谷川岳主脈縦走(西黒尾根からトマノ耳・オジカ沢ノ頭・大障子ノ頭・万太郎山・エビス大黒ノ頭・仙ノ倉山・平標山・松手山

- GPS
- 28:20
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,808m
- 下り
- 2,487m
コースタイム
(JR越後湯沢6:15発水上行き)→土合駅6:40着−土合登山指導センター7:05-10−西黒尾根1415m 8:40-45−ラクダの背9:05−
1620m 9:30-40−ザンゲ岩10:10-15−トマノ耳10:38-40−肩の小屋10:45-11:00−オジカ沢ノ頭12:00-06−小障子ノ頭12:34−
大障子避難小屋12:45-13:35(水場往復25分)−大障子ノ頭13:58−万太郎山14:48-55−越路避難小屋15:15(泊)
8時間35分(歩行7時間15分)累積標高(+)2189m、(-)-1145m
【2日目】
越路避難小屋6:10−エビス大黒ノ頭7:23-30−仙ノ倉山8:20-25−平標山9:07-10−松手山9:50-10:00−鉄塔10:15−
平標登山口(火打峠)バス停10:50(バスで越後湯沢へ車回収)
4時間40分(歩行4時間15分)累積標高(+)852m、(-)-1593m
| 天候 | 24日:高曇り 25日:曇り+ガス+風 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況/ 危険箇所等 |
・指導センターに登山ポストあり。用紙も。 指導員にコース状況等確認すると良いでしょう。 ・ルート全体として道標やコース整備はしっかりされています。 ・肩の小屋から縦走路に入ると極端に登山者が少なくなる。 アップダウンも大きく、仙ノ倉山までは痩せた尾根道や岩場もあり、経験者向き。 ・谷川岳〜平標山間は幕営禁止。 避難小屋はオジカ沢、大障子、越路、エビス大黒の各所にあるが、 すべてコルゲートパイプのカマボコ型シェルターで、収容人数が3人〜7人程度と小さい。 満員の場合も想定すると最低限ツェルトは必携と思われます。 ・大障子の水場は出ていた。下りはじめがザレている。ペンキマークあり。往復25分。 ・越後湯沢の駅ビルCoCoLo湯沢の駐車場が駅に直結していて一番近い。1000円/1日。 ・越後湯沢駅前には温泉多数。駅ビルにも。 今回は東口の共同浴場「江神温泉」に行きました。400円でシャンプー・ボディソープあり。雰囲気は良いが循環なのが残念。 |
写真
感想
何年か前にとあるホームページで拝見した、仙ノ倉山から平標山の写真が印象深く、
いつか歩いてみたいルートとして頭の中にあったのですが、
8月の馬蹄形縦走の時に見た、主脈縦走路の稜線の美しさに
その気持ちがさらに強くなり、今回の山行きを計画しました。
越後湯沢駅駐車場に車を置いて上越線の始発で土合へ。
25分ほどで到着。上り線のホームは地上にあるので楽ですが、ちょっと残念な感じ。地下ホームも見てみたかった。
さるガイドブックによると、谷川主脈縦走は、西黒尾根から開始するのが
「正統」らしい。西黒尾根が主脈稜線の始点だからかと思いますが、
ガイドブックにその由来は書かれてはいません。天邪鬼な自分ですが、
今回はその正統とやらに忠実に登山を開始してみることにしました。
登山口近くの指導センターに立ち寄り、水場の情報を仕入れると、
涸れていた時期もあったそうですが、今は出ているとのこと。
一応ポカリ1リットルとあわせて2リットル持って上がることにしました。
西黒尾根はきつい登りですが、この日は高曇りで涼しく淡々と気持ちよく歩けました。
ラクダのコブあたりまでくると展望も開けて気分も高まります。
肩の広場に着くと天神平からのハイカーと合流して結構な人出です。
トマノ耳も大混雑なので、ささっと2分ほどで切り上げました。
オキノ耳は今回は省略。
肩の小屋のベンチで小休止してこれから歩く主脈稜線と俎(まないたぐら)の景色に見とれます。
私のお気に入りの眺めです。
ここからの行程は平標山まで登山者もぐっと少なくなります。
この日は数人の登山者に出会いましたが、全て日帰りで肩の小屋から行けるところまで行って往復する方ばかり。
自分と同じような縦走者は見渡す限りいないようです(翌日先行者がいたことが判明)。
