北海道第2弾、羅臼岳
- GPS
- 09:00
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,450m
- 下り
- 1,431m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:10
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
頂上直下の岩稜帯では、大きな岩を這いつくばって登るので岩の間に滑落しないように注意が必要!コースミスすると崖もあるので、ガスに包まれると行く手が話から憎くなり、少々不安を感じました。登山慣れしていない方や高齢者の方は、少し苦労されてました。 |
その他周辺情報 | 岩尾別温泉駐車場の下には、無料の露天温泉があり、湯加減も最高!但し、観光客も多く見に来られるので水着を持ってきた方が良いかもしれません。もちろんおじさんは、裸です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
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感想
北海道遠征第2弾として、この旅のメインターゲットである羅臼岳を計画した。天候は曇りだが、次の日から台風11号の接近に伴い下り坂であるため、本日の登らないと3山制覇には難しい。(昨日登った雌阿寒岳、明日予定の斜里岳)雨の降りしきる中、曇りとの天気予報信じて午前1時過ぎ、登山道に向かった。
登山道へ向かう道中、山に入ると猫かと思ったらキタキツネに何度も道を横切られた。流石知床、自然が深い。感銘を受けると同時に、一人で朝靄の羅臼岳に登り、ヒグマちゃんに遭遇したらという想像を描かずにはいられない。そこでファイティング・ニモに出てきたセリフをもじって「人間は友達!餌じゃない!!」と念じたが、ヒグマに通じるかどうか…。
無事に午前2時過ぎに岩尾別温泉駐車場に到着。駐車スペースもラッキーなことに1台分あった。仮眠をとり、4時半頃起床。雨も止み、明るくなったが、1番乗りを警戒してか出発する人が少ない。でも行くしかないので支度を整えて出立する。木下小屋の辺りにも登山準備の方がまばらだったが、登山ノートに記載して登山を開始した。最初の内は、年配の方とご一緒したが、ペースが合わずに先行することになり、1時間足らずでオホーツク展望に到着。いよいよ、ヒグマ多発地帯、ヒグマストリートに歩を進めることになった。
オホーツク展望にはガイドさん付のおばちゃん達、いやお姉さま達の5人組が到着しており、これは朗報である。ガイドさんは、熊撃退スプレーも携帯しているし、ヒグマもこのにぎやかな集団は、敬遠するに違いない。団体が先行するのを待ち、追いかけて出発。これで露払いはできたと思ったら、追いついた途端、先を譲られてしまった。この瞬間、囮が自分になってしまったことを知り、愕然としたが、「怖いので先に行ってください」とは言えずに先行することになった。
ヒグマストリートを歩いていくと熊笹があり、雰囲気抜群!後方の声も熊鈴も聞こえなくなると口笛を吹きながら、自分アピールをしながら進んで行く。メロディーはもちろん「森のくまさん!」、もしヒグマが出たら「お嬢さんは後から沢山来ますよ!」と言ってやりたい。そうこうしている内、弥三吉水に到着。登山者も数人おり、ホット一息。冷たい水で顔を洗ってリフレッシュ!何の自信だか、もう大丈夫と安心してしまった。
銀冷水、大沢、羅臼平と前後に登山者を認識し、快適登山開始。時々差す日差しにテンションは、上がって行った。大沢の急登では、雪渓は消えていたが、お花畑に変わり、のんびり写真を撮りながら登って行った。羅臼平に出ると羅臼岳がドーン!頂上からの眺望が楽しみになってきた。しかし、岩清水で喉を潤している頃から、頂上にガスがかかりだし、あっという間に見えなくなってしまった。視界の効かない中を岩稜帯を詰めていき、やっとのことで登頂を果たした時には、山頂は雲の中に入っていた。あと30分早ければ…。
山頂での眺望は良くなかったが、標高1,660mの羅臼岳もハイマツ帯、岩稜帯を越え、標高差1,430mも登ってきた感覚は、アルプス3,000m級にも匹敵する達成感でもあった。時折姿を見せる周囲の山々を眺めながら、のんびりと昼食を採り、眺望を諦めて下山した。
下山途中、ポリスのヘルメットをかぶった3人組の警官が、ものすごい早歩きで登って来るのと遭遇した。なんでも外国人2人組の行方が分からないための捜索するらしい。無事だったのだろうか?自分はというとㇶグマストリートの辺りで左ひざが痛くなり、前後の登山者の気配もなくなり、ピンチ!早く、オホーツク展望に到着せねばと必死に足を動かした。足の着き方や膝に負担のかからないようにペースを落としてようやくオホーツク展望到着し、無事下山することができました。
下山後、道中一緒になった方に誘われて駐車場下の露天温泉風呂へ入浴。ぬるめの気持ちの良いお湯で、川のせせらぎを聞きながらの入浴は最高でした。但し、観光客の方も見に来られたりするので、裸を見られることに抵抗のない方は、そのままで…そうでない方は、水着を持ってこられると良いと思います。結局、3日目の斜里岳は、疲労と膝痛のため断念。4日目の天候も悪いとのことで1日繰り上げて帰京することにしました。でも、北海道の山旅に大いに満足、素晴らしい自然と食べ物に感謝し、また登り残した斜里岳を目指して戻ってきたいと思います。
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