鳥海山 百宅口 ついに捜索隊のお世話になってしまいました
- GPS
- 11:38
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,399m
- 下り
- 1,383m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
その他周辺情報 | 電波状況:docomo 100% / au 88% / softbank 16% https://chizroid.info/denpa/ex/map?tid=khtsn82ZQW |
写真
感想
この度は私の軽率な行動により関係各位に多大なるご迷惑をお掛けしてしまいました。本当に本当に、大変申し訳ありません。
最初に異変を感じたのは山頂稜線部を七高山に向かっていた時でした。少しバランスを崩した際に足に「ピキ!」っと来てヤバいとは思ったけど、まあ初めての経験でもないし、少し長めに休んで下れば大丈夫かな、というくらいだった。幸いなことに山頂部には湯の台方面から登って来た登山者がたくさんいらっしゃったので、その方々と会話をしつつ何とか時間をやり過ごすことが出来た。
頃合いを見計らって、意を決して下山開始。下りだからそれほど体力は使わないはずと思っていたけど、それは大きな間違いだったことにようやく気付く。スノーシューで雪の斜面を下るとどうやっても足をフラットに置くことが出来ず、変に力が入った状態がずっと続く。夏のゲレンデ下りが登山道よりも遥かに疲れるのと同じ原理。そして再び足の痙攣。しばらく我慢すればまた動けるので多少は進むが、また痙攣して動けなくなる。それを何度も繰り返すうちに間隔はどんどん狭く、痛みはどんどん強烈になっていく。アーッ!と大声をあげて自分を鼓舞しつつ進むが、こうなっては焼け石に水。そしてついに最強の猛烈な激痛を伴う両足同時の痙攣に襲われ、全くの行動不能となってしまいました。標高はまだ2000m付近。眼下には遥かに続く百宅コースの下山道、吹き荒ぶ強風、下がる体温、不安、葛藤、自己崩壊、、、無理だ、絶対に無理だ、ここでついに救助要請。ダイヤルすることに躊躇はありませんでした。
まずは由利本荘の消防本部に電話が繋がり、氏名、年齢その他色々な状況を聞かれる。またヘリと地上隊で救助に向かうがヘリは飛べるかどうか分からないので確認してから再度連絡するとのこと。また現在地が山形県内だったため酒田警察署からも電話が入り、再び氏名、年齢、住所、身長、体重、家族の連絡先、携帯のバッテリー残量、予備バッテリーの有無などを聞かれました。現在地のGPS座標はその後も何度も聞かれました。また遭難事案になるので報道発表もされるが良いかと聞かれるが否定する余裕もない。また塩分と水分があれば今すぐ補給するよう言われた。たまたまヒル対策等のために非常用として持っていた塩の小袋をすぐに服用した。また自分でもびっくりしたのが、ペットボトルの蓋をまだ一度も開けてなかったこと。登りではかなり汗をかいたはずだけど喉の渇きを感じなかったので一度も水分補給してなかった。これも本当に大失態。
ただ、一連の電話でかなりの時間立ち止まり、また塩分と水分を補給したことで、また少し歩けるようになっていた。しばらくして消防本部から「今日ヘリは飛べない」と連絡があり、地上隊だけの捜索になるのでもし可能であれば少しずつでも下山を開始するよう指示があり、自分としても止まってるだけだと体温が下がるばかりだったので本当にゆっくりゆっくりだけど下山を開始しました。程なくして、ようやく八合目の唐獅子小屋が視界に入って来た。ようやく生きた心地がした瞬間でした。
唐獅子小屋付近で県境を越え、山形県から秋田県に入る。自力で山形県から抜けたことで山形県としての遭難事案では無くなったと伝えられる。実名で県内ニュースなどで報道されればそれこそ社会的制裁で山には一生登れなくなるだろうから、正直助かったと思った。酒田署とはここでお別れ、お礼を言って電話を切った。
その後も体力的には行けそうだったのと、消防本部からも「ゆっくりでいいから下山するように」との指示だったので、小屋では小休止だけでさらに下山を進めた。そして六合目で捜索隊と無事合流し、その後は一緒に下山となりました。(ザック等は持って頂きました。)
