[ブナの美林の] 会津駒ヶ岳
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- GPS
- --:--
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,140m
- 下り
- 1,146m
コースタイム
天候 | 晴れ→曇り→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路 R352→樹海ライン→枝折峠→新潟県魚沼市小出→関越道(渋滞:藤岡JCT→鶴ヶ島のため)北関東道:伊勢崎→R17→(北本市深井)→県道57号→圏央道:桶川北本→関越道:練馬 |
写真
感想
久しぶりの山登りでした。
休み明けは、昨年5月初旬にスキー板担いで途中撤退した会津駒ヶ岳(ヅコマ)にしました。
いやあ行って良かったです。
展望好きとしては残念な天候でしたけれども、
ブナの美林の登山道。
山頂エリアは池塘と高山植物と。
植生のお手本のようなコースです。
会津駒ヶ岳。
その山塊すべて檜枝岐村に納めている福島県の名山であります。
檜枝岐村も随分と広いものです。
深田久弥がいうとおり、平地からはまったく見えない山。
だから県人でも山に興味のない人は知らない山です。
そこに気が付いた深田久弥もさすがな目線です。
地図を広げると、国道252〜289〜401〜352に囲まれた、山塊の地域。
ほんとうに山しかないんですよ。
昔々、わたくしが通っていた小学校に、県域の立体地図。(これクニャマップよりも精巧ですよ。)それが懸けてあって、奥会津のきれいに山しかない様に感心させられたことを思い出されました。立体地図を触りながらでしょうけれど。ボコボコですからね。このあたりは。
その山塊をこの会津駒ヶ岳山頂から望むことができるんでしょうな。
残念な展望でしたが。
下山にかかると同時に降り始めた雨がまたブナの美林を引き立たせるのです。
ブナの美林、ということは秋の黄葉のころはさぞ美しいことでしょう。
そして、残雪期はBCスキー!
深田久弥は、残雪期に登っていて、残雪輝く駒ヶ岳から大戸沢岳の山容を天馬の疾駆するさまに見立てました。この箇所頷かされます。
また、「下ノ沢」が危険であることも、親切な宿の主人の言葉を借りて伝えてくれています。
まあ、ここまで引用しながら『日本百名山』読んでいないのですよ…。断片的に分冊百科を読んだのみ。
「会津駒ヶ岳」を登って、その後読んでみて、はじめて『日本百名山』を読んでみようと思った次第。
そんなきっかけをも与えてくれた、そんな名山であります。
2013.5.5
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-293767.html
◆森を抜けて草原とお花畑に囲まれたおとぎの国へ◆
何度も、山登りだということを忘れそうになりました。
ブナやミズナラからオオシラビソ、ダケカンバと植生が変化する樹林を抜けるとそこは、池塘が点在する一面の草原でした。
足許にはリンドウやアキノキリンソウなどが咲き初めており、お花畑も夏から秋へと役者が交替しているところです。
山登りというよりもむしろ、お散歩を楽しんでいるうちにいつの間にか、駒の小屋に到着していたという感じです。
駒の小屋も周囲の景観に溶け込んでいて、昔からそこにあったかのようです。
まるで木や花のように、自然にたたずんでいました。
晴れていれば奥只見や東北の山々が目を楽しませてくれるのでしょうが、途中から雨に遭い、残念ながら展望には恵まれませんでした。
でも、その分、会津駒ヶ岳そのものを満喫できたような気がします。生命力あふれる木々や目に鮮やかな緑に彩られたたおやかな稜線などなど…
心が穏やかになる、自然と気持ちがおおらかになる。
人が持つ優しさを慈しみ、育くんでくれる。
会津駒ヶ岳は、そんな山だと思います。
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