木曽駒ヶ岳 〜 福島Bから茶臼山を周回、宝剣岳のおまけ付き 〜
- GPS
- 30:50
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 2,599m
- 下り
- 2,599m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 3:32
- 合計
- 12:56
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:17
一部、手修正を加えている箇所あり。
天候 | 1日目:晴れ のち ガス 2日目:高曇り のち 晴れ 2日目朝、手元の気温計で2℃、寒かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ナビに"ゲストハウス ヒルトップ"をセットして目指す。 中津川ICを降りた後は国道19号を北上。 コンビニは国道沿いに多数有り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口にポスト・用紙あり。 駒ヶ岳頂上山荘でテント泊、1人900円。 トイレ、水、込みのお値段。 水はトイレの水道で飲料可。 トイレは足踏み式の水洗、綺麗だった。 コガラ登山口〜七合目避難小屋 登り初め、林道を1時間近く歩く。 樹林帯、展望得られず、我慢して歩く。 道は歩きやすく、よく整備されている印象。 見晴台からは、御嶽、乗鞍、穂高連峰、眺望良し、テンション上がる。 七合目避難小屋〜木曽駒山頂 ここから岩がゴロゴロしてくる。 マーキング多数、迷うことはなさそう。 橋が掛けられた所あり、しっかりしている危険は無い。 八合目を過ぎ、見上げる玉ノ窪山荘は遠い、泣きが入る。 木曽駒山頂周辺 すんごい人、まるで街の中。 道票が分かりにくい? しばしキョロキョロすることも。 植生保護のロープがあり、歩く道は明瞭。 ガスった時は進路を気を付ける。 宝剣山荘〜宝剣岳〜極楽平 指導員の方が2人おられる。 下の方が、適正判断? 上の方が交通整備。 鎖場多数、鎖に頼らずとも通行可、ホールド多数。 突端の岩は意外とツルツルしている、手掛かりがない? 女性、子供のスタンスでは登るのが厳しそう。 宝剣岳から先の方が険しい。こちらも鎖が多数。 でも、そこまで高度感は感じなかった。 極楽平〜千畳敷〜八丁坂 極楽平からの下り、お話に夢中でこれと言った印象なし(汗) 千畳敷はすごい人、まるで街の中、売店は特にすごい。 八丁坂方面、多様な人がおられる。せめてスニーカーでと思う。 無理な追い越しをしない、落石注意。 木曽駒山頂〜茶臼山 人は少ない、気持ちのいい稜線歩き。 ピンクテープ多数、迷うことは無さそうだが、ガスった時は要注意。 ハイマツ帯、タイツに穴が開かないかとヒヤヒヤする。 将棋頭山へ向かうと、西駒山荘には立ち寄れない。 後から気付くが、今回歩いた稜線コースは冬道らしい。 行者岩への登り返しが辛い、泣きが入る。 茶臼山〜正沢川渡渉地点 とりあえず下る。雨の日はスリップ注意。 五合目まで土の上を歩く、これが膝には助かる。 ピンクテープ多数、視線から切れることがない。 倒木は切断されているなど、よく整備されている。 七合目〜六号目、五合目以降、特に辛かった印象。 正沢川渡渉 以前の橋は流され使用不可。 今は少しだけ上流に丸太橋が設置されている。 歩いてみると、見た目以上にしっかりしている。 この1週間、雨は降ってないはずだけど、結構な水量。 |
その他周辺情報 | 木曽温泉 せせらぎの四季 大人:700円 http://www.kiso-spa.com/ 御嶽山からの下山者も利用されていた。 カレーショップ ロッキー http://tabelog.com/nagano/A2007/A200702/20005913/ 下調べなし、ナビで導かれるまま立ち寄る。 とっても美味しい、お婆ちゃんが素敵、また行きたい。 |
写真
感想
木曽駒ヶ岳を、ロープウェイを使わずに登ってきた。
日帰りする体力はない。でも、どっぷり満喫したい。
一昨年、計画倒れになっていた、木曽側から周回するコースを選んだ。
旧木曽駒高原スキー場から、福島B → 山頂 → 茶臼山 と周回する。
昨年流された吊り橋の状況を確認する為、事前に木曽町役場観光課に電話した。
聞くと、最近になって丸太橋が掛けられたとのこと。これでひと安心。
この1週間、雨は降っていないようだし、最悪、サンダルに履き変え渡渉しよう。
で、スタートする。
今回も変わらず、登りは苦手、下りも苦手、得意なのは早起きだけ。
いそいそと身支度を整え、朝5時過ぎ、出発した。
日帰りでピストンや周回、小屋泊で周回する人、などなど次々と道を譲った。
見上げる空は抜けるように青い、山頂も見えている。
早くおいでと言われてるように感じる・・・でも、8合目、足が止まる。
玉ノ窪山荘までが遠い、きつい、もう無理、何度も立ち止まった。
そうこうしてるとガスが掛かり、視界は閉ざされてしまった。
えっちらおっちら、山頂へ着くと、そこには写真待ちの行列、ビックリ!!