今回の件で何と言っても一番ダメだったのが、八合目の唐獅子平で撤退する決断が出来なかったこと。その前の五合目付近から積雪が増えてかなりのラッセル状態となり、また所によってはスノーシューを履いていても蟻地獄のようにもがきながら登るような状態だったので、この状態が山頂まで続くようであれば登頂は絶対に無理だと既にその時点で思っていた。でもせっかく来たので、せめて唐獅子平のクマ岩くらいは拝んで帰ろうかと (「せっかく」というキーワードが一番危険)。でも実際に着いてみたところ七合目だと思ってた唐獅子平が実は八合目で、まだ今日は死ぬほど頑張ってもいない気もする。なら死ぬほど頑張ればもう少し先に進めるかもしれない、そう思ってしまった。幸いにもさらに上部は雪がクラストしていて沈み込みも少なく、ヒールリフターを使って進めてしまったので、そのまま進んでしまった。冬季の鳥海山なんて、そう簡単に登らせてもらえるはずはない。当たり前だ、死ぬほど頑張らなければ、と。その先どうなるかも考えずに。
また計画的な水分/塩分補給を行わなかったこと、下りでアイゼンに履き替えなかったこと(アイゼンにすれば下りでもフラットフッティングが出来るので疲労が全然違ったはず)、前日にもそれなりの山行をして体力が戻りきってなかったことなども後で気付いた今回の失敗ポイントです。
逆に良かったことは、「塩」と「ツェルト」を持っていたこと。塩は今年の蒲生岳での足攣りとシシナゴ山での山ビルの経験からザックに常備するようにしていたけど、今回は本当の意味で「命の塩」だった。これがあったからこそ動けたんだと思う。電話でも「薬より塩」と言われた。またツェルトに関してはgogo55さんの「サンゴー缶1個程度の重さとスペースで命を守れるグッズ」という言葉を見て今年購入、それ以来常時携行していました。消防から「動くな」と言われた際に初めて実戦で使いましたが、ツェルトを被った瞬間に「暖かい」と感じました。ゴアのアウターだけとは全く違う。あんな薄いのに。これが捻挫や骨折等で本当に行動不能状態に陥って地上隊の到着を何時間も待たなければならない状況であればこれ一つで命を左右するグッズだと心底思いました。
「何があっても自力下山」と言ってた人間が、と思うと恥ずかしくてしょうがないです。いったいお前は何を言ってたんだ、と。ただ今考えるとこの言葉の意味を自分は少し取り違えていたような気もします。安易に助けを呼ばずに自分で頑張る、ではなく、そもそもそのようなリスクの高い状況を作らない、ということだった。行きたくても行かない。つまり「我慢をする」ということです。
というわけで、これだけ大きい大失態を犯した以上、少なくとも山との付き合い方に関して根本から考えを改めないといけません。以前テレビで「ネットの影響で無謀登山をする人が増えていることが社会問題になっている」というのを見たことがありましたが、自分ではもちろん、自分はそんなことはないと思ってました。でも気付かないうちにすっかりその状態に陥っていた。ナイトハイクや無茶な複数座、ヤブ山など、一般的に見て無謀登山とも言えるものがすっかり普通に思える状況になってしまっていたような気がします。自分自身の性格を考えても、人と少し違うことをやりたがる趣向があるので、どうしても危険な方向に向かいやすい。人より少し大変な登山をしてヤマレコ上でチヤホヤされるための「称号」を無理をしてでも取りに行っていた、そんな気もします。
という訳で今後、ヤマレコに関しても今までと同じような付き合い方は出来なくなると思います。どう付き合っていけば良いのか、まだ自分の中で結論は出ていませんが、ゆっくり考える時間は必要だとは考えています。
また改めて今回の件でお世話になった由利本荘市消防本部の皆様、酒田署の皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。二度と同じ過ちは致しません。この場で間違いなく誓います。
以上です。なおこのレコはコメントはお受けしますが基本的に個別のご回答は控えさせて頂きたいと思います。まともなコメントも出来ないと思うので。宜しくお願い致します。
コメント
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何よりご無事で、、
これからの雪山に対する心構えと準備にあたり、少なくとも私の代わりに先にご経験されたという想いで受け止めております。
せっかくだから、
いや、いや、我慢すること、、
あらためて再認識いたしました。
お疲れ様でございました。
注意喚起ありがとうございます。
肝に銘じます。
