【OSJおんたけスカイレース】悪天候の中、一合目から山頂ピストン!
- GPS
- 06:14
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 2,179m
- 下り
- 2,213m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 5:19
天候 | 朝から雨。 スタート後は雨が上がったが終日曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ここからスタート地点まではバスで送迎してくれます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
とても良く整備されているので安全です。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は「王滝の湯」 500円 秘湯的な雰囲気です。 前日の食事は「王滝食堂」 イノブタが旨い! |
写真
感想
今回は御嶽山を一合目からピストンというトレイルランニングのレース「OSJおんたけスカイレース」に出場してきました!
エントリーしたのは半年くらい前でしたが、その時に何人かに「一緒にどうですか?」とお誘いさせて戴きましたが全拒否・・・。
まさか、お知り合いが一人も行かないまま寂しい思いをして行く事になるとは思ってもいませんでした。
今回で3回目のトレランの大会になるのですが、前の2回はロング・ショートという部門に分かれている大会で僕はショートを選択してきたので比較的、人間離れした超人と走る事はなかったのですが、今回は部門が分かれてなく、有名なレースである「OSJおんたけスカイレース」という一つの括りですので当然ながらレベルは高いです。
この大会は前日に受付を済まさなくてはいけないので、土曜日から下道で遠路はるばる木曽へ...。 会場は「松原スポーツ公園」です。
僕は真面目な性格なので、受付時間が13:00〜17:00分と余裕があるのですが、13:00ジャストに到着!
受付を済ませお昼ご飯を食べに王滝村の市街地へ。
凄く自然豊かな場所なのでお店も少なく「王滝食堂」という店を事前に調べてあったので行ってみました。
ここのお店の名物はイノブタらしい・・・。
イノブタって知っていますか? 猪のオスと豚の雌がムフフ♪な事をして産まれた生き物です。 主に猪肉の代わりに食されるようです。
イノシシさん、異種格闘技戦ですか? 何でもアリですね。 失礼。
お味の方は本当に美味しかったです!!! 王滝から御嶽山に登られる方がいましたらおススメです。
食事を済ませ「松原スポーツ公園」に戻りウェルカムパーティーに参加し競技説明などを聞く。 ここで松本 大選手がコースのアドバイスをしてくれました。
僕は松本 大さんを始めてみましたが結構大きい方でした。
この日の夕方は天気が良かったので翌朝も好天を願いながら車で就寝。
起きてみると雨が降っていた。
僕は「御嶽山」を登るのは今回が初ですので、レースで走りながらこの美しい山と池を見てみたい!!!と思ってエントリーしていたので本当に残念。
そして会場に行くと「頂上のお鉢廻り」は悪天候の為カットしてのレースになるとのアナウンスがされました。
昨年も同様に悪天候で「頂上のお鉢廻り」はカットされたので2年連続で剣ヶ峰ピストンという事になりました。
残念ですが、これは仕方のない事なので仕方ないです。
スタート前にトイレに並んでいたら既にスタートゲートの前に長蛇の列・・・。
やっちまった! 後方からのスタートになってしまい、トレイルに入ると道幅が狭いので追い抜きが困難になるので、その前のロード区間3kmでかなりの人数を追い抜かなくてはならない...。
雨の中スタート!!! 先頭がスタートしてから2分位は待ち・・・。
やはり、ある程度前に並ばないと余計な体力を使う羽目になるようだ。
自分もスタートして自分のペースで走るとグングン抜けるので楽しいが、調子に乗って飛ばし過ぎると脚が終わるので抑えながら抜いていく。
トレイルに入るとしばらくは林道。 この区間も道幅は広いので抜こうと思えば抜ける。
そしてシングルトラックに入り渋滞発生!!! 滝がある場所で渡渉点での渋滞でした。
渡渉を越えると本格的なトレイルに入る。
この辺からは走る事が出来ない場所があり、歩く箇所が多くなる。
そして、スキー場へ入ると勾配が一気にきつくなる。 トップ選手は走ってこのスキー場を登るのかもしれないが、僕のような走力ではなるべく早く歩くのでいっぱいいっぱい(汗)
このスキー場の後半辺りからペースが落ちて何人かに抜かれた。
登りが弱いのは今後の良い課題になりそうです。
スキー場を越え「田の原」からは露岩になり勾配も激しくなり森林限界に向かっていく。
そして森林限界手前で辺りがざわめく。
来た! こんな早い地点でトップの「松本 大」選手がとんでもない勢いで下ってきた...。
一瞬で見えなくなってしまったが、あまりの速さに人間はどこまで速くなれるのか?と考えながら歩いていました。
そして森林限界を超え、ゴツゴツとした岩の斜面を登っている時に事件は起きた!
