南八ヶ岳(観音平-網笠山-権現岳-赤岳)【1泊2日】
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,750m
- 下り
- 1,812m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 7:35
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:00
行動時間:7時間35分 (コースタイム:6:20)
歩数:16,112歩
2日目
行動時間:8時間00分 (コースタイム:6:00)
歩数:22,505歩
天候 | 1日目:晴れ時々曇り 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
※3連休のあずさは、指定席じゃない場合は要注意!!! 通路も人でギュウギュウ詰め、人が多すぎてトイレにも行けない状態です。 帰り:美濃戸口から新宿までの直行バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全体的に道標やマークなどがあり、天気が良くて視界のある場合、 道迷いの心配は少ないかと思います。 ・危険個所 天候が悪い時は怖いかもと思いました。 今回晴天時でしたが、少し危険かもと思ったところは以下の通りです。 (権現岳〜ギボシ) 権現岳過ぎの長いハシゴ、しっかりしているのでちゃんと掴んで歩けば 大丈夫ですが、高度感が半端じゃないので、 高所恐怖症の人はやめたほうがいいと思います。 高いところで全然物怖じしないゆりちゃんでも怖いと。 (キレット小屋〜地蔵の頭) 岩場はホールドがしっかりしているため、慎重に行けば問題ないと思いますが、 落石しないように気を付ける必要があります。 |
写真
感想
女子二人の山旅に出かけてきました〜。
今回のお相手は、お会いするのが2回目のゆりさん。
以前会って一言・二言話しただけだったので、ほぼ初対面!
緊張しすぎて寝ぼけて、予定より3時間も早く起きて支度をするという
間抜けな事をしてしまいました(^_^;)
観光地というより登山らしい登山は初めての様子。
網笠山までの道中、ゆりさんがとても苦しそう・・・原因は荷物。
ザックは30Lの大きさなので最初気づかなかったのですが、
持ったらとても重たい・・・
私が事前に食事について聞かれた際、
「通常は1日3000キロカロリーと言われているみたいですよー」
「2Lあると安心ですかねー」なんて詳細をお伝えせずに
簡単に言ってしまったものだから、
ザックの中には低カロリーでヘビー級重量のものがたくさん。
食べ物の好き嫌いが分からなかったので、食糧は各自で用意、としたのですが、
そもそも何を持っていったらいいかも悩ませてしまったようです。
そうでした、、、、数日歩く登山では最重要項目の一つと言ってもいい位の課題。
縦走登山と言えば、荷物の重みがどれだけ体に堪えるのか、
もう嫌というほど身を持って痛感しているはずの私。。
なぜかそれを伝えておらず。。。
私ってばどうしてこう抜けてるかなー(+_+) ほんと自分で自分が嫌になる。
気付いた時には後の祭り。かと言って全部捨てていくわけにもいきません。
ゆりさんにとっては相当の体力勝負の山旅が始まりでした。ごめんなさい・・・
重い荷物を背負い、網笠山の後半の30分、急登を一歩一歩進むゆりさん。
でも辛そうに歩いている中、ふと顔をあげて辺りを見渡して、
途中景色に「きれー」と声を上げているのを見ると、何だか私まで嬉しい気持ちに。
網笠山山頂に着いた時にはたっぷりと休憩をとり、
目の前に中央アルプスを眺めながら山頂の景色を堪能しました。
その後、権現岳に向かいます。問題はその下にある長いハシゴ。
支えはしっかりしているので、一歩一歩進めば問題はないのですが、
山肌から長い杭で飛び出たハシゴなので、高度感が半端ありません。しかも長い。
まだかまだかと思いながら、落ちたら崖下だと思い握る手に力が入ります。
ゆりさん、下りれるかな、来た道戻ろうかな。。。なんて思いましたが、
慎重に下りてくるゆりさん。全くもって杞憂に終わりました。
聞けば高いところは平気との事。(それでもここはちょっと怖いと。)
怖気づかないけど慎重なので安心パートナーです。
むしろ私自身のが危なっかしいかも・・・
そして大きなアップダウンも終わり、あとは小屋までひたすら長い歩きです。
長くても景色のいい稜線歩きなので、気持ちの良さは言いようがありません。
ゆっくりと休憩しながら景色を堪能し、時にはおしゃべりしながら進んでいたら、
キレット小屋についたのが17時30分近く。すでにテン場は満杯。
ところが親切な二人組がここでよければと、調理器具やら食器やらを片付けて
スペースを作ってくれました。ありがたい事に場所確保です!