オジカ沢の頭を越えると、日帰り登山者もいなくなり、山と自分だけになりました。
標高2000mに満たない山々とは思えない雄大な景色を独り占めしているような、
また自然の中にひとり孤独でいることを切々と感じるような気分で、
途中自分が歩いてきたトレイルを何度も何度も振り返ってしまいました。
この日最後の、万太郎山のピークに着いたときには、何ともいえない充実した気持ちでいっぱいでした。
日暮れとともにガスと風が出てきて、小屋の中にいても時々ゴーという風の音が聞こえてきます。
何故かドアの内側からつっかい棒などせずにはいられない小心な私でした。
翌日は、あわよくば三国峠に下って浅貝まで歩こうと思っていましたが、
ガスと強風のため、最短行程の、平標山から松手山を経由して火打峠のバス停に下るルートをとることにしました。
下山後バス停で、ロープウェイで天神平から入り、エビス大黒避難小屋に泊まったという男性2人に遭いました。
この週末、平標方面へ縦走していたのは私を含めてこの3名だけだったようです。
【動画】
西黒尾根を登り、トマノ耳へ向かう↑
オジカ沢ノ頭直下の痩せ尾根↑
万太郎山への上りと万太郎山頂↑
越路避難小屋の内部↑
越路避難小屋からエビス大黒ノ頭への縦走路↑
縦走のフィナーレ、平標山へ↑












koodoo さま
ごぶさた〜っす!
で、やってくれましたね〜ぇ
冬直前の谷川、万太郎
もしかして越路避難小屋は独占
NICEシーズン&コースです
馬蹄といい、さすが熟練っす。
今回は単独なのですね?
これからの季節、単独はお互いに準備万端で臨みましょうね。
いやー凄く嬉しくなりました。
また素晴らしいレコ期待してます。
ミゼット・360・キャロル ってか?・・・モーターショーの郷愁うぅーーでんがな。
で、、、
フィギアの写真は新橋の酔いどれた「己」を映されてしまったっす!!
がはははっ!
でも止めんもんね〜!
77ms1ksbさん、こんばんは。
楽しいコメントありがとうございます!
なんだかんだ1ヶ月ぶりの山行だったので、西黒尾根ではフトモモが悲鳴をあげる寸前でしたよ
でも念願のルートを歩けて幸せでした。
避難小屋は独占で、お察しの通りひとり飲んだくれていました
最後の下りで派手にスッ転びましたし、私が熟練なんてとんでもないですよ。
今後も自分がベテランと思い込んで慢心せぬようカツ
温泉街と昭和レトロ、私は大好きですね〜。
koodooさん、おはようございます。
谷川岳主脈縦走、お疲れ様です!
私も谷川岳主脈を縦走したいな、と前々から思っていましたが、
koodooさんのレコとお写真を見て、是非行きたくなりました。
越後湯沢から始発電車で土合駅のアプローチは、思いつきませんでした。
来年にでも、トライしたいと思います。
その折には、ぽんしゅ館にも行ってみたいです。
(実在フィギュアにならないよう、注意いたします
metaboさん、こんにちは。お久しぶりです。
コメントとてもうれしく、ヤマレコに記録載せて良かったなぁと思えます。
アプローチ、土合にクルマを置いて下山後電車で回収する案と迷ったのですが、
電車の本数が少ないので、越後湯沢に置いた方が下山時間を気にしなくて済みますね。
駅周辺に温泉や土産物屋が多いという点も私には便利に思いました。
自分もまたいつか歩いてみたいと思った好ルートです。是非天気の良い時を見計らってトライしてみてくださいね。
ぽんしゅ館、きっと全ての酒呑みにとって身に憶えのある情景かもしれません
初めまして。
私も同日、谷川を歩いてました。
西黒〜谷川〜茂倉に抜けていきました。
晴天ではありませんが、眺望あってよかったですよね!
http://blog.goo.ne.jp/atsu-510/e/87b4cacf87c840f13d0745a25af9c81d
私もいつか、万太郎ー平標山に抜けてみたいです。
コメントありがとうございます。
ブログ拝見しました。以前にも何度か拝見したことがあります。精力的に登られているようですね。
茂倉方面は晴れていたんですね。
こちらは2日目はガスってしまって残念でした。
とても良いコースなので、是非歩いてみてください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する