夜行高速バスに揺られること7時間。目覚めると、そこは秘湯と言われる中房温泉卿。普段は電車バスを乗り継いで登山口までたどり着くことを考えると、体力的には非常に楽。そして、丸々一日行動できるので、効率的な時間の使い方だ。
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8/14 5:23
夜行高速バスに揺られること7時間。目覚めると、そこは秘湯と言われる中房温泉卿。普段は電車バスを乗り継いで登山口までたどり着くことを考えると、体力的には非常に楽。そして、丸々一日行動できるので、効率的な時間の使い方だ。
中房温泉登山口。登山ポスト、トイレ完備。朝食をとって、準備万端。
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8/14 5:59
中房温泉登山口。登山ポスト、トイレ完備。朝食をとって、準備万端。
温泉宿の間を通り抜けて、いざ出発。
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8/14 5:59
温泉宿の間を通り抜けて、いざ出発。
登山道に入ると、いきなり急登。ここは、アルプス三大急登の一つに数えられる。要所要所にベンチが設けられ、ひと時の休息を得る。特に、第一ベンチには水場があり、水漏れで空になった水筒に給水して、一命を取り留めた。
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8/14 6:50
登山道に入ると、いきなり急登。ここは、アルプス三大急登の一つに数えられる。要所要所にベンチが設けられ、ひと時の休息を得る。特に、第一ベンチには水場があり、水漏れで空になった水筒に給水して、一命を取り留めた。
再び樹林体の中をひたすら登る。ザックの重さが肩身に食い込む。
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8/14 7:22
再び樹林体の中をひたすら登る。ザックの重さが肩身に食い込む。
第三ベンチで休憩。登り始めて2時間、ペースが上がらない。
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8/14 8:01
第三ベンチで休憩。登り始めて2時間、ペースが上がらない。
ようやく樹木が開け、合戦小屋に到着。多くの人が切り分けられたスイカをほおばっている。ちょっと誘惑に駆られるが、ここは我慢我慢。
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8/14 9:11
ようやく樹木が開け、合戦小屋に到着。多くの人が切り分けられたスイカをほおばっている。ちょっと誘惑に駆られるが、ここは我慢我慢。
合戦小屋からの眺望。地表には草花が咲き、一息つく。方向的には、清水岳、有明山か。
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8/14 9:32
合戦小屋からの眺望。地表には草花が咲き、一息つく。方向的には、清水岳、有明山か。
合戦小屋を越えると、勾配が緩やかになり、高木も少なくなり、視界が開ける。森林限界。気持ちいい一本径を爽快に歩む。しかし、ザックの重さでヘトヘト状態。先はまだ長い。
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8/14 9:46
合戦小屋を越えると、勾配が緩やかになり、高木も少なくなり、視界が開ける。森林限界。気持ちいい一本径を爽快に歩む。しかし、ザックの重さでヘトヘト状態。先はまだ長い。
ムムム、燕山荘を目前にしてガスがかかり始める。
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8/14 10:31
ムムム、燕山荘を目前にしてガスがかかり始める。
登り始めて4時間50分。何とか燕山荘に到着。標準タイムより40分もビハインド。最近では、ここまで遅れるのも久しぶり。やはりザックの重さのせいだろう。雨も降り出す。
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8/14 10:47
登り始めて4時間50分。何とか燕山荘に到着。標準タイムより40分もビハインド。最近では、ここまで遅れるのも久しぶり。やはりザックの重さのせいだろう。雨も降り出す。
燕山荘から燕岳を望む。ガスで霞む。当初の予定では、燕岳を登り返して、大天荘まで踏破するつもりだったが、その気力も急速に霞む。誘惑に負け、ここで1日目のテントを張ることにする。
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8/14 10:47
燕山荘から燕岳を望む。ガスで霞む。当初の予定では、燕岳を登り返して、大天荘まで踏破するつもりだったが、その気力も急速に霞む。誘惑に負け、ここで1日目のテントを張ることにする。
テントを張って、昼食を取ると、急に睡魔が襲う。目を覚ますと、周りにはテントの花が咲いている。早めについて好位置を確保できて、自分の判断は間違っていなかったと、勝手な納得をする。
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8/14 13:43
