轍、凸凹、尖った石で車高の低い車、お高い車はおススメしません。
駐車場はフラットで、トイレ(100円。赤岳山荘の真正面奥、駐車場の斜め向かい側。ボットンタイプできれい。水場あり)もあり、疲れのため爆睡するも朝方車内は6℃で少し寒く目が覚めた。登山届は赤岳山荘の正面にポストで用紙あり。駐車場代は帰りに山荘に持参(1000円)。
6時登山開始、すぐに美濃戸山荘。ここから行者小屋へ向かう南沢コースへ。沢沿いの緩やかな樹林帯だが、ガレと岩、山荘手前からは雪がでてきて思いのほか歩きにくい。それ以上にザックが重く感じて思うようなペースで足が進まない。ドンちゃんの口がパクパクしていて重症で、後から聞くと山頂手前まで登りのことをほとんど覚えてないそうな。途中、-0.2℃くらいまで気温が下がり、指先が痺れたため冬グローブを装着。
行者小屋までCTよりだいぶ時間がかかり到着。ここで進退を協議するも、ど根性ドンちゃんは撤退を拒否。トイレ(100円。小屋裏でボットン)と行動食を摂り、稜線に直登する地蔵尾根に進む。地蔵尾根には雪がだいぶ残っているがチェーンスパイクなしで。梯子、階段の雪は要注意。
ドンちゃんとペースを大幅に落としてゆっくり登る。途中でドンちゃん、あくびが多く体調不良により高山病の症状が早めにでて頭痛も。「戻ろうか?」と促すも、ウンと言わない。天気は最高で振り向くと、北アルプスの北側(五竜岳など)や南側(槍穂)、御嶽山が冠雪しているのがよく見える。
お地蔵さんを過ぎて稜線の地蔵ノ頭に辿り着くと、今度は富士山がドーンと。そして横岳、硫黄岳の稜線と目前の阿弥陀岳が大迫力。赤岳天望荘から先、赤岳の威風堂々の姿が。最後の最後、山頂山荘までの一歩一歩は雪もついていてなかなか進まない。ドンちゃん、金魚のよう(パクパク)だが、なんとか5時間で山頂到着で感激の大展望!
甲斐駒から見えた八ヶ岳連峰は格別の存在感だったが、赤岳山頂から見える甲斐駒ヶ岳は仙丈ケ岳のお隣に寄り添う感じ。富士山、間ノ岳にもうっとりドンちゃんで、少し長居。
下りは文三郎尾根を。ここで失敗。下り始めは雪がほぼなかったが、途中から雪がついていたのにチェーンスパイク装着を後回しにして、何度かずっこけた。手間を惜しまず着けるべきだった。文三郎尾根も結構な急坂で雪が少し多く、精神的にも疲れがましまし。
下りの行者小屋から先はなかなか歩きにくく、結局9時間近くの山行に。最高の天気だったが、日陰で結構冷えるところ、稜線の風、残雪などあるため、冬装備は万全に。疲れと体調不調でキツかった(特にドンちゃん)けど、ど根性で最高の展望をゲットしたのでした。
コース定数はヤマケイのヤマタイムで31
帰りは小淵沢ICへの途中、八峯苑鹿の湯(700円)に寄り道。露天、水風呂、泡風呂ありです。
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