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Yamareco

記録ID: 511192
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

登るぞ ! 登る 甲斐駒ヶ岳

2014年09月14日(日) ~ 2014年09月15日(月)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
32:18
距離
14.8km
登り
2,542m
下り
1,284m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:23
休憩
0:19
合計
7:42
距離 7.7km 登り 1,838m 下り 193m
5:24
138
7:42
106
9:28
21
9:49
64
10:53
11:08
7
11:15
11:19
73
12:32
34
13:06
宿泊地
2日目
山行
7:10
休憩
0:42
合計
7:52
距離 7.1km 登り 714m 下り 1,086m
5:33
73
宿泊地
6:46
115
8:41
9:00
50
9:50
10:00
35
10:35
10:36
30
11:06
11:08
62
12:10
12:14
25
12:39
12:40
26
13:22
3
13:25
ゴール地点
天候 1日目 晴れ時々曇り
2日目 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
タクシー
韮崎〜竹宇駒ヶ岳神社 ¥8,110(深夜割増)
バス
北沢峠〜広河原 ¥550(+荷物料金¥200)
広河原〜.芦安 ¥1,310(+林道協力金¥100)
芦安〜甲府駅¥1,090
コース状況/
危険箇所等
黒戸尾根は想像していたより技術的難易度は低かったように感じました。
過去にいずれかの山で梯子や鎖場を経験していれば問題ないレベルだと思います。
体力的にはちょっときついですが整備されており歩きやすかったです。
油断せず一歩一歩を確実に慎重に登りましょう。