テントを組立ててご飯を食べ終わるとあっという間に真っ暗。
空には一面の星空に変わり、大きな流れ星も見る事が出来ました。
そして今回初のアドベンチャー体験が斜めのテント!
今までも斜めのところもあったけど、角度がなかなか面白い・・・
持ち物を手繰り寄せて頭を高くして後頭部で引っかけておくか、
マットの下に足を置き、かかとで踏み込んでおかないと、
テント内で自分の寝袋がマットの上をシュルルと滑り落ちます(笑)
後頭部で引っかけると、夜中後頭部が痺れて目が覚めるし、
かかとで踏み込むと寝入った瞬間滑り落ちます・・・(^_^;)
落ちてはまた元の位置に戻り、また落ちて、、、の繰り返し。
途中面倒になると滑り落ちたまま下の方で丸くなって寝る状態。
これが私とゆりさん交互にやってる状態だったので、
夜中、コント見ているみたいで吹き出しそうになりました。
翌日はのんびり朝支度を整えて朝ごはんをしっかり食べます。
ゆりさんから笹団子やらメロンゼリー、グラノーラバー、あんぱんなど、
甘いもの好きな私にとっては涎が出るほどのおいしそうな物を
たくさんの差し入れをしていただきました。
昨日背中から担ぎあげた、超重量級の食糧達。
そんな事は微塵も態度に出さずに
「本当に遠慮しないでどんどん食べて〜」と。ありがとう(泣)
それとも、もしかして、私、涎が出てたのかな。。。(・・;)
お腹も大満足のようなので、テントを片付けに外に出ると、
昨日までの大量のテントがほとんどありません・・・
私達二人は「みんなすごいねー」なんて言いながら
のんびりと片付け、赤岳に向けて出発しました。
キレット小屋から赤岳までの道は岩場・鎖場があります。
ですが、手元足元がしっかりしているので慎重に進めば大丈夫そう。
今までの歩きで使ってきた足に加え手も使って行きます。
ゆりさんまたまた問題なく登り、休憩もそれほどいらないとの事なので
真教寺分岐で軽く小休憩だけをとり、あとは最後のひと頑張りの末、
赤岳山頂到着です!!喜びもひとしお〜。
そして頂上では写真撮影の行列に並び二人一緒に記念撮影。
あとは下山だけなので気が楽です。
山頂は激混みなのでその近くの赤岳頂上山荘付近で、
横岳・硫黄岳の稜線を見ながらたっぷりと休憩し、
15時発の美濃戸口と新宿の直通バスを予約し下山開始です。
鎖場などはストックをしまって両手を使い、慎重に一歩ずつ。
持ちやすいところに鎖もあるのでそれほど難しいところではありませんが、
やはりここも高度感はそれなり。
私だったら、初めての本格登山だったら絶対怖いと思ったと思うのですが、
ゆりさんの場合、幸いにも高所平気症。
この2日間、結構高さを感じる行程でしたが、
怖くて降りれず立ち往生という事態が一度もありませんでした。
行者小屋まで来ればあとは美濃戸口までのなだらかな下り。
小屋のおでんを頬張り、満足したところで、お風呂に向けて出発!
ところが、赤岳からの下山、登りの人との譲り合いなどをしていたせいか、
また行者小屋でものんびりしていたのか、帰りの足取りが重かったのか、
気が付くとバスの時間ぎりぎり!バス出発まで20分しかありません!
