新雪極寒の上高地と星冴ゆる西穂高岳

2023年01月11日(水) ~ 2023年01月12日(木)

• GPS: 19:21
• 距離: 35.6km
• 登り: 1,890m
• 下り: 1,831m

コースタイム

1日目

• 山行: 11:07
• 休憩: 1:38
• 合計: 12:45

距離 21.6km 登り 1,273m 下り 116m

4:17 坂巻温泉
4:38 中の湯バス停
5:11 太兵衛平
5:21 6:20 大正池
6:43 田代池
7:02 田代橋
7:07 ウェストン碑
7:23 上高地アルプス山荘
7:29 上高地バスターミナル
7:37 7:43 無料トイレ
7:42 7:43 河童橋
7:52 小梨平
8:32 8:33 明神館
8:43 明神橋
8:44 8:47 山のひだや
8:55 9:01 明神池
9:06 嘉門次小屋
10:23 10:27 岳沢湿原・岳沢登山口
10:35 日本山岳会上高地山岳研究所
10:40 河童橋
10:52 上高地アルプス山荘
11:03 ウェストン碑
11:08 11:18 田代橋
11:19 西穂高岳登山口
14:19 14:26 宝水
16:48 16:49 焼岳・上高地分岐
17:01 西穂山荘

2日目

• 山行: 5:25
• 休憩: 1:25
• 合計: 6:50

距離 14.0km 登り 637m 下り 1,718m

6:50 西穂山荘
7:04 西穂丸山
7:36 7:48 西穂独標
8:02 8:03 ピラミッドピーク
8:11 8:12 チャンピオンピーク４峰
8:37 8:52 西穂高岳
9:04 チャンピオンピーク４峰
9:26 9:29 西穂独標
9:44 西穂丸山
9:50 10:27 西穂山荘
10:35 10:37 焼岳・上高地分岐
11:02 11:05 宝水
11:53 12:02 西穂高岳登山口
12:04 12:05 田代橋
12:35 大正池
12:50 太兵衛平
13:19 中の湯バス停
13:39 13:40 坂巻温泉
13:40 ゴール地点

天候

11日　快晴
12日　快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

坂巻温泉駐車場
http://sakamaki.yumori.jp/info.htm
1/11〜2/8で無料開放されてます。
徒歩1時間半くらいで大正池着くので、早期に着きたい方おすすめです。

コース状況／危険箇所等

低温でバッテリー落ち、一部ログ飛んでます。

2023.01.11〜12時点での状況

●坂巻温泉〜大正池
基本雪なしか圧雪の道。
不安であればチェーンスパイクあると安心。ただ刃は痛みます。

●大正池〜明神池（左岸経由）
足下ラッセル。
道外れなければツボ足で十分。
新雪ではありますがトレースは残っていました。

●明神池〜河童橋（右岸経由）
足下ラッセル。
ノートレース。遊歩道は木道から外れると落とし穴のようにはまるので、最終的に車道利用しました。

●河童橋〜西穂高岳登山口
足元ラッセル。
自分のトレースを基本戻るだけ。

●西穂高岳登山口〜西穂山荘
足元ラッセル〜股下ラッセル。ダブルストックとワカン使用。
完全ノートレース。目印見つからないときはGPS確認。
急斜面のラッセルは足元崩れるので本当にきつかった。
4時間かかる見込みが6時間近くかかってしまいました。