今まで静かに登っていたのがウソのよう、呆気にとられ、しばし立ち尽くす。
記念写真に興味はなく、テント場へ急ぐ。が、道を間違える(泣)
今日もシャン1、縦長のテント、張る場所を選ぶ、快適に寝たい。
上から見た時は空きがありそうだったけど・・・やばい、張れない!?
自分の足で7歩だ、必要な長さは足りているか? 場所を確認しながらウロウロする。
やばいょやばいょ、頭の中に出川哲郎、1人焦っていると、つまずいて、派手にコケた。。。
顔が熱い、赤面しているのが分かる。深呼吸する。コケた場所の目の前だった、張れそうだ。
テントを張り終え、靴を脱ぎ、ゴロンとして足を伸ばす。
「あぁ〜疲れた。」独り言をこぼす、至福の時。
ガスってるしな、おまけに寒い。このまま昼寝・・・は、やっぱ勿体ないか。
貧乏根性が騒ぎ出す。頂上小屋は常温コーラ350円。自販機の方が安いよね?
そんなことを考え、ひとまず千畳敷を目指す。
すれ違う人の数がすごい。挨拶しても返ってこない・・・まぁいいか。
頭の中は自販機、黙々と歩いていくとガスが切れ、宝剣が目の前に現れた。
頭の中から自販機は消え、スルスル〜と、自然に足が宝剣に向かう。
行列はできていない。少しの待ちはあったけど、我慢できる範囲だ。
指導員の人はずっと同じ場所、じっとしたまま、寒いだろうな・・・ありがとう。
写真を撮っていると、私はいいから早く登って。と怒られた・・・すみません。
小学生かな? 家族で来てた可愛い女の子にカメラをたくし、先端に登る。
これ、嫁さんが見たら怒るだろうな・・・意外と頭の中は冷静だった。
眼下には千畳敷。でも、後がつかえてる。のんびりはしていられない。
ご家族にお礼を言い、せっかくだしと、極楽平へ抜けることにした。
ここからは、ただただ、楽しい!!
極楽平から、千畳敷へ下る。
埼玉から日帰りのお兄さんと一緒になり、話し込む。
この日のロープウェイ、登り3時間、下り3時間、だそうだ。
ひと山登れちゃうな。そんな話をしてると、あっという間に千畳敷に着いた。
上から見てはいたけど、すごい人だ。1日でいくら儲かるんだ?
ロープウェイのオーナーになりたいと思った。。。
自販機を探す・・・あった、200円!! やったぁー!!
