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Yamareco

記録ID: 5102176
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

冬の赤岳

2023年01月18日(水) ~ 2023年01月19日(木)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:47
距離
17.6km
登り
1,545m
下り
1,544m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:24
休憩
1:31
合計
7:55
距離 9.3km 登り 1,480m 下り 247m
6:55
1
6:56
15
7:11
33
7:44
6
7:50
8:00
84
9:24
9:25
68
10:33
11:12
10
11:22
11:23
79
12:59
13:06
12
13:18
13:26
9
13:35
22
13:57
14:08
3
14:11
14:18
32
2日目
山行
2:56
休憩
1:30
合計
4:26
距離 8.3km 登り 64m 下り 1,297m
7:39
4
7:43
7:55
42
8:37
9:11
32
10:41
11:25
40
12:05
0
12:05
美濃戸口
天候
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口八ヶ岳山荘の駐車場を利用 1日800円
インターから美濃戸口までの道路に雪はありませんでした。(1月19日現在)
その他周辺情報 八ヶ岳山荘の仮眠室を利用して前泊。
この日の利用者は2名でした。
きれいな部屋に、二段ベッドが並んでいます。
寒くも無く、朝までよく寝れました。
いよいよ冬の赤岳に挑戦
2023年01月18日 06:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 6:58
いよいよ冬の赤岳に挑戦
美濃戸口直後から林道はカチコチ
2023年01月18日 07:34撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 7:34
美濃戸口直後から林道はカチコチ
美濃戸に到着、南沢を進みます。
2023年01月18日 07:54撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 7:54
美濃戸に到着、南沢を進みます。
ようやく稜線越しに明るくなってきた
2023年01月18日 08:32撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 8:32
ようやく稜線越しに明るくなってきた
ドーンと大同心
2023年01月18日 10:03撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 10:03
ドーンと大同心
陽が当たると暖かい
2023年01月18日 10:15撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 10:15
陽が当たると暖かい
この辺りは余裕
赤岳が見えてきた
2023年01月18日 10:30撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 10:30
赤岳が見えてきた
行者小屋に到着
空は八ヶ岳ブルー
2023年01月18日 11:12撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 11:12
行者小屋に到着
空は八ヶ岳ブルー
赤岳を前にブルってます
赤岳を前にブルってます
いざ初挑戦!
2023年01月18日 11:16撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 11:16
いざ初挑戦!
年によって違いはありますが、積雪は少ないそうです。
2023年01月18日 11:26撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 11:26
年によって違いはありますが、積雪は少ないそうです。
僕にとっては十分多いですけど
僕にとっては十分多いですけど
階段登場
段差は出ています。
2023年01月18日 12:09撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 12:09
階段登場
段差は出ています。
薄雲が張ってきた
薄雲が張ってきた
阿弥陀をバックに
阿弥陀をバックに
阿弥陀に行きたがっていた
2023年01月18日 12:31撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 12:31
阿弥陀に行きたがっていた
分岐までは階段も出ています。
雪が多いと見えなくなるとか
2023年01月18日 12:49撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 12:49
分岐までは階段も出ています。
雪が多いと見えなくなるとか
太陽に向かって!
太陽に向かって!
十字架が見えてきた…昇天
2023年01月18日 12:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 12:58
十字架が見えてきた…昇天
分岐到着
ここからですよね
2023年01月18日 13:00撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 13:00
分岐到着
ここからですよね
風あります
でも普段はもっと強いそうです。
でも普段はもっと強いそうです。
僕にとっては十分強いです
僕にとっては十分強いです
写真が白飛びしまくり
2023年01月18日 13:19撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 13:19
写真が白飛びしまくり
氷が牙をむいている
氷が牙をむいている
周りを見る余裕はありません
周りを見る余裕はありません
kurumipanさんのアドバイスを参考に、目の前の足場を着実に進む
kurumipanさんのアドバイスを参考に、目の前の足場を着実に進む
頭上は八ヶ岳ブルー
でも見上げる余裕無し
頭上は八ヶ岳ブルー
でも見上げる余裕無し
分岐まで来た!
山頂までもう少しだ
2023年01月18日 13:49撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 13:49
山頂までもう少しだ
ここでハシゴか!?
2023年01月18日 13:55撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 13:55
ここでハシゴか!?
アイゼン付けてると登りずらい…
アイゼン付けてると登りずらい…
…はずなのに余裕のKurumipanさん
2023年01月18日 13:59撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 13:59
…はずなのに余裕のKurumipanさん
最期のハシゴ!
つ、ついに…
冬の赤岳に登頂!
この瞬間涙してます。

