冬の赤岳
- GPS
- 12:47
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,545m
- 下り
- 1,544m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:55
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
インターから美濃戸口までの道路に雪はありませんでした。(1月19日現在) |
その他周辺情報 | 八ヶ岳山荘の仮眠室を利用して前泊。 この日の利用者は2名でした。 きれいな部屋に、二段ベッドが並んでいます。 寒くも無く、朝までよく寝れました。 |
写真
感想
冬の赤岳 _-yamazki_taro-
冬山に登り始めたのはいつごろからだろうか。積雪直後の筑波山にアイゼンもチェーンスパイクも持たずに登って、苦労したのを覚えている。そして翌日モンベルにチェーンスパイクを買いに行ったのも覚えている。
それから幾年、雪が降った直後の里山から徐々に標高を上げて、北八ヶ岳の山々にも上るようになり、いつの間にか、
「冬の赤岳に登りたい」
と思うようになった。
かと言って実行に移すわけでもなく、「いつかは冬の赤岳」程度に考えていたのが、kurumipanさんとどこかの山に登っているときにたまたま「冬の赤岳に登りたいんですよねー」と話したのが今回のきっかけ(ですよね?)
もちろん技能も経験も無い自分が簡単に行けるはずはなく、話の流れでkurumipanさんにお願い(歎願)して一緒に登ってもらえることに。
文三郎尾根には夏は何度か、それに行者小屋までは冬も来たことはあるが、冬の文三郎尾根は当然初めて。行者小屋でアイゼンを履き、樹林帯を抜ける直前からはハードシェルとヘルメットを装着。階段はかろうじて段が見えている程度の積雪。普段より少ないらしいが、初めて歩く僕にとっては、振り返ると下まで見渡せる景色に既に尻すごみで、お尻の穴がキューと締まる。(直接見てないのでたぶんそんな感じ)
文三郎尾根の分岐から赤岳山頂まで岩と雪のミックス帯をひたすら目の前の一歩に
集中する。風は吹いていたが、寒いのか暑いのかわからないくらい緊張して登った。
そしてついに山頂手前のハシゴ、ここは覚えている。ここを登れば山頂はもうすぐそこのはず…登りきると、あれ山頂じゃない…ハシゴがもう一つあったの忘れてた!
2つ目のハシゴを登りいよいよ山頂へわずかな距離を進む。山頂標識は以前と変わっていた。そして周りには夏とは違う光景が広がっていた。
ついに冬の赤岳に登ったよ…
山頂にいたのは数分だったが、久々に達成感のある登頂になった。
しかしここからが今回の山行の核心部。天望荘までの下りも足の置き場がわからず、鎖に頼りながらの下山。そして2日目は地蔵尾根のからの下山。
まさに一歩間違えばサヨウナラ、の一歩が次に足を置く場所になるかもしれない緊張感。ここでもkurumipanさんが終始アドバイスを送ってくれて、なんとか無事行者小屋まで下りることができた。
行者小屋から美濃戸口までは昨日も歩いた道。平日にも関わらず結構登ってくる人がいる。まぁ自分たちもだが。
美濃戸口に着いた頃にはあれだけの急斜面を下ってきた緊張感も当に失せ、次なる目的は…焼肉!下山後の焼肉は格別でした。
冬の赤岳、kurumipanさんが一緒に登っていなかったら、間違いなく登れなかったと思います。前から後ろから常に見守っていただき、危険だと思えばすぐアドバイスをしていただいたおかげで、無事下山することができました。改めて感謝です。
今回僕が登れたのは、kurumipanさんのサポートが圧倒的に大きいですが、たまたま雪が少なく、風も比較的強くない日だったこともあると思います。今年は例年に比べると雪は少ないそうですが、週明け(1/23)ごろには大寒波がくる予報も出ているので、登山道の状況等決してこのレコだけを参考にはしないでください。
次の一歩からさらにその次の一歩へ
いいねした人