記録ID: 508081
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
テント担いであの空の下へ 北ア 穂高縦走
2014年09月15日(月) ~
2014年09月16日(火)
長野県
岐阜県
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 31:15
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 3,170m
- 下り
- 2,068m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 3:12
- 合計
- 11:10
距離 15.6km
登り 2,756m
下り 979m
天候 | 15日 曇りでは有るが雲はかなり高い、そのため眺望が良い 気温は10℃前後 16日 明け方テント内温度4.3℃ 夜明けごろは曇りで御来光は見えず、その後快晴に成る。 午後9時過ぎにはガスが出はじめるが、今山行の核心部はすべて通過後だったのはラッキーだった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
3連休の最終日は、当たり前のように激コミで新穂高登山者無料駐車場は満杯で入れず、新穂高第二ノープウェイ近くの鍋平の無料駐車場へ。 鍋平の駐車場から、積んできた自転車に乗り、新穂高登山者センターまで駆け下りる。 帰りは、車で自転車を回収しに行くだけです、この方法で歩く距離はかなり少なく成ります。 と思って、自転車積んで行きましたが、意に反して新穂高の登山者無料駐車場はガラガラ、3割がた空いてました。 おかげで登山口に一番近い場所をゲット、午前4時過ぎまで車中泊出来ました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
右俣林道 運が良いと「森のクマさん」に会えます、小熊で良かったです。 荷継沢〜白出のコル(穂高岳小屋) ガレガレの急登です、ルートは有って無い様なものですから、上を目指して黙々と歩きましょう。 振り返ると笠ヶ岳がド〜〜ンと飛び込んできます。 白出のコル(小屋)〜奥穂高岳 休日は激混みで、渋滞発生箇所が有ります、石を落とさない、落とされた石に当たらない注意が必要です。 奥穂高岳〜西穂高岳全般 点線で記載されたルートに成ります、高度感に慣れない方、3点(4点)支持の出来ない方は、めちゃくちゃスリルが味わえます。 鎖場も多くあり、足を乗せられるボルトも数か所有りました。 前回(2週間前)と今回も、鎖とボルトはわざと使わないで歩きましたが、なにも偉くは有りません、有る物は使った方が安全です。 登山者は少ないですが、すれ違い出来ない危険個所も多くありますので、注意が必要です。 ペンキマークは、要所要所に有ります。 ??と思ったら深呼吸して辺りを見回してください、必ず次のペンキマークが見つかります、ただしペンキマークは肩よりも高い位置に有ったり、岩の向こう側に有る場合も有りますから、注意深さが必要です。 馬の背 高度感が強く、左右のすっぱり切れ落ちた岩が特徴です。 かならず手がかり足がかりが有りますので、それを探して歩いてください。 私は信州側(上高地側)の岩の棚に足を乗せ、少し背伸びをする様な気持ちで、肩の高さの位置の手がかりを掴んで渡りました。 ジャンダルム 奥穂高岳側から直登出来ますが、取り付きで「恐い」と感じたら、左側へ巻いて行き南側のルートで登頂されると良いと思います。 天狗岳、間ノ岳、赤岩岳 浮石が多く落石の危険地帯です、落とされた石に当たったら・・・危険です。 逆層スラブ 手がかり足がかりは案外沢山有ります、一つ一つホールドを確認しながら、3点支持を忘れなければ、鎖は使わなくても通れます。 西穂高岳〜西穂山荘 西穂高岳から独標までも気を抜けない難所の連続だと思います。 よく、西穂まで来たから安心と言う言葉を見ますが、私は独標までは点線ルートと同じ危険度だと思います、気が抜けません。 言葉を変えるなら、独標から西穂高岳が歩ける方なら、西穂高から奥穂高は歩けると思います。 ☆ただし、歩き通せる体力が有る事が第一の条件に成ります。延々と続くアップダウンに足は動かなくなり、背中のザックはますます重さを増した様に感じます。 とにかく体力に自信が無い場合は、西穂高から先に踏みいれてはいけません。 ロープウェイの下り便 最終の便は早い時間に終了します、乗り遅れたら他に帰る術は有りませんが、乗れればこれほど楽な物は他に有りません。 金で標高を買う心地よさに酔いしれます。笑 |