仙水峠経由の下山ルートも特に難しいと感じるところはありませんでしたが、当日六方石付近で滑落事故がありました。
皆様くれぐれも御安全に。
その他周辺情報 日帰り入浴 芦安・白峰会館¥700
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
七丈小屋
竹宇駒ケ岳神社から日の出とともにスタートです
2014年09月14日 05:09撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 5:09
竹宇駒ケ岳神社から日の出とともにスタートです
すぐに定員5名の吊り橋を渡ります
2014年09月14日 05:31撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 5:31
すぐに定員5名の吊り橋を渡ります
今日はいい天気です
2014年09月14日 06:00撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 6:00
今日はいい天気です
シンプルな道標
2014年09月14日 06:24撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 6:24
シンプルな道標
キノコ、ノコノコ
2014年09月14日 07:17撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 7:17
キノコ、ノコノコ
笹の平分岐
横手駒ケ岳神社からのコースと合流します
2014年09月14日 07:41撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
9/14 7:41
笹の平分岐
横手駒ケ岳神社からのコースと合流します
ムシカリの実?
2014年09月14日 09:13撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 9:13
ムシカリの実?
2014年09月14日 09:25撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 9:25
登山口から6キロなのかな?
2014年09月14日 09:27撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 9:27
登山口から6キロなのかな?
2014年09月14日 09:32撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 9:32
刃渡りに到着です
想像を絶する難易度の低さです
2014年09月14日 09:34撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 9:34
刃渡りに到着です
想像を絶する難易度の低さです
途中からクサリはなくなりますが問題ありません
けれども油断してはいけません
2014年09月14日 09:37撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 9:37
途中からクサリはなくなりますが問題ありません
けれども油断してはいけません
2014年09月14日 09:45撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 9:45
2014年09月14日 09:50撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 9:50
いよいよハシゴの登場です
まずは小手調べ
2014年09月14日 09:54撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 9:54
いよいよハシゴの登場です
まずは小手調べ
登りきったら、そこは刀利天狗でした
2014年09月14日 10:02撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 10:02
登りきったら、そこは刀利天狗でした
2014年09月14日 10:05撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 10:05
黒戸山を巻いたら
2014年09月14日 10:40撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
9/14 10:40
黒戸山を巻いたら
下ってしまいます
2014年09月14日 10:44撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 10:44
下ってしまいます
下ったところ五号目小屋跡はありました
2014年09月14日 10:51撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 10:51
下ったところ五号目小屋跡はありました
レリーフがあります
2014年09月14日 11:09撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 11:09
レリーフがあります
何か書いてありますね、
2014年09月14日 11:09撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
9/14 11:09
何か書いてありますね、
五号目小屋跡からもう少し下ります
下りきったところにある祠
2014年09月14日 11:13撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 11:13
五号目小屋跡からもう少し下ります
下りきったところにある祠
祠を過ぎるといよいよ核心部に突入です
長~いハシゴ
2014年09月14日 11:14撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 11:14
祠を過ぎるといよいよ核心部に突入です
長~いハシゴ
ハシゴとクサリが交互に現れる感じです
2014年09月14日 11:24撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 11:24
ハシゴとクサリが交互に現れる感じです
橋を渡ったりもします
2014年09月14日 11:51撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 11:51
橋を渡ったりもします
ほぼ垂直のハシゴを登ります
2014年09月14日 12:04撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 12:04
ほぼ垂直のハシゴを登ります
登りきって覗いてみました
2014年09月14日 12:05撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 12:05
登りきって覗いてみました
2014年09月14日 12:05撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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ハシゴはどれもしっかりしているので安心して登れます
2014年09月14日 12:06撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 12:06
ハシゴはどれもしっかりしているので安心して登れます
クサリも特に難しいところはありません
2014年09月14日 12:07撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 12:07
クサリも特に難しいところはありません
途中は抜けて9キロです
とても小さいんです
2014年09月14日 12:17撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 12:17
途中は抜けて9キロです
とても小さいんです
七丈小屋に到着です
2014年09月14日 12:28撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 12:28
七丈小屋に到着です
こちらは第二小屋です
2014年09月14日 12:32撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 12:32
こちらは第二小屋です
小屋の前にある水場です
2014年09月14日 13:18撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 13:18
小屋の前にある水場です
テント場は小屋から少し離れています
2014年09月14日 13:34撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 13:34
テント場は小屋から少し離れています
テント場の目の前は鳳凰三山です
2014年09月14日 16:16撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 16:16
テント場の目の前は鳳凰三山です
闇の中に浮かぶテントたち
2014年09月14日 18:41撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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闇の中に浮かぶテントたち
久しぶりにきれいな星空を見ることができました
2014年09月14日 21:39撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/14 21:39
久しぶりにきれいな星空を見ることができました
今日も日の出ともにスタートです
2014年09月15日 05:22撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 5:22
今日も日の出ともにスタートです
八ヶ岳連峰
2014年09月15日 06:11撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 6:11
八ヶ岳連峰
八号目御来迎場です
2014年09月15日 06:38撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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八号目御来迎場です
ゴツゴツしてきました
2014年09月15日 06:47撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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ゴツゴツしてきました
ステップがありますので問題ありません
2014年09月15日 06:51撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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ステップがありますので問題ありません
ここは腕力勝負です
2014年09月15日 06:52撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 6:52
ここは腕力勝負です
これはオトコヨウゾメ?
2014年09月15日 06:55撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 6:55
これはオトコヨウゾメ?
頂上に近づいてきました
2014年09月15日 06:58撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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頂上に近づいてきました
2014年09月15日 07:02撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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2014年09月15日 07:08撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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富士と鳳凰と二本逆鉾
2014年09月15日 07:29撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 7:29
富士と鳳凰と二本逆鉾
もうすぐです
2014年09月15日 07:36撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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もうすぐです
ここまで来れば足取りも軽やかです
2014年09月15日 07:55撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 7:55
ここまで来れば足取りも軽やかです
横手駒ヶ岳神社の本社(奥宮)は東峰にあります
2014年09月15日 08:11撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 8:11
横手駒ヶ岳神社の本社(奥宮)は東峰にあります
その奥に色々あります
信仰の山ですから
2014年09月15日 08:15撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 8:15
その奥に色々あります
信仰の山ですから
そして本峰に到着です
無事の登頂に感謝して安全な下山を祈願します
2014年09月15日 08:24撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 8:24
そして本峰に到着です
無事の登頂に感謝して安全な下山を祈願します
とりあえず撮っておきましょう
2014年09月15日 08:26撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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とりあえず撮っておきましょう
ワンツーそろい踏みです
2014年09月15日 08:30撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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ワンツーそろい踏みです
登ってきた道
手前のピークが東峰です
2014年09月15日 08:50撮影 by  SO-05D, Sony
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登ってきた道
手前のピークが東峰です
女王様も忘れずに
2014年09月15日 08:54撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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女王様も忘れずに
下りは北沢峠へ
2014年09月15日 09:03撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 9:03
下りは北沢峠へ
白砂がまぶしいんです
2014年09月15日 09:12撮影 by  SO-05D, Sony
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9/15 9:12
白砂がまぶしいんです
摩利支天にも行ってみよう!
2014年09月15日 09:35撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 9:35
摩利支天にも行ってみよう!
摩利支天です
2014年09月15日 09:51撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 9:51
摩利支天です
摩利支天からの駒ヶ岳です
2014年09月15日 09:56撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 9:56
摩利支天からの駒ヶ岳です
途中滑落した人の救助ヘリに遭遇しました
皆様くれぐれも御安全に
2014年09月15日 10:28撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 10:28
途中滑落した人の救助ヘリに遭遇しました
皆様くれぐれも御安全に
ここが六方石?
2014年09月15日 10:30撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 10:30
ここが六方石?
やっぱり駒ヶ岳!
2014年09月15日 10:36撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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やっぱり駒ヶ岳!
何度でも駒ヶ岳!
2014年09月15日 10:54撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 10:54
何度でも駒ヶ岳!
駒津峰です
2014年09月15日 11:03撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 11:03
駒津峰です
もう一度駒ヶ岳!
2014年09月15日 11:04撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 11:04
もう一度駒ヶ岳!
迷った末に仙水峠に下ります
2014年09月15日 11:08撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 11:08
迷った末に仙水峠に下ります
樹林帯まで下りてきました
2014年09月15日 11:37撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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樹林帯まで下りてきました
仙水峠です
2014年09月15日 12:02撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 12:02
仙水峠です
まるで賽の河原みたいです
(ホンモノは知りませんけど)
2014年09月15日 12:15撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 12:15
まるで賽の河原みたいです
(ホンモノは知りませんけど)
仙水小屋です
天然水が感動的にうまい!
うますぎる!
2014年09月15日 12:40撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 12:40
仙水小屋です
天然水が感動的にうまい!
うますぎる!
沢沿いを歩いて
2014年09月15日 12:44撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 12:44
沢沿いを歩いて
丸太橋を渡って
2014年09月15日 12:51撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 12:51
丸太橋を渡って
長衞小屋を過ぎてからの
北沢峠へ続く長い登り坂がつらいんです
2014年09月15日 13:15撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 13:15
長衞小屋を過ぎてからの
北沢峠へ続く長い登り坂がつらいんです
今回もバスの時間ギリギリでした
今回も無事に下山できました
とても楽しい山歩きでした
2014年09月15日 13:23撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
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9/15 13:23
今回もバスの時間ギリギリでした
今回も無事に下山できました
とても楽しい山歩きでした

