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Yamareco

記録ID: 510019
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

富士山 〜一度は登る山を絶好の日の出と共に〜

2014年09月13日(土) ~ 2014年09月14日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:17
距離
14.3km
登り
1,650m
下り
1,660m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:11
休憩
0:08
合計
4:19
距離 4.8km 登り 1,124m 下り 81m
2日目
山行
6:59
休憩
0:53
合計
7:52
距離 9.6km 登り 526m 下り 1,583m
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
富士北麓駐車場(駐車当日は無料・数百台)

そこから五合目行きバスに乗車(40分)
コース状況/
危険箇所等
極めて歩きやすい登山道
危険箇所は一切ない。
その他周辺情報 山中湖温泉 紅富士の湯
(700円。富士北麓駐車場にある案内所に割引券あり)
2014年09月13日 11:30撮影 by  WX04SH, SHARP
9/13 11:30
2014年09月13日 12:37撮影 by  WX04SH, SHARP
9/13 12:37
五合目にいた馬
2014年09月13日 12:49撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 12:49
五合目にいた馬
五合目にいた馬
2014年09月13日 12:49撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 12:49
五合目にいた馬
2014年09月13日 13:56撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 13:56
(多分)山中湖
2014年09月13日 14:00撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 14:00
(多分)山中湖
2014年09月13日 14:02撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 14:02
2014年09月13日 14:07撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 14:07
2014年09月13日 14:24撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 14:24
2014年09月13日 15:00撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 15:00
2014年09月13日 15:00撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
1
9/13 15:00
2014年09月13日 15:00撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 15:00
2014年09月13日 15:54撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 15:54
2014年09月13日 15:55撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 15:55
2014年09月13日 15:55撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/13 15:55
本八合目。
この高さに歩いて登れるのは富士山しかないんだな、と思いしみじみ。
2014年09月13日 17:02撮影 by  WX04SH, SHARP
9/13 17:02
本八合目。
この高さに歩いて登れるのは富士山しかないんだな、と思いしみじみ。
夕ご飯。
2014年09月13日 17:11撮影 by  WX04SH, SHARP
9/13 17:11
夕ご飯。
2014年09月13日 17:46撮影 by  WX04SH, SHARP
9/13 17:46
夜明け前
2014年09月14日 05:05撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:05
夜明け前
夜明け前
2014年09月14日 05:06撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:06
夜明け前
2014年09月14日 05:08撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:08
夜明けを待ち構える人たち
2014年09月14日 05:09撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:09
夜明けを待ち構える人たち
夜明け寸前でも続く富士山渋滞
2014年09月14日 05:10撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:10
夜明け寸前でも続く富士山渋滞
2014年09月14日 05:15撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:15
2014年09月14日 05:17撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:17
日の出の瞬間
2014年09月14日 05:17撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:17
日の出の瞬間
2014年09月14日 05:18撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:18
2014年09月14日 05:18撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:18
ご来光を迎える人たち
2014年09月14日 05:18撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:18
ご来光を迎える人たち
ご来光を迎える人たち
2014年09月14日 05:19撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:19
ご来光を迎える人たち
ご来光を迎える人たち
2014年09月14日 05:19撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:19
ご来光を迎える人たち
ご来光を迎える人たち
2014年09月14日 05:19撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:19
ご来光を迎える人たち
剣が峰
この測候所跡は、なんちゃって気象好きとしては是非見たかった。
2014年09月14日 05:57撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 5:57
剣が峰
この測候所跡は、なんちゃって気象好きとしては是非見たかった。
剣が峰。
写真撮影待ちの団体さんで賑わってました。
2014年09月14日 06:17撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
1
9/14 6:17
剣が峰。
写真撮影待ちの団体さんで賑わってました。
影富士
2014年09月14日 06:33撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 6:33
影富士
影富士
2014年09月14日 06:34撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 6:34
影富士
大沢崩れ
2014年09月14日 06:41撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 6:41
大沢崩れ
大沢崩れと影富士
2014年09月14日 06:41撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 6:41
大沢崩れと影富士
2014年09月14日 06:49撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 6:49
剣が峰を別方向から
2014年09月14日 06:53撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 6:53
剣が峰を別方向から
物資移送用ブル
2014年09月14日 08:02撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 8:02
物資移送用ブル
下山道。
失礼ながら、ここまでつまらない下山道は珍しい。
2014年09月14日 08:54撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 8:54
下山道。
失礼ながら、ここまでつまらない下山道は珍しい。
植生が貧相なのよね〜(苦笑)
2014年09月14日 09:05撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 9:05
植生が貧相なのよね〜(苦笑)
五号五勺の説明版曰く、昔はこの砂礫を「砂払い」と呼んで下山してたらしい。

…ぶっちゃけ、これは復活して欲しい…
2014年09月14日 09:53撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
9/14 9:53
五号五勺の説明版曰く、昔はこの砂礫を「砂払い」と呼んで下山してたらしい。

…ぶっちゃけ、これは復活して欲しい…
「やる気のない」ヤマの業者は多いし慣れてる。
「金を落とさせよう」とやる気出すヤマの業者はたまにいて、それはそれで好感が持てる。
でも「金を取ろう」という気迫がここまで伝わってくる山は、そうそうない。

…正直「金を取ろうとやる気出す奴がまた増えたんだ」というのが、登山前に「富士山保全協力金」を払った者としての本音。富士山で稼いでる業者から取れよ、それが受益者負担だろう、と。

2014年09月15日 19:08撮影 by  WX04SH, SHARP
9/15 19:08
「やる気のない」ヤマの業者は多いし慣れてる。
「金を落とさせよう」とやる気出すヤマの業者はたまにいて、それはそれで好感が持てる。
でも「金を取ろう」という気迫がここまで伝わってくる山は、そうそうない。