が、コーラは売切れ・・・ショック。他に良さそうな炭酸飲料はない。
諦めきれず、人込みをかき分け駅の中に進むと、あったあった自販機だ。
ふと、寒いよなぁ〜と思いつつも、やっぱりコーラを購入する。
無性にカレーが食べたくなったけど、覗いた食堂も混んでる。
埼玉のお兄さんに別れを告げ、テント場へ戻ることにした。
16時を回っているのに、これから登る人が多いことにビックリする。
東京から来た女の子、高速バスで2時間半、ロープウェイで2時間半。
予定が狂っちゃった。とのこと、大変だ。千畳敷だからできる登山だなぁと・・・。
八丁平へ着き、女の子と別れ、別アングル撮影を・・・と、思いつきで伊那前岳へ。
一瞬ガスが切れ、白山で味を占めたパノラマ撮影などなど、1人しばし楽しむ。
汗冷えしちゃうし・・・とノロノロ歩いていると、レストラン閉店の放送が聞こえる。
あら、もうこんな時間? ヘッデンあるし、とのんびり構えてたけど、さすがに急がなくちゃ。
没後、なんとかヘッデン灯さずに帰着、初日の行程は無事に終了。
夜は寒かった。
目を覚ます度に外を見るけど、ガスってる感じ。
せっかく三脚も担いできたのにな・・・と、ふて寝。
目覚ましで起きたのが3時半、朝飯食べて、撤収して。
朝早くから申し訳ないと思いながらも、4時半頃、出発する。
山頂へ行くと、既に結構な人がいる。
ではではと先に進み、1人ポツンとご来光を迎える。
写真は難しいね、どうやったら綺麗な写真が撮れるんだろ・・・落ち込む。
ここから稜線歩き、出会う人は少ない、マイペースに歩く。
左には御嶽、乗鞍、北アが見え、右には南ア、八ヶ岳、頭だけ富士。
さすが中央アルプス、グルッと見渡す景色に溜め息が出る。雲海もいいね。
振り返れば、歩いてきた稜線が見え、今日下ってしまうのが惜しくなる。
聖職の碑に手を合わせ、将棋頭を踏み、行者岩への登り返しに泣きが入る。
次はリニューアルした西駒山荘に立ち寄ろう、茶臼山からは見える山々に別れを告げた。
もっとゆっくりしようか・・・でも、渋滞が気になるのよね。。。
で、いよいよ下山に取り掛かる。一気に下る。踏ん張りが効かない。転びそうになる。
九十九折れにどこまでも、ほんと、一気の下りだった。これを登る人はすごい。
茶臼コース、前情報より、ずっと整備されている印象。
ピンクテープが視線から消えることはなかった。
何個あるんだろ、誰か数えてくれないかな・・・。
五合目からの下りに心が折れる。それでも下っていくと、沢の音が聞こえる。
ん? 結構な音量だぞ、大丈夫と思いながらも、少し心配になってくる。
沢の直前で分岐、明瞭な方へ進むと、流された橋に出た。
これは渡れない・・・ふと、上流に丸太橋が見えた、これだな。
先ほどの分岐まで戻り、出来立てホヤホヤ感の道を進むと、丸太橋に出た。
ありがたい、見た目以上にしっかりしている、恐怖感はない。
沢の水は冷たく気持ちよかった。サンダルで渡っても良かったかな?
後は駐車場までトボトボ歩くだけ、ようやく気持ちにも余裕が出てきた。
12時ジャスト、車まで戻ってきた。
靴を脱ぐ。タイツを脱ぐ。スネ毛が解放され喜ぶ。足に感じる風が心地良い。
車を走らせ温泉へ。汗を流し、食堂を覗くも、やっぱりカレーが食べたい。
ナビで検索する。「 カレーショップ ロッキー 」大丈夫だろうか、とりあえず行ってみる。
客はいない、出てきたのは腰の曲がったお婆ちゃん。失敗した。そう思った。
ここまで来たら後に引けない。とりあえず、ビーフカレーを頼む。
撮った写真を見ながら待っていると、カレーが出てきた。
ん? めっちゃ美味しそうだ。サラダも付いてる。しかも梨付き。
カレーを食べる。うまい、うま〜い!! 顔がほころぶ。
お婆ちゃんに美味しいと伝える。お婆ちゃんも嬉しそうに笑ってくれた。
木曽駒に登ってきたことを話す。そこから、いろんな話をした。
コーヒーまでサービスして頂いた。また来ます。お婆ちゃんと約束した。
帰りは八日市でICを降りるも、大きな渋滞にハマることなく帰宅。
先週に引き続き、今回も充実の二日間になった。
二日間、たくさんの方と楽しいお話、楽しい時間を過ごさせて頂いた。
普段は初対面の方に話し掛けるなんてないのにね、なんでだろ、山って不思議。
それも魅力の一つなのかな、やっぱり山はやめられないよね・・・。
コメント
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連休の混雑とは無縁? の素晴らしい周回ルートを歩かれたんですね
私は残雪期に下から登ろうとして将棋頭山手前まででした
テン場の賑わいもさすがに連休の風景ですね
下から登ったnobchiさん、内心ちょっと胸を張っていたでしょう
下から登りたい
monsieurさん、ありがとうございます!!