感想

甲斐駒ヶ岳に登るなら、まずは黒戸尾根と決めていました。
それは山歩きを始めた頃に雑誌の記事でこの尾根の存在を知ってしまったから。

そして今回その機会が巡ってきたのてす。
けれども「絶対に登ってやる!」、そんな思いと裏腹に山行日が近づくにつれ何故かテンションが下がっていくのでした。
果たして軟弱者の自分は登りきれるのだろうか?
鎖とかハシゴとかたくさんあるようだし、重い荷物を背負って登れるだろうか?
小屋泊まりにしようかと直前までに迷いましたが、きっとそれは後悔することになるのでいつも通りやっぱりテントを担ぐことにしました。
自分にもきっとできる。
絶対に登ってみせる!

韮崎駅近くのホテルに前泊して万全を期して日の出とともに歩き始めます。

皆さんのレコを拝見すると刃渡りの写真が割と早い段階に登場しますが、ここまで4時間かかりました。
刃渡りが登場するまで結構登るのですね。
ここまでの「八丁登り」と言われている
ひたすら続く坂道がツラいのなんの。

刃渡りはなんとなく噂には聞いていましたが、想像を絶する難易度の低さでした。
もちろん雨で濡れていたりすれば滑って危険だと思いますが、油断しなければきっと大丈夫なはずです。

そのあとハシゴを登って刀利天狗に挨拶して黒戸山を巻くと下ります。
せっかく登ってきたのに五号目小屋跡を通って鞍部まで100mくらい下ってしまいます。
でもこの下りは息を整えるのには好都合かもしれませんね。
私はさらに五号目小屋跡で一息いれましたけど。

さてこの先が核心部です。
ハシゴやクサリのオンパレードです。
けれどもこちらも思っていたより難しくはありません。
私はいったい何を想像していたのでしょうか?
イメージを膨らせすぎです。
楽勝とは言いませんが、技術的な困難さを感じるようなことは特にありませんでした。
ただ体力的にキツイですね。

