鈴鹿 雪山二座《御在所岳〜雨乞岳〜御在所岳》


- GPS
- 11:55
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,737m
- 下り
- 1,750m
コースタイム
- 山行
- 9:36
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 11:55
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
▲一の谷新道(ノートレース) ハシゴ、木段は、雪に埋まっている。 900m以上は傾斜がきつく、足元も崩れるので四足歩行で登ることになる。 ここから登頂まで本格的雪山で激ハード。 トラバース(巻道)は、慎重に。 ▲御在所岳〜沢谷峠(ノートレース) 積雪量はしっかりある。 下りは雪のせいもあるが、マーキングが見つけにくい。慣れた道のはずであるが、ルートを大きく外して傾斜を登った。 この雑木林の中で現在地の把握は至難の業。 GPSがなければ遭難していたと思う。 ▲沢谷峠〜雨乞岳(ノートレース) 積雪量はしっかりある。 三人山手前の一山は、斜度がキツすぎる直登ルートで一瞬撤退の2文字が頭をよぎるが、四足歩行で何とか超えた。それからはひたすら登る。 トレースは、stepをきらず真っ直ぐ直登でつけた。 稜線の雪は緩く、スノーシューで膝まで踏み抜く牛歩となる。 ▲中道登山道 積雪量はしっかりある。 人の往来はそれなりにあったようだが、踏み固められるほどでは無い。 雪が適度に沈む下山には理想の状態で、ノーアイゼンで滑走した。 チェーンアイゼン、軽アイゼンは傾向し、滑りそうならその場で履くのが良い。 このルートでポールは、邪魔になる(個人の感想)。 |
写真
感想
西高東低の冬型が続く中、久々の高気圧で登山指数 allA に恵まれた。
今期、雪山初登山で、Xmas寒波の贈り物を貰い受けに行った。
御在所岳と、雨乞岳、雪山二座やろうと計画したが、思いのほか、一の谷新道に手こずった。900m以上、本格的ラッセルで、某Alpsよりも低山鈴鹿の方が難易度高いのではないかと思うほどfullの状態だった。
雪景色を堪能したあと、沢谷峠へ落ちていく。
慣れた道のはずが、別世界、迷う。
右か左か確信が持てない。
GPSがなかったら遭難していた。
GPSは、登山界の神様だ。
雨乞岳まではひたすら修行の道程。
ここのルートは頭に入っているので、あと幾つ壁が待ち受けているのか想像しながら進んだ。
この時期、この時間帯の雪は締まっておらず、難儀した。
特に、スノーシューで膝まで踏み抜くのは頂けない。笹がAirを含んで埋もれているので仕方ないのだが、これは流石にキツかった。
いい筋トレにはなる。
苦労して、雨乞岳山頂へ。7時間15分
Alpsが、5.6時間で登頂することを考えると、よく頑張った、感無量。
御在所岳までは、つけたトレースに乗って黙々と進む。下山で調子に乗り過ぎたか、左足もも裏の筋が吊る。こんなところは普段吊らないので、雪山ならではだろう。普段からストレッチで伸ばしているので、問題は無い。
以降、淡々と進む。
御在所岳への登りは、斜度が軽く、大して疲れない。
この時点で、セブン日帰り縦走と比べてどちらが疲れているかと考えたが、どっこいだろう。
夕刻の御在所岳の山頂を独占。
幸せだが、ゆったりできるほど時間も無ければ、気温もない。止まったら凍える(((( °_° ))))
スノーシューを外し、解けた靴紐を結び直している間に、手の指先の感覚が無くなった。
痛いのは普通と思い込むしかない。
中道下山口に取り付く。
ほんと、誰もいないんだねぇ、御在所岳。
背負ってずり落ちたスノーシューバッグを、言うことを聞かない、かじかんだ指先で「クソッ」とか叫びながら何とか括り直し、下山開始。
シュパッ、シュパッ。
緩い雪で、クッションとなった中道下山道を、重MSドム よろしくホバー移動で滑り落ちていく。
今日1番の気持ちよさ。
山スキー、出来たらどんなに楽しいだろうか?
おそらくサーフィンと同じくらい楽しいだろう。
しかし、雪山が独占できるという点で、山スキーに軍配が上がる。
木の階段で滑ったが、無事、下山。
年末の 鈴鹿 雪山2座、想像以上にハードな山行でしたが、キツかった分、充実感は最高で、天にも登るものでした。
本日のパッキング 全6kgーーーー
今回の山行は、montbell フラッグシップアルパインクルーザー 3000の試し履きと、雪山full装備の携行訓練を兼ねている。
スノーシュー〇
ボール〇
ピッケル×
軽アイゼン×
カメラ三脚 ×
自作エナジードリンク 500ml×1 (740kcal)
ポカリスエット500ml×1
キットカット(チョコ)
アミノバイタルプロ
耳あて
ネックウォーマー
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