足は張っていましたが、胸は張れませんでした
さすがに無縁・・・ではなかったですが、
素晴らしいルートに間違いありませんでした
残雪期に登ろうってのがスゴイですね
千畳敷を外すと、中ア、静かでとっても良さそうです
空木まで歩いてみたい・・・monsieurさんのレコ、読み返そう(笑)
>下から登りたい
ドMですね。と言われますよ(笑)
2年越しの宿題完了ですね
仙丈からの帰り、
千畳敷駅のあかりをみながら、
「フライパン、今木曽駒に居るはず」ってハーに言うと、
「ふーん(それがどうしたん)」って感じでしたわ
tomokikiさん、はい、完了しました
抜け駆けしてすみません
とてもいいコースでした、是非歩かれて下さい
「ふーん」で済まされちゃいましたか・・・
こりゃ、またご一緒しないといけませんね。
もちろん、お椀を持参するようにします(笑)
おっと!山、完全復活ですか!
YPかなり溜まってるやろうからね〜
てか、やっぱ、nobuchiレコ、ええわ〜
おばあちゃんのカレーは絶対に行かなあかんと思いましたよ
senrakuyaは北八に行っても比良に行ってもレコサボりorz
でも、コメントはするで〜
senrakuyaさん、山には復帰したつもりです
が、体力の方はまだまだ復活してませ〜ん
YPが溜まったおかげなのか、気持ちに変化があったのか、
怖いぐらいに行ってこいこいと言ってもらってます。
悪い兆候でなければ良いのですが・・・
おばあちゃんのカレー、めちゃウマです!!
是非、木曽へ行かれた際はお立ち寄り下さい
次は御嶽の帰りに寄ろう、そんな妄想中です。。。
北八、良いですね!! 比良も歩きやすい季節になってきました
ブログも山ネタは控えめ・・・レコ、書いて下さいね
nobuchiさん コメントおそくてごめんね
コーラを求めて、千畳敷までおつかれさまでした。
もう何ぼでも歩けそうな感じになってきてますね。
宝剣、聖職の碑、周回コース、フルコースに脱帽です
churaさん、いえいえ、いつも早朝にありがとうございます
コーラより季節は既にホット○○ですね
150円ケチって、お腹下して何をしているのやら・・・です
何ぼでも歩けません、実態は、かなりヨレヨレです
今週は山休み 継続して歩かないとダメですねぇ。。。
来週、台風の影響でなけりゃいいんですが
nobuchiさん、はじめまして。突然オジャマします<(_ _)>
1日遅れで同じ周回コースを回りました。本当に良いコースでしたね。おまけに私は2日目が連休明けだったので、本当に静かな山を満喫できました。
それにしてもテント設営後も元気に宝剣・千畳敷・伊那前岳を回ってくるとは素晴らしいスタミナです(私は設営後は呑んで昼寝というテイタラク)。
正沢川の渡渉部分、私も同じようにまずは直進して崩落した橋を見、その少し上流にある仮設橋を見つけ、そこへ行くために来た道を戻って、急造で刈り払われた道を進んで仮設の橋を渡りました。読んでて同じルートを歩いているので、いろんな描写や見えるものがすごく解りますね。
kazさん、はじめまして。
ご訪問、ありがとうございます
山頂の喧騒、まるで別の山にトリップでもしたのかと・・・。
ハイライトは2日目、静かな稜線は最高でしたね
すれ違う人も少なく、ず〜っと、1人ニヤニヤしていました(笑)
テント設営後は、ただの貧乏症です
あと、いちお、僕は下見と言う任務を背負ってますので・・・
kazさんのレコ、お邪魔させて頂きます
復帰後、スゴいっすね
南ア、白山、中ア…どれもロングだし…
木曽駒…
来年辺り、空木へ縦走したいなぁ…あっ、ロープーウェイ乗ってね
靴を脱いだ時の開放感、タマランすよね
北アの時は我が家は横尾で幸せになれます
utaotoさん、ロングって・・・。
utaotoファミリーにしたら、ショートでしょ!?
去年歩けなかった分、自分の歩ける範囲でどっぷり浸かりたいなぁ・・・と。
さすがに、いきなり空木へ向かう気力はありませんでした
でも、ロープウェイ、3時間待ちですよ・・・
靴を脱いだ時と、タイツを脱いだ時でしょうか?
スネ毛が外気に触れ、スーッと心地よく、生き返りますね
林道はサンダル歩行、一度試してみま〜す
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