テントを張って、昼食を取ると、急に睡魔が襲う。目を覚ますと、周りにはテントの花が咲いている。早めについて好位置を確保できて、自分の判断は間違っていなかったと、勝手な納得をする。
雨も小康状態になり、体力も回復。明日以降の行程を考えると、今日中に燕岳を踏破しておきたい。と思いたち、空身で燕岳へ。昼寝をしたからか、重いザックがないからか、足元が軽い。
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8/14 13:51
雨も小康状態になり、体力も回復。明日以降の行程を考えると、今日中に燕岳を踏破しておきたい。と思いたち、空身で燕岳へ。昼寝をしたからか、重いザックがないからか、足元が軽い。
燕岳までの道のりには奇岩が目白押し。花崗岩が風化して、白い砂地が眩しい。晴れた日はもっと眩しいはずだ。
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8/14 13:47
燕岳までの道のりには奇岩が目白押し。花崗岩が風化して、白い砂地が眩しい。晴れた日はもっと眩しいはずだ。
メガネ岩。
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8/14 13:57
メガネ岩。
北燕岳に寄り道すると、途中に岩場。
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8/14 14:12
北燕岳に寄り道すると、途中に岩場。
燕岳山頂に設置された標識。写真の構図的にはちょっと味気ない。
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8/14 14:32
燕岳山頂に設置された標識。写真の構図的にはちょっと味気ない。
燕岳山頂に立つ登山者。岩場で広くない。そして周りはガス、ガス、ガス。晴れていればきっと眺望がいいのだろう。
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8/14 14:34
燕岳山頂に立つ登山者。岩場で広くない。そして周りはガス、ガス、ガス。晴れていればきっと眺望がいいのだろう。
下部のハイマツと同じ方向を向く奇岩。これも強風のせいか。いやまさか・・・。
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8/14 14:36
下部のハイマツと同じ方向を向く奇岩。これも強風のせいか。いやまさか・・・。
初めてのテント泊。そして初めてのストーブにクッカー。夕食は、お湯を入れて出来上がるドライフード。まあ、最初だから仕方ない。そのうち、肉野菜を持ち込んでカレーでも作ろうかな。でも調理が簡単でしかも軽くないと、ちょっと難しいかな。
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8/14 17:37
初めてのテント泊。そして初めてのストーブにクッカー。夕食は、お湯を入れて出来上がるドライフード。まあ、最初だから仕方ない。そのうち、肉野菜を持ち込んでカレーでも作ろうかな。でも調理が簡単でしかも軽くないと、ちょっと難しいかな。
テントから望む燕岳。結局、今日は悪天候とザックの重さのせいで、当初予定宿泊地の大天荘までたどり着くことができなかった。明日は、リカバリーして蝶ヶ岳ヒュッテまで行きたいところだが、やや欲張り過ぎか。
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8/14 17:37
テントから望む燕岳。結局、今日は悪天候とザックの重さのせいで、当初予定宿泊地の大天荘までたどり着くことができなかった。明日は、リカバリーして蝶ヶ岳ヒュッテまで行きたいところだが、やや欲張り過ぎか。
深夜目を覚まして、空を見上げると、満天の星空。これがテント泊の醍醐味か。風もおさまり、明日は天候に恵まれ、絶好の登山日和かと、期待を膨らませ、再び眠りにつく。翌朝目を覚ますと、昨日と同じように一面ガス。
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8/15 6:02
深夜目を覚まして、空を見上げると、満天の星空。これがテント泊の醍醐味か。風もおさまり、明日は天候に恵まれ、絶好の登山日和かと、期待を膨らませ、再び眠りにつく。翌朝目を覚ますと、昨日と同じように一面ガス。
ガスが一瞬晴れて、稜線がくっきり。ハイマツの緑と風化した花崗岩の白砂のコントラストが美しい。
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8/15 6:29
ガスが一瞬晴れて、稜線がくっきり。ハイマツの緑と風化した花崗岩の白砂のコントラストが美しい。
稜線から遠く見えるのは、方角的に野口五郎岳か。
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8/15 6:31
稜線から遠く見えるのは、方角的に野口五郎岳か。
ここは表銀座のメインストリート。今年の夏休みはあいにくの悪天候で店もシャッターを閉め、行き交う人もほとんどいない。
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8/15 6:34
