北横岳スノトレ(北八ヶ岳RW山頂駅in/out) ※本年4回目
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- GPS
- 02:38
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 260m
- 下り
- 256m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
後続車を追い抜かせるため坂道途中で停まったら、スタッドレスタイヤが空転して動けなくなり、最後はJAFのお世話になりました。「坂道では絶対に止まらない!」よい教訓となりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイ山頂駅〜北横岳(南峰・北峰)間は、無数のトレースに踏み固められ、どんなスノーデバイスでも通行可能。私の肌感では、「アイゼン5、チェーンスパイク2、ワカン2、スノーシュー1」といった感じか。(自分たち2名はワカン) |
その他周辺情報 | 小斉の湯(JAF割▲100円適用で600円)で日帰り入浴。露天風呂と、身体を洗える内風呂は離れており、移動には着衣が必要! |
写真
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感想
夏山は北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、丹沢などを踏破してきた会社仲間のヤマトモさん。機会がなく雪山へは未挑戦だったようですが、興味はあり、一人では怖いので同行してほしいと請われ、二つ返事で了承!まずは会社帰りに一緒にmont-bellへ立ち寄り、スノーデバイス一式を色々と取り揃えてもらい、ついに雪山デビューへ誘うことになりました〜!
第一希望は安達太良山(2019年3月の冬季に挑戦するも悪天で撤退経験あり)でしたが、荒天予報のため見送り、好天が見込める雪山デビューにふさわしい、北ヤツの北横岳を目指すことにします!
5時半頃に新宿駅でピックアップしてもらい、中央道経由で向かい、8時半過ぎに山麓駅へ到着し、9時のロープウェイ一便で標高を稼ぎ、前夜降った新雪ふかふかのトレイルを先導する計画でした〜!が、ちょっとした親切心より、スタッドレスのFR車が坂道で予期せずスタックしてしまい、助手席にいた私の初動対応も悪く、結局JAFのお世話になる羽目に。かれこれ山麓駅到着が2時間ほど遅れ、その間に青空がいなくなってしまいました・・・。でも、こうした経験は次の冬季雪道ドライブに活きるので、失敗は成功の元として、よい教訓にしたいと思います。
北八ヶ岳ロープウェイはスキー場(ピラタス蓼科スノーリゾート)なので、スキー・スノボ客、登山客が入り混じり、11時前だと言うのにチケット売り場も乗車場も大行列。改めてその人気の高さを思い知ります!トイレを済まし、コンビニで買いそびれたペットボトルを調達し、ソロなら絶対に乗らない文明の利器、ロープウェイで一気に標高差466mを楽々上っていきます。
山頂駅から外に出ると、いきなり一面銀世界の坪庭で、好天なら南アルプスや中央アルプスがドーンと見える絶景が広がってます。12時前でもこれから登る登山者が数多く、皆さん思い思いのスノーデバイスを装着していました。ヤマトモと私はワカンを装着し、青空がなく、若干風も強く寒いですが、いざ出陣です!
ちょいちょいヤマトモのペースを気にしながら、トレースで縦横無尽に踏み固められた登山道を先導し、登っていきます。正直、登りならつぼ足で大丈夫な位、安定した道でしたねー。ヤマトモが買ったmont-bellのワカンは、前爪もあるので、私のように横爪2本しかない単純ワカンよりも安定感がありそうでした。坪庭がちょいちょい見えるコースなので、青空の下、遠望が利いたらさぞかし快適なスノーハイクになること請け合いですねー。
途中で後続者に追い抜いてもらったり、ゆっくり目のペースで進んだつもりですが、登り始めて40分強、コースタイム(60分)より速く、北横岳ヒュッテへ到達です。元々は山頂でカップラと思っていましたが、下山者に聞くと山頂は強風で食べるのは厳しいと伺い、復路のヒュッテ外で食べる決意をし、ほどなく山頂方面へ向かてリスタート!
ヒュッテから10数分で最初のピーク、北横岳南峰(2472m)へ登頂しますが、眺望なく寒いので足早に通過し、最高点の北峰を目指します。南峰から数分、スタートから約1時間で北横岳北峰(2480m)へ達し、私自身も初登頂となります。眼前に見えるはずの蓼科山さえ見えないあいにくの陽気でしたが、眼下の茅野市はスッキリ見えてましたー。全然眺望がない気候の下、13時を過ぎてますが、南峰も北峰も、次から次へと登山者が押し寄せ、北横岳の冬季人気ぶりを改めて思い知ります。
下山開始から10分ほどで再び北横岳ヒュッテへ。ヒュッテ内には立ち入ることなく、屋外のベンチをお借りし、山専ボトルからお湯を注ぎ、カップラーメンを頂きます。やはり雪山で食すカップラは地上比5割増しのうまさですねー。いちご味のシュークリームも絶品でしたね♪。
本当は、ヤマトモには、ここで敢えてアイゼンに装換してもらい、アイゼン歩行の練習もしてもらおうと思っていましたが、食後は再び手先が切れるように痛く、気持ち的に装換する気になれず、そのままワカンで下山することに。寒空でのアイゼン脱着や、キックステップ、ガニ股歩行などは、次回の課題として先送りしました〜!
皆に踏み固められた雪道の下山は、膝に優しい楽ちんロードで、ヒュッテから30分強、北横岳山頂からも40分強で下山完了!山頂駅から北横岳ピストン、往復1時間45分ほどで、コースタイム(2時間10分)より速く登り下りできました〜。きっと雪山デビューとなったヤマトモの自信にもつながったのでは!
ヤマトモは初ワカンの脱着もスムーズで、往路(登り)も復路(下り)も、危なげなく通行でき、何よりでしたー。雪道歩きは、自転車やスキーと同じで、身体で覚えるしかなく、一度覚えると忘れないと思うので、雪山歩行は訓練あるのみですねー。来月再び、安達太良山を見据えつつ、改めてどこか初級者向けの雪山へお連れしたいと思います。
下山後に山頂部が晴れてくるのは、恒例の「山あるある」ですが、氷結した蓼科湖越しに南北八ヶ岳All Starsが、青空の下でドーンと見えたのは収穫でした!そして、蓼科三室温泉の泉質もグッドで、よかったです。同じヤマトモをお連れしての、次回雪山訓練は、来月吉日となる予定です。乞うご期待。
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