富士山 雲上のお鉢めぐり&ダイナミックな大砂走り(御殿場ルート)
- GPS
- 11:02
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 2,374m
- 下り
- 2,267m
コースタイム
- 山行
- 10:22
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 11:02
天候 | 雨/くもり/晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所:特になし 道の状況:ガスっていなければ迷うことはない ■登山口〜七合目 砂礫地、夜間は道がわかりにくい ■七合目〜銀名水 火山岩の急登、落石に注意 ■剣ヶ峰〜お鉢巡り 剣ヶ峰へは急坂だが歩きやすい、日焼けに注意 ■七合目〜宝永山分岐 専用下山道だが岩があり走れない ■宝永山分岐〜大石茶屋 思う存分走れる、落し物注意 |
その他周辺情報 | 温泉:ごてんば高原「御胎内温泉」700円(土日) |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
備考 | 必須装備:スパッツやゲイター、マスクやバンダナ、使い古しの登山靴 良かったもの:防水手袋、防寒具 |
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感想
富士宮口からは2回登っているので、駐車場代のかからない御殿場ルートにしました。
ロングコースのため人が少なく、日の出がどこからでも見られるのも魅力です。
御殿場ICを0時過ぎるように通過して、新五合目に向かいますがあいにくの雨。
それでも、登山口に一番近い第2駐車場は9割ほど埋まっていました。
狭い車内で支度をして、遠くのヘッドランプを追うように1時すぎにスタートしました。
標識とロープを目安に登山道をジグザクに登っていきます。ブルドーザー道と交差する所では登山道を外れてしまい、積もった砂礫は歩きにくく難儀する所もありました。
さらに風雨がありましたので、気温は5度でも体感はマイナス5度くらいでした。あたりまえですが凌げる樹木がないので、休まず動き続けるしかありません。
その後、先行者のヘッドランプの向きがおかしいと気づきました。次々すれ違うので尋ねると、上はもっと酷くあきらめて下山する所だと言われました。10パーティが下山すると目標がなくなり、山影も見えない真っ暗な道を撤退時期を考えながら登りました。
なんとか七合目まで辿りつき、休業中の小屋の軒先で一息入れて夜明けを待ちます。かすかに期待していた奇跡の夜明けはあるはずもなく、再び山頂を目指します。ここからは急登になりますが、初期の高山病なのか単なる寝不足か足元がふらつきました。夜通し歩いているのを知らない小屋泊の人からしたら、さぞかし軟弱者に見えていたでしょう。
銀名水に近づくと太陽が顔を出し、体の順応もあり徐々に力がみなぎってきました。
剣ヶ峰に向ってからのお鉢巡りは、まさに雲上散歩の至福の時でした。
下山道となる大砂走りは豪快そのもの。アルプスでも低山でも下山は同じような景色でつまらないものですが、箱根連山を正面に駐車場まで一直線です。
振り返ると夜間ハイクの孤独感を知り、弾丸登山の危険性も感じました。
カッパの下半身の冷えを感じたのは夏山では初めてで、ハードシェルでも良かったと思いました。停滞したらトムラウシと、唱えながら登り続ける苦しい山行でした。これからの時期に行かれる方は、万全の準備をお願いします。
先週は立山に登り、今週は富士山、来週は白山で三霊山制覇かな。
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