ここは表銀座のメインストリート。今年の夏休みはあいにくの悪天候で店もシャッターを閉め、行き交う人もほとんどいない。
ここまでなだらかに登ってきたが、ここから大下り。とはいっても、それほど大したことはない。がザックの重さは相変わらず身に堪える。
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8/15 6:44
ここまでなだらかに登ってきたが、ここから大下り。とはいっても、それほど大したことはない。がザックの重さは相変わらず身に堪える。
殺伐とした稜線径。風雨がきつい。晴れた日は空の青さとハイマツの緑、砂の白褐色とがコントラストを織り成し、北アルプスの山々を拝みながら、気持いハイキング道となるのだろう。
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8/15 7:27
殺伐とした稜線径。風雨がきつい。晴れた日は空の青さとハイマツの緑、砂の白褐色とがコントラストを織り成し、北アルプスの山々を拝みながら、気持いハイキング道となるのだろう。
急な階段を上り下りする鞍部。危険な箇所が少ない表銀座縦走コースの中では、少々慎重に通り過ぎる。
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8/15 8:08
急な階段を上り下りする鞍部。危険な箇所が少ない表銀座縦走コースの中では、少々慎重に通り過ぎる。
弱まる気配のない風雨の中、やっとのことで大天荘に到着。ここに、ザックを下ろし、空身で大天井岳へ向かう。
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8/15 8:52
弱まる気配のない風雨の中、やっとのことで大天荘に到着。ここに、ザックを下ろし、空身で大天井岳へ向かう。
身軽になると、足も軽い。あっという間に大天井岳の山頂が見える。
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8/15 9:05
身軽になると、足も軽い。あっという間に大天井岳の山頂が見える。
人っ子一人いない大天井岳山頂に到着。予想通りガスがかかり、眺望は全く効かない。ここは常念山脈の最高峰。
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8/15 9:06
人っ子一人いない大天井岳山頂に到着。予想通りガスがかかり、眺望は全く効かない。ここは常念山脈の最高峰。
大天井岳山頂に鎮座する祠。
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8/15 9:06
大天井岳山頂に鎮座する祠。
常念岳の眼下に広がる雪渓。さすが高山であることを実感。その一方で、この悪天候を改めて恨んでしまう。また天気のいい日に来よう。
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8/15 10:23
常念岳の眼下に広がる雪渓。さすが高山であることを実感。その一方で、この悪天候を改めて恨んでしまう。また天気のいい日に来よう。
気持ちいい尾根道。と言いたいところだが、風雨がきつく、何度も身体がふらつく。
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8/15 10:25
気持ちいい尾根道。と言いたいところだが、風雨がきつく、何度も身体がふらつく。
横道岳の巻き道のピークを越えると、常念岳と鞍部に常念小屋が見える。あわよくば常念岳・蝶ヶ岳を越えて、蝶ヶ岳ヒュッテまで足を延ばせれば、と淡い期待をしていたが、やはり甘かった。背中の荷物の重さと悪天候のために、その気力も体力もすっかり失せていた。さらにテントを張ることも躊躇する程の強風。どうしようか迷うところ。
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8/15 11:56
横道岳の巻き道のピークを越えると、常念岳と鞍部に常念小屋が見える。あわよくば常念岳・蝶ヶ岳を越えて、蝶ヶ岳ヒュッテまで足を延ばせれば、と淡い期待をしていたが、やはり甘かった。背中の荷物の重さと悪天候のために、その気力も体力もすっかり失せていた。さらにテントを張ることも躊躇する程の強風。どうしようか迷うところ。
常念小屋の手前で一瞬森林限界を下回り、樹林帯が広がる。この植生の変化は感動的。
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8/15 12:02
常念小屋の手前で一瞬森林限界を下回り、樹林帯が広がる。この植生の変化は感動的。
結局、小屋の中の温かさと、そのまま寝られる気楽さに負けて、常念小屋に素泊まりすることにする。翌朝目を覚まして、朝飯前に常念岳をひと登り。が、相変わらず視界不良。
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8/16 5:19
結局、小屋の中の温かさと、そのまま寝られる気楽さに負けて、常念小屋に素泊まりすることにする。翌朝目を覚まして、朝飯前に常念岳をひと登り。が、相変わらず視界不良。
昨夜素泊まりした常念小屋。乾燥室・炊事場もあり、他の宿泊者と歓談し、楽しいひと時を過ごす。さすが北アルプス、全国各地から登山者が集結し、話が盛り上がる。
