甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,366m
- 下り
- 2,363m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 8:05
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 7:33
天候 | 9月13日:曇り・晴れ 9月14日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
秋葉原9:55-(毎日アルペン号)-4:20戸台口 三連休の初日、天気予報も上々であったことから北アルプス方面を中心に毎日アルペン号も賑わっていました。同バスを利用するのは4回目ですが、今までで最高の込みようでした。 戸台口4:55-(バス)-5:45北沢峠 始発は6:00でしたが、臨時バスを早々に出してくれました。2台目のバスに乗りました。 【復路】 北沢峠13:10-(バス)-13:40広河原 広河原14:25-(バス)-16:15甲府 広河原はすさまじい人出で、甲府行のバスは4台出ましたが、なかなか乗り切れず、遅れて出発しました。途中、そのうちの1台で病人が出たとのことで「この中にお医者様はいらっしゃいませんか?」との車掌さんが聞いていましたが、残念ながらおらず、救急車出動になりました。ご無事をお祈りします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【北沢峠−駒津峰】 登山口は長衛小屋(旧北沢駒仙小屋)奥です。途中まで樹林帯、仙水峠近くからはガレ場となりますが、危険箇所などはありません。 【駒津峰−甲斐駒ケ岳】 直登コースとまき道がありますが、怖がりの私は迷わず!まき道を選びました。とはいえ岩場の連続かつ高度感のあるトラバースがありますが、慎重に歩けば危険な箇所はありません。山と高原地図の「危」マークはどこなのか判りませんでした。或いはトラバースの箇所かもしれません。 【北沢峠−仙丈ケ岳】 小仙丈ケ岳経由で登りました。山頂直下の砂礫のトラバースは高度感があり道が細いためやや緊張感がありましたが、慎重に歩けば問題はありません。その他は特段危険箇所はありません。 【仙丈ケ岳−北沢峠】 同じ道を戻るのがいやだったので馬の背ヒュッテ経由、大平山荘方面に下山しました。往路に比べるとやや荒れ気味で渓流沿いの道が細い箇所がありましたが、全般的には気持ちの良いコースでした。大平山荘から北沢峠には一旦登り返す必要があり、緩んだ気には結構きつかったりもしました。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
甲斐駒ケ岳は16歳の夏、所属していたワンゲル部の夏合宿で始めて訪れた。黒戸尾根を登り早川尾根〜鳳凰三山を縦走、というものだったが七丈小屋キャンプ地での給水漏れに始まり、尾根から下方の沢に水を汲みに行く途中でプチ滑落したり、暗くなってからテント場に到着したり・・・と、とにかくきつかった。しかしその中で、早川尾根から見た北岳の前を飛ぶセスナの小ささにアルプスの空間の大きさを痛感して驚嘆したことを明確に覚えている。まさに自分にとっての「アルプスデビュー」だった。今も私の左足にはそのとき、竹宇駒ケ岳神社のテン場でぶよにさされた痕がはっきりと残っている。数年間痒かった。
若かったあのころと違い、今回は北沢峠にテントを張り軽い荷物でピストン。それでもおじさんにとっては結構な体力を消費した。
毎日アルペン号で戸台口に早朝到着。臨時にでた北沢峠行のバスに乗車、予定より早くテン場に到着したのは体力に不安を抱える身にはありがたかった。
無事テントを設営。長衛小屋は屋外のテントで幕営受付をしており、早朝設営もスムーズに受け付けてくれた。(生ビールもありました!)
仙水峠に出て駒津峰から甲斐駒山頂に向けて砂礫を登っていくうちに、31年前の合宿を思い出した。甲斐駒からの下りが灼熱地獄だったこと、先頭を歩く後輩のT君の亀の歩みに疲弊したこと、「仙水峠」という涼しそうな名前に反し、やっぱり暑かったこと・・・思い出しているうちに胸が熱くなり、ピークを踏んだときは思わず目頭が熱くなってしまった・・・
そんな思い出は別にしても甲斐駒はいい山です。
二日目、まだ暗いうちにテン場を出立し仙丈ケ岳を目指す。標高を上げるうちに現れた甲斐駒の堂々たる威容は、自分にとっての「日本10名山」に間違いなくあげることができる、と感じたりしました。
一方、仙丈ケ岳。「女王」の異名が示すとおり、甲斐駒とは反対に優しくたおやかな山容。小仙丈ケ岳からみる大仙丈沢カールはまさに「定番」の風景。
この日は自分にとっては5月以来の晴れた山行であり、南アルプスはもちろんのこと北アルプス、中央アルプス、御嶽、八ヶ岳など、アルプスでなければそうは拝めない大展望を味わうことができたのは無上の幸せだ。
約2年半前に茅ヶ岳に向かう車窓からみた南アルプス。当面の目標であったその頂への復帰はひとまず達成されたが、自分にとっての山はもちろんこれで終わりではない。体力に見合った「中高年登山」をこれからも楽しんでいきたい。当面はテント泊縦走、かな?
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