写真
装備
備考 | 防寒の装備をしっかり考えないと駄目! すでに平地の冬並みの寒さに成っていた。 |
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感想
2週間前に歩いたルートに成りますが、その時はガスで何も見えませんでしたし、午後になり足が動かなくなり歩けないと言う事態になり、情けなさ全開でした。
今回は先回の反省と検証のために、もう一度同じルートを歩いてみました。
ただ、今回はもっとゆっくり山を楽しむために途中でビバークし、ドップリと山に浸って来ました。
妻が言うには「テントを張った画像には、死者の霊が8体以上も写っている」と・・・トホホです
前回途中から足が動かなくなり、その対策を考えながら歩きました。
1時間半に一度休憩を取りながら、こまめにエネルギー補給(SOYJOY、カロリーメイト)をしたら、二日間とも足は元気に動きました、速い遅いの問題では有りませんので、誤解の無い様にお願いします。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無事にお帰りになられて、なによりです
2週間前に、歩かれた難路を再度歩かれるとは、そのパワーに恐れ入ります
小熊に遭遇されたのですか?
陰には母熊がいると思うのですが、めちゃ怖いですね
夜間とか、特に気を付けて笛を吹いたり、鈴を鳴らさないと、山野井さんみたいに、やられてしまいそうですね
>妻が言うには「テントを張った画像には、死者の霊が8体以上も写っている」と・・・トホホです
おっと...背筋が...怖い。そう言われてみれば、そんな場所でしたね
なのでボクは絶対そこで、計画的ビバーグしません
ドップリと山に浸られて、充実感に満たされておられるかと思います。
お疲れ様でした
次は、どこですか?
また、レコ楽しみにしています
SHIBAWANさんおはようございます。
14日ぶりに歩いた沢や山は変わらずに待っていてくれました、しかも眺望が良く、遠くはSHIBAWANさんが先日試練を授かった剣岳まで見渡せる様に配慮してくれて居ました。
>陰には母熊がいると思うのですが
母熊が居なくて本当に良かったです、思い出してぞっとして居ます。
>ドップリと山に浸られて、充実感に
浸かりきりました、浅漬けには勝ってます!!明け方のテント内気温は4.3℃で、想定して行った0℃〜3℃よりは高くて助かりました。
シュラフの中で汗をかく位着こみましたので、途中でシュラフを胸部分まで脱ぎました。
>次は、どこですか?
上高地から入り岳沢から吊尾根を通って奥穂、涸沢岳、北穂高岳を登ってみたいなと思って居ます、SHIBAWANさんもご一緒にいかがですか?
ではでは
あのケルンポイントは、
赤岩の頭だったのですね。
参考になりました。
naminoriさん、はじめまして。
naminoriさんのレコを時々拝見させて頂いて居ります、コメントいただいてかなり嬉しいです。
トポ図を作って行って、周りの山と見比べましたが、あのケルンを積んだ
所しか無いと確信して居ます、違ったらご指摘ください。
前回西穂を訪れた時、さも物知りな年配の方に「あれが赤岩岳だ!」と絶対の
自信に満ちた説明で案内された山は、じつは間ノ岳でした。
同じ西穂にて「私はあの辺りを随分歩いて居ますから!」と言うお若い女性が指さすお山は、黒部五郎岳なんですが、彼女は「薬師岳よ!」って言い張って聞きません。
隣の方が地図を持って見えたので、山座同定してみるとやはり黒部五郎岳でした。う〜ん
みなさん案外いい加減です、そんな私も人の事は偉そうに言えません。
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