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8/16 5:19
昨夜素泊まりした常念小屋。乾燥室・炊事場もあり、他の宿泊者と歓談し、楽しいひと時を過ごす。さすが北アルプス、全国各地から登山者が集結し、話が盛り上がる。
中腹から横道岳、眼下の常念小屋。ガスが晴れたのは、この一瞬だけ。それ以外は一面ガス世界。
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8/16 5:54
中腹から横道岳、眼下の常念小屋。ガスが晴れたのは、この一瞬だけ。それ以外は一面ガス世界。
常念小屋からガレ場を歩き始めて1時間ほどで常念岳の山頂が見える。おっと、山頂直下でテントを張っている人がいる。国立公園内では指定場所以外では張っていはいけないことになっている。本当に邪魔だな・・・。
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8/16 6:26
常念小屋からガレ場を歩き始めて1時間ほどで常念岳の山頂が見える。おっと、山頂直下でテントを張っている人がいる。国立公園内では指定場所以外では張っていはいけないことになっている。本当に邪魔だな・・・。
常念岳山頂標識と祠。ここも人っ子一人いない。でも下山中に昨夜同じ常念小屋に泊まった登山者とすれ違う。やはり早起きは三文の得。山頂を独り占め。晴れていれば最高なのだろう。
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8/16 6:30
常念岳山頂標識と祠。ここも人っ子一人いない。でも下山中に昨夜同じ常念小屋に泊まった登山者とすれ違う。やはり早起きは三文の得。山頂を独り占め。晴れていれば最高なのだろう。
常念岳山頂から蝶ヶ岳方面へ抜ける登山道。急峻で岩がゴツゴツして、結構キツそうだ。雨が強くはないが、降り続く。
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8/16 6:30
常念岳山頂から蝶ヶ岳方面へ抜ける登山道。急峻で岩がゴツゴツして、結構キツそうだ。雨が強くはないが、降り続く。
常念小屋に戻り、身支度して、いざ下山。エスケープルートとして設定していた一ノ沢ルートに短縮。すぐに樹林帯に突入。
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8/16 8:45
常念小屋に戻り、身支度して、いざ下山。エスケープルートとして設定していた一ノ沢ルートに短縮。すぐに樹林帯に突入。
急峻な谷間を流れ落ちる沢。降り続く雨で、増水している。
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8/16 9:12
急峻な谷間を流れ落ちる沢。降り続く雨で、増水している。
沢と思いきや、実は登山道です。沢なのか、登山道なのか見分けがつかなくなり、道迷いになる。
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8/16 11:03
沢と思いきや、実は登山道です。沢なのか、登山道なのか見分けがつかなくなり、道迷いになる。
半分水没した木橋。激流が橋上を通り過ぎ、安易に渡ると足元を掬われる。これは冗談抜きでまずい。ひざ下まで水に浸かりながら上流のロープを伝って、辛うじて通り過ぎることができた。
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8/16 11:07
半分水没した木橋。激流が橋上を通り過ぎ、安易に渡ると足元を掬われる。これは冗談抜きでまずい。ひざ下まで水に浸かりながら上流のロープを伝って、辛うじて通り過ぎることができた。
何とか一ノ沢登山口に到着。無事に下山できてよかった。
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8/16 12:06
何とか一ノ沢登山口に到着。無事に下山できてよかった。
燕岳山頂付近を歩いていると、ひょこひょこと歩く動物を発見。よく見ると国指定の特別天然記念物、雷鳥だ。初めて見つけた。飛び逃げることもなく、ひょこひょこ、ひょこひょこと歩いて逃げる姿は愛くるしい。
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8/14 14:00
燕岳山頂付近を歩いていると、ひょこひょこと歩く動物を発見。よく見ると国指定の特別天然記念物、雷鳥だ。初めて見つけた。飛び逃げることもなく、ひょこひょこ、ひょこひょこと歩いて逃げる姿は愛くるしい。
大天井岳を通過した道すがら、登山道をひょこひょこと歩く雷鳥その2。数十m後追いするような格好になる。飛ぶのが苦手なようだ。2日続けてみるとは、意外に多く生息しているのかもしれない。
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8/15 9:49
大天井岳を通過した道すがら、登山道をひょこひょこと歩く雷鳥その2。数十m後追いするような格好になる。飛ぶのが苦手なようだ。2日続けてみるとは、意外に多く生息しているのかもしれない。
可憐な花。多くの種類の花が咲き乱れていた。高山植物に疎いので、写真のみアップ。詳しい方、名前を教えてください!!