…正直「金を取ろうとやる気出す奴がまた増えたんだ」というのが、登山前に「富士山保全協力金」を払った者としての本音。富士山で稼いでる業者から取れよ、それが受益者負担だろう、と。

撮影機器:

感想

8月は天候やいろいろあって山はご無沙汰。
この連休は、運も会って巡ってきた山登りのチャンス。とはいえ、高山向け訓練を怠ってるからまともな高山は登れない。なら、ということで富士山へ。
とはいえ、静岡側は既に山仕舞い済み、登れる登山道は吉田口一択の状況での登山となりました。

前日晩に関西を出て途中で仮眠、富士山麓に着いたのは午前11時過ぎ。
富士スバルラインを走って上まで行ってもよかったのですが、駐車場の確保が難しそうだったのと、なにより車がガス欠寸前だったので、バスで五合目まで。

セオリー通りに、高地順応を兼ねて五合目で食事。
外国人が多くそれに向けての掲示が多いのはいいことなのですが、注意看板ばかりが多くて必要な案内は少ない。飯を出す場所と箸を置く場所を遠く離しておく理由がわからない。金を払わせてしまえばあとはこっちのもん、的な姿勢はこの五合目から下山するまで随所に感じさせられました。

登山道としては極めて整備のいい山。
3000m超級の山でこんなに登りやすい登山道を持つ山はなく、2000m級でも富士山より登りにくい山が大半。「気になるんだったら、まあ登ってみたら」的な紹介をされる山なのは納得。
特に7合目までは登山道の道幅が大変広く好きなペースで登れるから、あまり高地順応に自身がない人はのんびり登ればいいし、そのための道幅は十分にある。それは好印象。7合目からもたまに狭くて急になる程度で道自体は悪くない。

ただ、ご来光登山にはさっぱり興味がなかったので、本当は八合目そこそこで山小屋入りする予定だったのです。が、狙ってた山小屋(太子館)は既に冬休み入り。…ヲイ、この山小屋、少し前にアニメで使われたばかりの山小屋だぞw
そこから先も冬休みの小屋が続き、元祖室が満室お断り、ってあたりでさすがにヤバさを感じて本八合目の山小屋(こっちもアニメで取り上げられたw)にTELをしてなんとか予約。「おおきな小屋だから空きもあるだろう」という読みだったのですが…しっかり詰め込んでるだけで、寝るスペースは寝袋1つ分。…まぁ…しゃあないけど…なぁ…。


ガツンと寝れたのは19時〜21時。そこでトイレに行き、東の方向で光る雷をみて寝床に戻ったら、もう眠れなくなった。
いびきも歯ぎしりもある環境ながら、耳栓を出すのもはばかられる狭さ。寝てないときついしな〜、と寝転がったまま時々ウトウトしつつ、日をまたぐと1時過ぎから外がうるさくなった。どうも山麓側から来た団体客が通過して行っているらしい。
それに煽られる形で、自分の泊まっていた山小屋も起床時間が30分繰り上がって2時の起床。この時間に起こされたら、さすがにご来光を見ないともったいないし、なによりこれから寝れそうな雰囲気でもない。2時半過ぎに出発。既に富士山渋滞は本八合目より山麓まで続いてる。いろんな意味で意味がわからん。

九合目まではまだまだ道幅があるので、富士山渋滞もそこそこ進む。山小屋の前では道が細くなるのと、モノを買ったり小屋の中を行き来する人で通行が阻まれるのとで渋滞がひどくなるものの、それでもそこそこ進む。

が、九合目を過ぎた辺りで、ほんとに渋滞が進まなくなった。
「ツアーは左、一般客は右」と怒号を上げる登山ツアーガイド、勝手に前へ進んで怒られるツアー客。登山道の狭窄部で「一列になれ」と怒号を上げ、本当に進まなくなると「ツアーも何も関係ない、隙間があれば前に進め」と再度怒号を上げる登山ツアーガイド(前述と同じ声)。高山病のせいかさりげなく口から流体状のものをリバースしつつ、後ろを気にして進み続ける人あり、一方で高山病になった客の対応に悩殺されるツアー添乗員あり。…もう無茶苦茶w。

こんな「人工地獄」をなんとかくぐり抜けて、なんとか日の出前に山頂付近の久須志神社付近へ到着。すべてのものを見下ろせる景観。その上、ありえないほどの好天で、「自然のもたらす極楽」のありがたみを大いに実感。

時間は十分にあるし、とのんびり最高点の剣が峰へ。
しかし着いてみたらまたもや「最高点写真待ち」の渋滞。写真撮影役として、人の行列を捌くのはおなじみツアーの登山ガイド。
自分の番が来てカメラを渡した際に「なんで?ツアー客じゃないのに」というような表情を見せたガイドを見て「死んでもこのバス会社のツアーは使うまい」と心に誓いつつ、お鉢巡り続行。今日は南アルプスも八ヶ岳もくっきり見える。とにかく天候と景色だけはすばらしい。

あとは下山するのみ。
植生が乏しい山をひたすらジグザグで降りる。簡単で単調な下山ルート。
六合目まで降りると馬がいて。「かわいいな〜」と馬を見ながら歩いていると、客引きが「馬に乗って下山しない?脚わるいんだろ?」と当方が付けてる膝サポーターを見ながら声をかけてくる。とことん、こういう山らしいw

五合目まで戻ると、駐車場渋滞に巻き込まれて遅れていた下山バスがちょうど出るところだった。これ幸いとバスに飛び乗り、無事に下山。


なんといいますか…すごくいい山ではあるんですけど…人に疲れてるときには登っちゃいけない山なんだろうな、と。山はいろんな意味で自分の心境の鏡なんかもしれません。

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