そんな感じで幕営地の七丈小屋に到着です。
コースタイムよりも余計に掛かりましたがそんなことは想定済みです。
むしろ計画よりも早い到着に自分でもビックリしました。
計画では14時半くらいに着くつもりいたのですから。

周りの人は本当に凄い人ばかりです。
日帰りピストンと思われる人が多くいました。
というか、黒戸尾根は今や廃れた過去の道なんてことは全くなく、大人気の登山道なんですね。
ハイカーの多さにビックリです。

黒戸尾根日帰りピストンなんて尋常じゃありません。
でも山歩きは時間を競うものではありませんし、自分のペースで無理なく登るのが一番です。


意外にも早く着いたのでテント場は余裕がありましたが、狭いテント場夕方には
一杯になりました。
狭いながらも大変賑やかなテント場でした。

2日目
朝日に染まる空を見上げてスタートです。
まだ黒戸尾根、昨日の続きです。

核心部を越えたことでなんとなく余裕がでてきました。
が、まだまだ油断はできません。
改めて気持ちを引き締めて一歩一歩、歩いて行きます。

ハシゴやクサリが矢継ぎ早に現れて、やがてハイマツの中を進んでいきます。

山頂が間近に迫ってきました。
黒戸尾根を登りきってしまうのがなんだが心惜しくなってきたので、本峰の手前の東峰でしばらく佇んでから山頂に向かったのでした。

黒戸尾根を登りきった達成感を噛みしめて、山頂からは北沢峠に下りてしまいます。

花崗岩の白い砂。
そこは黒戸尾根とは違う世界が広がっているのですね。
景色を堪能しながらゆっくりゆっくり下っていきます。

時間はたっぷりあるはずだったのに摩利支天にも立ち寄ったりしたもんだから、バスの時間が迫ってきました。
なんだかいつもと同じ展開です。

この日六方石の手前付近で滑落事故がありました。
上空を救助隊のヘリコプターが何度も旋回し遭難者を救助する場面を目撃しました。遭難者の無事を祈るばかりです。

駒津峰からは静かな山歩きを求めて仙水峠に向かいました。
美味しいと評判の仙水小屋の天然水も飲みたかったし。
でも、双児山への登り返しが面倒だったことが本音です。


仙水小屋の天然水は評判通りの美味しさでした。
でもバスの時間が気になってほんの一口飲んだだけで先を急ぎます。
そして、今回もこもれび山荘を足早に通りすぎるのでした。
ちょっと残念。

バス停には結局この日も発車間際ギリギリの到着です。
でも、不思議なことに寸前で乗り遅れたことはないんです。
山の神様に感謝です。

今回もなんとか無事に下山できました。
黒戸尾根のことばかりを気に過ぎていて下山ルートのことは特に何も考えていませんでした。
そこのことがとても新鮮でした。

標高770mの登山口から山頂まで、そこには日本のあらゆる植生を見ることできます。
岩場に白砂、ゴーロ帯。
日本の山のすべての要素が凝縮された感じの甲斐駒ヶ岳は想像以上の素晴らしい山でした。













※この山行記録は以下の投稿キャンペーンに参加しています。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
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コメント

ゲスト
素晴らしい!
やりましたね。
日頃の心がけと鍛錬が報われて素晴らしい山行が出来たのですね。
私は酖挌根はずっと唄に唱って来たんですけど歩かないうちに体力的に無理になってしまいました。
北沢峠からは2度登頂しています。
雷鳥の親子に出会ったりして思い出深い山です。

写真も素晴らしい出来栄えです。
アングルの採りかたがいいですねぇ。
秋山はどちらを制覇なさるのですか?
2014/9/18 21:07
やってしまいました!
OBABAさん、いつもお褒めのお言葉ありがとうございます。

黒戸尾根、私にも登ることができました。
いい意味で裏切られた山歩きでした。
甲斐駒ヶ岳は素晴らしい山ですね。

この夏は南アを堪能しましたので秋はいつもとは全く違う山域に行こうかと思っています。
2014/9/18 23:51
はじめまして
黒戸尾根とは渋い選択ですね!
私も今秋挑戦しようと思ってます。山行記録、参考にさせていただきます。
2014/9/20 17:05
よい山行を!
kozakozaさん、コメントありがとうございます。
黒戸尾根、とても歩き安い道でした。
ぜひ楽しんできてください。
よい山行を!
2014/9/20 19:08
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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