●西穂山荘〜西穂高岳
ラッセルなし。ピッケルと12本アイゼン使用。
完璧なトレース。快適に歩けました。

その他周辺情報

竜島温泉せせらぎの湯
https://ryushima-onsen.jp/
10：00〜22：00
大人520円
アルカリ性の温泉で肌がすべすべになりました。

写真

1/11 3:58

坂巻温泉駐車場での気温
-8℃ですが、風無いので動き出せば暖かいです。

1/11 3:59

坂巻温泉
トンネル脇にある温泉。
なので松本側から来るとき即左折しないと入れないので注意。

1/11 4:12

坂巻温泉駐車場
20台ぐらいは停められそうです。

1/11 4:36

釜トンネル
ゲート閉まっているので、左側の隙間抜けていきます。

1/11 5:39

極寒の大正池
池から水蒸気が上がっています。

1/11 5:41

凍りかけの大正池
凍りかかっているので、鏡面にはなりませんでした。

1/11 5:44

霧氷と月光
満月から4日後なのでライトなしでも十分明るいです。

1/11 5:49

霧氷と星々
ただその分見える星は少なくなります。

1/11 5:58

凍てつく大正池と焼岳
寒い中撮った甲斐がありました。

1/11 6:13

−16℃
風がほとんどなくて助かりました。
さもないと30分近くじっとしてられません。

1/11 7:08

梓川ルート
この写真の少し手前護岸工事してたので、そこは迂回しました。

1/11 7:09

モルゲン奥穂高
今年は雪少なそうです。

1/11 7:26

上高地バスターミナル
今は静か。

1/11 7:36

河童橋
雪山明るすぎて、黒つぶれしてしまいます。

1/11 7:37

穂高岳と梓川
霧氷もあって良い感じです。

1/11 7:37

焼岳と梓川
誰もいない。春夏秋では考えられません。

1/11 7:43

上高地冬季入山ルール
歩いていると定期的に掲示されてます。
冬季トイレの場所は限られているので要チェックです。

1/11 8:38

明神岳と明神橋
圧倒されます。

1/11 8:39

梓川の霧氷
もうすぐ9時ですが、まだまだ霧氷残っています。

1/11 8:39

月と稜線
この時点では木に雪結構残っています。

1/11 8:42

霧氷と日光
朝日夕日と同じぐらいのマジックアワーだと思います。

1/11 8:46

明神一ノ池
湖面にフロストフラワーできています。

1/11 8:51

フロストフラワー
初めて見ました。

1/11 8:49

逆さ明神
湖面にきれいに映ってました。

1/11 8:53

明神二ノ池
こっちのフロストフラワーの方が分かりやすかったかも。

1/11 9:47

ノートレースの木道
梓川右岸の木道は少しでも道外れると落とし穴のようにはまります。何回もはまって、たまらず車道に逃げ込みました。

1/11 10:38

穂高岳と梓川��
これでぐるっと一周してきました。

1/11 10:38

焼岳と梓川
10時半ごろだと霧氷は完全に消えてました。

1/11 11:06

西穂高岳登山口
見ての通りノートレース。
せめて雪質がフワフワでないことを祈る。

1/11 13:42

ラッセル格闘2時間後
見ての通りトレースも目印もないので、GPSは必須です。

1/11 15:12

ラッセル格闘4時間後
急斜面の雪がやばい。足元固められず崩れるの繰り返し。
山荘に遅れると連絡、4時半目標で頑張る。

1/11 16:59

ラッセル格闘5時間半後
やっと着いた。ちょうど日の入りだった。

1/11 16:59

雪だるまの親子かな。
さすがに謹賀新年は外れてました。

1/11 16:59

西穂山荘
17時到着。遅れて申し訳なかったです。
流石に疲労困憊。
装備整え、ご飯何杯も食べ、布団入って気絶するように寝ました。

1/12 4:09

翌日
7時間近く寝てだいぶ回復しました。
ライトなしで歩ける明るさです。

1/12 4:11

星空の雪だるま
条件良いので星空撮影しに丸山まで行こうと思っていました。
この時は。

1/12 5:09

星空の独標
丸山では西穂高岳全景見れなかったので、ここまで来ちゃいました。