少し離れて前を歩いていた選手にだんだん追いつき、いよいよ抜こうとしたその時に!!!「ぷぅぅ〜!」と屁ぇこきやがった・・・!
「コイツ、狙ったか?」と思い軽くムカついたので「この方飛び道具持参で〜す!失格ではないですかぁ?」と大会役員い言いたかったですが、「ヤマレコのネタにしてやる!」と思いついたのでOK!
なかなかエグい引き出しを持った選手でしたが、後ろを振り向いた時に「悪い事しちゃったなぁ」みたいな顔していたので、気にはしていたみたいです。
そして頂上に到着! 初めての御嶽山はガスって眺望はゼロ・・・。
登山者さんに山頂碑のところで写真を撮ってもらい少しお話ししてから下りに入りました。
ここからは遅いながらも僕の得意な下り。
森林限界を超えている区間では30人以上は抜いたと思いますが、樹林帯に入ると皆さんのペースも上がってしまうので岩場のような「ごぼう抜き」は出来ませんでした...。
そして長い長い下りを歩く事なく走り切りゴール!!!
結果は、5時間14分43秒
順位は総合で166位でした。(エントリーは800人超)
当初の目標は100位以内というのがあったのですが、結果的にはこれだけ高いレベルの大会でこの順位なら上出来だと思います。
レース終了後は「王滝の湯」に入り帰宅しました。
このレースを振り返ると多くの課題が見つかりました。
・事前にコースを知っているのと知らないのとではペース配分に大きな差が出る。
・かなり軽量化してレースに臨んだのですが、僕より上位の選手はおおむね更に荷物が少なかったです。 必須装備としては、雨具(上下)、ライト&予備電池、サバイバルシート、ホイッスル、熊鈴、救急セット(ガーゼ、消毒液、絆創膏など)と書いてありますが当日チェックするのはライトとサバイバルシートのみ。
上位選手の中にはウエストポーチのみの方もいるくらいなので全ては持っていないと思います。
僕はパワーバー、ジェルなどの食料、水1ℓ(競技説明の紙には1ℓと記載があったので)USBの予備バッテリーなどを持参しましたが、全く必要ありませんでした。
極端な事を言うと、極端な悪天候でのお鉢廻りが無い限り(安全上、運営側で中止しますが・・・)ライトとサバイバルシートというチェックが入る物と、スマホ、ショッツとベスパ、水を250ccで大丈夫だと僕は感じました。
僕の今回のザックはアルティメイトディレクションの11ℓでしたが、もう一つ持ってきていたアルティメイトディレクションの4ℓでも十分でした。
・ストックの有無 このレースは途中のスキー場から上はストックOKというレギュレーションなので僕はストック持参でした。
しかし実際に走ってみると、それ程必要性は感じないばかりか荷物として邪魔でした。 普段の「チャレンジ!」的なロング山行や、細かい切り替えしが多いテクニカルなコースではとても重宝しますが、短時間でスピードを競うレースでは僕の場合不要でした...。 このあたりも下見の有無が...。
・登りは特にまだまだ速くならないとマズイので練習が必要です。
以上が問題点と課題です。
今回のレースを振り返ると・・・初めての長い距離のトレランでのレースという事で不安でしたが何とか完走出来ました!
