丹沢(西丹沢自然教室〜つつじ新道〜檜洞丸〜蛭ヶ岳〜姫次〜東野)
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,932m
- 下り
- 2,066m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2007年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東野→三ヶ木 バス 三ヶ木→橋本 バス |
写真
感想
丹沢主稜縦走については、計画も十二分に練っていました。一泊すれば楽勝の主稜縦走ですけれども、日帰りだとどうしても11時間程度のコースタイムとなってしまいます。日陰沢橋からのヤタ尾根〜檜〜蛭〜袖平〜日陰沢という周回コースは10時間くらいで、しかもマイカー利用にはもってこいの周回コースですが、慣れない林道を走らなければならないのと、帰りの運転も面倒なので断念。
今回選んだコース(ツツジコース〜檜〜蛭〜黍殻避難小屋〜東野)はコースタイム10時間と5分で、元々注目はしていました。ただし、東野からの帰りのバスは16:20が最終です。新松田5:55のバス(現在は廃止です)でスタートすれば7:05から歩きはじめられますが、コースタイムどおりで歩いたときは帰れなくなります。最終バスの心配のない鳥屋方面への下山も考えましたが、これだとコースタイムは12時間になってしまいます。しかし、相模原市と藤野町の合併にともないダイヤ改正があって、東野17:30やまなみ温泉行きが新設されました。これならおそらく大丈夫だろうということで、コース決定。
4月14日未明は雷雨でしたが4:00にはほぼやみました。厚木駅近くの有料駐車場に車を止め、小田急始発5:04で新松田へ。雨上がりとはいえ新松田の始バスに乗ったのは二人でした。土曜日でこれではこの時間もいずれ廃止されるかも(廃止されました)。ところで、びっくりしたことにこのバスは新聞を運んでるんですよね。問題ないのかな?
少しバスは時間から遅れて西丹沢に7:10着。しかしパスモは使えず。現金で1,050円払いましたがよく考えたら1,000円のバスカード買えば良かった。自然教室でトイレを済ませて登山計画を提出。7:15スタート。
正直雨上がりで増水を懸念しましたが特に影響はありません。ツツジコースは沢沿いを少しあるくとその後は中腹の道となります。緩やかに登っていくと下りになってゴーラ沢出合。橋が2本あります。流れは多い感じはしましたがワイヤーに捕まって問題なく渡れました。その後はそこそこの急登になります。展望園地では特に展望はなし。残念。その後道が岩の道になって、主稜線に手が届きそうになるのですがここからが長い。木道がでてくるとやっと主稜線です。木道を緩やかに登り檜洞山頂へ到着!9:15です。2:00なら上出来。展望もありませんし少し食事をとって9:25出発。いよいよ未知の領域です。まずは急な下り。金山谷乗越以降は道志側が見事に崩壊しています。足元注意で。神ノ川乗越くらいまでは順調にきましたが臼ヶ岳の登返しがきつい。それまでの疲労が加わって足に来ます。それでも何とか登ると、やっと蛭ヶ岳が姿を現しました。
西の稜線をみるとこれ壁じゃん、と思ってましたがまさに壁でしたね。相当きついクサリ場です。たしかにしんどいですが下りだとかなり高度感あってこわいでしょうね。登りの方がまだ良いです。クサリの後もきつい登り。背後の富士山を眺めながら休み休み登ってやっと蛭ヶ岳到着!11:40でした。13:00までに着かないと厳しいと思っていたので十分ですね。
それにしてもここは眺望絶佳360°。西は同角山稜〜檜〜大室、御正体、富士、南アルプスも見えます。東は宮ヶ瀬湖、丹沢山〜塔ノ岳。
山荘でカップラーメン。500円ですけどそれだけ美味いです。さて名残は惜しいですが12:15主脈へ向けて出発。まず急に下ります。しかも主脈は結構崩壊しているようで階段も土がもってかれてるところがほとんど。歩きにくいです。ヒーコラいいながら下ってると登山道のすぐ脇が思いっきり崩壊してました。蛭ヶ岳山荘のサイトに写真がありましたが、写真よりもこわいほどでした。その後はたおやかな道をひたすら歩きます。13:20に姫次着。蛭ヶ岳の展望を堪能しました。
八丁坂の頭から尾根を下ります。最初は黍殻避難小屋からの谷道にしようかと思ってましたが、雨上がりなので尾根道。
これがまた急な道ですね。坂がきついから八丁坂というのでしょうが、昔こんなの良く登ったと思いながら飽きるほど下ってやっと舗装道路へ。舗装道路をのんびり歩いて15:20東野バス停着。15:25にやまなみ温泉行きが来てどうしようかと思ってたんですけど、藤野駅についても面倒だな、と思って結局見送ることにしました。後から考えるとこれは失敗でした。
1時間飯食いながら待って16:20の三ヶ木行きに乗車。また三ヶ木から橋本のバスは渋滞に巻き込まれ、やっと18:40に厚木駅に戻ってきました。
山行自体は大満足です。バスだけ後悔が残りました。
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