1/12 5:10

星空の西穂高岳
ここまで来た甲斐がありました。

1/12 5:12

星空の笠ヶ岳
風は無風ではないので、少しぶれてしまいました。

1/12 5:14

星空と歩いてきた稜線
しかしそれでも不思議と独標付近のみ風弱くなっています。
ほかの場所であれば風強すぎて撮影できません。

1/12 5:16

星空と霞沢岳
ふもとの上高地もよく見えます。

1/12 5:18

星空と奥穂高岳
あっちの方は雪煙結構すごいです。

1/12 5:56

西穂高岳の星空軌跡（30分）
今回よく撮れたなと思った写真。
あの稜線で大きなブレなく撮れたことにビックリ。
撮影始めて待機するつもりでしたが、6時に山荘で朝食なので急いで戻ります。

1/12 7:02

朝日と雪面
デジカメは独標に置きっぱなしなので、ここから3枚は携帯写真です。

1/12 7:02

モルゲンロート
素晴らしい眺めです。

1/12 7:04

モルゲン丸山
夜中はスルーしてしまいました。

1/12 7:40

快晴の独標
昨日のこと考えると、トレースあると本当に楽です。

1/12 7:40

快晴の西穂高岳と奥穂高岳
相変わらず奥の方は風強そうです。

1/12 7:41

快晴の笠ヶ岳
影穂高の稜線もきれいに見えます。

1/12 7:41

快晴の歩いてきた稜線
乗鞍岳もはっきり見えます。

1/12 7:41

快晴の奥穂高の稜線
吊り尾根は雪煙がすさまじいです。

1/12 8:00

快晴のピラミッドピーク
ここまで雪の量少ないせいか雪庇もほとんどなく、危険個所は少なく思いました。

1/12 8:34

快晴の西穂高岳山頂
直下の雪壁は雪少ないなりにありました。
キックステップで足場つくり、ピッケル刺しながら登りました。

1/12 8:35

奥穂への稜線
さすがに冬季にここ踏破するのは、単独だと無理です。

1/12 8:37

槍ヶ岳ズーム
2日間快晴だったので、あちらも登山者いそうです。

1/12 8:37

笠ヶ岳の稜線
飛騨側の方が雪の量多いです。

1/12 8:40

白山ズーム
飛騨市、高山市霧でおおわれています。

1/12 8:41

歩いてきた稜線
自分の歩いてきた道のり振り返るの好きです。

1/12 8:41

乗鞍岳ズーム
今日もスキー日和でしょう。

1/12 8:42

吊り尾根の雪煙
あそこは危ない。

1/12 9:58

一気に西穂山荘
前々から食べたかった西穂ラーメンを食べる。

1/12 9:59

西穂ラーメン（味噌）
美味い。身体に足りないものが補充されていくような感じします。

1/12 11:51

一気に西穂高岳登山口
一度間違えた沢筋に入ってしまいえらい目に会いました。何とか埋まりながらもトラバースして元の登山道復帰し、戻ってこれました。GPSはこまめに確認するよう気を付けます。

1/12 12:38

帰りの焼岳
色々大変でしたが帰るのが、名残惜しいです。

1/12 12:39

帰りの上高地
最後にもう一度振り返り、帰ります。

1/12 13:36

帰りの坂巻温泉
反省点はありましたが、良い山行でした。

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Mark II Canon

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 ワカン スノーゴーグル ヘルメット タオル ツェルト ストック ピッケル カメラ

感想

ksm2301

年始の2連休に好天重なったので上高地と西穂高岳行ってきました。

坂巻温泉駐車場無料開放になったので、そこを4時過ぎに出発。上高地は一番乗りで、新雪の−16℃の世界を歩くことができました。上高地観光後は中尾根を登り、西穂山荘向かいました。が、ノートレースの新雪だったので、5時間以上ラッセル格闘。疲れた。
翌日はナイトハイクで独標まで行き、幸いなことに独標付近のみ風弱く、星空軌跡も撮ることができました。朝食の為に一度山荘に戻り、準備してから西穂高岳まで登頂。快晴でトレースあったので本当に快適に登れました。