大日岳 称名から日帰りピストン
- GPS
- 07:40
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,803m
- 下り
- 1,787m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
手前のゲート開門は6:00〜との事でゲート前に5:45着。列の3台目でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大日岳登山口から猿ヵ馬場までの間に登山道を横切って新しい倒木がありました。つづら折れの切り返し部分で根こそぎ倒れて登山道をまたいでおり、幹をくぐらないとなりません。根周辺の柔らかい土がかぶさっているのも手伝って登りにくかったです。 大日平山荘手前で木道を敷設工事中でした。新しくなっている箇所もありますが、一時的に木道が取り除かれている所もあり、その場合ぬかるみの中を歩く所がありました。 |
写真
装備
個人装備 |
1/25
000地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
筆記具
保険証(1)
飲料(2.5)
ティッシュ(1)
三角巾(1)
バンドエイド(1)
タオル(2)
携帯電話(1)
雨具(1)
防寒着(1)
時計(1)
非常食(1)
熊鈴(1)
|
---|---|
共同装備 |
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
カメラ(1)
ビデオカメラ
車
|
備考 | ケータイ忘れた |
感想
日帰り登山でそれなりの行程をと思い。10年前にもパーティーで行った大日岳の称名滝からの日帰り登山に挑戦。劒岳の勇姿をゲットするぞーと張り切る!前回大日で撮った劔の写真は車の中に飾ってたら100年プリントでも色あせてしまったからね。
5時前に家を出れば、6時のゲート開門にちょうどだ!、という狙い通り5時45分ゲート着で列の三台目。途中の立山駅付近は既にアルペンルートに向かうたくさんの人出だったけどこちらは割と少ないんだな。
ほぼ登山装備で家を出たので駐車場に着いたらそそくさと靴を履き替え、トイレをすませて早速歩き出す。車の運転中は小雨も降っていたけれど、登り始めた登山道は明るい曇りで日に干される事も無く順調に高度をあげる。途中の猿ヵ馬場まではつづら折りの道が続き歩きやすかったけど、一カ所ここ最近の台風で倒れたのでしょうか、真新しい倒木が道を横切っている箇所がありました。根こそぎ倒れて黒土が登山道にばらまかれている上に、つづら折りの折り返し部分で急登となっており、倒れた幹をくぐる必要もあってやや難儀する。
大日平に出ると、雲は大日岳の稜線近くにたれ込めていて、なんだか、目的の劔撮影は難しそう。ただ足元は高層湿原保護の為に木道がしかれており、歩きやすく、ここも足取りは軽い。途中、木道を更新している箇所があり、大日平小屋手前にで(300〜400mかな)旧木道を取り除いて新設待ちの所があり、湿地帯の地面を直接歩きます。昨夜雨は多く降っていない様子でしたが、湿地帯だけにぬかるみがあります。
登りの大日平小屋では裏手に回って不動滝を望みます。曇っているものの雲は高く、クッキリ見えます。前回は帰りに拝んだから午後の光で逆光だったんだよな。今回は称名廊下の水の流れもはっきり見えます。この滝を拝むなら午前中がお勧めなんだろうな、登りで見にきといてよかった。称名滝は豪快ですが、不動滝は壮麗な滝です。
大日岳の山裾まではなだらかな木道で池塘やワタスゲがあり、大日平での休憩も手伝い楽しいお散歩です。ただ、山裾に取り付くと枯れ沢のような急な登りが続きます。苦しい上に、いくつか沢の徒渉があるのですが、沢に張ったロープを勘違いしてルートミスしかけました。横の笹薮から聞こえた正規登山道を下ってくる方の熊鈴に気付けなかったらどこまで行ってたんだろ。事前にヤマレコ記録から沢を横切る以外に沢を上下する道はないって確認してたのに。稜線近くまでは樹林帯や笹薮の中なので、ルートミス(特に沢の徒渉後)には気をつけましょう。
稜線に出ると残念ながら劔は上部がガスっている・・・。周囲も雲の底の感じで、これ以上登るとガスにまかれそう。大日小屋で一服する事も考えたが、もしガスがあがるならできれば頂上近くで撮影したい。大日小屋はスルーして、カメラを手に、地に咲くチングルマ等を撮りながら先に山頂を目指す。そしたら、ちょっとだけ、頂上が姿を見せました、ラッキー。でもその後はガスに隠され、結局山頂を拝めたのはこの問いだけでした。そんなこんなで山頂到着。
この山頂で他パーティーの記念撮影中にひょこひょこと雷鳥が!人馴れしているのか、人のすぐ横を通り抜けて行きます。しばらくして少し下った花畑の中でつがいでいましたが、近づいても逃げないんだよ。こんなアップで、二羽も!パチリって興奮しきりでした。
劔の絵を脳内で再生しながら、いいイペースで登ってきたものの、反動は下りでてきめんでした。特に大日平までの沢みたいな岩の急坂が脚に堪えた。角が丸くなっている上、笹薮の土がついていると滑りそうで、緊張する。木道出た時には助かったと思いましたが、まだ牛首から500m近い下り。この辺りは惰性でしたが太ももつりそうだった、あーしんどかった。
あと衝撃だったのは、登りの途中から抜きつ抜かれつしていた年配の地元の方が長靴で登ってらした事。「小屋の人は長靴だし、登山靴だとソールが固すぎて滑りやすいけど長靴はその点グリップがきくよ」との事。登りの湿地の泥濘の中ではなんて合理的なんだと思いましたが、そのまま、あの涸沢の急坂を上り下りできるなんて!ベテランとお見受けしましたが、世の中にはすごい人がいるもんだと思いました。
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