そしてレコ書いている今も涙してます。
2
冬の赤岳に登頂!
この瞬間涙してます。

そしてレコ書いている今も涙してます。
kurumipanありがとうございました!
一人じゃ絶対来れなかった
2023年01月18日 14:05撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/18 14:05
kurumipanありがとうございました!
一人じゃ絶対来れなかった
構図が決まらない
でもこれだっていい
2023年01月18日 14:07撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/18 14:07
構図が決まらない
でもこれだっていい
頂上山荘の壁には不思議なエビの尻尾
2023年01月18日 14:12撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 14:12
頂上山荘の壁には不思議なエビの尻尾
天望荘まで下ります。
下りこそ慎重にねと、kurumipanさんのアドバイス
天望荘まで下ります。
下りこそ慎重にねと、kurumipanさんのアドバイス
慎重に慎重に慎重に…お経の如く繰り返す
慎重に慎重に慎重に…お経の如く繰り返す
どーしてそんなに余裕で降りれるの?
2023年01月18日 14:47撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 14:47
どーしてそんなに余裕で降りれるの?
天望荘到着、今日はここに泊まります。
2023年01月18日 14:51撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 14:51
天望荘到着、今日はここに泊まります。
見方がわからないのですが、最低気温−18℃、最高気温−10℃ってこと?
2023年01月18日 14:52撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/18 14:52
見方がわからないのですが、最低気温−18℃、最高気温−10℃ってこと?
天望荘の夕食は豪華です
さらに切りたての生ハムまで付きました。

本日の宿泊者は私たち含めて3名、酒と山談議で盛り上がります
2023年01月18日 17:33撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/18 17:33
天望荘の夕食は豪華です
さらに切りたての生ハムまで付きました。

本日の宿泊者は私たち含めて3名、酒と山談議で盛り上がります
おはようございます
二日目の朝です。
富士山が雲海に浮かんでいます。
2023年01月19日 06:54撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/19 6:54
おはようございます
二日目の朝です。
富士山が雲海に浮かんでいます。
日の出前の赤岳
2023年01月19日 06:55撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/19 6:55
日の出前の赤岳
窓についた氷の結晶
2023年01月19日 06:59撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/19 6:59
窓についた氷の結晶
では出発しましょう
2023年01月19日 07:39撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/19 7:39
では出発しましょう
地蔵尾根から下ります。
2023年01月19日 07:45撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/19 7:45
地蔵尾根から下ります。
この写真を見て、なんちゅう降り方だと思われるかもしれませんが、その通りです。でも当の本人は必死なんです。
この写真を見て、なんちゅう降り方だと思われるかもしれませんが、その通りです。でも当の本人は必死なんです。
天望荘に泊まった方が一緒に降りてくれて心強かったです。
天望荘に泊まった方が一緒に降りてくれて心強かったです。
一歩間違えたらサヨウナラ…の一歩が次の一歩かもしれない緊張感
一歩間違えたらサヨウナラ…の一歩が次の一歩かもしれない緊張感
地蔵尾根もやはり雪は少ないらしいですが、
地蔵尾根もやはり雪は少ないらしいですが、
積雪期に初めて歩く僕には十分きついです
積雪期に初めて歩く僕には十分きついです
やっと樹林帯まで下りてきました。
この間、kurumipanさんの写真が無いのは、僕のカメラが寒さでダウンしていたから…
やっと樹林帯まで下りてきました。
この間、kurumipanさんの写真が無いのは、僕のカメラが寒さでダウンしていたから…
行きと同じく南沢を下ります
2023年01月19日 09:20撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/19 9:20
行きと同じく南沢を下ります
気温−15度
2023年01月19日 09:43撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/19 9:43
気温−15度
でも陽が当たると暖かい
2023年01月19日 10:02撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/19 10:02
でも陽が当たると暖かい
橋を渡ればもうすぐ美濃戸
2023年01月19日 10:31撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/19 10:31
橋を渡ればもうすぐ美濃戸
赤岳山荘で休憩しました。
甘酒美味しかったなぁ
小屋の方からも雪がもっと降った時のお話を聞かせていただきました。やはり今年は「今のところ」少ないんですね。
2023年01月19日 10:37撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/19 10:37
赤岳山荘で休憩しました。
甘酒美味しかったなぁ
小屋の方からも雪がもっと降った時のお話を聞かせていただきました。やはり今年は「今のところ」少ないんですね。
林道はショートカット
2023年01月19日 11:35撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/19 11:35
林道はショートカット
美濃戸口の小屋が見えてきた。
お疲れさまでした。
そしてありがとうございました。
2023年01月19日 12:02撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/19 12:02
美濃戸口の小屋が見えてきた。
お疲れさまでした。
そしてありがとうございました。

