記録ID: 5063034
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積雪期ピークハント/縦走
積丹・ニセコ・羊蹄山
冬本番ニセコ縦走(五色温泉-IWANAI RESORT)
2022年12月29日(木) ~
2023年01月03日(火)
- GPS
- 128:00
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 1,993m
- 下り
- 2,541m
天候 | ・29日…1日中雪、降り方は普通。視界は樹林外で0〜200、c1000未満はある程度見通せる。 ・30日…朝だけ少し晴れ間、ずっと雪、降り方は普通。視界200〜500程度 標高低ければある程度見通せる。風弱い ・31日…この6日間で最も良い 視界500〜高曇り 雪はほとんど降っていない ・1日…早朝は少し良かったが、9時過ぎから悪化、樹林外は視界0、西風ずっと強い ・2日…視界0 強い西風 ・3日…視界0の時間が長い 強い西風 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
29日 視界はなさそうだが、とりあえず五色温泉に行ってみる。早すぎでまだ駐車場の除雪が済んでいない&暗くて視界の有無がわからないので、一旦湯本温泉まで戻って待期。視界は無さげだが、湯本から入って同じ部の別のPと鉢合わせるのも嫌なので、もう一度五色温泉まで行く。駐車場は十分にあったが、天気が悪いからか全く車が停まっていない。アンヌピークが一瞬見えて期待しながら登るが、視界不良で敢え無く樹限付近で敗退。少し下って白くていい感じのスロープを弱テして視界待ちする。結局晴れなかったので、スロープ内の樹林のある所をピッチを切りながら下す。雪はパウダーの下に硬い層が当たるのを感じるが、まあまあ楽しい。そのまま駐車場までいったん戻って五色温泉裏の尾根を上った。Lが懸命にラッセルする。ニトヌプリは、c1000あたりまでチョロカンが出ていたのでそこまで行って視界待ち。次のチョロカンが見えるたびにチマチマ進むが、ニトピークは目視できず敗退。下山スキーが楽しい。ニト沼より少し下流でC1。風もなく快適。初日は夜朝ともにパスタ。 30日 行動開始直後L、sLが同時に大の便意を催す。腰バックルの締め付けが促進させている。沢沿いは非常に降ろしにくいため、このルートはあまりお勧めできない。道路歩いてチセの南側をトラバースして長沼着。個装にしてチセアタックする。かなり上の方までチョロカンが出ていた。強風ピーク踏んだ後、チセ北スロープへ行くが、滑るラインが見当たらないほどカンバの頭が出ていた。左岸に若干白い部分を見つけて弱テする。シャベルシアーテスト中に衝撃でCTの方の雪柱も破断して落ちる。やり直してみると、同じ層で破断があったので滑るのをやめた。尾根を下ろしてC2。sLは、ブッシュだらけの尾根下山スキーでサル化していた。よほど去年スロープスキーできていないのだなと哀れに思った。エッセンはパスタだった。たらこふりかけで食べたパスタは、全員絶賛していた。 31日 行動開始直後の便意に備えて今日こそは胸ポケットにペーパーを入れておいたが、ついにそれを使うことは無かった。長沼の北のSBは、完全に沢がすべて埋まっていて余裕だった。林道をひたすら歩いて新見峠。天気がいい。途中のショートカットは、樹林が濃すぎて入る気を失ったため遠回りでもすべて林道を歩いた。白樺山の登りもだいぶ上の方までブッシュが出ていて、この時期ならほとんど視界がなくても行けそうだった。ピークを踏んで白抜けスロープの北天祐に向かうが、救いようがなく滑るラインが見当たらなかったので、あきらめて樹林内のサンチェに向かう。無意根のシャンツェよりも緩くて密林で完全下位互換だったが、弱テで肘線が出て滑れない。今日はスロープスキーをあきらめて新見峠に戻り C3。Mが三角屋根のトイレ小屋を掘り出そうと言い出し、3人で2mのシャベリング。鍵が閉まっていた。今日は正月 spの蕎麦を食って、紅白始まる前に爆睡。 1日 今日は行動開始前に全員が大を済ませてスムーズなデッパ。前目国を登頂。この山行を通して一番視界がいい。岩内岳も見えた。目国内を目指すが、徐々に視界がなくなって、0になったのでフライかぶって停滞。改善しないので、あきらめて樹林内をトラバースしてパンケメクン沼 C4。時間は余っていたが、強風&視界不良&途中で見えたスロープもbushyで、戦意喪失し滑りに行かなかった。テン場も風が強く、樹林も薄いため、1h30ぐらいかけて雪壁を作った。それでも時間が余り、 13:30頃テントに入ってDF着けずにラジオ聞いて寒さをごまかしていた。「全国的にきれいな青空が広がっています」と言うラジオにsLは、「どこがだよ」とキレていた。明日の雷電乗越に備えて早寝した。 2日 ダウンシュラフが濡れてきて、寒かったLとMは、アラームが鳴る2時間前ぐらいから起きて震えていた。爆風、視界0だったため、1日テントで停滞。外に出るのがつらすぎて、みんなテントの入り口から2歩のところで小をしていた。スタッフは、電波アタックとテント周りの除雪、ブロックの増設などした。除雪中にたくさんの黄色い氷が出てきた。駅伝の往路を放送開始から終了までフルで聞いた。4区の激闘をテレビで見られなかったのは、残念でした。駅伝が終わった後もだらだらとラジオを垂れ流していたが、サウナの話を始めたのでムカついて切った。エッセンはパスタ。Lは、そろそろパスタに飽きてコメが食いたかったが、Mはパスタを絶賛していた。雑炊が心底嫌いだったらしい。 3日 昨日同様強風視界0で、デッパ。メクン沼〜岩内の樹林内は、樹林が薄い。メクン沼も時期が遅ければ、幕営に向かない。テン場から軽くコンパスを切って進む。視界がなく、次の一歩が登っているのか下っているのか分からない。休憩もかねて段差マーク近くの樹林濃いところまで降ろしてフライで天気待ち。ガス管で手足を温めていると、一瞬視界が晴れて岩内が見える。視界が晴れる瞬間をついてじわじわ進んでピーク到達。強風。ピーク看板で記念撮影したかったが、誰もカメラを持っていないのでできない。Lは、ここまでピー缶を残していたのだが、寒くて誰も欲しがってくれなかったので、家で食した。ピークから岩へコンパスを切っていたが、西側の斜面に入るところが少し怖いので、尾根上を少し下ろしてから行った方がよかったかもしれない。暴風視界10mくらいの中、満身創痍のシールスキーでスキー場最上部到達。ノートラックの新雪コースをおいしくいただいた。6日間でまともにスロープスキーができなかったこともあって、みんな獣のような叫び声をあげて滑るにつれどんどん退化していた。Mは疲労でこけて板開放するし、sLはスキー場で野生のような声を上げるし、とにかくカオスだった。岩内のサンサンの湯にいって、町内の食堂で食べて帰ろうということになり、「天ぺい」に行ったが、無くなっていて、第 2 候補の「レストラン吉祥」に向かった。開店時間まで1時間駐車場で待機したのに正月休みだった。入り口に書いてあったのに見逃していた。バカすぎた。結局小樽のビクトリアまで行った。空腹で瀕死の状態で入店、満腹で瀕死の状態で退店。送迎ありがとうございました。 |
その他周辺情報 | 岩内サンサンの湯 小樽ビクトリア |
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