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8/14 9:13
可憐な花。多くの種類の花が咲き乱れていた。高山植物に疎いので、写真のみアップ。詳しい方、名前を教えてください!!
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8/14 9:31
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8/14 13:44
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8/14 13:48
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8/16 9:36
こんにちは。
1日前に同じコースで歩きました。
天候は本当に残念でした。
一ノ沢、あんなものなのかもしれませんが、危ないですよね。
私の時も小さな子供と何組もすれ違いましたが、果たして大丈夫なのか心配になりました。
私は初心者なので、できるだけ安全に安全な場所を登ろうと思っているのですが、天候などなかなか難しいですね。
lapipipi39さん、コメントありがとうございます。
私が縦走した3日間は雨量的にはそれほど強い雨が降ったという印象はなかったのです。むしろそれ以前、二つの台風が襲来していたときから1,2日を除いてほとんど毎日のように雨が降り続いていて、累積雨量が多くなっていたのかもしれません。目先の天気予報だけでなく、直近の気象状況まで調べておいたほうがいいのかもしれませんね。
そして、登山あるいは下山を始める前に、そのような情報を登山口や山小屋で教えてくれて、コース変更のための情報提供をしてくれると、助かりますよね。
地元の人、上級者を基準にするのではなく、初心者・子供・高齢者・地元以外の弱者を基準にきめ細かな対応をしてくれると、山での遭難は減ると思うのですが、それは甘えなのかな・・・。
実際、私は、第一エスケープルートとして、常念岳から前常念岳を経て三股に下山するルートを選択しようとしたところ、山小屋ではそのコースは上級者向けで雨の日はやめたほうがいいとアドバイスされて、一ノ沢コースを進んだ経緯があります。しかし、その結果九死に一生を得たような感じだったので、となると、最初から今日は下山しないほうがいい、と言ってもらったほうがよかったのかもしれない。まあ、そのアドバイスを素直に受け入れられたかどうかはわかりませんが、おそらくとりあえず行けるところまで行って、ダメだったら引き返す、という選択をしていただろう。あらかじめ心構えができているだけでも、諦めがつく、あるいはほかの選択肢を考えることができるというものかもしれません。
まあ、難しい判断を迫られ、結局知識と経験が物を言うところ、ということでしょうか。
中房温泉から燕山荘・燕岳まで、hide12さんとほぼ同じ時間帯(少し後ろ)を歩いていました。
hide12さんのエスケープルートとなったコースを行く計画でしたが、天気予報があまり良くなかったので、かなり迷ったあげく燕岳ピストンに変更しました。
でもhide12さんの山行記録を拝見したら、やめてよかったと今さらながら思いました。あの天候の中での縦走はさぞかし大変だったろうと思います。
今回は初めての燕岳でしたが、次回天気の良い時に絶対リベンジしたいと思っています。
kousukedonさん、コメントありがとうございます。
そうだったのですか。燕山荘に1泊してピストンされたのですね。
わたしは生来の貧乏性なので、せっかくの休み、時間と交通費を投下してきたので、その元は取らなければ、という気持ちが前面に出てしまうので、ついつい無理をしてしまうのです。
まあ、私の場合はお一人様なので、多少の無理もできるというもの。同行者がいれば、また違った判断をしなければならないこともあるでしょう。個人的には欲求不満は残りますが、ここは我慢、エゴは禁物ですね。
ただ、私はそのまま山登りを続行して、2泊して常念岳までなんとか踏破しましたが、結局最後まで北アルプスの雄大さを満喫することはできませんでした。天気の良い時にリベンジしたいという気持ちは、一緒でしたね。
登場している花の名前ですが
51枚目から、
マルバダケブキ、シシウド、コマクサ
クルマユリ、ハクサンフウロ、ゴゼンタチバナ
59枚目は、カワラナデシコ
60枚目は、ミネウスユキソウ
続いて、ミヤマトリカブト、チシマギキョウ
64枚目は、オンタデ、
69枚目は、ニッコウキスゲだと思います。
ぱっと見、分かったものだけで
失礼しました。
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