今考えれば計画時点から一番我慢が出来てなかったということかもしれません。風が強いのは事前に分かってたことだし。最近、自分の中で山行がエスカレートしている自覚はありました。ただ自分でそれを止められなかった。なので救助要請の電話をするときに「これぐらいの失態を犯さないと自分を止められないだろう」という気持ちもありました。正直。駆け付けてくれたくれた隊員の方々には大変申し訳ないですが、そう思ってしまった自分もいます。ただ、喉元過ぎるとすぐ忘れてしまうタイプでもあるので、今後も自分自身にお灸をすえ続けるためにはどうすればよいか、しっかり考えたいと思います。またその際にはお立ち寄り頂ければ幸いです。
ゆっくり寝て下さいね。
もう少し悪夢にうなされるくらいじゃないとダメですね。頑張ります。
レコ上げてくれてありがとうございます。
正直ね、今回の頭の中には例の「袴腰岳」がありましたよ。あの時は死ぬほど頑張ったから、今回も死ぬほど頑張れば何とかなるんじゃないかと。でもそれは違った。
やはりあれは本当に開けてはいけないパンドラの箱だったのかもね、、。気を付けます。山で死なないように。決して。
命あっての帰宅は、何もよりも幸いでした。
今はゆっくり休んで下さいマセ。🙏🙇🏻
ちょっとしたボタンの掛け違えだけで、人って案外コロッと死ぬんだな、と今回思いました。
改めて胆に銘じます。
こんなことは言いにくいのに、山レコにあげて下さりありがとう。
herozoさんの心の中、お察し申しあげます。
しばらくジーンと考えさせられました。
言いにくいというか、あまり自分の中ではそういうのは無かったですけど、ま、もちろんカッコイイことだけアップすればリアジューなハイカーを演出できるでしょうけど、自分には何か向いてないというか、恐らくすぐにボロが出て余計格好悪くなるだけだろうし、、。そういうのが器用に出来るタイプでもないので。
またいつでもこっちさ遊びに来でねっす!
気候はだいぶ違いますが似た状況を9月の以東で経験(その時は何とか自己復活)し心中お察しします。
まずはご静養して心身の回復をご期待しております。
自分もこれと同じレベルの猛烈な激痛を伴った両足の痙攣は実は二度目で、前回は気温39℃の中、体調不良で無理やり2座目の蒲生岳に登ったという、今考えればとんでもない無茶をしてたという状況だったから、そんな特殊な状況でもない限り大丈夫かなと少し油断をしてました。
しかし「塩」は効きますね。あんなに回復するとは自分でもびっくり。絶対歩けないと思いましたから。これからも常備するようにしたいと思います。
今回はとても大変でしたね、けど、ご無事で本当に良かったです。
山って怖いですね。
どんなに準備をしっかりしていても、持っていることにすら気づかない時もあったり。
初心者でも熟練者でも関係なく、起きる時は起きるんだと
きっと、この記録を公開するのにも勇気?がいったことと思いますが
拝見でき、わたしもとても勉強になりました。
今はまずゆっくりと休んで、心と体を回復させてくださいね。
まあ自分のことを熟練者だとはとても思ってはいませんが、初心者だとも思ってはいなかったので、そこに油断があったことは否めません。改めて余計なものは一旦全部脱ぎ捨て、初心者に戻ったつもりでもう一度安全登山とは、確実登山とは何かを一から勉強し直したいと思います。ありがとうございます。ただ、休もうと思って家にいても、何だか体がうずいてどうにもこうにも、、。
でも一歩間違ったら、という状況ではあったと思うので、しっかり反省をしたいと思います。
また山形にもいらしてくださいね。
そんな中少しずつでも歩を進めて下山出来たのはherozoさんのこれまでの経験、それに伴う準備の賜物だと思います。
我々フォロワーもこれまでのherozoさんの記録が大変参考になり随分助けられております。今回の件でのご心労いかばかりかとお察し申し上げますが、いつもポジティブなherozoさんらしく「また一つ賢しくなったぜ」と捉えていただき今後も山行記録を拝見したいと願います❗
確かに仰る通り「風」は本当に怖いです。とにかく思考停止に陥るし、体温は奪われるし、ヘリは飛ばないし。自分も鳥海山の風の怖さは知らない訳ではなかったはずなんだけどな、何か登る前は大丈夫な気がしてしまってたんですよね。怖い怖い。そうですね、隊員の方には申し訳ないけど、なるべくポジティブに考えたいと思います。ためになる言葉、大変ありがとうございます!