普段の山行では長い距離を歩く事が多かったのですがトレイルランニングのように競争でもなく休憩も可能ですので、時間単位の負荷は極端に強くはありません。
しかし、トレイルランニングのレースでは非常に負荷が強く、30kmオーバーのレースでは恐らく僕の足では満足に走る事が出来ない!という理由でショートを選択していましたが今回である程度の目途が立ったので、今年の「修行走」を最後に今後はロングに出てみようと思います。
登りでは歩く事がありましたが、下りを含め今回は苦しい場面でも自分の弱い心に負けなかったという事は非常に満足ですし自信になりました。
苦しい時は何故か子供の顔が出てきます。 あの子達に弱い自分は見せたくない!と懸命に走りました。(今回は来ていないので見られませんが・・・)
そして、練習をしっかりやればまだまだ速くなれる!という事も感じられたレースでもありました。
この先は走る系の記録が多くなると思いますが、「裏切り者!」と思わずに温かい目で見てくださいね。
コメント
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ご一緒できなくてごめんなさい
いや〜勢いで申し込んどけば良かったかなw
行けちゃってましたね。。。
まだまだ早くなる自信有 とは素晴らしい。
自分はどうも足の調子が悪くて
ヘ は山に行くとよく出るんですよね〜。
しかし人の前でしちゃまずいですね
大会中はたくさん前後に人がいるので、気をつけなくちゃ
yamayoさん、こんばんは
返信遅くなってゴメンね 初めてなのですが、股、脇、そして乳首が擦れてしまい痛くて返信出来ませんでした
いや〜、今回のレースは良い経験になりましたよ
そしてですね・・・ヤマレコのユーザーさんの中には、やはり化け物が潜んでいるという事も知りました 何となく隠れている気はしていましたが・・・。
その方は下のコメントを頂いたuradooriさんです
僕より1時間速いです
今から何てコメントを返そうか困っています
kaikaireiさんもロングに進出ですか
ワタシの場合はロングの方が途中で手を抜けそうだから 、という全く後ろ向きな理由なのですが、スタートラインだけはご一緒できますね。
とりあえずは来月の玉川試走(試走なのでガッツリとは行きませんよ)はヨロシコ
inaminさん、こんばんは
今回のレースで距離に対してはある程度の感触を掴むことが出来ましたが、トレランと言っても今回のようにガツンと登ってガツンと下りるタイプと、小さなピークを何回も登るようなタイプがあると思うのですが、この点に関しては自分の適性が分かっていません。
次の玉川ではこの辺の感触も探ってみたいと思います
最近は走る事に慣れてきていますので玉川の試走は頑張りますよ!!!
さすがは kai さん
5時間14分、166位とはやりますねー
先頭に並べば4時間台でしたねー
今回は下見のつもりで次は二桁狙って下さい
僕は前回7時間9分、470位でしたお恥ずかしいです
でも山も忘れずにね
でわ又どこかで
higaerisazenさん、コメントありがとうございます
昨年の記録はチェックしていましたが、足の不調が無ければ全然違った順位・タイムになっていたんだろうな...。と思っていました
山が大好きという事は変わらないのですが、その接し方の変化は自分でも驚いてしまいます
岩や、バリエーションに夢中だったのに今ではランニング...。
higaerisazenさんの山に対する嗜好は本当に似ていますし、僕もいつかはhigaerisazenさんのようなスタイルになりたいと思っています。
これからも下らない事しか書かない記録ばかりになると思いますが温かい目で見ていてくださいね
お疲れさまでした!
自分も初めて(No120)出走し、トップ集団の下りを目の当たりにしました。
kaikaireiさんは下りが得意なんですね!自分は下りでかなり抜かれました。。
どこかのレースで遭遇しましたら宜しくお願いします!
ちなみに次は朝霧高原、蔵王温泉等に出走予定です
uradooriさん、はじめまして
このような驚異的に速い方からのコメントを頂けると思っておりませんでしたので、ビックリ という気持ちでいっぱいです!
コメントを頂いて恐縮かつ失礼なのですが、僕の方が聞きたい事ばかりです!!!
uradooriさんは、普段どのような練習をしておられるのか?ロードでのレースではどのくらいのタイムで走られるのか?など興味深々です
もし差し支えないようでしたら教えてください
それから、僕の下りの速さなど39位のuradooriさんに比べれば全然カメさんです
ガチの勝負でこの余裕。
憎たらしいくらいうらやましいです。
出し切れたとのことですから、3日くらいは立ちませんね。あ、立てませんね。
qwgさん、こんばんは
どうしょうもないコメントありがとうございます(笑)
自分の精一杯の走りは出来たとは思っていますが、登りの弱さは致命的だという事も感じました
このまま弱点を放置すると「富士登山競争」で痛い思いをするという事が真っ先に浮かびました 登りのトレーニングって苦しいから好きではないのですが...