感想

冬の赤岳 _-yamazki_taro-

冬山に登り始めたのはいつごろからだろうか。積雪直後の筑波山にアイゼンもチェーンスパイクも持たずに登って、苦労したのを覚えている。そして翌日モンベルにチェーンスパイクを買いに行ったのも覚えている。

それから幾年、雪が降った直後の里山から徐々に標高を上げて、北八ヶ岳の山々にも上るようになり、いつの間にか、
「冬の赤岳に登りたい」
と思うようになった。

かと言って実行に移すわけでもなく、「いつかは冬の赤岳」程度に考えていたのが、kurumipanさんとどこかの山に登っているときにたまたま「冬の赤岳に登りたいんですよねー」と話したのが今回のきっかけ(ですよね?)

もちろん技能も経験も無い自分が簡単に行けるはずはなく、話の流れでkurumipanさんにお願い(歎願)して一緒に登ってもらえることに。

文三郎尾根には夏は何度か、それに行者小屋までは冬も来たことはあるが、冬の文三郎尾根は当然初めて。行者小屋でアイゼンを履き、樹林帯を抜ける直前からはハードシェルとヘルメットを装着。階段はかろうじて段が見えている程度の積雪。普段より少ないらしいが、初めて歩く僕にとっては、振り返ると下まで見渡せる景色に既に尻すごみで、お尻の穴がキューと締まる。(直接見てないのでたぶんそんな感じ)

文三郎尾根の分岐から赤岳山頂まで岩と雪のミックス帯をひたすら目の前の一歩に
集中する。風は吹いていたが、寒いのか暑いのかわからないくらい緊張して登った。
そしてついに山頂手前のハシゴ、ここは覚えている。ここを登れば山頂はもうすぐそこのはず…登りきると、あれ山頂じゃない…ハシゴがもう一つあったの忘れてた!

2つ目のハシゴを登りいよいよ山頂へわずかな距離を進む。山頂標識は以前と変わっていた。そして周りには夏とは違う光景が広がっていた。
ついに冬の赤岳に登ったよ…
山頂にいたのは数分だったが、久々に達成感のある登頂になった。

しかしここからが今回の山行の核心部。天望荘までの下りも足の置き場がわからず、鎖に頼りながらの下山。そして2日目は地蔵尾根のからの下山。
まさに一歩間違えばサヨウナラ、の一歩が次に足を置く場所になるかもしれない緊張感。ここでもkurumipanさんが終始アドバイスを送ってくれて、なんとか無事行者小屋まで下りることができた。

行者小屋から美濃戸口までは昨日も歩いた道。平日にも関わらず結構登ってくる人がいる。まぁ自分たちもだが。
美濃戸口に着いた頃にはあれだけの急斜面を下ってきた緊張感も当に失せ、次なる目的は…焼肉!下山後の焼肉は格別でした。

冬の赤岳、kurumipanさんが一緒に登っていなかったら、間違いなく登れなかったと思います。前から後ろから常に見守っていただき、危険だと思えばすぐアドバイスをしていただいたおかげで、無事下山することができました。改めて感謝です。


今回僕が登れたのは、kurumipanさんのサポートが圧倒的に大きいですが、たまたま雪が少なく、風も比較的強くない日だったこともあると思います。今年は例年に比べると雪は少ないそうですが、週明け(1/23)ごろには大寒波がくる予報も出ているので、登山道の状況等決してこのレコだけを参考にはしないでください。

次の一歩からさらにその次の一歩へ

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権現岳→キレット→赤岳→美濃戸
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
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