せっかくだからという気持ちも、強風の雪山で身動き取れなくなる恐怖感も他人事とは思えず拝見しました。
貴重な経験をアップいただきありがとうございました。
自分も何だかんだで10回くらいは登ってて、特に去年から今年は何度も山頂まで行ってたのでそういう気の緩みもあったのかな、という気もします。鳥海山はみんなの山、一人が問題行動起こすようではだめですね。気を付けます。
いつになるか分かりませんが、また是非登らせて頂ければ幸いです。
タイトルを見てビックリしました。
いつもレコを見ている方がこのような危ない目に遭うと、
自分も身が引き締まる思いです。
とにかく無事に下山出来て何よりです。
どうぞご自愛ください。
「山は逃げない」と言いますが、最近は自然災害の影響で林道通行止めになったり登山禁止になったりするので「そうは言っても逃げるじゃん」と思ってしまってところもありました。でも特に鳥海山なんてある意味いつでも行ける近くの山だし、「山は逃げない」という言葉の本当の意味をもう少し考え直すべきかな、と考えていたところでした。ありがとうございます。
レコを拝見し、山の美しさと怖さに鳥肌が立ちました。
ご無事で本当に良かった。。
レコのアップありがとうございます。
心身ともにお労りくださいね。
雪山は本当に美しいです。涙が出るほど。そして、美しいバラには必ず棘がある。
数年前までは「雪山やり始めたらもう終わり」と自分の中で思ってて、家族ともそういう話をしてたけど、去年あたりからなし崩し的に始めてしまって、結局この有様で。しっかり反省します。でも、、ね。
なかなかこういうレコを上げるのは勇気がいることと思いますが、私も含め多くの人にとって、参考になったと思います。ありがとうございます。herozoさんのようなご経験豊かな方でも、わずかな判断次第で、捜索隊のお世話になるということ、私のような初級者であれば、なおさらその危険が高いことを実感しました。
「せっかく来たのだから」という心境と罠、そして、それに抗えない自分の弱さ、私自身、2か月前の粟ヶ岳で経験し、運良く下山できただけに、herozoさんに共感するとともに、かつ、到底他人事とは思えませんでした。
ただ、その後、躊躇なく捜索隊に連絡し、ツェルト持参や塩などの危機管理、そして、山行後の冷静な振り返るなどは、素晴らしかったと思います。
本当にお疲れ様でした。
粟ヶ岳の記録、拝読致しました。いやぁ、奥様は超パワフルで素晴らしいですね!