レコでは冗談ばかりですが、レース中は苦しくて「歩きたい・・・ リタイアしたい・・・ 」など弱い事ばかり考えていたので全然余裕などありませんでしたよ
出し切ったという点についてですが...。 僕は男性ですが何故かレース後に身体を触ったら潮を吹いていました あっ!失礼! 吹いていたのは塩でした
筋肉痛は見事なもので、自宅の階段では四足歩行 昨日友人が出産したので市民病院に行っていたのですが、嫁に掴まりながら階段を下りていたらすれ違う人から「あの人、脚やっちゃたんだ 」的な目で見られるほどです
平日のトレーニングもこれでは無理です
kaiさん、大会お疲れ様でした。
順位にこだわるとスタート前から勝負があるのですね。
でも、自分の現状の力を出し切るのが自分が一番納得出来るのでは。
また目標を上げて頑張って下さいね。
応援してます。
イノブタ、気になります。
イノブタの生い立ちではないですよ。味の方です。
millionさん、こんばんは
いつもコメントありがとうございます
僕もまだレース経験は少ないので何かと勉強する事ばかりなのですが、スタートの位置が後ろですと自分のペースで走る為に縫うように抜いていく羽目になります。
今回はガードレール沿いに走る事で縫って行く事を少しは少なく出来るという事が分かりました
体力的に精一杯で頑張ったので充実感はありますが、もっと速くなりたい!!!という欲求もあります
しかし、筋肉痛が激しくて何日かはまともに走る事は厳しい感じですので大人しくして、また回復したら目標に向かって頑張ろうと思います
イノブタ>これは本当に美味しかったですよ
イノブタのかつ丼なんてあったら是非食べてみたいものです
あと、木曽に入ってからお店の看板にやたらと「五平餅」があったので美味しそうなお店で食べてみたのですが、こちらも非常に美味しかった!!!
お店の名前は上松町にある五平餅中村です。
もし行く機会がありましたら行ってみてください */
おつかれさまでした!
kaikaireiさんがものすごくがんばったことが伝わってきて労いのコメントを挿れよう…おっと、入れようと思っていましたが、あまりの趣向の違いになんて書いていいのやらでした
本番で「出しきった」ということほど満足できる結果はないですね。
十分すぎる結果ではないでしょうか
まぁ、kaikaireiさんのことなのでこれからも一人で黙々とトレーニングに励むと思いますので、どんどんレベルアップすることでしょう
次の結果も楽しみにしていますね
mattsooさん、こんばんは
今日はまだ筋肉痛が残っているのですが、やっと軽〜くランニングする事が出来ました
出し切った感はあるのですが、ヤマレコでもおんたけスカイレース出場者のレベルが高すぎてビックリしています
39位に36位ですから・・・。
でも、いいんです! 僕は僕なりに頑張りますから
話しは変わりますが、9月16日辺りから相模原で一週間出張になるかもしれません
その時は遊びましょう
おんたけはスカイレースとか100kや100マイルがあったりで
関心は有るのですがなにしろ遠いですよね~、、
100マイルなんかは視界の外ですが
次回は66k,来年3月は72k,その先は、、と
順位は遅くて良いので完走を目指した楽しいトレランを続けていこうと思います
nai1964さん、こんばんは
思えばnaiさんのスタイルに近くなっていますね
確かに木曽の山奥に行くのは遠いので面倒なのですが、更に厳しいのが前日受付という事です これは地元のお店や宿を利用しましょう!という意図なのはわかりますが、5時間くらいの為に二日間使ってしまうのは少し痛いです
100マイル>とても今の僕には考えられる距離ではありません
66舛任眄┐い隼廚い泙垢、そのレース後の筋肉痛はどの程度続くものなのかも知りたいです
僕は今回のレースでまだ筋肉痛が残っていますので足のダメージは相当なものだったとおもいますが、上位のランナーも同じようにダメージがあるのかもとても興味があります
naiさんと同じレースは未だに出た事がありませんので、今度どこかに一緒に出場出来たらよいですね
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