父と木曽駒ケ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 390m
- 下り
- 395m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されて危険箇所はほとんどありませんが、混んでいる山なので 八丁坂のすれ違いには注意。 |
その他周辺情報 | 今回千畳敷ホテルに泊まりました。1泊2食付。 |
写真
感想
去年行った、千畳敷カールの美しい景色は網膜に強く残っていた。
あの美しい景色、親しい人には1回は見て欲しいと思う。
「両親にあの景色を見せることが出来たら親孝行になるだろうか?」
と思い立ち、誘ってみることに。
千畳敷カールなれば、ロープウェーで行けてしまうので、もう山登りは厳しい母でも連れて行ける。(あの景色は見るだけでも十分にわざわざ行く価値がある様に思えたし)
父親は昔、槍穂に登っていた事もあるくらいだから一緒に木曽駒山頂までは歩けるかな?と
考えていた。
流石にテント泊は慣れていないと思うので、千畳敷ホテルを予約。
母は、奥様と一緒にホテルでのんびりしてもらう事にして父と出発。
父と山登りするなんて高校の時以来だ。
最初ハイペースで歩く父。もともと体力自慢な為、足が早い。
「ゆっくり写真撮りながら歩きたいんだけどなぁ〜。」と思いながらついていく。
「最初に飛ばしすぎると良くないよ。のんびり行こうよ。」と声をかける。
それでもあまりペースは変わらなかったが、八丁坂の途中で急登になるとみるみる
ペースダウン。本人もびっくりするくらい体力が落ちていたらしい。
もう70も超えているんだから当然な話なのだが、自分の小さい頃から剣道の先生をやっていて足が速くて運動能力が自慢な、体力親父だっただけに驚いた。
いや以前北アルプスで出会った鉄人爺さんのような、現役バリバリな人とイメージを重ねてしまっていたのがそもそもの間違いだったのだ。父は本格的な山登りは数十年ぶりとの事。
乗越浄土に着いた時、「おつかれ様〜あと半分!」と声をかけたら愕然とした顔をしていた。
後から聞いたら、ここが山頂だと思いこんでいたらしい。
中岳を超えて駒ケ岳山荘まで来ると、父から
「ごめん、頂上は無理そうだ。行きたかったけど、ここで頑張りすぎると後が心配。」
と申告があった。自分も注意深く観察するに、その方が賢明だと思ったので山荘で休憩してもらいその間に一人で山頂まで行ってきた。
父を待たせているので山頂からかなり早めのスピードで降りてくると
それを下から見ていた父が「いや〜老いては子に従えだな。」と笑いながら
寂しそうな少し嬉しそうな複雑な表情だった。
かなり足にきてる感じだったが何とか父と一緒に下山できてホッとした。
LINEで連絡を受けていた奥様と母も双眼鏡から八丁坂を下る様を見ていたらしく
心配性の母はとても驚いて心配していたらしい。
(父が今までそんな状況になる事などなかったので)
両親と思い出に残る山行ができたのは嬉しかったが、何というか
「齢を重ねる」という現実について深く考えさせられる山行になった。
70代になった時、自分はまだ山が好きで登り続けているのだろうか。
その時、どんな体力でどんな想いで登っているのだろうか、と。
僕も6日木曽駒登ってました。
どこかでお会いしたかもです。
天気最高ですんばらしい山ですね。
私事で恐縮ですが、今年2月おやじが他界しました。
おやじがよく口にしていたのが、「一度でいいから富士山にのぼってみたい」でした。
いなくなってから富士山どころか親孝行を何一つできなかった自分にいまでも後悔してます。
tonoyutakaさんのレコを読んで、羨ましくもあり物凄く感動しました。
きっとお父さんは最高に嬉しく思っておられることでしょう。
まだまだ健在でらっしゃる(あと30年いやもっと?) ので、もっともっと親孝行してあげてくださいませ。
kentiさん、こんにちは。
暖かいコメント、感動して涙が出そうになりました。
時間は有限なんですよね。。後悔しないように今出来る事を沢山していきたいと思います。
本当にありがとうございます。
いつかどこかのお山で会えると良いですね!
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