お風呂なんて入っていたらバスが行ってしまうので、
着替えだけしてバスに乗り込み、バタバタの中登山終了となりました。
帰りは渋滞に巻き込まれながらもうとうとしたり、
ゆりさんとおしゃべりに花を咲かせながら楽しい帰途となりました。
今回、ゆりさんにとってこれだけの荷物を背負って、
さらにこれだけの時間を歩くのは初めてとの事。
ましてこれだけ高い山は富士山以外には無いとの事。
私の場合、最初は日帰り・簡単・荷物少ないところばかり選んでいましたが、
それでもすごく疲れて、翌日起きて自分の体の動かなさにひどく驚いたものです。
ゆりさんの場合は、宿泊・鎖場あり・荷物激重。
昨日の歩きで、疲れだけにとどまらず、足やら肩の痛み、精神的な疲れも、
私が経験した事ない位の相当なものだったんじゃないのかなと思うのですが、
しっかり一歩一歩自分の足で進み、無事に下山。
その頑張りにひたすら感激しっぱなしでした。
(きっと私はやれと言われても無理だったと思う・・・)
八ヶ岳山荘まで到着した時、多分本当にほっとした事と思います。
「しばらくはいいや」って言っていましたが、
しばらくの後、きっと山の魅力に取りつかれて戻ってくると思うので(笑)、
その時はいつかまたご一緒させていただきたいなと思いました。
そして私は今回ちょっと反省しなければですね。
荷物の件、大変申し訳ない事をしてしまいました。。
いい勉強になった旅でもありました。
おしまい
先週は珍しくお休みだったようですね。デング熱に感染して入院しているのではと心配しましたが元気でなによりです(笑)。
begreenさんのことだから、この三連休は北アか南アでたっぷり山行楽しんでいるんだろうなと想像はしていました。八ヶ岳は知人にその良さを聞かされていて何時か行きましょうと誘いを受けていましたが未だに実現していません。代わりにbegreenさんに行ってもらって参考になります。
写真のコメントに自然の中のゆりさんとあったのでユリの花でも咲いているのかと拡大してみました。どこにも花の姿がないので首をひねって閉じましたが後で、ゆりさんとは同行者の名前だと判明して一人笑いしてしまいました。確かに、ユリのような人の姿がありましたね。
傾斜のきついテントの写真見たかったです。それと長い鉄梯子は面白そうで闘志が湧きますね。
これからもbegreenさんの山行楽しみにしてます。
nomorecryさん、ご無沙汰してます!
デング熱でにもかからなくてもお休みしますよー(笑)
先週は肩が痛み出したので、3連休に備えてお休みでした。
そして今週日曜日に下山だったので、
私の両親も「何かあったの?」と(笑)
でも北アか南アというnomorecryさんの読みはまんざら外れてません!!
途中北ア、いいなと思ってから頭の中では北ア一色で機会を狙ってましたが、
もともと予定していた八ヶ岳に落ち着きました。
(今、友人の北アの写真とかを見てすごくすごく羨ましがっていたところです(>_<)
ヤマレコ内にもたくさんのステキな北アのレコが!!これ以上は見ちゃいけない。。)
でも八ヶ岳も天気が良く、見る価値充分でした。
それにしてもあのハシゴに闘志が沸くとはっ!ほんとですか?!なんと!(笑)
山肌に近いところに梯子があるのではなく、山肌から長い杭で打ってあるので、
ハシゴだけが突出しているんですよね。落ちたらまっすぐ崖下みたいな。
運動神経のどこかに欠陥がある私としては、こういうところでも
やってしまう可能性がありそうだなと、うすうす自分で分かっているので手に汗ですよ(笑)
そしてさらに不自然な動きになって、、、の悪循環なんです。いつも。
nomorecryさんは明らかにこっちのタイプじゃなさそうなので羨ましい限りです。
nomorecryさんもまた山日記とか山メモ書いてくださいね!!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する