私も今回の件はさすがに過去最大の失敗だったので、改めていろいろ勉強し直そうかと思って、そのためにヤマレコとも少し距離を取ろうと思ったんですが、体力維持のためにも山登りはやめるわけにはいかず、そうなると山行計画の作成、コンパスの提出などでも必ずヤマレコを開くことになり、そうすると左側のメッセージのところが赤くピコピコ光ってて、それをポチっやると自分よりも自分のことを心配してくれている仲間たちの本当にありがたいメッセージが続き、それを鼻水たらしながら読んでいるとそう簡単に抜けられるものでもないなーと思った次第です。
救助要請のタイミングは、難しいですね。早すぎれば安易な通報と言われるし、遅すぎれば暗くなって捜索活動に影響も出るし。今回、自分としては一応ギリギリ粘った中で速やかにという形だったとは思いますが、言ってみればただの足攣りですし、実際その後動けるようになってるので、安易な通報だったと言われても仕方がない状況だったかもしれません。もっと正しい、しっかりとした知識があれば避けられる通報だった。ちなみに芍薬甘草湯は山頂付近で2袋飲みました。でも今回はほとんど効かなかった。薬は痙攣を抑えるというか、実際は痙攣しているんだけどそれを若干引き攣りにくくしてるだけ、という感じはしますよね。なので多少は動けるようになるけど本質的に治してるわけではない。ある意味、麻痺させてるのと同じ。そこで無理に強く動くと逆に筋肉が壊れる。本文にも書きましたが、やはり「水と塩」のほうが本質的に効くということを今回学びましたので今後はしっかり守っていこうと思っています。
まず一つ目は、今回の救助要請でやはり多くの方に迷惑をかけてしまったな、ということ。長野県警山岳救助隊の方の本を読みましたが、そこに書かれていたことは、救助隊の方は一旦通報が入れば、例えそれが夜勤明けでも、家族とのディナーの最中でも、パチンコで確変中でも、何があっても真っ先に駆けつけて人命救助に当たってくれるということ。ということは今回、自分のために集まってくれた隊員の中にも少なからずそういう方がいたことは間違いなく、避けられるのであれば極力避けるべきことだったかなと改めて感じました。
二つ目は、ヘリは思ったより「飛ばない」こと。自分もかつてはそうでしたが、何かあれば電話一本ですぐにヘリが駆けつけて何とかしてくれる、というイメージがありました。しかし実際にはヘリは少しでも風が強かったら飛ばないし、風が舞ってても飛べない、ガスで視界が悪くても飛べない。つまり、ヘリが飛べる状況というのはよほど気象コンディションが良いとき、我々が分かりやすい言葉で言えば「てんくらA」のような状況じゃないとヘリは飛べないのです。しかし遭難が起きるのはむしろ悪天候の時であることを考えると、通報してすぐにヘリピックアップして救助してもらえるというのはよほど確率的には低く、たいていの場合はその場で数時間もしくは数日ビバークして救助、という場合がほとんどで、我々としてもそれを十分に想定していないといけない、ということです。今回自分が通報した際も、太陽は見えていたのですぐにヘリ救助してもらえるのではないかという思いもありましたが、風はかなり強く舞っていたので今考えるとやはりどう考えても無理でしたね。またヘリは車などに比べて遥かに整備項目が多く、その整備期間に入ってしまうとそれも飛べないとのこと。というわけで、ヘリ救助というのは少なくとも我々がイメージしているよりも遥かに簡単ではなく、また救助する側も命懸け、というのは良く理解しないといけませんでした。
そして最後の3つ目は「ヤマレコ情報のありがたみ」です。ヤマレコにはアップしてませんでしたが、その後も山登り自体は無理しない範囲で続けておりました。ただその際、登る前にはどうしても過去レコでその山の情報は確認するんですね。確認せざるを得ない。特に冬に移り変わるこの時期、積雪のリアルタイムな情報などは何事にも代えがたいほど有難かった。そしてその情報は、誰かが上げてくれたからこそある。上げなければ無い。誰かの善意で今日も自分は安全登山が出来ている。そう考えると、その情報を利用させて頂く以上、こちらからも情報提供は続けていくべきだなと改めて感じた次第でした。
というわけで、そういう思いもあって、僭越ながら再びヤマレコ再開させて頂きたく。
また今後も構って頂ければ恐悦至極に存じます。
最後に、、、今回勉強している中で「確実登山」という言葉がありました。
確実に登って降りてこられる計画なのか、状況なのか。
今後はこの言葉を胸に山に挑み続けたいと思います。
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